戦国の世、一派は第二の主家に仕えた。小田原の後北条氏である。その庇護のもと綱広系は打刀の時代の皆焼を鍛え続け、1590年の落城とともに新刀の時代へ散った。
骨董日本刀 脇差 無銘 康春(NTHK鑑定書付) 【解説】 康春は、天文年間(1532-1554年)に相模国小田原(現在の神奈川県)で活動した刀工です。その名は、時の名将・北条氏康公より「康」の一字を賜ったと伝えられています。五箇伝の一つとして名高い相州伝の流れを汲む一派に属していたと考えられます。 【刀身】 長さ:53.6 cm 反り:0.9 cm 刃文:焼入れによって生じる刃の文様 地鉄:鋼の表面に現れる鍛え肌 【詳細】 茎(なかご):大磨上げのため無銘。過去に磨上げられた際、銘の部分が切り落とされています。 鎺(はばき):刀身が鞘の内部に直接触れるのを防ぎ、錆や欠けを防止するための金具です。 鑑定書:NTHK(日本刀剣保存会)鑑定書 NTHK(特定非営利活動法人 日本刀剣保存会)は、明治22年(1889年)に設立された、近代日本における最も歴史ある刀剣鑑定組織の一つです。本刀は令和2年(2020年)2月16日に鑑定を受けました。ご購入者様には、この鑑定書原本を併せてお渡しいたします。 —————————————————————– 【当館について】 サムライミュージアムは東京に拠点を置き、侍の歴史に関する古美術品を展示しております。サムライミュージアムショップでは、日本の文化や職人技に興味をお持ちの方へ向けて、アンティークの日本刀や甲冑、伝統工芸品などを取り扱っております。 【日本刀の海外輸出手続きについて】 私共が取り扱う日本刀は、日本国内で伝統的な炭素鋼「玉鋼」を用いて手鍛造された真剣です。サムライミュージアムは、骨董品としての日本刀を日本から輸出するための正当な法的基準を熟知しております。これまで350振り以上の日本刀を、その歴史的価値を愛する世界中のオーナー様へお届けしてまいりました。 全ての日本刀は、文化庁および各都道府県の教育委員会に登録されています。日本国内で所有者が合法的に所持できるよう、一振りごとに「銃砲刀剣類登録証」が交付されており、この登録証があることは、その刀が日本で伝統的に手造りされたものであることの証明となります。 日本から海外へ合法的に輸出するためには、文化庁へ輸出監査の申請を行い、元の登録証を教育委員会へ返納する必要があります。必要書類の提出後、輸出許可が下りるまで通常2〜4週間ほどかかります。そのため、ご注文からお手元に届くまで、少なくとも1ヶ月から1ヶ月半ほどのお時間を頂戴しております。詳細については、こちらをクリックしてご確認ください。 日本在住の方は、登録証が付随している日本刀であれば、特別な免許なしで合法的に所有することが可能です。一時滞在・永住を問わず、日本にお住まいの方はお気軽にお問い合わせください。日本を離れる際の輸出許可取得のお手伝いも承ります。 【お支払い方法】 Stripe(クレジットカード)、PayPal、Apple Pay、ChromePayなどの安全な決済方法をご利用いただけます。Stripeでの決済にはアカウント作成の必要はございません。その他の支払い方法をご希望の場合は、お問い合わせください。お支払いの確認後、輸出許可の申請を行います。日本円(JPY)のほか、米ドル(USD)、豪ドル(AUD)、加ドル(CAD)、ユーロ(EUR)、スイスフラン(CHF)、英ポンド(GBP)での決済が可能です。価格は日本円で設定されており、他通貨の価格は最新のレートに基づいて自動計算されます。 ※100万円を超えるお取引の場合は、Stripeまたは銀行振込のみの対応となります。 【配送について】 これまでアメリカ、カナダ、メキシコ、イギリス、ドイツ、スイス、フランス、香港、オーストラリアなどへ日本刀をお届けした実績がございます。これらの国以外にお住まいで購入をご希望の場合は、事前にお問い合わせください。EMS(国際スピード郵便)またはFedEx(カナダ向け)での発送が可能な地域については、国際配送料を無料とさせていただきます。通常はEMSにて発送いたします。












相州伝 · 相模 · 1521-1528頃
藤代 Jo saku · 刀剣大鑑 上位37%
相州伝 · 相模
時期区分: 末相州· 1356–1868
現在19点販売中
末相州は、南北朝の広光・秋広の代を承け、室町期に入って相模で営まれた相州伝の継続である。現存遺品に即せば、室町中期を遡るものはなく、室町後期から戦国期にかけてが本区分の中心をなす。その軸となる工が綱広で、銘鑑には初代を建武とする伝もあるが、確かな在銘は天文年紀のものが最も古く、通説はこれを初代として、二代を天正、三代を慶長、四代を寛永、五代を万治頃と伝える。綱広は広正の子孫で、初め名跡を継いだが、後北条家の氏綱に召されて小田原に居を移し、綱の一字を賜って改銘したと伝え、その名跡は新々刀期にまで連なった。鎌倉にはこの綱広らが住し、これと別に小田原には康春・康国・総宗・景総らが在住して、これらを小田原相州と称する。広次もまた相州鎌倉に住して明応・天文の頃に活躍し、室町後期を代表する相州鍛冶の一人に数えられる。後北条氏の庇護のもと、正宗・貞宗を生んだ南北朝の盛時を遠く望みつつ、皆焼の系譜を保持して相州伝を伝えたのが、この区分の刀工たちであった。 作風の核は、広光・秋広が完成させた皆焼を継ぐ点にある。鍛えは板目に杢や流れ肌を交えてやや肌立ち、地沸がつき、地景が入る。刃文はのたれ・互の目に丁子・矢筈風の刃・尖り刃などを交え、飛焼・棟焼を盛んに交えて皆焼となり、沸がよくつき、金筋・砂流しがかかる。綱広は玉状ないし三日月状の飛焼を見せる皆焼を得意とし、広次に至っては焼高く、沸の強い迫力ある皆焼を焼いて、一見すると南北朝の長谷部派を思わせるほどに到る。古典相州の頂点と分かつのは、この皆焼の扱いに見える。正宗・貞宗の代では、のたれ基調の地刃に沸が深く澄んで明るく冴え、地にこぼれた沸が湯走りをなして自在に働いたのに対し、末相州の皆焼は飛焼・棟焼を全面に散らす構成そのものを看どころとして前に押し出す傾きを帯び、地鉄もやや肌立って、鎌倉期の鉄の冴えからは一段隔たる。小田原相州はこの大筋において綱広らと大差ないが、小振りの刀姿があること、濃厚緻密な彫刻を多く備えることに特色があり、殊に総宗の倶利迦羅や八幡大菩薩・梵字の彫は巧緻と評される。 鑑定にあっては、まずやや肌立つ板目に地沸・地景が働き、飛焼・棟焼を交えた皆焼に金筋・砂流しがかかる地刃を相州の継続と読み、次に古典との隔たりを沸の深さと鉄の冴えの差、そして皆焼を誇示的に焼き出す傾きに求めて末相州と分かつ。区分内では、綱広を皆焼と玉状の飛焼に、広次を長谷部風を思わせる強い沸の皆焼に、総宗ら小田原相州を小振りの姿と緻密な彫刻に見分ける。主要工は綱広・広次・総宗で、康春・康国・景総がこれに連なる。伝来の面では、綱広に後北条家の重臣桜井大学の所持銘を有する一口があり、本区分が後北条氏の小田原を地盤として営まれた事実を裏づけている。 詳しく見る →
戦国の世、一派は第二の主家に仕えた。小田原の後北条氏である。その庇護のもと綱広系は打刀の時代の皆焼を鍛え続け、1590年の落城とともに新刀の時代へ散った。
NTHKの中心的な鑑定書で、相応の出来を備えた作に発行されます。在銘作は銘の正真を、無銘作は審査員による刀工・流派の極めを示します。点数を記す詳細な審査表が付されます。
NTHK(日本刀剣保存会)は、NBTHK(1948年設立)に先立つ1910年に創立された、日本で最も古い刀剣鑑定団体です。長く会を率いた会長の没後、NTHKとNTHK-NPOの二つに分かれ、いずれも審査を続けています。NTHKの鑑定書は、点数と審査員の所見を併記する詳細な審査表が特徴で、特に無銘作の極めに定評があります。
Returns/exchanges limited to defects caused by shipping (except willful misconduct or gross negligence by the company); customers must contact within 72 hours of receiving the product.
骨董日本刀 脇差 無銘 康春(NTHK鑑定書付) 【解説】 康春は、天文年間(1532-1554年)に相模国小田原(現在の神奈川県)で活動した刀工です。その名は、時の名将・北条氏康公より「康」の一字を賜ったと伝えられています。五箇伝の一つとして名高い相州伝の流れを汲む一派に属していたと考えられます。 【刀身】 長さ:53.6 cm 反り:0.9 cm 刃文:焼入れによって生じる刃の文様 地鉄:鋼の表面に現れる鍛え肌 【詳細】 茎(なかご):大磨上げのため無銘。過去に磨上げられた際、銘の部分が切り落とされています。 鎺(はばき):刀身が鞘の内部に直接触れるのを防ぎ、錆や欠けを防止するための金具です。 鑑定書:NTHK(日本刀剣保存会)鑑定書 NTHK(特定非営利活動法人 日本刀剣保存会)は、明治22年(1889年)に設立された、近代日本における最も歴史ある刀剣鑑定組織の一つです。本刀は令和2年(2020年)2月16日に鑑定を受けました。ご購入者様には、この鑑定書原本を併せてお渡しいたします。 —————————————————————– 【当館について】 サムライミュージアムは東京に拠点を置き、侍の歴史に関する古美術品を展示しております。サムライミュージアムショップでは、日本の文化や職人技に興味をお持ちの方へ向けて、アンティークの日本刀や甲冑、伝統工芸品などを取り扱っております。 【日本刀の海外輸出手続きについて】 私共が取り扱う日本刀は、日本国内で伝統的な炭素鋼「玉鋼」を用いて手鍛造された真剣です。サムライミュージアムは、骨董品としての日本刀を日本から輸出するための正当な法的基準を熟知しております。これまで350振り以上の日本刀を、その歴史的価値を愛する世界中のオーナー様へお届けしてまいりました。 全ての日本刀は、文化庁および各都道府県の教育委員会に登録されています。日本国内で所有者が合法的に所持できるよう、一振りごとに「銃砲刀剣類登録証」が交付されており、この登録証があることは、その刀が日本で伝統的に手造りされたものであることの証明となります。 日本から海外へ合法的に輸出するためには、文化庁へ輸出監査の申請を行い、元の登録証を教育委員会へ返納する必要があります。必要書類の提出後、輸出許可が下りるまで通常2〜4週間ほどかかります。そのため、ご注文からお手元に届くまで、少なくとも1ヶ月から1ヶ月半ほどのお時間を頂戴しております。詳細については、こちらをクリックしてご確認ください。 日本在住の方は、登録証が付随している日本刀であれば、特別な免許なしで合法的に所有することが可能です。一時滞在・永住を問わず、日本にお住まいの方はお気軽にお問い合わせください。日本を離れる際の輸出許可取得のお手伝いも承ります。 【お支払い方法】 Stripe(クレジットカード)、PayPal、Apple Pay、ChromePayなどの安全な決済方法をご利用いただけます。Stripeでの決済にはアカウント作成の必要はございません。その他の支払い方法をご希望の場合は、お問い合わせください。お支払いの確認後、輸出許可の申請を行います。日本円(JPY)のほか、米ドル(USD)、豪ドル(AUD)、加ドル(CAD)、ユーロ(EUR)、スイスフラン(CHF)、英ポンド(GBP)での決済が可能です。価格は日本円で設定されており、他通貨の価格は最新のレートに基づいて自動計算されます。 ※100万円を超えるお取引の場合は、Stripeまたは銀行振込のみの対応となります。 【配送について】 これまでアメリカ、カナダ、メキシコ、イギリス、ドイツ、スイス、フランス、香港、オーストラリアなどへ日本刀をお届けした実績がございます。これらの国以外にお住まいで購入をご希望の場合は、事前にお問い合わせください。EMS(国際スピード郵便)またはFedEx(カナダ向け)での発送が可能な地域については、国際配送料を無料とさせていただきます。通常はEMSにて発送いたします。












相州伝 · 相模 · 1521-1528頃
藤代 Jo saku · 刀剣大鑑 上位37%
相州伝 · 相模
時期区分: 末相州· 1356–1868
現在19点販売中
末相州は、南北朝の広光・秋広の代を承け、室町期に入って相模で営まれた相州伝の継続である。現存遺品に即せば、室町中期を遡るものはなく、室町後期から戦国期にかけてが本区分の中心をなす。その軸となる工が綱広で、銘鑑には初代を建武とする伝もあるが、確かな在銘は天文年紀のものが最も古く、通説はこれを初代として、二代を天正、三代を慶長、四代を寛永、五代を万治頃と伝える。綱広は広正の子孫で、初め名跡を継いだが、後北条家の氏綱に召されて小田原に居を移し、綱の一字を賜って改銘したと伝え、その名跡は新々刀期にまで連なった。鎌倉にはこの綱広らが住し、これと別に小田原には康春・康国・総宗・景総らが在住して、これらを小田原相州と称する。広次もまた相州鎌倉に住して明応・天文の頃に活躍し、室町後期を代表する相州鍛冶の一人に数えられる。後北条氏の庇護のもと、正宗・貞宗を生んだ南北朝の盛時を遠く望みつつ、皆焼の系譜を保持して相州伝を伝えたのが、この区分の刀工たちであった。 作風の核は、広光・秋広が完成させた皆焼を継ぐ点にある。鍛えは板目に杢や流れ肌を交えてやや肌立ち、地沸がつき、地景が入る。刃文はのたれ・互の目に丁子・矢筈風の刃・尖り刃などを交え、飛焼・棟焼を盛んに交えて皆焼となり、沸がよくつき、金筋・砂流しがかかる。綱広は玉状ないし三日月状の飛焼を見せる皆焼を得意とし、広次に至っては焼高く、沸の強い迫力ある皆焼を焼いて、一見すると南北朝の長谷部派を思わせるほどに到る。古典相州の頂点と分かつのは、この皆焼の扱いに見える。正宗・貞宗の代では、のたれ基調の地刃に沸が深く澄んで明るく冴え、地にこぼれた沸が湯走りをなして自在に働いたのに対し、末相州の皆焼は飛焼・棟焼を全面に散らす構成そのものを看どころとして前に押し出す傾きを帯び、地鉄もやや肌立って、鎌倉期の鉄の冴えからは一段隔たる。小田原相州はこの大筋において綱広らと大差ないが、小振りの刀姿があること、濃厚緻密な彫刻を多く備えることに特色があり、殊に総宗の倶利迦羅や八幡大菩薩・梵字の彫は巧緻と評される。 鑑定にあっては、まずやや肌立つ板目に地沸・地景が働き、飛焼・棟焼を交えた皆焼に金筋・砂流しがかかる地刃を相州の継続と読み、次に古典との隔たりを沸の深さと鉄の冴えの差、そして皆焼を誇示的に焼き出す傾きに求めて末相州と分かつ。区分内では、綱広を皆焼と玉状の飛焼に、広次を長谷部風を思わせる強い沸の皆焼に、総宗ら小田原相州を小振りの姿と緻密な彫刻に見分ける。主要工は綱広・広次・総宗で、康春・康国・景総がこれに連なる。伝来の面では、綱広に後北条家の重臣桜井大学の所持銘を有する一口があり、本区分が後北条氏の小田原を地盤として営まれた事実を裏づけている。 詳しく見る →
戦国の世、一派は第二の主家に仕えた。小田原の後北条氏である。その庇護のもと綱広系は打刀の時代の皆焼を鍛え続け、1590年の落城とともに新刀の時代へ散った。
NTHKの中心的な鑑定書で、相応の出来を備えた作に発行されます。在銘作は銘の正真を、無銘作は審査員による刀工・流派の極めを示します。点数を記す詳細な審査表が付されます。
NTHK(日本刀剣保存会)は、NBTHK(1948年設立)に先立つ1910年に創立された、日本で最も古い刀剣鑑定団体です。長く会を率いた会長の没後、NTHKとNTHK-NPOの二つに分かれ、いずれも審査を続けています。NTHKの鑑定書は、点数と審査員の所見を併記する詳細な審査表が特徴で、特に無銘作の極めに定評があります。
Returns/exchanges limited to defects caused by shipping (except willful misconduct or gross negligence by the company); customers must contact within 72 hours of receiving the product.