作陽住中河勝継(花押) 流水鶺鴒図 中河勝継は、本姓を土肥と称し、先代勝正の養子となって家業を継ぎ、後に作州松平家の抱え工となりました。江戸にて安田報条に二年間師事し、彫金を学んでいます。 その子らには、正阿弥勝義、中河一勝、中河一滴といった名工が名を連ねます。 本作は、赤銅魚子地に流水と鶺鴒(せきれい)を精緻に彫り上げた逸品です。その彫口の妙は、高名な三人の息子たちにも比肩する見事な出来映えであり、勝継の現存作としても極めて稀少で資料的価値の高い一品です。 作陽住中河勝継(花押) 流水鶺鴒図



一匠
late Edo–Meiji (1828–1876)
在銘
特別保存 (NBTHK)
家彫 · Mimasaka / Yamashiro · 1828-1876頃
現在2点販売中
中川一匠(なかがわいちしょう)は、美作国津山藩(現在の岡山県津山市)の藩工、中川勝継(なかがわかつつぐ)の次男として生まれ、本名を中川勝実(なかがわかつざね)、通称を直二郎(なおじろう)という。二十一歳で京都に上り、後藤一乗(ごとういちじょう)に入門した。現存する年紀作から、二十五歳にして一乗より「一」の字を譲られ、「一勝(いちかつ)」と名乗ったことがわかる。安政年間に津山へ戻るが、結局中川家は末弟の勝敬(かつたか)が継いだ。万延元年に江戸へ戻り、翌々年の文久二年に「一匠」と改名。明治九年、四十八歳で没した。
一匠の作風は、師である後藤一乗の影響を強く受け、幕末から明治にかけて流行した合口式の短刀拵や腰刀拵、あるいは三所物などの刀装具にその技を遺している。作域は広く、赤銅魚子地、朧銀地、鉄地など多様な素材を用い、高彫、毛彫、片切彫といった彫技を駆使する。金、銀、素銅、緋色銅などを用いた色絵や象嵌も得意とし、特に平象嵌のうちでも淡い消し象嵌、砂子象嵌などを用いることで、雅な趣を表現している。小柄、笄、目貫などの意匠には、四季の草花や虫、風景などを題材としたものが多く、写実的でありながらも装飾性の高い作風が特徴である。
中川一匠は、後藤一乗門下の名工として知られ、その作品は「極めてていねい」と評される。特に、小柄、笄に「絹魚子と呼称される細やかな魚子」[[c:1]]を蒔き、流麗な高彫に金銀の色絵を施した作や、金無垢地に銀の置金色絵を施した目貫など、その繊細優美な出来映えは高く評価されている。また、自身で箱書を記し、製作地を明記するなど、作品に対する強いこだわりも窺える。幕末から明治にかけての刀装具の世界において、一乗派の作風を継承しつつ、独自の表現を追求した刀工として、その名を知られている。
一匠の位置づけを、日本刀全体および伝統・時代・時期ごとに示します。各位(随一・屈指・有数・著名)は、NBTHK および文化庁による指定に加え、三作や名物帳などの歴史的栄誉を加味したものです。
各項目を選ぶと評価方法が表示されます。
家彫 · Kyoto
時期区分: 後藤宗家· 1573–1900
現在32点販売中
保存刀剣のうち、出来が一層優れ、保存状態も良好と認められたものです。再刃や、室町・江戸期の多くの無銘作は対象外となり、保存刀剣より高い基準が課されます。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイト商品到着後7日以内にご連絡ください。その際の送料はお客様ご負担とさせていただきます。ご返金は、商品到着後お送りしたときと同じ状態であることを確認の上、翌日ご指定の口座にお振込みさせていただきます。
¥580,000
作陽住中河勝継(花押) 流水鶺鴒図 中河勝継は、本姓を土肥と称し、先代勝正の養子となって家業を継ぎ、後に作州松平家の抱え工となりました。江戸にて安田報条に二年間師事し、彫金を学んでいます。 その子らには、正阿弥勝義、中河一勝、中河一滴といった名工が名を連ねます。 本作は、赤銅魚子地に流水と鶺鴒(せきれい)を精緻に彫り上げた逸品です。その彫口の妙は、高名な三人の息子たちにも比肩する見事な出来映えであり、勝継の現存作としても極めて稀少で資料的価値の高い一品です。 作陽住中河勝継(花押) 流水鶺鴒図



一匠
late Edo–Meiji (1828–1876)
在銘
特別保存 (NBTHK)
家彫 · Mimasaka / Yamashiro · 1828-1876頃
現在2点販売中
中川一匠(なかがわいちしょう)は、美作国津山藩(現在の岡山県津山市)の藩工、中川勝継(なかがわかつつぐ)の次男として生まれ、本名を中川勝実(なかがわかつざね)、通称を直二郎(なおじろう)という。二十一歳で京都に上り、後藤一乗(ごとういちじょう)に入門した。現存する年紀作から、二十五歳にして一乗より「一」の字を譲られ、「一勝(いちかつ)」と名乗ったことがわかる。安政年間に津山へ戻るが、結局中川家は末弟の勝敬(かつたか)が継いだ。万延元年に江戸へ戻り、翌々年の文久二年に「一匠」と改名。明治九年、四十八歳で没した。
一匠の作風は、師である後藤一乗の影響を強く受け、幕末から明治にかけて流行した合口式の短刀拵や腰刀拵、あるいは三所物などの刀装具にその技を遺している。作域は広く、赤銅魚子地、朧銀地、鉄地など多様な素材を用い、高彫、毛彫、片切彫といった彫技を駆使する。金、銀、素銅、緋色銅などを用いた色絵や象嵌も得意とし、特に平象嵌のうちでも淡い消し象嵌、砂子象嵌などを用いることで、雅な趣を表現している。小柄、笄、目貫などの意匠には、四季の草花や虫、風景などを題材としたものが多く、写実的でありながらも装飾性の高い作風が特徴である。
中川一匠は、後藤一乗門下の名工として知られ、その作品は「極めてていねい」と評される。特に、小柄、笄に「絹魚子と呼称される細やかな魚子」[[c:1]]を蒔き、流麗な高彫に金銀の色絵を施した作や、金無垢地に銀の置金色絵を施した目貫など、その繊細優美な出来映えは高く評価されている。また、自身で箱書を記し、製作地を明記するなど、作品に対する強いこだわりも窺える。幕末から明治にかけての刀装具の世界において、一乗派の作風を継承しつつ、独自の表現を追求した刀工として、その名を知られている。
一匠の位置づけを、日本刀全体および伝統・時代・時期ごとに示します。各位(随一・屈指・有数・著名)は、NBTHK および文化庁による指定に加え、三作や名物帳などの歴史的栄誉を加味したものです。
各項目を選ぶと評価方法が表示されます。
家彫 · Kyoto
時期区分: 後藤宗家· 1573–1900
現在32点販売中
保存刀剣のうち、出来が一層優れ、保存状態も良好と認められたものです。再刃や、室町・江戸期の多くの無銘作は対象外となり、保存刀剣より高い基準が課されます。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイト商品到着後7日以内にご連絡ください。その際の送料はお客様ご負担とさせていただきます。ご返金は、商品到着後お送りしたときと同じ状態であることを確認の上、翌日ご指定の口座にお振込みさせていただきます。
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