元号上、元徳年紀は三年迄となっていますが、本太刀には元徳四年の年紀が切られている珍品でございます。 これは当時、都に於いて改元を報せる通達が、地方には直ぐに行き届かず、備中の青江鍛冶が改元されたのを知らずに、未だ元徳であると思い込んで作刀に勤しんだ歴史事実を物語るものであり、故に本太刀は資料的価値も非常に高い一刀で、更にはこれまで売りに出たことがない完全なるうぶ品でございます。 巷の重要指定刀によく見かけられる、駆け出した焼刃や帽子の繕い、肌の疵を隠すと言った修復研磨は一切されておりません。(一箇所古い時代の埋鉄を除く) 整形手術を繰り返された人造美人とは異なり、生まれながらの姿を堂々と見せる、湯上り美人のような本刀は、下から先までしっかりと焼刃があり、健全さを誇る非常に稀で大変貴重な名刀です。 ※本太刀は某資産家からの委託品です。売り急ぎは致しておらず、所有者もしっかりと本太刀の価値を認める方にのみお譲りしたいとの意向ですので、低価でのお問い合わせはご遠慮ください。 各種クレジットカード、ショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。
十一世紀初頭の往来物『新猿楽記』は、諸国の名産物を列記する中に「備中ノ刀」を挙げている。 これより二世紀の後、その高い評価を受 け継ぐ青江派の刀工が登場し、高梁川下流域を中心に繁栄した。彼らのうち鎌倉時代中期頃までのものを古青江、それ以降南北朝期にかけての ものを青江と汎称し大別している。その作風は、古青江には小沸出来で匂口のやや沈んだ直刃仕立てに小乱れを交えたものが多く、鎌倉時代末 期になると沸づきが穏やかとなり、さらに南北朝期のものは、匂口が締まり、明るく冴えた直刃や特色ある逆丁子乱れを見せるようになる。 左兵衛尉直次は、銘鑑にその活躍期を嘉暦頃とし、嘉暦以降、元徳・正慶・建武の年紀を挙げており、 吉次らと共に、鎌倉時代末期から南北 朝期にかけて同派を代表する刀工の一人である。 この太刀は、小板目に小杢目が交じる鍛えに、地沸が微塵につき、地景が細かに入り、地斑調の肌合が交じり、淡く映りが立ち、刃文は細直 刃が極く浅くのたれ、小互の目ごころが交じり、小足が入り、匂勝ちに部分的に小沸がよくつくなど、同期・同派の特色をよくあらわしている。 梵字の彫刻は後補かとも思われるが、とりわけ細かに砂流しがかかり、焼頭に沿って打のけや湯走りが入るなど刃縁の景色が味わい深く、 元先 に幅差がつき、反り高く腰反りがついて小鋒に結んだ姿と合わせて、典雅な一作となっている。加えて佩表に併記された「左兵衛尉」の任官銘 および元徳二年紀は、同作中でも貴重な資料である。
在銘 · Aoe · 貞和 · 長さ 73.8cm · 反り 1.95cm























十一世紀初頭の往来物『新猿楽記』は、諸国の名産物を列記する中に「備中ノ刀」を挙げている。 これより二世紀の後、その高い評価を受 け継ぐ青江派の刀工が登場し、高梁川下流域を中心に繁栄した。彼らのうち鎌倉時代中期頃までのものを古青江、それ以降南北朝期にかけての ものを青江と汎称し大別している。その作風は、古青江には小沸出来で匂口のやや沈んだ直刃仕立てに小乱れを交えたものが多く、鎌倉時代末 期になると沸づきが穏やかとなり、さらに南北朝期のものは、匂口が締まり、明るく冴えた直刃や特色ある逆丁子乱れを見せるようになる。 左兵衛尉直次は、銘鑑にその活躍期を嘉暦頃とし、嘉暦以降、元徳・正慶・建武の年紀を挙げており、 吉次らと共に、鎌倉時代末期から南北 朝期にかけて同派を代表する刀工の一人である。 この太刀は、小板目に小杢目が交じる鍛えに、地沸が微塵につき、地景が細かに入り、地斑調の肌合が交じり、淡く映りが立ち、刃文は細直 刃が極く浅くのたれ、小互の目ごころが交じり、小足が入り、匂勝ちに部分的に小沸がよくつくなど、同期・同派の特色をよくあらわしている。 梵字の彫刻は後補かとも思われるが、とりわけ細かに砂流しがかかり、焼頭に沿って打のけや湯走りが入るなど刃縁の景色が味わい深く、 元先 に幅差がつき、反り高く腰反りがついて小鋒に結んだ姿と合わせて、典雅な一作となっている。加えて佩表に併記された「左兵衛尉」の任官銘 および元徳二年紀は、同作中でも貴重な資料である。
備前伝 · 備中
現在22点販売中
青江派は備中国に興った刀工集団で、承安頃の安次を祖と伝え、高梁川下流域の子位荘・万寿荘を拠点に平安時代末期から南北朝時代後期に至るまで大いに繁栄した。十一世紀初頭の往来物『新猿楽記』が諸国の名産物として「備中ノ刀」を挙げていることは夙に知られ、その高い評価を受け継ぐ刀工群として歴史に名を刻む。鎌倉時代中期頃までのものを特に古青江と称し、それ以降南北朝期にかけてのものを青江と汎称して大別される。南北朝期には次直・次吉・守次・直次等の良工が輩出し、一派の技量は頂点に達した。 作風は時代によって明確な変遷を示す。古青江は小沸出来で匂口のやや沈んだ直刃仕立てに小乱れを交えたものが多く、鍛えには杢目が目立ってやや肌立ち、いわゆる縮緬肌状の肌合となり、地斑の交じるものが多い。同時代の備前物に比すると幾分地味で渋い味わいを醸す点に独自の風趣がある。鎌倉時代後期になると沸づきが穏やかとなり、さらに南北朝期に至ると匂口が締まり、明るく冴えた直刃、或いは延文頃に完成された特色ある逆丁子乱れの二様を見せるようになる。この期の他国の刀工が相州伝の影響を受けて沸出来をあらわしているのに対し、匂出来である点が興味深い。地鉄は小板目に小杢目を交えてよくつみ、地沸が微塵に厚くつき、地景が細かに入り、地斑状の肌合や乱れ映りが立ち、刃寄りには二重三重の筋状の映りを形成していわゆる段映りの態を見せるなど、鍛えに独特の景色を呈する。刃文は直刃を基調に小互の目・小丁子・角がかった刃などが交じり、足・逆足・葉がよく入り、匂口が締まって明るく冴え、帽子は突き上げて尖りごころとなり、やや長く返るものが多い。 青江派は地刃共に明るく冴え渡る精美な出来口をもって知られ、指定品には「同派極めの中でも出色の出来映え」[[c:1]]「青江極めの白眉」と称される逸品が少なくない。縮緬肌に地斑と映りが交錯する鍛えの妙味、匂口の締まった冴えやかな直刃、そして逆がかった刃に飛焼が火焔の如く乱れる華やかな作域に至るまで、備中鍛冶の伝統を脈々と受け継ぐ一派の技と風格が遺憾なく示されている。
特別保存刀剣の中から、特に出来が優れ、国認定の重要美術品に準ずると判断された名品です。年に一度の重要刀剣審査で選ばれます。
極めて選別的で、日本に登録された約250万口の刀剣のうち、重要刀剣に達したものは12,307口(約203口に1口)にすぎません。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイトお求めになられた商品とは異なる商品をお届けしてしまった場合や、表記内容と現物とに大きな隔たりなどがあった場合を除き、基本的に返品はお受けいたしません。返品をご要望の場合は、商品到着後3日以内に御連絡の上ご返送下さい。
元号上、元徳年紀は三年迄となっていますが、本太刀には元徳四年の年紀が切られている珍品でございます。 これは当時、都に於いて改元を報せる通達が、地方には直ぐに行き届かず、備中の青江鍛冶が改元されたのを知らずに、未だ元徳であると思い込んで作刀に勤しんだ歴史事実を物語るものであり、故に本太刀は資料的価値も非常に高い一刀で、更にはこれまで売りに出たことがない完全なるうぶ品でございます。 巷の重要指定刀によく見かけられる、駆け出した焼刃や帽子の繕い、肌の疵を隠すと言った修復研磨は一切されておりません。(一箇所古い時代の埋鉄を除く) 整形手術を繰り返された人造美人とは異なり、生まれながらの姿を堂々と見せる、湯上り美人のような本刀は、下から先までしっかりと焼刃があり、健全さを誇る非常に稀で大変貴重な名刀です。 ※本太刀は某資産家からの委託品です。売り急ぎは致しておらず、所有者もしっかりと本太刀の価値を認める方にのみお譲りしたいとの意向ですので、低価でのお問い合わせはご遠慮ください。 各種クレジットカード、ショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。
十一世紀初頭の往来物『新猿楽記』は、諸国の名産物を列記する中に「備中ノ刀」を挙げている。 これより二世紀の後、その高い評価を受 け継ぐ青江派の刀工が登場し、高梁川下流域を中心に繁栄した。彼らのうち鎌倉時代中期頃までのものを古青江、それ以降南北朝期にかけての ものを青江と汎称し大別している。その作風は、古青江には小沸出来で匂口のやや沈んだ直刃仕立てに小乱れを交えたものが多く、鎌倉時代末 期になると沸づきが穏やかとなり、さらに南北朝期のものは、匂口が締まり、明るく冴えた直刃や特色ある逆丁子乱れを見せるようになる。 左兵衛尉直次は、銘鑑にその活躍期を嘉暦頃とし、嘉暦以降、元徳・正慶・建武の年紀を挙げており、 吉次らと共に、鎌倉時代末期から南北 朝期にかけて同派を代表する刀工の一人である。 この太刀は、小板目に小杢目が交じる鍛えに、地沸が微塵につき、地景が細かに入り、地斑調の肌合が交じり、淡く映りが立ち、刃文は細直 刃が極く浅くのたれ、小互の目ごころが交じり、小足が入り、匂勝ちに部分的に小沸がよくつくなど、同期・同派の特色をよくあらわしている。 梵字の彫刻は後補かとも思われるが、とりわけ細かに砂流しがかかり、焼頭に沿って打のけや湯走りが入るなど刃縁の景色が味わい深く、 元先 に幅差がつき、反り高く腰反りがついて小鋒に結んだ姿と合わせて、典雅な一作となっている。加えて佩表に併記された「左兵衛尉」の任官銘 および元徳二年紀は、同作中でも貴重な資料である。
在銘 · Aoe · 貞和 · 長さ 73.8cm · 反り 1.95cm























十一世紀初頭の往来物『新猿楽記』は、諸国の名産物を列記する中に「備中ノ刀」を挙げている。 これより二世紀の後、その高い評価を受 け継ぐ青江派の刀工が登場し、高梁川下流域を中心に繁栄した。彼らのうち鎌倉時代中期頃までのものを古青江、それ以降南北朝期にかけての ものを青江と汎称し大別している。その作風は、古青江には小沸出来で匂口のやや沈んだ直刃仕立てに小乱れを交えたものが多く、鎌倉時代末 期になると沸づきが穏やかとなり、さらに南北朝期のものは、匂口が締まり、明るく冴えた直刃や特色ある逆丁子乱れを見せるようになる。 左兵衛尉直次は、銘鑑にその活躍期を嘉暦頃とし、嘉暦以降、元徳・正慶・建武の年紀を挙げており、 吉次らと共に、鎌倉時代末期から南北 朝期にかけて同派を代表する刀工の一人である。 この太刀は、小板目に小杢目が交じる鍛えに、地沸が微塵につき、地景が細かに入り、地斑調の肌合が交じり、淡く映りが立ち、刃文は細直 刃が極く浅くのたれ、小互の目ごころが交じり、小足が入り、匂勝ちに部分的に小沸がよくつくなど、同期・同派の特色をよくあらわしている。 梵字の彫刻は後補かとも思われるが、とりわけ細かに砂流しがかかり、焼頭に沿って打のけや湯走りが入るなど刃縁の景色が味わい深く、 元先 に幅差がつき、反り高く腰反りがついて小鋒に結んだ姿と合わせて、典雅な一作となっている。加えて佩表に併記された「左兵衛尉」の任官銘 および元徳二年紀は、同作中でも貴重な資料である。
備前伝 · 備中
現在22点販売中
青江派は備中国に興った刀工集団で、承安頃の安次を祖と伝え、高梁川下流域の子位荘・万寿荘を拠点に平安時代末期から南北朝時代後期に至るまで大いに繁栄した。十一世紀初頭の往来物『新猿楽記』が諸国の名産物として「備中ノ刀」を挙げていることは夙に知られ、その高い評価を受け継ぐ刀工群として歴史に名を刻む。鎌倉時代中期頃までのものを特に古青江と称し、それ以降南北朝期にかけてのものを青江と汎称して大別される。南北朝期には次直・次吉・守次・直次等の良工が輩出し、一派の技量は頂点に達した。 作風は時代によって明確な変遷を示す。古青江は小沸出来で匂口のやや沈んだ直刃仕立てに小乱れを交えたものが多く、鍛えには杢目が目立ってやや肌立ち、いわゆる縮緬肌状の肌合となり、地斑の交じるものが多い。同時代の備前物に比すると幾分地味で渋い味わいを醸す点に独自の風趣がある。鎌倉時代後期になると沸づきが穏やかとなり、さらに南北朝期に至ると匂口が締まり、明るく冴えた直刃、或いは延文頃に完成された特色ある逆丁子乱れの二様を見せるようになる。この期の他国の刀工が相州伝の影響を受けて沸出来をあらわしているのに対し、匂出来である点が興味深い。地鉄は小板目に小杢目を交えてよくつみ、地沸が微塵に厚くつき、地景が細かに入り、地斑状の肌合や乱れ映りが立ち、刃寄りには二重三重の筋状の映りを形成していわゆる段映りの態を見せるなど、鍛えに独特の景色を呈する。刃文は直刃を基調に小互の目・小丁子・角がかった刃などが交じり、足・逆足・葉がよく入り、匂口が締まって明るく冴え、帽子は突き上げて尖りごころとなり、やや長く返るものが多い。 青江派は地刃共に明るく冴え渡る精美な出来口をもって知られ、指定品には「同派極めの中でも出色の出来映え」[[c:1]]「青江極めの白眉」と称される逸品が少なくない。縮緬肌に地斑と映りが交錯する鍛えの妙味、匂口の締まった冴えやかな直刃、そして逆がかった刃に飛焼が火焔の如く乱れる華やかな作域に至るまで、備中鍛冶の伝統を脈々と受け継ぐ一派の技と風格が遺憾なく示されている。
特別保存刀剣の中から、特に出来が優れ、国認定の重要美術品に準ずると判断された名品です。年に一度の重要刀剣審査で選ばれます。
極めて選別的で、日本に登録された約250万口の刀剣のうち、重要刀剣に達したものは12,307口(約203口に1口)にすぎません。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイトお求めになられた商品とは異なる商品をお届けしてしまった場合や、表記内容と現物とに大きな隔たりなどがあった場合を除き、基本的に返品はお受けいたしません。返品をご要望の場合は、商品到着後3日以内に御連絡の上ご返送下さい。