赤銅波地 高彫 蕨手金 重要図譜 「大振りの笄で、図柄も大きく雄大な波地に、舟二艘を配して力強い。彫が高く大振りで谷も低い。室町末期の後藤の作で、作者を誰と決定し難いまでも、時代と系統には異論がない。古来こうした作域のものを古後藤と呼ぶ。 これもその優作の一つである。」 古後藤とは、祐乗、宗乗、乗真らの室町期の後藤の作を言い、上三代の誰であるかと極められない作を古後藤と言い伝えています。初代祐乗は将軍足利義政に仕え、その子宗乗も父祐乗の鏨法を継ぎ足利家に金工師として仕え、三代乗真は永正九年に京都に生まれ、宗家を継ぎ、足利十三代、十四代に彫金と政務を兼ねて側近として仕えています。 そして、後藤家は明治に至るまで四百年間に亘り、彫金、政務両面で重要な地位を継承、担うことになります。 上三代に見る古後藤の特色は、何といっても材質の良さです。赤銅は金質多く黒々とし、烏の濡れ羽色と称され、袋着せの金は厚く、大ぶりな笄、小柄はずっしりとした重量を感じさせます。上三代は無銘であるため、その誰かとは極めがたく、後代の極め銘や折紙、名家の伝来文書等で、誰の作であるかを現代にも極めとして伝えています。 この笄も大振りで重量感があり、肩の部分から耳かきまでの丸いカーブ、蕨手の形状などから古作であることが分かります。鏨あと鋭く、山高く、谷深く、往時の輸送手段として最も使われた廻船を大胆に力強く彫り込んでいます。 落とし桐箱入り 寒山箱書きあり 商品番号:VT-058 笄:舟図 第十九回重要刀装具指定品 価格: ¥1,500,000 (税込) 販売期間: 数量: 枚 在庫: ○ 在庫 ○ 返品についての詳細はこちら お買いものガイド 月刊コレクション情報 2026年9月号 (8/24発送) 会員の方のみご覧いただけます 月刊コレクション情報最新号の裏表紙に記載されているユーザー名とパスワードを入力して下さい。 見本誌請求(無料)はこちらから 最新情報をいち早くお届けいたします! 無題ドキュメント 刀剣・槍 販売品一覧 太刀 刀 脇差 短刀 薙刀・槍 刀装具 販売品一覧 鐔 小柄 目貫 縁頭 拵え 火縄銃 特別重要・重要刀剣一覧 特別保存刀剣一覧 保存刀剣一覧 売却済み商品 <ごあいさつ> コレクション情報のホームページをご覧いただきありがとうございます!営業本部長の小牧です。お目当ての刀のお探しや、加工・製作のご相談など、なんでもお気軽にご連絡下さい! (株)コレクション情報 〒500-8258岐阜県岐阜市西川手7丁目89TEL.058-274-1960FAX.058-273-7369 カレンダー ■今日 ■定休日 ■展示会 営業時間 9:00~18:00 FAX/メールは24時間受け付けております。 会社へお越しの際はご一報ください。 リンク 伊豆 伊東 浮山温泉 高級旅館
大振りの笄で、図柄も大きく雄大な波地に、舟二艘を配して力強い。彫が高く大振りで、谷も低い。室町末期の 後藤派の作で、作者を誰と決定し難いまでも、時代と系統には異論がない。古来こうした作域のものを古後藤と呼ぶ。 これもその優作の一つである。










古後藤派
mid Muromachi (c. 1440)
無銘
重要 #19 (NBTHK)
大振りの笄で、図柄も大きく雄大な波地に、舟二艘を配して力強い。彫が高く大振りで、谷も低い。室町末期の 後藤派の作で、作者を誰と決定し難いまでも、時代と系統には異論がない。古来こうした作域のものを古後藤と呼ぶ。 これもその優作の一つである。
家彫 · Kyoto
古後藤とは、室町時代の初代祐乗から桃山時代の五代徳乗に至るまでの後藤家作品のうち、個々の作者名を特定し得ないものを指す呼称である。後藤家は室町幕府御用を務めた金工の名家であり、祐乗以来、代々幕府の刀装具制作を独占した。古後藤の作品群は、後藤家確立期の様式的特徴を色濃く残しながらも、祐乗や宗乗、乗真といった歴代当主の個人様式とは微妙に異なる点を有するため、この呼称で区別される。古い時代における笄と目貫の揃いものや二所物は極めて少なく、古後藤極めの完存品は後藤家初期における制作実態を示す貴重な史料となっている。 技法的には赤銅魚子地を基調とし、高肉彫で意匠を豪快に立体的に表現する点に特色がある。金袋着色絵や金銀露象嵌、金うっとり色絵といった加飾技法を用いるが、後代の繊細な作風とは異なり、肉取が豊かで力強く、骨太な構成力を見せる。意匠は瓜、枇杷、柊、菊、鞭、馬具、双羊、韋駄天、瓢鮎図など多岐にわたり、文様風のものから絵画的表現まで幅広い。特に柊図や鯰図など厄除けや禅機画に由来する題材が目立ち、武家社会における象徴性と精神性を反映している。赤銅の漆黒の地色と金の色絵が時代を経て適度に剥落し、古色と雅味を湛えた独特の風情を生み出している。 古後藤の作品は、三代乗真の作風に近似するものが多いとされるが、耳掻きの首の立ち上がりや蕨手の処理、彫技の細部において微妙な差異が認められる。大振りで堂々とした姿や肉置の厚さは、主に室町期の打刀につけられた笄の特色であり、時代様式を如実に示している。保存状態の良好なものは、後藤家草創期における高い品格と確かな技術水準を今日に伝えており、後藤家が幕府御用として確立した様式の原点を知る上で欠くことのできない作品群である。竿の先が切られていない完全な形状を保つ笄は特に貴重とされ、後藤家伝来の掟物としての格式と伝統を窺わせる。 詳しく見る →
特別保存刀装具の中から、特に出来が優れ、美術工芸的価値が極めて高く、国認定の重要美術品に準ずると判断されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイト刀剣、刀装具、骨董等1点ものにつきましては、キャンセル待ちのお客様がおられる場合がございますので、ご返品のご連絡は商品到着後3日以内、ご返送は8日以内にお願いいたします。ご返金は商品ご返送到着後即日に致します。
¥1,500,000
赤銅波地 高彫 蕨手金 重要図譜 「大振りの笄で、図柄も大きく雄大な波地に、舟二艘を配して力強い。彫が高く大振りで谷も低い。室町末期の後藤の作で、作者を誰と決定し難いまでも、時代と系統には異論がない。古来こうした作域のものを古後藤と呼ぶ。 これもその優作の一つである。」 古後藤とは、祐乗、宗乗、乗真らの室町期の後藤の作を言い、上三代の誰であるかと極められない作を古後藤と言い伝えています。初代祐乗は将軍足利義政に仕え、その子宗乗も父祐乗の鏨法を継ぎ足利家に金工師として仕え、三代乗真は永正九年に京都に生まれ、宗家を継ぎ、足利十三代、十四代に彫金と政務を兼ねて側近として仕えています。 そして、後藤家は明治に至るまで四百年間に亘り、彫金、政務両面で重要な地位を継承、担うことになります。 上三代に見る古後藤の特色は、何といっても材質の良さです。赤銅は金質多く黒々とし、烏の濡れ羽色と称され、袋着せの金は厚く、大ぶりな笄、小柄はずっしりとした重量を感じさせます。上三代は無銘であるため、その誰かとは極めがたく、後代の極め銘や折紙、名家の伝来文書等で、誰の作であるかを現代にも極めとして伝えています。 この笄も大振りで重量感があり、肩の部分から耳かきまでの丸いカーブ、蕨手の形状などから古作であることが分かります。鏨あと鋭く、山高く、谷深く、往時の輸送手段として最も使われた廻船を大胆に力強く彫り込んでいます。 落とし桐箱入り 寒山箱書きあり 商品番号:VT-058 笄:舟図 第十九回重要刀装具指定品 価格: ¥1,500,000 (税込) 販売期間: 数量: 枚 在庫: ○ 在庫 ○ 返品についての詳細はこちら お買いものガイド 月刊コレクション情報 2026年9月号 (8/24発送) 会員の方のみご覧いただけます 月刊コレクション情報最新号の裏表紙に記載されているユーザー名とパスワードを入力して下さい。 見本誌請求(無料)はこちらから 最新情報をいち早くお届けいたします! 無題ドキュメント 刀剣・槍 販売品一覧 太刀 刀 脇差 短刀 薙刀・槍 刀装具 販売品一覧 鐔 小柄 目貫 縁頭 拵え 火縄銃 特別重要・重要刀剣一覧 特別保存刀剣一覧 保存刀剣一覧 売却済み商品 <ごあいさつ> コレクション情報のホームページをご覧いただきありがとうございます!営業本部長の小牧です。お目当ての刀のお探しや、加工・製作のご相談など、なんでもお気軽にご連絡下さい! (株)コレクション情報 〒500-8258岐阜県岐阜市西川手7丁目89TEL.058-274-1960FAX.058-273-7369 カレンダー ■今日 ■定休日 ■展示会 営業時間 9:00~18:00 FAX/メールは24時間受け付けております。 会社へお越しの際はご一報ください。 リンク 伊豆 伊東 浮山温泉 高級旅館
大振りの笄で、図柄も大きく雄大な波地に、舟二艘を配して力強い。彫が高く大振りで、谷も低い。室町末期の 後藤派の作で、作者を誰と決定し難いまでも、時代と系統には異論がない。古来こうした作域のものを古後藤と呼ぶ。 これもその優作の一つである。










古後藤派
mid Muromachi (c. 1440)
無銘
重要 #19 (NBTHK)
大振りの笄で、図柄も大きく雄大な波地に、舟二艘を配して力強い。彫が高く大振りで、谷も低い。室町末期の 後藤派の作で、作者を誰と決定し難いまでも、時代と系統には異論がない。古来こうした作域のものを古後藤と呼ぶ。 これもその優作の一つである。
家彫 · Kyoto
古後藤とは、室町時代の初代祐乗から桃山時代の五代徳乗に至るまでの後藤家作品のうち、個々の作者名を特定し得ないものを指す呼称である。後藤家は室町幕府御用を務めた金工の名家であり、祐乗以来、代々幕府の刀装具制作を独占した。古後藤の作品群は、後藤家確立期の様式的特徴を色濃く残しながらも、祐乗や宗乗、乗真といった歴代当主の個人様式とは微妙に異なる点を有するため、この呼称で区別される。古い時代における笄と目貫の揃いものや二所物は極めて少なく、古後藤極めの完存品は後藤家初期における制作実態を示す貴重な史料となっている。 技法的には赤銅魚子地を基調とし、高肉彫で意匠を豪快に立体的に表現する点に特色がある。金袋着色絵や金銀露象嵌、金うっとり色絵といった加飾技法を用いるが、後代の繊細な作風とは異なり、肉取が豊かで力強く、骨太な構成力を見せる。意匠は瓜、枇杷、柊、菊、鞭、馬具、双羊、韋駄天、瓢鮎図など多岐にわたり、文様風のものから絵画的表現まで幅広い。特に柊図や鯰図など厄除けや禅機画に由来する題材が目立ち、武家社会における象徴性と精神性を反映している。赤銅の漆黒の地色と金の色絵が時代を経て適度に剥落し、古色と雅味を湛えた独特の風情を生み出している。 古後藤の作品は、三代乗真の作風に近似するものが多いとされるが、耳掻きの首の立ち上がりや蕨手の処理、彫技の細部において微妙な差異が認められる。大振りで堂々とした姿や肉置の厚さは、主に室町期の打刀につけられた笄の特色であり、時代様式を如実に示している。保存状態の良好なものは、後藤家草創期における高い品格と確かな技術水準を今日に伝えており、後藤家が幕府御用として確立した様式の原点を知る上で欠くことのできない作品群である。竿の先が切られていない完全な形状を保つ笄は特に貴重とされ、後藤家伝来の掟物としての格式と伝統を窺わせる。 詳しく見る →
特別保存刀装具の中から、特に出来が優れ、美術工芸的価値が極めて高く、国認定の重要美術品に準ずると判断されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイト刀剣、刀装具、骨董等1点ものにつきましては、キャンセル待ちのお客様がおられる場合がございますので、ご返品のご連絡は商品到着後3日以内、ご返送は8日以内にお願いいたします。ご返金は商品ご返送到着後即日に致します。
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