品番 【B020926】 品名 月人子富隨鐔縁頭黒塗鞘脇差拵 寸法 拵全長 72cm 時代 江戸時代 価格 800,000円(消費税・送料込み) 鑑定書1 鐔 : 保存刀装具鑑定書(日本美術刀剣保存協会平成27年3月4日発行) 鑑定書2 小柄 : 保存刀装具鑑定書(日本美術刀剣保存協会平成25年1月9日発行) 刀身は入っておらず、ツナギと呼ばれる、木材でできた刀身の形に削り上げられたものが入っています。ずしりと重みのある拵です。塗鞘は、下地に細い糸をびっしりと巻き上げたような細かい模様が浮かび上がっています。拵は、江戸時代の金具を用いて現代に作られたものです。(刃長約46.5cm)金着せはばき、金無垢シトドメを使用。 叢雲図鐔 銘 : 月人子富隨(花押) 木瓜形 鉄磨地 片切毛彫 角耳小肉 叢雲図縁頭 銘 : 六十六翁月人子富隨(花押) 四分一磨地 片切毛彫 *富隨(とみゆき)は、斎藤氏、徳右衛門といい、寛政八年(1796)生まれ。 薩摩藩島津家の抱工。江戸で戸張富久に学び後藤流の彫法を学んだ後、浜野一門にも師事。師・富久の「富」と浜野一門の通り字「隨」から富隨と銘しました。江戸芝三田白金台の島津家下屋敷に住しました。 竹割虎図子柄 無銘(薩摩) 四分一石目地 肉合彫(ししあいぼり) 片切毛彫 扇に獅子図目貫 赤銅地 容彫 金象嵌 状態 たいへん良好です。 拡大画像1 、 拡大画像2 、 拡大画像3



町彫 · Edo
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浜野派は江戸時代中期に奈良利寿の門人であった浜野政隨を祖とする装剣金工の一派である。政隨は通称を太郎兵衛といい、奈良四天王の一人として高名を馳せ、江戸金工名譜に「世に雷鳴す」と評される逸材であった。乙柳軒・味墨・閑径・驪風堂・遊壺亭・穐峰斎・半圭子・一瞬庵など多くの別号を有し、多数の門人を育成して町彫の主要な門流を形成し一家をなした。四代正信は乙柳軒味墨の号を継承し、政隨の伝統を継承している。また越後村上出身の桂野赤文は、青年時代に出府して浜野家に学び、のちに遊洛斎の号を用いたことから京都での修業も推測され、庄内藩酒井家の抱え工として活躍した。 浜野派の技術は大胆な高肉彫・鋤出彫・肉合彫・片切彫等あらゆる技法に長じており、その技量は極めて高く評価される。政隨の作には金銀の芋継地に容彫で韋駄天疾駆鬼を表したものや、金無垢地に銀と赤銅の置金を施した容彫で仁王像を表したものがあり、肉取りが巧みで量感に富み、題材の力強さを見事に表現している。その彫口には後藤上代の作を範としたとみられる落ち着きある品格が備わっている。四代正信の作には虫尽総金具の大小拵があり、銀四分一の石目地に高彫と据文色絵を施した各種の虫の図が揃っており、華麗かつ入念な仕上がりを示している。 桂野赤文の作風は土屋安親を手本として研鑽を積んだことが知られ、鐔を多く制作し、鉄と赤銅の地金に高肉彫形式で色絵を施すことを得意とした。片切彫・肉合彫・象嵌等の技法も用い、銘文には郷里越後の書家亀田鵬斎流の草書体を用いている。波千鳥図鐔では安親を手本とした題材を鉄地に鋤出による高肉彫で堂々と表し、千鳥の眼と足にのみ金銀の象嵌を施して画面全体に締まりと動きを与えている。柔軟な鏨使いながらも力強さを感じさせるその彫口は赤文独特のものであり、桂野家史に「生気躍動」「巧緻」と評されるその作風を顕示している。 詳しく見る →
銘が正しい、または無銘でも年代・流派を指摘でき、美術工芸的価値が認められる、保存に値する真正の刀装具と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
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