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注文番号:AS26347 白鞘入り刀(第53回重要刀剣指定) 銘:無銘(千手院) 鞘書き:田野辺道宏先生 第五十三回重要刀剣指定品 大和国千手院 大磨上無銘なり。地刃に同派の特色が顕著に示されており、古雅で奥深い趣がある。 鎌倉時代後期の作と鑑せられ、極めて稀少かつ資料的価値の高い逸品である。 刃長二尺三寸。探山識(花押) (弊社では刀剣の出来映えにより、最上作、上々作、上作、普通作の4段階に評価しております。本作は千手院の極めとして「最上作」にランクされる名刀です。) ハバキ:金着一重ハバキ 長さ:69.4 cm (2 shaku 2 sun 9 bu) 反り:2.4 cm 目釘穴:2個 元幅:3.05 cm 先幅:1.81 cm 重ね:0.65 cm 刀身重量:715 g 時代:鎌倉時代 文保頃(1317年)、約709年前。 体配:身幅広く重ね厚く、反り深くつき、大切っ先となる堂々とした力強い姿。 地鉄:小板目肌に木目肌が交じり、よく練れて精良な肌合いとなり、映りが鮮明に現れる。鎬地は細かな柾目肌となる。 刃文:匂口の深い直刃調に小足がよく入る。刃中の働きが極めて豊富で変化に富む。重要刀剣図譜の押形では簡素な直刃に見えるが、実際は葵美術の押形にある通り、非常に複雑で繊細な働きを見せている。 特徴:重要刀剣図譜の解説では一見大人しい直刃の印象を受けるが、実物は刃中に驚くほど豊かな働きが溢れている。日本美術刀剣保存協会によれば、千手院派は大和五派の中で最も古く、平安時代にまで遡る流派とされる。本作はその伝統を継承した鎌倉時代後期の優品である。

オークション履歴

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MarketAuctionsEncyclopedia
刀剣›大和伝›千手院›刀:無銘(千手院)第53回重要刀剣指定
刀重要
千手院

刀:無銘(千手院)第53回重要刀剣指定

無銘 · Senjuin · 鎌倉 · 長さ 69.4cm · 反り 2.4cm

開始価格オークション開催中
¥400,000
0件の入札·残り 5日 17時間·2分前に更新
入札する →
千手院 — 1 of 6
千手院 — 2 of 6
千手院 — 3 of 6
千手院 — 4 of 6
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法量・詳細
刀工
千手院
種別
刀
流派
Senjuin
活動期
1222–1224年頃(Teio)
国
大和
銘
無銘
法量
長さ 69.4cm反り 2.4cm元幅 3.05cm先幅 1.81cm重ね 0.65cm重量 715g
説明

注文番号:AS26347 白鞘入り刀(第53回重要刀剣指定) 銘:無銘(千手院) 鞘書き:田野辺道宏先生 第五十三回重要刀剣指定品 大和国千手院 大磨上無銘なり。地刃に同派の特色が顕著に示されており、古雅で奥深い趣がある。 鎌倉時代後期の作と鑑せられ、極めて稀少かつ資料的価値の高い逸品である。 刃長二尺三寸。探山識(花押) (弊社では刀剣の出来映えにより、最上作、上々作、上作、普通作の4段階に評価しております。本作は千手院の極めとして「最上作」にランクされる名刀です。) ハバキ:金着一重ハバキ 長さ:69.4 cm (2 shaku 2 sun 9 bu) 反り:2.4 cm 目釘穴:2個 元幅:3.05 cm 先幅:1.81 cm 重ね:0.65 cm 刀身重量:715 g 時代:鎌倉時代 文保頃(1317年)、約709年前。 体配:身幅広く重ね厚く、反り深くつき、大切っ先となる堂々とした力強い姿。 地鉄:小板目肌に木目肌が交じり、よく練れて精良な肌合いとなり、映りが鮮明に現れる。鎬地は細かな柾目肌となる。 刃文:匂口の深い直刃調に小足がよく入る。刃中の働きが極めて豊富で変化に富む。重要刀剣図譜の押形では簡素な直刃に見えるが、実際は葵美術の押形にある通り、非常に複雑で繊細な働きを見せている。 特徴:重要刀剣図譜の解説では一見大人しい直刃の印象を受けるが、実物は刃中に驚くほど豊かな働きが溢れている。日本美術刀剣保存協会によれば、千手院派は大和五派の中で最も古く、平安時代にまで遡る流派とされる。本作はその伝統を継承した鎌倉時代後期の優品である。

作者について

千手院

大和伝 · 大和 · 1222-1224頃

現在2点販売中

›

千手院派は、大和五派の中で最も発祥が古いとされ、奈良の若草山の西山麓、千手観音をまつる千手堂のある千手谷と呼ばれる地で栄えた。古伝書によれば、平安時代後期に行信、重弘の二名工がいたと伝えられるが、確実な遺例は未見である。鎌倉時代初期には「千手院」と三字銘のある太刀が現存するものの、総じて在銘作は少ない。これは、千手院派を含む大和鍛冶が寺院の僧兵の需要に応えていたためと考えられる。門流は鎌倉時代から南北朝時代にかけて存続した。

千手院派の作風は、地鉄に大和伝の特徴が顕著に表れる。板目肌を基本とし、大板目、杢目、流れ柾が交じり、総体に肌立ちごころとなる。地沸が厚くつき、地景が頻りに入り、淡く沸映りが立つものもある。刃文は直刃調を基調とし、浅くのたれ、小互の目、小丁子、小乱れなどが交じる。刃縁にはほつれ、打のけ、喰違刃、二重刃などが現れ、金筋、砂流しが頻りにかかる。帽子は直ぐに小丸、掃きかけるものが多い。姿は鎬造、庵棟で、鎬幅が広く鎬が高いもの、腰反りが高く踏張りがあり、中鋒ないし小鋒となるものなどが見られる。総じて古調な作風を示し、地刃ともに健全で、地沸が厚くつき、刃中の沸が明るく輝くものが評価される。

千手院派の刀剣は、古雅な姿態と地刃の働きが評価される。特に、地沸を厚く敷き、地景を織りなした鍛え、刃中の足や葉の働き、刃沸の妙味などが重視される。本阿弥家では、古来より大和物として賑やかに乱れているものに千手院の極めをあてる傾向があったとされる。現存する太刀や刀は、姿、地鉄、刃文において大和伝の特色をよく示しており、その古様さから千手院の極めは首肯される。総じて出来が良く、地刃の健全さが保たれているものが優品とされる。

千手院の作 2点が現在販売中→
千手院 — 詳細大和伝派
流派について

千手院

大和伝 · 大和

現在23点販売中

›

千手院派は大和五派の中で最も発祥が古いとされ、奈良の若草山の西山麓、千手観音を祀る千手堂のある千手谷と呼ばれる地に在住した刀工の一群に発する。寺院に拠るその出自は単なる来歴ではなく、在銘作が総じて少ないという一派の性格の根にあって、これは千手院を含む大和の鍛冶が寺院の僧兵の需要に応えて作刀したためと解されている。古伝書は平安時代後期に行信、重弘の二名工があったと伝えるが、いずれも確実な遺例は未見であり、鎌倉時代初期には三字に「千手院」と切った太刀が現存する。門流は鎌倉時代から南北朝時代にかけて存続し、その間も有銘作は乏しく、それゆえ吉野郡龍門荘に住して龍門延吉と通称された延吉や、正安三年の年紀をもつ助光、文和の年紀を切った吉弘のごとき年紀の遺る工は、無銘極めの多いこの一派において格別の資料的重みを負う。地理的にも時代的にも幅広いその活動は、古千手院と後代の別を含みつつ、奈良の寺工という共通の土壌に立つ。 作風は地鉄に大和伝の語法がまず読まれる。板目を基本に大板目、杢目、流れ柾を交え、刃寄りに流れて柾がかり、総体に肌立ちごころとなって、地沸が厚くつき、地景が頻りに入る。淡い沸映りの立つものがあり、なかには延吉の備前寄りの手のごとく鮮明な乱れ映りを示すものもあって、映りの有無はこの一派を貫く変数である。刃文は直刃を基調とし、浅くのたれて小互の目、小丁子、小乱れを交え、刃縁にほつれ、打のけ、喰違刃、二重刃が現れ、刃中に小足が入り、金筋、砂流しが頻りにかかって、刃中にもまた柾が通う。匂口は明るく冴え、小沸がよくつく。帽子は直ぐに掃きかけて焼詰め、あるいは小丸に短く返る。同じ大和の基盤の上に二様の振幅が見られるのが特徴で、延吉や助光には備前気質を帯びた賑やかな丁子足の手と、映りの立たぬ大和色の濃い渋い直刃の手とが並び、吉弘に至っては相州物を想わせる強い沸と大乱れの華やかな出来と、浅くのたれた穏やかな直刃とが同工のうちに共存する。姿は鎬造、庵棟で、鎬幅が広く鎬が高いもの、腰反りが高く踏張りがあって中鋒ないし小鋒となるものなどが見られ、総じて古調を示す。 鑑定の勘所は、まず柾がかって流れる地鉄と、掃きかけ焼詰めの帽子の下にほつれ、喰違刃、二重刃の働く明るい直刃に置かれる。本阿弥家では古来、大和物のうちで賑やかに乱れているものに千手院の極めをあてる傾向があったと説明書は記し、この一派の極めの幅の広さを伝える。大和の内部にあって、千手院は同じ五派の手掻、尻懸、当麻、保昌と並び称されつつ別をなす。沸の働きと造込みでより明確に手を絞り込み得る当麻や、強い柾立つ無地の直刃に拠る保昌とは地刃の質において分かれ、より素朴な手掻とも映りや備前気質の加味の点で分かれる。主要工としては、一口の国宝の太刀に担われ大和初期の名として重きをなす延吉、年紀の基準作を東京国立博物館に伝えて在銘作のごく僅かな助光、地刃の変化が大和諸工中で最も大きいと評される吉弘がそれぞれ独立した手を示し、ほかにも長吉、吉行、助平、助延、助吉のごとき同族の工が諸書に名を連ねるが、その多くは総称的に千手院として伝わる。在銘の確かな作が世に出ることは稀であり、現存する遺品の大半は大磨上無銘の極めものであって、鎬の高い造込み、流れて柾がかる鍛え、明るい直刃のみからもその極めは首肯される。伝来は、龍門延吉の国宝太刀が後水尾天皇御料と伝え、堀子爵家や犬養毅、仙台伊達家、上杉家の旧蔵に納まる一口があるほかは、神社や公的機関に伝わるものを除けば多くは所在の知れぬ私蔵にあって、市場に現れることは少ない。

40名の刀工指定231口
主要刀工
刀工時代指定
延吉1288-129329
助光1243-12476
吉弘1352-13565
義弘1312-13173
日光1303-13060
千手院流派を見る →
NBTHK鑑定書
Jūyō Tōken重要刀剣
Important Sword
›

特別保存刀剣の中から、特に出来が優れ、国認定の重要美術品に準ずると判断された名品です。年に一度の重要刀剣審査で選ばれます。

極めて選別的で、日本に登録された約250万口の刀剣のうち、重要刀剣に達したものは12,307口(約203口に1口)にすぎません。

NBTHKについて›

日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。

NBTHK公式サイト→
販売店
葵
葵美術
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✓認証販売店aoijapan.com
決済通貨:JPY
✓海外発送可✓英語対応銀行振込PayPalクレジットカード
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返品をご希望の場合、お客様が受領されてから3日以内にお知らせください。この期間を過ぎますとキャンセルはお受けできかねますので何卒ご了承ください。なお当社へのご返送は、5営業日以内の発送をお願いしております。なおキャンセルは販売した当時の状態がそのまま保持されている事が条件となりますのでお取り扱いには十分ご注意下さい。

葵美術の出品一覧を見る→

千手院の他の作

すべて見る →
中野古銭
保存
Katana - Hozon - by Senjuin - B4111 98万円 千手院Katana - Hozon - by Senjuin - B4111 98万円 千手院

刀

作千手院
69.2cm·室町
¥980,000

大和の伝統

すべて見る →
草薙の舎
特別保存
Katana - Tokuho - by Shikkake Norinaga - 尻懸派の祖大業物初代『尻懸則長』特別保存刀剣鑑定書Katana - Tokuho - by Shikkake Norinaga - 尻懸派の祖大業物初代『尻懸則長』特別保存刀剣鑑定書

刀

作則長
65.4cm·Bunpo (1317-1319)
¥1,280,000
江州屋刀剣店
特重
Katana - Tokuju - by Satsuma Yasuyo - 🔶特別重要刀剣(一ッ葉葵紋)主馬首一平藤原朝臣安代 享保12年3月吉日於薩刕給黎郡作之Katana - Tokuju - by Satsuma Yasuyo - 🔶特別重要刀剣(一ッ葉葵紋)主馬首一平藤原朝臣安代 享保12年3月吉日於薩刕給黎郡作之

刀

作安代
76.9cm·Kyoho (1716-1736)
お問い合わせ
つるぎの屋
重要
Katana - Jūyō - by Tegai Kanenaga - 刀 手掻包永Katana - Jūyō - by Tegai Kanenaga - 刀 手掻包永

刀

作包永
68.8cm·Teio (1222-1224)
¥7,500,000
葵美術
保存
Wakizashi - Hozon - by Mihara School - 脇差:無銘(三原)(日本美術刀剣保存協会 保存刀剣)Wakizashi - Hozon - by Mihara School - 脇差:無銘(三原)(日本美術刀剣保存協会 保存刀剣)

脇差

作三原派
53.9cm·Late Kamakura (c. 1278)
開始価格¥250,000
葵美術
特別保存
Katana - Tokuho - by Tegai School - 刀:無銘(手掻)(日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣)(附 拵:特別貴重刀装具)Katana - Tokuho - by Tegai School - 刀:無銘(手掻)(日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣)(附 拵:特別貴重刀装具)

刀

作手掻派
69.5cm·鎌倉
¥2,500,000
刀剣杉田
特別保存
Wakizashi - Tokuho - by Mino Senjuin School - 無銘(越州國行) (越前)(北陸道)Wakizashi - Tokuho - by Mino Senjuin School - 無銘(越州國行) (越前)(北陸道)

脇差

作美濃千手院派
33.4cm·南北朝
¥780,000
銀座長州屋
重要
Katana - Jūyō - by Shikkake School - 大磨上無銘 伝尻懸Katana - Jūyō - by Shikkake School - 大磨上無銘 伝尻懸

刀

作尻懸派
70.8cm·鎌倉
¥3,600,000
刀剣小町
特別保存
Katana - Tokuho - by Senjuin School - 刀 白鞘入りKatana - Tokuho - by Senjuin School - 刀 白鞘入り

刀

作千手院派
71.4cm·鎌倉
¥880,000

刀剣

  • 刀
  • 脇差
  • 短刀
  • 太刀
  • 薙刀
  • 槍

刀装具

  • 鍔
  • 縁頭
  • 小柄
  • 目貫

鑑定別

  • 特重
  • 重要
  • 特別保存
  • 保存

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注文番号:AS26347 白鞘入り刀(第53回重要刀剣指定) 銘:無銘(千手院) 鞘書き:田野辺道宏先生 第五十三回重要刀剣指定品 大和国千手院 大磨上無銘なり。地刃に同派の特色が顕著に示されており、古雅で奥深い趣がある。 鎌倉時代後期の作と鑑せられ、極めて稀少かつ資料的価値の高い逸品である。 刃長二尺三寸。探山識(花押) (弊社では刀剣の出来映えにより、最上作、上々作、上作、普通作の4段階に評価しております。本作は千手院の極めとして「最上作」にランクされる名刀です。) ハバキ:金着一重ハバキ 長さ:69.4 cm (2 shaku 2 sun 9 bu) 反り:2.4 cm 目釘穴:2個 元幅:3.05 cm 先幅:1.81 cm 重ね:0.65 cm 刀身重量:715 g 時代:鎌倉時代 文保頃(1317年)、約709年前。 体配:身幅広く重ね厚く、反り深くつき、大切っ先となる堂々とした力強い姿。 地鉄:小板目肌に木目肌が交じり、よく練れて精良な肌合いとなり、映りが鮮明に現れる。鎬地は細かな柾目肌となる。 刃文:匂口の深い直刃調に小足がよく入る。刃中の働きが極めて豊富で変化に富む。重要刀剣図譜の押形では簡素な直刃に見えるが、実際は葵美術の押形にある通り、非常に複雑で繊細な働きを見せている。 特徴:重要刀剣図譜の解説では一見大人しい直刃の印象を受けるが、実物は刃中に驚くほど豊かな働きが溢れている。日本美術刀剣保存協会によれば、千手院派は大和五派の中で最も古く、平安時代にまで遡る流派とされる。本作はその伝統を継承した鎌倉時代後期の優品である。

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刀剣›大和伝›千手院›刀:無銘(千手院)第53回重要刀剣指定
刀重要
千手院

刀:無銘(千手院)第53回重要刀剣指定

無銘 · Senjuin · 鎌倉 · 長さ 69.4cm · 反り 2.4cm

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千手院
種別
刀
流派
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活動期
1222–1224年頃(Teio)
国
大和
銘
無銘
法量
長さ 69.4cm反り 2.4cm元幅 3.05cm先幅 1.81cm重ね 0.65cm重量 715g
説明

注文番号:AS26347 白鞘入り刀(第53回重要刀剣指定) 銘:無銘(千手院) 鞘書き:田野辺道宏先生 第五十三回重要刀剣指定品 大和国千手院 大磨上無銘なり。地刃に同派の特色が顕著に示されており、古雅で奥深い趣がある。 鎌倉時代後期の作と鑑せられ、極めて稀少かつ資料的価値の高い逸品である。 刃長二尺三寸。探山識(花押) (弊社では刀剣の出来映えにより、最上作、上々作、上作、普通作の4段階に評価しております。本作は千手院の極めとして「最上作」にランクされる名刀です。) ハバキ:金着一重ハバキ 長さ:69.4 cm (2 shaku 2 sun 9 bu) 反り:2.4 cm 目釘穴:2個 元幅:3.05 cm 先幅:1.81 cm 重ね:0.65 cm 刀身重量:715 g 時代:鎌倉時代 文保頃(1317年)、約709年前。 体配:身幅広く重ね厚く、反り深くつき、大切っ先となる堂々とした力強い姿。 地鉄:小板目肌に木目肌が交じり、よく練れて精良な肌合いとなり、映りが鮮明に現れる。鎬地は細かな柾目肌となる。 刃文:匂口の深い直刃調に小足がよく入る。刃中の働きが極めて豊富で変化に富む。重要刀剣図譜の押形では簡素な直刃に見えるが、実際は葵美術の押形にある通り、非常に複雑で繊細な働きを見せている。 特徴:重要刀剣図譜の解説では一見大人しい直刃の印象を受けるが、実物は刃中に驚くほど豊かな働きが溢れている。日本美術刀剣保存協会によれば、千手院派は大和五派の中で最も古く、平安時代にまで遡る流派とされる。本作はその伝統を継承した鎌倉時代後期の優品である。

作者について

千手院

大和伝 · 大和 · 1222-1224頃

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千手院派は、大和五派の中で最も発祥が古いとされ、奈良の若草山の西山麓、千手観音をまつる千手堂のある千手谷と呼ばれる地で栄えた。古伝書によれば、平安時代後期に行信、重弘の二名工がいたと伝えられるが、確実な遺例は未見である。鎌倉時代初期には「千手院」と三字銘のある太刀が現存するものの、総じて在銘作は少ない。これは、千手院派を含む大和鍛冶が寺院の僧兵の需要に応えていたためと考えられる。門流は鎌倉時代から南北朝時代にかけて存続した。

千手院派の作風は、地鉄に大和伝の特徴が顕著に表れる。板目肌を基本とし、大板目、杢目、流れ柾が交じり、総体に肌立ちごころとなる。地沸が厚くつき、地景が頻りに入り、淡く沸映りが立つものもある。刃文は直刃調を基調とし、浅くのたれ、小互の目、小丁子、小乱れなどが交じる。刃縁にはほつれ、打のけ、喰違刃、二重刃などが現れ、金筋、砂流しが頻りにかかる。帽子は直ぐに小丸、掃きかけるものが多い。姿は鎬造、庵棟で、鎬幅が広く鎬が高いもの、腰反りが高く踏張りがあり、中鋒ないし小鋒となるものなどが見られる。総じて古調な作風を示し、地刃ともに健全で、地沸が厚くつき、刃中の沸が明るく輝くものが評価される。

千手院派の刀剣は、古雅な姿態と地刃の働きが評価される。特に、地沸を厚く敷き、地景を織りなした鍛え、刃中の足や葉の働き、刃沸の妙味などが重視される。本阿弥家では、古来より大和物として賑やかに乱れているものに千手院の極めをあてる傾向があったとされる。現存する太刀や刀は、姿、地鉄、刃文において大和伝の特色をよく示しており、その古様さから千手院の極めは首肯される。総じて出来が良く、地刃の健全さが保たれているものが優品とされる。

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千手院 — 詳細大和伝派
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千手院

大和伝 · 大和

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千手院派は大和五派の中で最も発祥が古いとされ、奈良の若草山の西山麓、千手観音を祀る千手堂のある千手谷と呼ばれる地に在住した刀工の一群に発する。寺院に拠るその出自は単なる来歴ではなく、在銘作が総じて少ないという一派の性格の根にあって、これは千手院を含む大和の鍛冶が寺院の僧兵の需要に応えて作刀したためと解されている。古伝書は平安時代後期に行信、重弘の二名工があったと伝えるが、いずれも確実な遺例は未見であり、鎌倉時代初期には三字に「千手院」と切った太刀が現存する。門流は鎌倉時代から南北朝時代にかけて存続し、その間も有銘作は乏しく、それゆえ吉野郡龍門荘に住して龍門延吉と通称された延吉や、正安三年の年紀をもつ助光、文和の年紀を切った吉弘のごとき年紀の遺る工は、無銘極めの多いこの一派において格別の資料的重みを負う。地理的にも時代的にも幅広いその活動は、古千手院と後代の別を含みつつ、奈良の寺工という共通の土壌に立つ。 作風は地鉄に大和伝の語法がまず読まれる。板目を基本に大板目、杢目、流れ柾を交え、刃寄りに流れて柾がかり、総体に肌立ちごころとなって、地沸が厚くつき、地景が頻りに入る。淡い沸映りの立つものがあり、なかには延吉の備前寄りの手のごとく鮮明な乱れ映りを示すものもあって、映りの有無はこの一派を貫く変数である。刃文は直刃を基調とし、浅くのたれて小互の目、小丁子、小乱れを交え、刃縁にほつれ、打のけ、喰違刃、二重刃が現れ、刃中に小足が入り、金筋、砂流しが頻りにかかって、刃中にもまた柾が通う。匂口は明るく冴え、小沸がよくつく。帽子は直ぐに掃きかけて焼詰め、あるいは小丸に短く返る。同じ大和の基盤の上に二様の振幅が見られるのが特徴で、延吉や助光には備前気質を帯びた賑やかな丁子足の手と、映りの立たぬ大和色の濃い渋い直刃の手とが並び、吉弘に至っては相州物を想わせる強い沸と大乱れの華やかな出来と、浅くのたれた穏やかな直刃とが同工のうちに共存する。姿は鎬造、庵棟で、鎬幅が広く鎬が高いもの、腰反りが高く踏張りがあって中鋒ないし小鋒となるものなどが見られ、総じて古調を示す。 鑑定の勘所は、まず柾がかって流れる地鉄と、掃きかけ焼詰めの帽子の下にほつれ、喰違刃、二重刃の働く明るい直刃に置かれる。本阿弥家では古来、大和物のうちで賑やかに乱れているものに千手院の極めをあてる傾向があったと説明書は記し、この一派の極めの幅の広さを伝える。大和の内部にあって、千手院は同じ五派の手掻、尻懸、当麻、保昌と並び称されつつ別をなす。沸の働きと造込みでより明確に手を絞り込み得る当麻や、強い柾立つ無地の直刃に拠る保昌とは地刃の質において分かれ、より素朴な手掻とも映りや備前気質の加味の点で分かれる。主要工としては、一口の国宝の太刀に担われ大和初期の名として重きをなす延吉、年紀の基準作を東京国立博物館に伝えて在銘作のごく僅かな助光、地刃の変化が大和諸工中で最も大きいと評される吉弘がそれぞれ独立した手を示し、ほかにも長吉、吉行、助平、助延、助吉のごとき同族の工が諸書に名を連ねるが、その多くは総称的に千手院として伝わる。在銘の確かな作が世に出ることは稀であり、現存する遺品の大半は大磨上無銘の極めものであって、鎬の高い造込み、流れて柾がかる鍛え、明るい直刃のみからもその極めは首肯される。伝来は、龍門延吉の国宝太刀が後水尾天皇御料と伝え、堀子爵家や犬養毅、仙台伊達家、上杉家の旧蔵に納まる一口があるほかは、神社や公的機関に伝わるものを除けば多くは所在の知れぬ私蔵にあって、市場に現れることは少ない。

40名の刀工指定231口
主要刀工
刀工時代指定
延吉1288-129329
助光1243-12476
吉弘1352-13565
義弘1312-13173
日光1303-13060
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特別保存刀剣の中から、特に出来が優れ、国認定の重要美術品に準ずると判断された名品です。年に一度の重要刀剣審査で選ばれます。

極めて選別的で、日本に登録された約250万口の刀剣のうち、重要刀剣に達したものは12,307口(約203口に1口)にすぎません。

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日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。

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葵
葵美術
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千手院の他の作

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中野古銭
保存
Katana - Hozon - by Senjuin - B4111 98万円 千手院Katana - Hozon - by Senjuin - B4111 98万円 千手院

刀

作千手院
69.2cm·室町
¥980,000

大和の伝統

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草薙の舎
特別保存
Katana - Tokuho - by Shikkake Norinaga - 尻懸派の祖大業物初代『尻懸則長』特別保存刀剣鑑定書Katana - Tokuho - by Shikkake Norinaga - 尻懸派の祖大業物初代『尻懸則長』特別保存刀剣鑑定書

刀

作則長
65.4cm·Bunpo (1317-1319)
¥1,280,000
江州屋刀剣店
特重
Katana - Tokuju - by Satsuma Yasuyo - 🔶特別重要刀剣(一ッ葉葵紋)主馬首一平藤原朝臣安代 享保12年3月吉日於薩刕給黎郡作之Katana - Tokuju - by Satsuma Yasuyo - 🔶特別重要刀剣(一ッ葉葵紋)主馬首一平藤原朝臣安代 享保12年3月吉日於薩刕給黎郡作之

刀

作安代
76.9cm·Kyoho (1716-1736)
お問い合わせ
つるぎの屋
重要
Katana - Jūyō - by Tegai Kanenaga - 刀 手掻包永Katana - Jūyō - by Tegai Kanenaga - 刀 手掻包永

刀

作包永
68.8cm·Teio (1222-1224)
¥7,500,000
葵美術
保存
Wakizashi - Hozon - by Mihara School - 脇差:無銘(三原)(日本美術刀剣保存協会 保存刀剣)Wakizashi - Hozon - by Mihara School - 脇差:無銘(三原)(日本美術刀剣保存協会 保存刀剣)

脇差

作三原派
53.9cm·Late Kamakura (c. 1278)
開始価格¥250,000
葵美術
特別保存
Katana - Tokuho - by Tegai School - 刀:無銘(手掻)(日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣)(附 拵:特別貴重刀装具)Katana - Tokuho - by Tegai School - 刀:無銘(手掻)(日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣)(附 拵:特別貴重刀装具)

刀

作手掻派
69.5cm·鎌倉
¥2,500,000
刀剣杉田
特別保存
Wakizashi - Tokuho - by Mino Senjuin School - 無銘(越州國行) (越前)(北陸道)Wakizashi - Tokuho - by Mino Senjuin School - 無銘(越州國行) (越前)(北陸道)

脇差

作美濃千手院派
33.4cm·南北朝
¥780,000
銀座長州屋
重要
Katana - Jūyō - by Shikkake School - 大磨上無銘 伝尻懸Katana - Jūyō - by Shikkake School - 大磨上無銘 伝尻懸

刀

作尻懸派
70.8cm·鎌倉
¥3,600,000
刀剣小町
特別保存
Katana - Tokuho - by Senjuin School - 刀 白鞘入りKatana - Tokuho - by Senjuin School - 刀 白鞘入り

刀

作千手院派
71.4cm·鎌倉
¥880,000

刀剣

  • 刀
  • 脇差
  • 短刀
  • 太刀
  • 薙刀
  • 槍

刀装具

  • 鍔
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鑑定別

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