説明

Ginza Choshuya 東京都中央区銀座3-10-4 月–土 9:30–17:30 Early Edo period / Kyoto, Yamashiro province Origami published by Mitsumori in 1788 (Tenmei 8) 後藤宗家八代即乗の作であることを同十四代光守が極めて折紙を発行した、極上の金無垢地目貫。金は何ものにも侵されることのない金属で、総ての光を吸収する赤銅地に対し、太陽のように明るく暖か味を発している。後藤家の金工は生命の活性に通じる「陽」の空間美を金無垢地で表し、御家安泰と子孫繁栄を願う拵の要としたのであった。這龍は後藤家の最も基本になる作。宝珠を摑み宙を掻く姿を山高く谷深くの技法で立体表現し、鱗、鰭、手足の爪、角、触覚、光沢の強い目玉まで力強く鏨を切り込んで彫り表わしている。要所に刻された三角鏨も揺るぎない存在感を呈している。古代文字で箱書され、大切に伝えられてきたものである。

金這龍図目貫 無銘 後藤即乗目貫即乗
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金這龍図目貫 無銘 後藤即乗目貫即乗

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作者について

Goto Sokujo後藤即乗

11 重要刀剣

後藤即乗は、後藤家六代栄乗の次男として慶長五年(1600年)に生まれ、幼名を亀市、俗名を源七郎と称した。四郎兵衛を襲名し光重と改名するも、七代目は祖父の徳乗が預かり、叔父の顕乗が相続、即乗は江戸詰めとなる。寛永五年(1628年)に宗家八代目を継承したが、同八年(1631年)に三十二歳の若さで病没した。宗家在任期間が僅か四年弱と短かったため、自身銘の現存作品は極めて少ない。 作風は、後藤家彫の伝統に則り、小柄・笄は赤銅魚子地に金紋、裏哺金、目貫は金無垢地容彫を基本とする。作風は緻密で、龍の姿態は引き締まって流暢な動きを見せる。画題としては、這龍、倶利伽羅龍図、剣巻龍など龍を主題としたものが見られる。また、四霊図や貝合わせ図など、多様な画題を手がけている。後藤家十三代光孝(延乗)や十六代光晃など、後代の極めによって作域が知られるものも多い。 即乗の作品は、その希少性から貴重であり、後藤家における御家彫の確かなる伝統を示す優品として評価されている。現存作品の少なさから、後藤家の中でも特異な位置を占める刀工であり、その作風は精巧で品格が高いと評される。

刀剣商

銀座長州屋

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