一匠

Nakagawa Issho

Nakagawa Issho (Five Tigers of Ichijo)

重要
巻 32, 番 2024 · 鍔

評価作品10点

著名の金工
国Mimasaka / Yamashiro時代江戸〜明治(1828–1876)時代区分明治流派後藤>脇後藤>一乗派伝法家彫師匠後藤一乗得意分野kozuka, menuki, fuchi-kashira種別金工コードWGO051
10重要刀剣
2販売中

概要

中川一匠(なかがわいちしょう)は、美作国津山藩(現在の岡山県津山市)の藩工、中川勝継(なかがわかつつぐ)の次男として生まれ、本名を中川勝実(なかがわかつざね)、通称を直二郎(なおじろう)という。二十一歳で京都に上り、後藤一乗(ごとういちじょう)に入門した。現存する年紀作から、二十五歳にして一乗より「一」の字を譲られ、「一勝(いちかつ)」と名乗ったことがわかる。安政年間に津山へ戻るが、結局中川家は末弟の勝敬(かつたか)が継いだ。万延元年に江戸へ戻り、翌々年の文久二年に「一匠」と改名。明治九年、四十八歳で没した。

一匠の作風は、師である後藤一乗の影響を強く受け、幕末から明治にかけて流行した合口式の短刀拵や腰刀拵、あるいは三所物などの刀装具にその技を遺している。作域は広く、赤銅魚子地、朧銀地、鉄地など多様な素材を用い、高彫、毛彫、片切彫といった彫技を駆使する。金、銀、素銅、緋色銅などを用いた色絵や象嵌も得意とし、特に平象嵌のうちでも淡い消し象嵌、砂子象嵌などを用いることで、雅な趣を表現している。小柄、笄、目貫などの意匠には、四季の草花や虫、風景などを題材としたものが多く、写実的でありながらも装飾性の高い作風が特徴である。

中川一匠は、後藤一乗門下の名工として知られ、その作品は「極めてていねい」と評される。特に、小柄、笄に「絹魚子と呼称される細やかな魚子」を蒔き、流麗な高彫に金銀の色絵を施した作や、金無垢地に銀の置金色絵を施した目貫など、その繊細優美な出来映えは高く評価されている。また、自身で箱書を記し、製作地を明記するなど、作品に対する強いこだわりも窺える。幕末から明治にかけての刀装具の世界において、一乗派の作風を継承しつつ、独自の表現を追求した刀工として、その名を知られている。

歴史的重要度

一匠の位置づけを、日本刀全体および伝法・時代・時期ごとに示します。各区分(随一・屈指・有数・著名)は、NBTHK および文化庁による指定に加え、三作や名物帳などの歴史的栄誉を加味したものです。

随一
随一
屈指
屈指
有数
有数
著名
著名

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指定

国宝—
重要文化財—
重要美術品—
御物—
特別重要刀剣—
重要刀剣10

名工ランク

鑑定

作品種別

評価作品10点の分布

銘

評価作品10点の銘の種類

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系譜

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