題名:月に雁図 縁頭 説明 本作は四分一(しぶいち)地で仕立てられた縁頭です。四分一は銅と銀の合金で、銀を約四分の一(25%)含ませることからその名がつきました。その美しい銀灰色の色調から、別名「朧銀(おぼろぎん)」とも呼ばれます。 本作は日本美術刀剣保存協会(NBTHK)により、江戸時代後期の装金工、光則(みつのり)の真作として認定されています。銘の後には花押(かおう)が刻まれています。 光則は江戸時代に活躍した金工で、村上家の一族、通称を清次郎と伝えます。当初は「仲矩」と銘じていましたが、後に広く知られる「光則」へと改めました。師系などの詳細は詳らかではありませんが、洗練された技術と詩情豊かな作風で知られる如竹派(じょちくは)の流れを汲む工と目されています。 光則の作品は、赤銅魚子地(ななこじ)に蝶や虫、自然の風景などを精密に彫り上げる技法に特色があります。その精緻な彫り口と格調高い作風は、当時の武士や文人たちに高く評価されました。 記録によれば、彼は江戸の新門前町に住み、晩年まで精力的に作刀に励みました。銘振りから八十歳を超えてもなお現役であったことが確認されており、その長命と一貫した作風は、彼がいかに生涯をかけて職人としての矜持を貫いたかを物語っています。 意匠について 本作の画題は「月に雁(つきにかり)」です。これは日本の伝統美術における古典的かつ詩的な主題であり、季節の移ろいや自然の美、特に秋の情景や静寂、無常観を象徴しています。満月の前を優雅に横切る雁のシルエットは、江戸時代の刀装具や絵画において、情緒豊かな意匠として長く愛されてきました。 ※アンティーク品につき、状態については写真にて詳細をご確認ください。 縁頭(ふちかしら)とは 縁頭は日本刀の柄(つか)の強度を高めるための金具です。柄の両端に装着される「縁」と「頭」の二つで一組となります。縁は鍔(つば)に接する側に、頭は柄の先端に据えられます。実用的な補強具としてだけでなく、日本刀を彩る装飾品としても発展を遂げました。 刀装具の重要性について 日本刀には鍔、目貫、縁頭など、多様な装飾金具が備わっています。これらは武器としての機能のみならず、持ち主の個性や信念、格式を示す象徴でもありました。現代で例えるならば、スマートフォンの装飾に近い感覚と言えるかもしれません。 ぜひ写真を拡大してご覧ください。鉄や銅を主体に、金、銀、赤銅などを象嵌した日本の高度な彫金技術が見て取れます。鍔一つをとっても、その造形や重厚感は千差万別です。刀本体と共に時代を歩んできたこれらの装飾具は、刀剣そのものに匹敵する価値を持つ美術品です。細部にまでこだわりを持つことで、侍の文化に対するより深い審美眼を養うことができるでしょう。 鑑定書 日本美術刀剣保存協会(NBTHK) 特別保存刀装具鑑定書(第2007554号)
Certificate reading — 銘 光則(花押)











Jochiku
江戸
在銘
特別保存 (NBTHK)
家彫 · 山城 · 1835-1879頃
現在1点販売中
後藤典乗の位置づけを、日本刀全体および伝統・時代・時期ごとに示します。各位(随一・屈指・有数・著名)は、NBTHK および文化庁による指定に加え、三作や名物帳などの歴史的栄誉を加味したものです。
各項目を選ぶと評価方法が表示されます。
家彫 · 山城
時期区分: 後藤宗家· 1573–1900
現在323点販売中
保存刀装具のうち、出来・保存状態が一層優れ、銘文や作風に資料的価値の高いものと認められたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイトReturns/exchanges limited to defects caused by shipping (except willful misconduct or gross negligence by the company); customers must contact within 72 hours of receiving the product.
¥420,000
題名:月に雁図 縁頭 説明 本作は四分一(しぶいち)地で仕立てられた縁頭です。四分一は銅と銀の合金で、銀を約四分の一(25%)含ませることからその名がつきました。その美しい銀灰色の色調から、別名「朧銀(おぼろぎん)」とも呼ばれます。 本作は日本美術刀剣保存協会(NBTHK)により、江戸時代後期の装金工、光則(みつのり)の真作として認定されています。銘の後には花押(かおう)が刻まれています。 光則は江戸時代に活躍した金工で、村上家の一族、通称を清次郎と伝えます。当初は「仲矩」と銘じていましたが、後に広く知られる「光則」へと改めました。師系などの詳細は詳らかではありませんが、洗練された技術と詩情豊かな作風で知られる如竹派(じょちくは)の流れを汲む工と目されています。 光則の作品は、赤銅魚子地(ななこじ)に蝶や虫、自然の風景などを精密に彫り上げる技法に特色があります。その精緻な彫り口と格調高い作風は、当時の武士や文人たちに高く評価されました。 記録によれば、彼は江戸の新門前町に住み、晩年まで精力的に作刀に励みました。銘振りから八十歳を超えてもなお現役であったことが確認されており、その長命と一貫した作風は、彼がいかに生涯をかけて職人としての矜持を貫いたかを物語っています。 意匠について 本作の画題は「月に雁(つきにかり)」です。これは日本の伝統美術における古典的かつ詩的な主題であり、季節の移ろいや自然の美、特に秋の情景や静寂、無常観を象徴しています。満月の前を優雅に横切る雁のシルエットは、江戸時代の刀装具や絵画において、情緒豊かな意匠として長く愛されてきました。 ※アンティーク品につき、状態については写真にて詳細をご確認ください。 縁頭(ふちかしら)とは 縁頭は日本刀の柄(つか)の強度を高めるための金具です。柄の両端に装着される「縁」と「頭」の二つで一組となります。縁は鍔(つば)に接する側に、頭は柄の先端に据えられます。実用的な補強具としてだけでなく、日本刀を彩る装飾品としても発展を遂げました。 刀装具の重要性について 日本刀には鍔、目貫、縁頭など、多様な装飾金具が備わっています。これらは武器としての機能のみならず、持ち主の個性や信念、格式を示す象徴でもありました。現代で例えるならば、スマートフォンの装飾に近い感覚と言えるかもしれません。 ぜひ写真を拡大してご覧ください。鉄や銅を主体に、金、銀、赤銅などを象嵌した日本の高度な彫金技術が見て取れます。鍔一つをとっても、その造形や重厚感は千差万別です。刀本体と共に時代を歩んできたこれらの装飾具は、刀剣そのものに匹敵する価値を持つ美術品です。細部にまでこだわりを持つことで、侍の文化に対するより深い審美眼を養うことができるでしょう。 鑑定書 日本美術刀剣保存協会(NBTHK) 特別保存刀装具鑑定書(第2007554号)
Certificate reading — 銘 光則(花押)











Jochiku
江戸
在銘
特別保存 (NBTHK)
家彫 · 山城 · 1835-1879頃
現在1点販売中
後藤典乗の位置づけを、日本刀全体および伝統・時代・時期ごとに示します。各位(随一・屈指・有数・著名)は、NBTHK および文化庁による指定に加え、三作や名物帳などの歴史的栄誉を加味したものです。
各項目を選ぶと評価方法が表示されます。
家彫 · 山城
時期区分: 後藤宗家· 1573–1900
現在323点販売中
保存刀装具のうち、出来・保存状態が一層優れ、銘文や作風に資料的価値の高いものと認められたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイトReturns/exchanges limited to defects caused by shipping (except willful misconduct or gross negligence by the company); customers must contact within 72 hours of receiving the product.
¥420,000