東龍斎清寿にも学んだとして、高橋一族の中では最も技量が勝れた作者です。


良次
江戸
在銘
保存 (NBTHK)
町彫 · 1670頃
現在1点販売中
高橋良次は、江戸時代の金工家であり、東雲斎寿次の一族で田中清寿に師事したと伝えられる。幕末の名工、東龍斎清寿門下の上手の一人とされ、岡田雪峨を門弟に持つ。作風から江戸時代末期に活動した刀工と見られる。
高橋良次の作風は、金無垢を用いた豪華な金具に特徴が見られる。作例として、金無垢魚子地に金、銀、赤銅などを据文、平象嵌、毛彫、片切彫を駆使した作品が知られる。意匠は典雅な扇散しや秋草文など、風雅に富んだものが多く、歳寒三友、四友、四君子といった吉祥文様を組み合わせることで、豪華さと意匠の雅を融合させている。また、赤銅地を高彫色絵とした鐔なども手掛けており、金砂子象嵌や金覆輪を施すなど、技巧の高さを示している。鞘塗との組み合わせにも意を払い、金沃懸地花丸文散鞘に金無垢の金具を取り合わせるなど、総体として調和の取れた作品を制作している。
高橋良次の作品は、「豪華」という言葉で評されることが多い。金無垢を多用した素材の豪華さに加え、意匠の雅さ、技巧の高さが評価されている。幕末に流行した突兵拵においても、その上手の作例として位置づけられ、「いかにも江戸前である」[[c:1]]と評されるなど、江戸金工の粋を体現した刀工として、その名を知られている。
良次の位置づけを、日本刀全体および伝統・時代・時期ごとに示します。各位(随一・屈指・有数・著名)は、NBTHK および文化庁による指定に加え、三作や名物帳などの歴史的栄誉を加味したものです。
各項目を選ぶと評価方法が表示されます。
町彫 · Edo
現在12点販売中
東龍斎派は、幕末の江戸に興った金工の一門である。開祖は田中清寿(東龍斎)であり、武蔵国の鐔工田中房次郎の子として生まれた。はじめ後藤宗次郎政則に学んだものの、装剣金工の広い領域はおおむね独学によって究め、ついに洒脱で個性ゆたかな独自の作風を完成させた。その手法は東龍斎風と称され、一派の基をなすにいたる。清寿は幕末金工の三名工の一に数えられ、京の後藤一乗と名声を競い、一乗と同じく法眼の位を授けられた。その工房には多くの門人が集い、なかでも養子の清重が二代を継ぎ、また柴原十郎(俊美)は、後年に至るまで「清寿門下随一の金工」[[c:1]]と評された。柳川派の名工河野春明もまた江戸において清寿と時を同じくし、幕末金工の一潮流をなして、この一門の周辺に少なからぬ影響を及ぼしている。 作風は、あらゆる彫法を自在に駆使する技倆と、江戸ならではの粋にして機知に富む趣向とに支えられる。清寿から清重・俊美にいたるまで、赤銅・四分一・鉄・銀などの地金の上に、色絵を伴う高彫をはじめ、鋤出彫、据紋象嵌、平象嵌、布目象嵌などを巧みに用いた。とりわけ清寿は、金に加えて素銅・四分一・真鍮・色金を交える鮮麗な色調を確立し、「色金の魔術師」とも称された。清重はこの語彙を受け継ぎつつ、肉置のすぐれた立体的な彫成を得意とし、その肉彫は丸彫に迫るとされる。俊美は磨いた四分一地を主とし、据紋象嵌・置金・消鍍金などを一作のうちに綜合して、深みのある色調を表した。なお小柄裏の猫掻鑢は、この一門の後期作を結ぶ特色として知られる。画題もまた広く、人物・花鳥・竹取物語や徒然草に取材した文学的主題、さらには擬人化された蛙などの諧謔をまじえ、江戸風の洒落た味わいをよく伝えている。 日本美術刀剣保存協会の鑑識は、この一門の作を、金象嵌を多用しても格調高く、荘重にして衒いのない品位と完成度を備えたものと評している。清寿円熟の作は技と趣向とがよく協和し、清重の優品は開祖に比肩する域に達するとされ、俊美の作には余白を生かした構図と落ち着いた気韻が認められる。東龍斎派は、後藤・柳川の彫法を摂取しつつ、これを独自の作意へと昇華させ、江戸金工の自立した美意識をもっとも明確に体現した一門といえる。開祖清寿に始まり、清重の継承を経て俊美の明治期の活動へと流派の個性が連綿と保たれたことは、その芸術的気概の確かさを物語っている。 詳しく見る →
銘が正しい、または無銘でも年代・流派を指摘でき、美術工芸的価値が認められる、保存に値する真正の刀装具と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイト弊社の説明と商品の内容が著しく相違した場合、起算して3日以内であれば返品をお受け致しております。通信販売は特定商取引法上のクーリング・オフ規定がないため、クーリング・オフはできません。
東龍斎清寿にも学んだとして、高橋一族の中では最も技量が勝れた作者です。


良次
江戸
在銘
保存 (NBTHK)
町彫 · 1670頃
現在1点販売中
高橋良次は、江戸時代の金工家であり、東雲斎寿次の一族で田中清寿に師事したと伝えられる。幕末の名工、東龍斎清寿門下の上手の一人とされ、岡田雪峨を門弟に持つ。作風から江戸時代末期に活動した刀工と見られる。
高橋良次の作風は、金無垢を用いた豪華な金具に特徴が見られる。作例として、金無垢魚子地に金、銀、赤銅などを据文、平象嵌、毛彫、片切彫を駆使した作品が知られる。意匠は典雅な扇散しや秋草文など、風雅に富んだものが多く、歳寒三友、四友、四君子といった吉祥文様を組み合わせることで、豪華さと意匠の雅を融合させている。また、赤銅地を高彫色絵とした鐔なども手掛けており、金砂子象嵌や金覆輪を施すなど、技巧の高さを示している。鞘塗との組み合わせにも意を払い、金沃懸地花丸文散鞘に金無垢の金具を取り合わせるなど、総体として調和の取れた作品を制作している。
高橋良次の作品は、「豪華」という言葉で評されることが多い。金無垢を多用した素材の豪華さに加え、意匠の雅さ、技巧の高さが評価されている。幕末に流行した突兵拵においても、その上手の作例として位置づけられ、「いかにも江戸前である」[[c:1]]と評されるなど、江戸金工の粋を体現した刀工として、その名を知られている。
良次の位置づけを、日本刀全体および伝統・時代・時期ごとに示します。各位(随一・屈指・有数・著名)は、NBTHK および文化庁による指定に加え、三作や名物帳などの歴史的栄誉を加味したものです。
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町彫 · Edo
現在12点販売中
東龍斎派は、幕末の江戸に興った金工の一門である。開祖は田中清寿(東龍斎)であり、武蔵国の鐔工田中房次郎の子として生まれた。はじめ後藤宗次郎政則に学んだものの、装剣金工の広い領域はおおむね独学によって究め、ついに洒脱で個性ゆたかな独自の作風を完成させた。その手法は東龍斎風と称され、一派の基をなすにいたる。清寿は幕末金工の三名工の一に数えられ、京の後藤一乗と名声を競い、一乗と同じく法眼の位を授けられた。その工房には多くの門人が集い、なかでも養子の清重が二代を継ぎ、また柴原十郎(俊美)は、後年に至るまで「清寿門下随一の金工」[[c:1]]と評された。柳川派の名工河野春明もまた江戸において清寿と時を同じくし、幕末金工の一潮流をなして、この一門の周辺に少なからぬ影響を及ぼしている。 作風は、あらゆる彫法を自在に駆使する技倆と、江戸ならではの粋にして機知に富む趣向とに支えられる。清寿から清重・俊美にいたるまで、赤銅・四分一・鉄・銀などの地金の上に、色絵を伴う高彫をはじめ、鋤出彫、据紋象嵌、平象嵌、布目象嵌などを巧みに用いた。とりわけ清寿は、金に加えて素銅・四分一・真鍮・色金を交える鮮麗な色調を確立し、「色金の魔術師」とも称された。清重はこの語彙を受け継ぎつつ、肉置のすぐれた立体的な彫成を得意とし、その肉彫は丸彫に迫るとされる。俊美は磨いた四分一地を主とし、据紋象嵌・置金・消鍍金などを一作のうちに綜合して、深みのある色調を表した。なお小柄裏の猫掻鑢は、この一門の後期作を結ぶ特色として知られる。画題もまた広く、人物・花鳥・竹取物語や徒然草に取材した文学的主題、さらには擬人化された蛙などの諧謔をまじえ、江戸風の洒落た味わいをよく伝えている。 日本美術刀剣保存協会の鑑識は、この一門の作を、金象嵌を多用しても格調高く、荘重にして衒いのない品位と完成度を備えたものと評している。清寿円熟の作は技と趣向とがよく協和し、清重の優品は開祖に比肩する域に達するとされ、俊美の作には余白を生かした構図と落ち着いた気韻が認められる。東龍斎派は、後藤・柳川の彫法を摂取しつつ、これを独自の作意へと昇華させ、江戸金工の自立した美意識をもっとも明確に体現した一門といえる。開祖清寿に始まり、清重の継承を経て俊美の明治期の活動へと流派の個性が連綿と保たれたことは、その芸術的気概の確かさを物語っている。 詳しく見る →
銘が正しい、または無銘でも年代・流派を指摘でき、美術工芸的価値が認められる、保存に値する真正の刀装具と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
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