古青江の延次は、刃長二尺三寸二分の在銘太刀一口によって知られ、昭和九年十二月二十日に重要美術品に認定されている。この銘には複数の刀工があり、説明は「延次は銘鑑では鎌倉時代初期より同銘数工存在するが、この作は、鎌倉時代中期、文永(一二六四〜七四)頃と伝えられるものに該当するであろう」と本作を位置づける。
姿は「細身小切先のよい姿である」とされる。鍛えは「鍛え小板目約み、地沸細かにつき、映りごころがある」、刃文は「刃文匂出来多少小沸づいた直刃に小足入る」と記される。
認定時の所有者は東京の近衛文麿、現在の所有者は京都の陽明文庫であり、「光山押形」「今村押形」「新旧版日本刀講座」「日本刀随感」などに所載される。この一口が現在の記録のすべてであり、この延次を鎌倉時代中期の文永頃に定めている。