見事な刃文が目を引く一振りです。 縁頭には瓢箪の図が施され、「石黒政常」の銘がございます。 小柄・小刀には蝶と獅子の意匠があしらわれた逸品です。 銘:無銘 長さ:452mm(1尺4寸9分) 反り:15mm 全長:730mm 元幅:26.4mm 先幅:19.4mm 元重:6.7mm 先重:4.9mm 刀身重量:403g 総重量:858g 海外送料:75ドル 日本から刀剣類を輸出する際、文化庁の輸出監査証明(輸出許可)の申請に約25日から60日ほどお時間をいただきます。繁忙期にはそれ以上の日数を要する場合もございますのでご了承ください。 刀剣の海外発送にあたり、いくつか留意事項がございます。詳細は下記をご確認ください。 利用規約 返金ポリシー


























石黒
江戸
在銘
町彫 · 武蔵
現在1点販売中
石黒政常は、柳川直政の門人である加藤直常に学んだと伝えられる。のちに柳川直政にも師事して独立開業し、直政の「政」と直常の「常」の各一字を組み合わせて政常と名乗ったという。石黒派の祖として位置づけられ、同家は明治まで代々栄えた。宝暦十年(1760年)に生まれ、通称は善蔵、のちに周助と改めた。日本橋の呉服町に住み、安永の頃の金工銘は是常といったとされるが、その作品は確認されていない。政常門下からは政美、政明をはじめ、是常、政英、政広など多くの上手が輩出している。雅号を東嶽子(のち東岳子)といい、還暦を迎えてからは「石黒斎寿命政常(花押)」と銘をきったという。文政十一年(1828年)に六十九歳で没した。
政常は文化文政の江戸文化を代表する金工の一人であり、柳川家の作風を脱し、花鳥図に工夫を凝らし独自の作風を確立した。その彫技は実直細密であり、仕上げの磨きも綺麗で気品があり、いかにもすっきりと仕上げている。石黒派の特色として、形のよさに加えて魚子地が整然としている点が挙げられる。意匠は花鳥を主題としたものが多く、空間を巧みに生かした構図は清澄な気韻に満ちている。赤銅魚子地を高彫とし、金、銀、朧銀、素銅、四分一、茶四分一、緋色銅など様々な色金を駆使した色絵を施す。特に金据文、置金、象嵌などの技法を駆使し、華麗な花鳥の世界を見事に展開している。作風は華麗典雅で、武士好みの勇猛さを内包するとも評される。晩年には家彫の構図を取り入れ、丁寧で細密な彫で格調高く仕上げた作品も見られる。
石黒政常の作は、石黒派の真骨頂を示す優品として高く評価されている。特に花鳥図を得意とし、写生風に表した作品は、構図に無理がなく、配色にも意を用いている。猛禽図も得意とし、鷹の端然とした姿を精緻な鏨使いで雄々しくかつ上品に彫り上げている。その作風は、写実的であるのみならず、大胆で少しもいじけた様子がないと評される。また、後藤家の這龍を写した目貫など、家彫を研究し我物とした作品も見られる。政常の作は、華麗さの中にも武士好みの勇猛さを内包しており、町彫の雄として豪華精巧に仕上げている点が特徴である。
政常の位置づけを、日本刀全体および伝統・時代・時期ごとに示します。各位(随一・屈指・有数・著名)は、NBTHK および文化庁による指定に加え、三作や名物帳などの歴史的栄誉を加味したものです。
各項目を選ぶと評価方法が表示されます。
町彫 · Edo
現在23点販売中
石黒派は、江戸時代後期に江戸で隆盛した町彫の一流派である。開祖の石黒政常は宝暦十年に生まれ、柳川直政の門人加藤直常に学び、のちに直政にも師事して独立した。両師の名から「政」と「常」の一字ずつを取って政常と名乗ったと伝えられる。日本橋の呉服町に住し、雅号を東嶽子(のち東岳子)といい、文政十一年に没した。その門下からは政美、政明をはじめ、是常、政英、政広ら多くの上手が輩出し、子の是常、政美の子で是常に学んだ是美らへと技が受け継がれて、同家は明治まで代々栄えた。横谷・柳川系列に連なりながらも、政常が柳川家の作風を脱し、花鳥図に独自の工夫を凝らして一派の作風を確立した点に、石黒派の起源がある。 石黒派の作風は、その時代の好尚を端的にあらわして成功しており、花鳥を主題とした濃艶な絵画的世界を高彫色絵で展開する点を一門共通の標識とする。多くは赤銅魚子地を高彫とし、金を主に銀、朧銀、素銅、四分一、茶四分一、緋色銅など多彩な色金を駆使した色絵を施す。なかでも緋色銅を効果的に用いるところが、政美をはじめ一門の上手達の見どころである。画題としては鳥を得意とし、鷹などの猛禽は初代政常以来のお家芸であり、孔雀は政美、雉子や錦鶏鳥は政明が得意とした。政常の彫は実直細密で磨きも綺麗に気品があり、空間を巧みに生かした清澄な気韻に満ちる。これを承けて政美は写実的な構図に細心の注意をはらい、裏面に空間を大きくとって流水を配するなど画面に奥行を計り、政常と双璧と称される政明は写生に徹した描写と一段と華やかな色絵を個性とした。是常は老梅の幹や猛禽の姿を力強く表現し、平肉を貶して遠近感を出す工夫を見せ、是美は緋色銅・銀・素銅を巧みに用いた色彩感覚に秀でた。華麗でありながら卑しさに陥らぬところに、一門に共通する技量の高さがある。 石黒派の作品は、町彫の雄として豪華精巧に仕上げた優品として高く評価されている。政常の作は華麗典雅のなかに武士好みの勇猛さを内包し、後藤家の家彫を研究して我物とした作も見られる。政美の作は緻密な彫技と豪華な彩色において本領を発揮した逸品とされ、政明の作は花鳥図を金工技術の限りを尽くして展開し、見る者に驚きを与える魅力をもつ。是常の作は壮厳華麗で堅実な彫法を示し、石黒派を研究する上で貴重な作とされ、是美の作は細緻な鏨法と豪華な色絵を見事に融合させた会心の作と評される。錦鶏鳥に見られる華麗さは当時流行の錦絵にも通じるものがあり、一門が日本人好みの花鳥図を高い品格をもって展開した点に、石黒派の独壇場たる所以がある。かくして石黒派は、横谷・柳川の古典を受け継ぎつつ、これを濃麗な絵画的世界へと昇華させた一流として、江戸金工史上に確固たる位置を占めている。
販売店の出品ページで鑑定書を確認できませんでした。日本刀および刀装具は通常、NBTHK(または NTHK)の鑑定を受けます。鑑定書がない場合、極めは販売店の見解にとどまり、第三者による確認は行われていません。ご購入前に販売店へ鑑定書の有無をお問い合わせのうえ、慎重にご判断ください。
Swords are non-returnable (blades cannot be re-imported to Japan). Insured shipping; damage/loss claims reported within 5 days of receipt. Cancellation fee 10% before shipment; not possible after shipment.
見事な刃文が目を引く一振りです。 縁頭には瓢箪の図が施され、「石黒政常」の銘がございます。 小柄・小刀には蝶と獅子の意匠があしらわれた逸品です。 銘:無銘 長さ:452mm(1尺4寸9分) 反り:15mm 全長:730mm 元幅:26.4mm 先幅:19.4mm 元重:6.7mm 先重:4.9mm 刀身重量:403g 総重量:858g 海外送料:75ドル 日本から刀剣類を輸出する際、文化庁の輸出監査証明(輸出許可)の申請に約25日から60日ほどお時間をいただきます。繁忙期にはそれ以上の日数を要する場合もございますのでご了承ください。 刀剣の海外発送にあたり、いくつか留意事項がございます。詳細は下記をご確認ください。 利用規約 返金ポリシー


























石黒
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在銘
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石黒政常は、柳川直政の門人である加藤直常に学んだと伝えられる。のちに柳川直政にも師事して独立開業し、直政の「政」と直常の「常」の各一字を組み合わせて政常と名乗ったという。石黒派の祖として位置づけられ、同家は明治まで代々栄えた。宝暦十年(1760年)に生まれ、通称は善蔵、のちに周助と改めた。日本橋の呉服町に住み、安永の頃の金工銘は是常といったとされるが、その作品は確認されていない。政常門下からは政美、政明をはじめ、是常、政英、政広など多くの上手が輩出している。雅号を東嶽子(のち東岳子)といい、還暦を迎えてからは「石黒斎寿命政常(花押)」と銘をきったという。文政十一年(1828年)に六十九歳で没した。
政常は文化文政の江戸文化を代表する金工の一人であり、柳川家の作風を脱し、花鳥図に工夫を凝らし独自の作風を確立した。その彫技は実直細密であり、仕上げの磨きも綺麗で気品があり、いかにもすっきりと仕上げている。石黒派の特色として、形のよさに加えて魚子地が整然としている点が挙げられる。意匠は花鳥を主題としたものが多く、空間を巧みに生かした構図は清澄な気韻に満ちている。赤銅魚子地を高彫とし、金、銀、朧銀、素銅、四分一、茶四分一、緋色銅など様々な色金を駆使した色絵を施す。特に金据文、置金、象嵌などの技法を駆使し、華麗な花鳥の世界を見事に展開している。作風は華麗典雅で、武士好みの勇猛さを内包するとも評される。晩年には家彫の構図を取り入れ、丁寧で細密な彫で格調高く仕上げた作品も見られる。
石黒政常の作は、石黒派の真骨頂を示す優品として高く評価されている。特に花鳥図を得意とし、写生風に表した作品は、構図に無理がなく、配色にも意を用いている。猛禽図も得意とし、鷹の端然とした姿を精緻な鏨使いで雄々しくかつ上品に彫り上げている。その作風は、写実的であるのみならず、大胆で少しもいじけた様子がないと評される。また、後藤家の這龍を写した目貫など、家彫を研究し我物とした作品も見られる。政常の作は、華麗さの中にも武士好みの勇猛さを内包しており、町彫の雄として豪華精巧に仕上げている点が特徴である。
政常の位置づけを、日本刀全体および伝統・時代・時期ごとに示します。各位(随一・屈指・有数・著名)は、NBTHK および文化庁による指定に加え、三作や名物帳などの歴史的栄誉を加味したものです。
各項目を選ぶと評価方法が表示されます。
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石黒派は、江戸時代後期に江戸で隆盛した町彫の一流派である。開祖の石黒政常は宝暦十年に生まれ、柳川直政の門人加藤直常に学び、のちに直政にも師事して独立した。両師の名から「政」と「常」の一字ずつを取って政常と名乗ったと伝えられる。日本橋の呉服町に住し、雅号を東嶽子(のち東岳子)といい、文政十一年に没した。その門下からは政美、政明をはじめ、是常、政英、政広ら多くの上手が輩出し、子の是常、政美の子で是常に学んだ是美らへと技が受け継がれて、同家は明治まで代々栄えた。横谷・柳川系列に連なりながらも、政常が柳川家の作風を脱し、花鳥図に独自の工夫を凝らして一派の作風を確立した点に、石黒派の起源がある。 石黒派の作風は、その時代の好尚を端的にあらわして成功しており、花鳥を主題とした濃艶な絵画的世界を高彫色絵で展開する点を一門共通の標識とする。多くは赤銅魚子地を高彫とし、金を主に銀、朧銀、素銅、四分一、茶四分一、緋色銅など多彩な色金を駆使した色絵を施す。なかでも緋色銅を効果的に用いるところが、政美をはじめ一門の上手達の見どころである。画題としては鳥を得意とし、鷹などの猛禽は初代政常以来のお家芸であり、孔雀は政美、雉子や錦鶏鳥は政明が得意とした。政常の彫は実直細密で磨きも綺麗に気品があり、空間を巧みに生かした清澄な気韻に満ちる。これを承けて政美は写実的な構図に細心の注意をはらい、裏面に空間を大きくとって流水を配するなど画面に奥行を計り、政常と双璧と称される政明は写生に徹した描写と一段と華やかな色絵を個性とした。是常は老梅の幹や猛禽の姿を力強く表現し、平肉を貶して遠近感を出す工夫を見せ、是美は緋色銅・銀・素銅を巧みに用いた色彩感覚に秀でた。華麗でありながら卑しさに陥らぬところに、一門に共通する技量の高さがある。 石黒派の作品は、町彫の雄として豪華精巧に仕上げた優品として高く評価されている。政常の作は華麗典雅のなかに武士好みの勇猛さを内包し、後藤家の家彫を研究して我物とした作も見られる。政美の作は緻密な彫技と豪華な彩色において本領を発揮した逸品とされ、政明の作は花鳥図を金工技術の限りを尽くして展開し、見る者に驚きを与える魅力をもつ。是常の作は壮厳華麗で堅実な彫法を示し、石黒派を研究する上で貴重な作とされ、是美の作は細緻な鏨法と豪華な色絵を見事に融合させた会心の作と評される。錦鶏鳥に見られる華麗さは当時流行の錦絵にも通じるものがあり、一門が日本人好みの花鳥図を高い品格をもって展開した点に、石黒派の独壇場たる所以がある。かくして石黒派は、横谷・柳川の古典を受け継ぎつつ、これを濃麗な絵画的世界へと昇華させた一流として、江戸金工史上に確固たる位置を占めている。
販売店の出品ページで鑑定書を確認できませんでした。日本刀および刀装具は通常、NBTHK(または NTHK)の鑑定を受けます。鑑定書がない場合、極めは販売店の見解にとどまり、第三者による確認は行われていません。ご購入前に販売店へ鑑定書の有無をお問い合わせのうえ、慎重にご判断ください。
Swords are non-returnable (blades cannot be re-imported to Japan). Insured shipping; damage/loss claims reported within 5 days of receipt. Cancellation fee 10% before shipment; not possible after shipment.