南北朝の戦乱は、山城の精緻を支えた公家社会を疲弊させた。来派最後の巨匠たちをもって古典の系譜は閉じ、長谷部と信国が新しい相州風を都に持ち込んでいる。
番号:AS26293(委託販売品) 刀:白鞘入り、拵付き(日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣) 銘:無銘(越前来) 当社では刀工の出来映えにより、最上作、上々作、上作、普通作に分類しております。 本作は越前来の無銘で、上々作にランクされる作品です。 ハバキ:金銀色二重ハバキ 長さ:68.6 cm (2.26尺) 反り:1.2 cm (0.4尺) 目釘穴:3個 元幅:3.02 cm 先幅:2.22 cm 重ね:0.72 cm 重量:750 グラム 時代:南北朝時代末期頃(1400年頃) 体配:身幅やや広く、三ヶ棟(みつむね)となり、切先がやや延びた体配。表裏に二本樋を掻き通す。 地鉄:小板目肌に板目、杢目が交じり、地沸がつき、地景が細かに働く。 刃文:小沸出来の細直刃、匂口明るく小足が入り、僅かに砂流しがかかる。 特徴:千代鶴派は、山城の来国安が越前に移住したことに始まると伝えられる越前国の刀工群で、その出自から「越前来」とも称されます。南北朝時代から室町時代初期にかけて、国安や守弘などの名工を輩出しました。本作は越前来特有の地鉄を見事に示しており、地景が細かく織りなす精緻で美しい肌合いが大きな見所となっております。 拵: 鍔:円形の鉄地に秋の風景を彫る。 縁頭:赤銅地に合戦の図を彫る。 目貫:葵紋の図。 日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣鑑定書 葵美術評価鑑定書 全身押し形 ※送料は価格に含まれておりません。 オークション開始価格:1,250,000円 入札する 関連作品: 刀:無銘(千代鶴守弘)(特別保存刀剣) 刀:無銘(延寿)(第26回重要刀剣) 刀:越前住播磨大掾藤原重高(初代)/石見守藤原宣貞(特別保存刀剣)
Certificate reading — 無銘(越前来)





山城伝 · 越前
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南北朝時代の山城
南北朝の戦乱は、山城の精緻を支えた公家社会を疲弊させた。来派最後の巨匠たちをもって古典の系譜は閉じ、長谷部と信国が新しい相州風を都に持ち込んでいる。
保存刀剣のうち、出来が一層優れ、保存状態も良好と認められたものです。再刃や、室町・江戸期の多くの無銘作は対象外となり、保存刀剣より高い基準が課されます。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
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