応仁の乱が足利の体制を砕いた後、戦国の一世紀はほとんどすべての国を武装させた。この時代は選ぶ目に報いる。並の作は多いが、その傍らには第一級の注文打ちが立っている。
番号:AS26496 刀:白鞘入り(NBTHK 保存刀剣鑑定書) 銘:無銘(三条吉則) 末古刀:良工:上作:山城 (弊社の格付けでは、三条吉則の作品中、上々作にランクされる刀です) ハバキ:銅一重ハバキ 長さ:63.6 cm (2尺1寸0分) 反り:1.6 cm (5分3厘) 目釘穴:3個 元幅:2.86 cm 先幅:2.01 cm 重ね:0.66 cm 刀身重量:670 g 時代:室町時代 文明頃(1469年〜1487年) 体配:身幅、重ね共にしっかりとした手持ちの良い刀です。表裏に精緻な彫り物が施されています。 地鉄:小板目肌よく練れ、一部に大肌(肌立つ箇所)が現れます。 刃文:匂出来の互の目乱れ。 特徴:三条吉則は平安時代末期から続く名門の系統で、本作は文明頃の作と推測されます。腰反りが深くつき、地鉄に一部肌立つ箇所は見受けられるものの、茎(なかご)にかかる彫りや、裏面の縄目状の彫りなど、非常に個性的で鑑賞価値の高い一振りです。 歴史的背景:文明年間(1469年〜1487年)は、1467年に勃発した応仁の乱の最中にあたります。この戦乱により京都の街は焦土と化し、多くの寺社や公家屋敷が焼失しました。室町幕府の権威は失墜し、実力が支配する「下剋上」の時代の幕開けとなりました。この乱は、八代将軍足利義政の継嗣問題や有力守護大名の対立が発端となり、日本全国の武士を巻き込む長期の内乱へと発展しました。 NBTHK 保存刀剣鑑定書 葵美術評価鑑定書:全身押し形




山城伝 · 山城 · 1469-1487頃
藤代 Jo saku · 刀剣大鑑 上位31%
現在2点販売中
吉則の位置づけを、日本刀全体および伝統・時代・時期ごとに示します。各位(随一・屈指・有数・著名)は、NBTHK および文化庁による指定に加え、三作や名物帳などの歴史的栄誉を加味したものです。
各項目を選ぶと評価方法が表示されます。
山城伝 · Kyoto
現在12点販売中
平安城象嵌は応仁鐔の流れを汲む流派である。室町末期に京都において成立し、桃山時代から江戸時代初期にかけて繁栄を見た。有銘の作は知られず、無銘のままに「平安城象嵌」と称される一群として伝えられている。この派の古い作例は時代的にもほぼ応仁鐔に近く、真鍮据文象嵌を施して文様風の意匠を展開させている。 初期の作風は大振りで量感があり、鉄槌目地や鉄地に真鍮据文象嵌を施して花唐草文や網目文などの文様を表し、地透や小透を加えて雅びな京風の趣を示す。やがて時代が下るにつれて真鍮以外の金、銀、素銅、赤銅、山金などを併用するようになり、意匠も絵風のものが加わって、据文と平象嵌を混用したり鋤出高彫を施したものも見られる。技法は洗練味が高く、桶底耳や大切羽状に接着した共鉄などの造作が作品の力強い趣を増幅している。 この門からは小池与四郎が出て一派をおこし、また長吉、吉長、政重らの銘を名のる集団がある。上杉家伝来など大名家に伝来した作例も知られ、室町末期から桃山時代にかけての京都における装剣金工の展開を示す重要な流派として位置づけられている。 詳しく見る →
室町時代
応仁の乱が足利の体制を砕いた後、戦国の一世紀はほとんどすべての国を武装させた。この時代は選ぶ目に報いる。並の作は多いが、その傍らには第一級の注文打ちが立っている。
銘が正しい、または無銘でも年代・国・系統を確実に指摘できる、保存に値する真正の作と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
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