徳川の泰平のもと、大小は法度の定める身分の制服となり、需要は城下町、とりわけ江戸に集まった。工芸は二つに分かれる。目利きのための華やかな鑑賞の作と、截断の結果を金象嵌に刻む実証の刀である。
新撰組副長土方歳三の生家に伝わる茶石目地塗鞘打刀拵入慶応三年二月日紀の兼定の刀は、その愛刀と伝える。土方の愛刀と同じ年紀を刻す和泉守兼定の刀。重ね厚く鎬筋が張って反りを控え、中鋒延びごころの精悍な造り込み。柾鍛えの地鉄は肌目に沿って地景が入る。細直刃の刃文は純白の小沸が付いて刃縁明るく、物打付近で焼が強くなり、刃境に湯走り、小形の金線、砂流しが掛かって二重刃となる。


美濃伝 · Iwashiro · 1854-1860頃
藤代 上作 · 刀剣大鑑 上位39%
現在1点販売中
美濃伝 · Iwashiro
現在7点販売中
江戸時代
徳川の泰平のもと、大小は法度の定める身分の制服となり、需要は城下町、とりわけ江戸に集まった。工芸は二つに分かれる。目利きのための華やかな鑑賞の作と、截断の結果を金象嵌に刻む実証の刀である。
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