刀剣番号:25313 刀:白鞘入り、拵付き(NBTHK 特別保存刀剣) (拵:NBTHK 特別貴重刀装具) 銘:無銘(伝 綾小路) 弊社では刀剣の出来映えにより、最上作、上々作、上作、普通作に分類しております。 本作は伝 綾小路の作品の中でも「上々作」にランクされる逸品です。 ハバキ:金着二重 長さ:62.9 cm (2.08尺) 反り:1.2 cm 目釘穴:2個 元幅:2.87 cm 先幅:2.01 cm 重ね:0.59 cm 刀身重量:565 g 時代:鎌倉時代中期、文永頃(1264年頃)。今から約761年前の作品です。 体配:身幅、重ね共に標準的で、姿の整った一振りです。 地鉄:板目肌よく練れ、地沸が厚くつき、鮮やかな映りが現れます。 刃文:沸出来の互の目乱れ。帽子は乱れ込み、刃中には金筋が働きます。 特徴:綾小路派は定利を祖とし、定吉らが鎌倉中期の宝治年間(1247〜1249年)頃に活躍しました。 京都の四条綾小路に居住したことからその名があり、法名を「良阿弥陀仏」と称したと伝えられています。 刀剣書によれば、定利の活躍期は概ね文永頃とされ、一説には来国行と近隣に住み、互いに代作を行ったという逸話も残されています。 拵: (※鍔は特別貴重認定証の記載内容と異なります) 鍔:鉄地、花と宝珠の図を透かし彫りにする。 目貫:書物の図、色絵。 縁頭:文様の刻み。 鞘:変わり塗り鞘。 葵美術正真鑑定書 葵美術評価:本作は粟田口国安を彷彿とさせる古雅な趣を湛えています。 刃文は小乱れに二重刃がかり、小足がよく入るなど変化に富み、沸口は柔らかく潤いがあります。 一般的には鎌倉中期の作とされますが、その品格ある作風は非常に魅力的です。
Certificate reading — 無銘(伝綾小路)
無銘 · Ayakoji · 鎌倉 · 長さ 62.9cm · 反り 1.2cm







山城伝 · 山城
現在10点販売中
綾小路派は京の綾小路に在住して鍛刀した一派で、定利・定吉らを主要な刀工とする。銘鑑では定利の年代を文永頃としているが、現存する作品の作風は「古京物の三条・五条派の作域を踏襲した感のある古様な趣」[[c:1]]を呈しており、「通説よりも年代が遡るものと鑑せられる」[[c:2]]と繰り返し指摘されている。一説に定利は来国行の近隣に居住し、互いに代作しあったとも伝えられるが、もし両者に接点があるとしたならば「定利の晩年と国行の初期の頃」[[c:3]]ということになろうとされ、粟田口国安あたりに繋がる古雅な作域との類縁も認められている。 本派の作風上の最大の特徴は、刃文が「乱れが間近く小模様に複雑に乱れ」[[c:4]]る点にある。小丁子・小互の目・小乱れ・小のたれなどを交えた小模様の乱れに足・葉がよく入り、沸出来となる。とりわけ鑑定の決め手となるのは、「焼頭にさらに小さな焼が点続して二重刃風を形成」[[c:5]]する現象であり、湯走りや飛焼が焼頭上に点続して現れる様は同派に一貫して認められる。匂口は「うるみごころ」を呈し、この沈んだ柔らかな匂口も本派の重要な識別点である。帽子は乱れ込んで「さかんに掃きかけ」[[c:6]]るものが多く、火焔風や焼詰め風となる作も見られる。鍛えは板目肌ないし小板目肌がつみ、地沸が微塵ないし厚くつき、地景が入り、沸映りが立つ精美な地鉄を示す。姿態はやや細身で元先の幅差がつき、腰反り深く、先伏さりごころとなって小鋒に結ぶ優美な太刀姿を典型とし、踏張りを残す生ぶ茎の遺例も知られる。同時代の来派とは、焼の高低や匂口の性質、二重刃風の焼頭の有無によって区別され、備前物とは所謂「京逆足」の入り方や小模様の複雑さにおいて異なる作域を示す。 綾小路派の作は大磨上無銘がほとんどであるが、古様な姿態と独自の刃文構成により極めが可能とされ、その所伝は「首肯しうる」と繰り返し評価されている。江戸時代の刀剣書の系図には定家・定次・家安など門流を挙げ、南北朝時代から応永頃まで同派が継続したとするものもある。説示においては「古雅」「雅趣に富んだ」「滋味溢れる」といった評語が頻出し、華やかさよりも細やかな変化と深みに本派の美点が見出されている。三条・五条派の作域を基盤としながら独自の刃文意匠を確立した綾小路派は、京鍛冶の古層を伝える貴重な存在として、刀剣史上に重要な位置を占めている。
保存刀剣のうち、出来が一層優れ、保存状態も良好と認められたものです。再刃や、室町・江戸期の多くの無銘作は対象外となり、保存刀剣より高い基準が課されます。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイト返品をご希望の場合、お客様が受領されてから3日以内にお知らせください。この期間を過ぎますとキャンセルはお受けできかねますので何卒ご了承ください。なお当社へのご返送は、5営業日以内の発送をお願いしております。なおキャンセルは販売した当時の状態がそのまま保持されている事が条件となりますのでお取り扱いには十分ご注意下さい。
刀剣番号:25313 刀:白鞘入り、拵付き(NBTHK 特別保存刀剣) (拵:NBTHK 特別貴重刀装具) 銘:無銘(伝 綾小路) 弊社では刀剣の出来映えにより、最上作、上々作、上作、普通作に分類しております。 本作は伝 綾小路の作品の中でも「上々作」にランクされる逸品です。 ハバキ:金着二重 長さ:62.9 cm (2.08尺) 反り:1.2 cm 目釘穴:2個 元幅:2.87 cm 先幅:2.01 cm 重ね:0.59 cm 刀身重量:565 g 時代:鎌倉時代中期、文永頃(1264年頃)。今から約761年前の作品です。 体配:身幅、重ね共に標準的で、姿の整った一振りです。 地鉄:板目肌よく練れ、地沸が厚くつき、鮮やかな映りが現れます。 刃文:沸出来の互の目乱れ。帽子は乱れ込み、刃中には金筋が働きます。 特徴:綾小路派は定利を祖とし、定吉らが鎌倉中期の宝治年間(1247〜1249年)頃に活躍しました。 京都の四条綾小路に居住したことからその名があり、法名を「良阿弥陀仏」と称したと伝えられています。 刀剣書によれば、定利の活躍期は概ね文永頃とされ、一説には来国行と近隣に住み、互いに代作を行ったという逸話も残されています。 拵: (※鍔は特別貴重認定証の記載内容と異なります) 鍔:鉄地、花と宝珠の図を透かし彫りにする。 目貫:書物の図、色絵。 縁頭:文様の刻み。 鞘:変わり塗り鞘。 葵美術正真鑑定書 葵美術評価:本作は粟田口国安を彷彿とさせる古雅な趣を湛えています。 刃文は小乱れに二重刃がかり、小足がよく入るなど変化に富み、沸口は柔らかく潤いがあります。 一般的には鎌倉中期の作とされますが、その品格ある作風は非常に魅力的です。
Certificate reading — 無銘(伝綾小路)
無銘 · Ayakoji · 鎌倉 · 長さ 62.9cm · 反り 1.2cm







山城伝 · 山城
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綾小路派は京の綾小路に在住して鍛刀した一派で、定利・定吉らを主要な刀工とする。銘鑑では定利の年代を文永頃としているが、現存する作品の作風は「古京物の三条・五条派の作域を踏襲した感のある古様な趣」[[c:1]]を呈しており、「通説よりも年代が遡るものと鑑せられる」[[c:2]]と繰り返し指摘されている。一説に定利は来国行の近隣に居住し、互いに代作しあったとも伝えられるが、もし両者に接点があるとしたならば「定利の晩年と国行の初期の頃」[[c:3]]ということになろうとされ、粟田口国安あたりに繋がる古雅な作域との類縁も認められている。 本派の作風上の最大の特徴は、刃文が「乱れが間近く小模様に複雑に乱れ」[[c:4]]る点にある。小丁子・小互の目・小乱れ・小のたれなどを交えた小模様の乱れに足・葉がよく入り、沸出来となる。とりわけ鑑定の決め手となるのは、「焼頭にさらに小さな焼が点続して二重刃風を形成」[[c:5]]する現象であり、湯走りや飛焼が焼頭上に点続して現れる様は同派に一貫して認められる。匂口は「うるみごころ」を呈し、この沈んだ柔らかな匂口も本派の重要な識別点である。帽子は乱れ込んで「さかんに掃きかけ」[[c:6]]るものが多く、火焔風や焼詰め風となる作も見られる。鍛えは板目肌ないし小板目肌がつみ、地沸が微塵ないし厚くつき、地景が入り、沸映りが立つ精美な地鉄を示す。姿態はやや細身で元先の幅差がつき、腰反り深く、先伏さりごころとなって小鋒に結ぶ優美な太刀姿を典型とし、踏張りを残す生ぶ茎の遺例も知られる。同時代の来派とは、焼の高低や匂口の性質、二重刃風の焼頭の有無によって区別され、備前物とは所謂「京逆足」の入り方や小模様の複雑さにおいて異なる作域を示す。 綾小路派の作は大磨上無銘がほとんどであるが、古様な姿態と独自の刃文構成により極めが可能とされ、その所伝は「首肯しうる」と繰り返し評価されている。江戸時代の刀剣書の系図には定家・定次・家安など門流を挙げ、南北朝時代から応永頃まで同派が継続したとするものもある。説示においては「古雅」「雅趣に富んだ」「滋味溢れる」といった評語が頻出し、華やかさよりも細やかな変化と深みに本派の美点が見出されている。三条・五条派の作域を基盤としながら独自の刃文意匠を確立した綾小路派は、京鍛冶の古層を伝える貴重な存在として、刀剣史上に重要な位置を占めている。
保存刀剣のうち、出来が一層優れ、保存状態も良好と認められたものです。再刃や、室町・江戸期の多くの無銘作は対象外となり、保存刀剣より高い基準が課されます。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイト返品をご希望の場合、お客様が受領されてから3日以内にお知らせください。この期間を過ぎますとキャンセルはお受けできかねますので何卒ご了承ください。なお当社へのご返送は、5営業日以内の発送をお願いしております。なおキャンセルは販売した当時の状態がそのまま保持されている事が条件となりますのでお取り扱いには十分ご注意下さい。