青江

Tokuju
19, 43
備中伝法備前伝コードNS-Aoe

1100–1500

国宝4
重要文化財39
重要美術品59
御物11
特別重要刀剣75
重要刀剣430
618指定品総数
97名工数
55%在銘 55%
59%名工帰属 59%
20現在の出品
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時期区分

流派の歴史における様式の時期区分

概要

青江派は備中国に興った刀工集団で、承安頃の安次を祖と伝え、高梁川下流域の子位荘・万寿荘を拠点に平安時代末期から南北朝時代後期に至るまで大いに繁栄した。十一世紀初頭の往来物『新猿楽記』が諸国の名産物として「備中ノ刀」を挙げていることは夙に知られ、その高い評価を受け継ぐ刀工群として歴史に名を刻む。鎌倉時代中期頃までのものを特に古青江と称し、それ以降南北朝期にかけてのものを青江と汎称して大別される。南北朝期には次直・次吉・守次・直次等の良工が輩出し、一派の技量は頂点に達した。

作風は時代によって明確な変遷を示す。古青江は小沸出来で匂口のやや沈んだ直刃仕立てに小乱れを交えたものが多く、鍛えには杢目が目立ってやや肌立ち、いわゆる縮緬肌状の肌合となり、地斑の交じるものが多い。同時代の備前物に比すると幾分地味で渋い味わいを醸す点に独自の風趣がある。鎌倉時代後期になると沸づきが穏やかとなり、さらに南北朝期に至ると匂口が締まり、明るく冴えた直刃、或いは延文頃に完成された特色ある逆丁子乱れの二様を見せるようになる。この期の他国の刀工が相州伝の影響を受けて沸出来をあらわしているのに対し、匂出来である点が興味深い。地鉄は小板目に小杢目を交えてよくつみ、地沸が微塵に厚くつき、地景が細かに入り、地斑状の肌合や乱れ映りが立ち、刃寄りには二重三重の筋状の映りを形成していわゆる段映りの態を見せるなど、鍛えに独特の景色を呈する。刃文は直刃を基調に小互の目・小丁子・角がかった刃などが交じり、足・逆足・葉がよく入り、匂口が締まって明るく冴え、帽子は突き上げて尖りごころとなり、やや長く返るものが多い。

青江派は地刃共に明るく冴え渡る精美な出来口をもって知られ、指定品には「同派極めの中でも出色の出来映え」「青江極めの白眉」と称される逸品が少なくない。縮緬肌に地斑と映りが交錯する鍛えの妙味、匂口の締まった冴えやかな直刃、そして逆がかった刃に飛焼が火焔の如く乱れる華やかな作域に至るまで、備中鍛冶の伝統を脈々と受け継ぐ一派の技と風格が遺憾なく示されている。

指定

618 指定 · 97 名工数

指定の位置づけ

重み付け指定指数 0.91(指定 662 点)

流派中 上位7%

2026/6/17 時点

伝来

伝来記録のある作品 127 点

伝来の位置づけ

伝来指数 4.33(伝来 127 点)

流派中 上位6%

主要工

上位指定の希少度で順位付け

  1. 1.次直1345-135027
    流派内 4.4%
  2. 2.康次1211-121311
    流派内 1.8%
  3. 3.直次1345-135015
    流派内 2.4%
  4. 4.恒次1207-121113
    流派内 2.1%
  5. 5.包次1211-12139
    流派内 1.5%
  6. 6.吉次1326-132917
    流派内 2.8%
  7. 7.助次1261-126415
    流派内 2.4%
  8. 8.守次1356-13619
    流派内 1.5%
  9. 9.正恒1213-121916
    流派内 2.6%
  10. 10.爲次1243-12476
    流派内 1%

現在の出品