鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 重要刀装具[N.B.T.H.K]Juyo Tousougu No.70 藻柄子宗典は、「装剣奇賞」によれば元来は京都の出身で、後に江州彦根に住し彦根彫の祖という。また彦根神御家中川北氏の抱え工となり、氏を喜多川と改め初銘を秀典と称したという。同名二代あるといい、現存する行年紀作等から初代の活躍期は江戸時代前期から中期にかけてである。本作は、宗典自身銘の典型的な出来映えを示した作品である。清雅な遊びに興ずる高士たちを、たっぷりとした鉄地の表裏全面に肉置き豊かな高彫と彩り豊かな各種の色金を用いた象嵌色絵にて表現し、壮大な画面構成に仕立てられている。賑やかで華やかに展開する様はまさに宗典の真骨頂であり、宗臭特有の世界が十分に発揮されている。加えて行年銘も貴重であり、覆輪を含め総てに於いて保存状態が良いことも好ましい。
藻柄子宗典は、『装剣奇賞』によれば元来は京都の出身で、後に江州彦根に住し彦根彫の祖という。また彦根御家中川北氏の抱え工となり、 氏を喜多川と改め初銘を秀典と称したという。同名二代あるといい、現存する行年紀作等から初代の活躍期は江戸時代前期から中期にかけてで ある。 本作は、宗典自身銘の典型的な出来映えを示した作品である。清雅な遊びに興ずる高士たちを、たっぷりとした鉄地の表裏全面に肉置き豊か な高彫と彩り豊かな各種の色金を用いた象嵌色絵にて表現し、壮大な画面構成に仕立てられている。賑やかで華やかに展開する様はまさに宗典 の真骨頂であり、宗典特有の世界が十分に発揮されている。加えて行年銘も貴重であり、覆輪を含め総てに於いて保存状態が良いことも好まし い。












宗典
Enpō–Kan'en (1679–1751)
近江
在銘
重要 #70 (NBTHK)
藻柄子宗典は、『装剣奇賞』によれば元来は京都の出身で、後に江州彦根に住し彦根彫の祖という。また彦根御家中川北氏の抱え工となり、 氏を喜多川と改め初銘を秀典と称したという。同名二代あるといい、現存する行年紀作等から初代の活躍期は江戸時代前期から中期にかけてで ある。 本作は、宗典自身銘の典型的な出来映えを示した作品である。清雅な遊びに興ずる高士たちを、たっぷりとした鉄地の表裏全面に肉置き豊か な高彫と彩り豊かな各種の色金を用いた象嵌色絵にて表現し、壮大な画面構成に仕立てられている。賑やかで華やかに展開する様はまさに宗典 の真骨頂であり、宗典特有の世界が十分に発揮されている。加えて行年銘も貴重であり、覆輪を含め総てに於いて保存状態が良いことも好まし い。
金工 · 近江 · 江戸
現在3点販売中
藻柄子宗典は、元来は京都の出身と伝えられ、後に江州彦根に移住し、彦根彫の祖とされている。初銘を秀典と称し、彦根御家中川北氏の抱え工となり、氏を喜多川と改めたという。同名二代が存在するとされ、現存する行年紀作などから、初代の活躍期は江戸時代前期から中期にかけてと推定される。美濃彫の流れを汲むとも伝えられ、作風に後藤風、美濃風が見られるとする見解もあるが、後藤家に学んだと見られる大きな特色はないとする指摘もある。
宗典の作風は、鉄地または赤銅地を高彫、象嵌色絵で飾るものが多く、特に鉄地高彫に色絵象嵌を施した作に傑作が多いとされる。題材は武者、竹林の七賢、花鳥、藻貝尽くしなど多岐にわたり、本作のように唐人物や群仙図といった人物を主題としたものも存在する。色絵には金、銀、赤銅、素銅など各種の色金を用い、華やかで賑々しい作風を特徴とする。赤銅魚子地高彫の作も存在し、金覆輪を施したものも見られる。作風は緻密であり、その彫口はおおらかでゆったりとしており、観る者を幽玄の世界に誘うと評される。
宗典の作は、その濃密な彫法で名を馳せ、彦根彫の代表工として知られる。しかし、その名声故に、後代の彦根彫りの作品に宗典の銘が多用され、粗悪な作品にも刻銘されているのが現実である。真作においては、賑々しい作柄に品格を兼ね備えた豪華な優鐔が多く、行年銘が貴重である。保存状態が良いことも評価される点である。
宗典の位置づけを、日本刀全体および伝統・時代・時期ごとに示します。各位(随一・屈指・有数・著名)は、NBTHK および文化庁による指定に加え、三作や名物帳などの歴史的栄誉を加味したものです。
各項目を選ぶと評価方法が表示されます。
金工 · 近江
現在30点販売中
彦根派は、近江国彦根に興った刀装具の一流派であり、その彫法は世に彦根彫の名をもって知られる。開祖は藻柄子入道宗典で、『装剣奇賞』によれば元来は京都の出身と伝えられ、後に江州彦根に移住して彦根彫の祖となったという。彦根御家中川北氏の抱え工となり、氏を喜多川(喜多河)と改め、初銘を秀典と称した。同名二代があるといい、現存する行年紀作などから初代は承応元年に生まれたことが知られ、その活躍期は江戸時代前期から中期にかけてである。美濃彫の流れを汲むとも伝えられ、作風に後藤風、美濃風が見られるとする見解もある。宗典の門からは野村包教をはじめとする有力な作者が輩出し、包教は宗典門第一の上手と称され、同派の有力な分派として独自の地位を確立した。 作風は、鉄地または赤銅魚子地を用い、鋤出高彫に金・銀・赤銅・素銅などの各種の色金を駆使した象嵌色絵をもって飾るものが多い。たっぷりとした地の表裏画面一杯に主題を肉置き豊かな高彫で表し、各種の色金にかつ金の種類をも複数使用して、壮大な画面に仕立てる点に大きな特色がある。題材は武者、竹林の七賢、花鳥、藻貝尽くし、唐人物、群仙図、十二支など多岐にわたり、また『源氏物語』の「明石」や『小督』の物語に取材した作例も見られる。賑やかに華やかに展開する様はまさに宗典の真骨頂であり、その彫口はおおらかでゆったりとしており、観る者を幽玄の世界に誘うと評される。包教もまた、大胆な構成力と繊細な色がね象嵌をもって画面を広く使い物語を演出し、師の作風を継承しつつ独自の魅力を加えた。 彦根派の作は、その濃密な彫法によって名を馳せ、宗典は代表工として多くの鐔好きを魅了した。ともすれば賑々しい鐔は行き過ぎの感を否めないこともあるが、宗典の手にかかると不思議と行き過ぎ感がないばかりか、品格をも兼ね備えた豪華な優鐔となる。包教の作もまた、師である宗典の傑作に勝るとも劣らない出来と評され、その白眉と見られる一枚も伝えられている。一方、宗典の名はあまりにも有名であったために、後代の彦根彫の作品に宗典の刻銘が多用され、土産物といわれる粗悪な作品にまで刻銘されているのが現実である。それゆえ真作においては、賑々しい作柄に品格を兼ね備えた豪華な優鐔が多く、行年銘が貴重であり、保存状態が良いことも好ましい評価の点とされる。
特別保存刀装具の中から、特に出来が優れ、美術工芸的価値が極めて高く、国認定の重要美術品に準ずると判断されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイトお客様都合による返品は作品到着後二日以内にお申し出ください。※お品物に手を加えた物等は対応できません※返品送料はお客様のご負担となります※お品代以外の費用(振込手数料、代引手数料等)は返金できません。※お届け先が海外の場合は返品や返金は出来ません
鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 重要刀装具[N.B.T.H.K]Juyo Tousougu No.70 藻柄子宗典は、「装剣奇賞」によれば元来は京都の出身で、後に江州彦根に住し彦根彫の祖という。また彦根神御家中川北氏の抱え工となり、氏を喜多川と改め初銘を秀典と称したという。同名二代あるといい、現存する行年紀作等から初代の活躍期は江戸時代前期から中期にかけてである。本作は、宗典自身銘の典型的な出来映えを示した作品である。清雅な遊びに興ずる高士たちを、たっぷりとした鉄地の表裏全面に肉置き豊かな高彫と彩り豊かな各種の色金を用いた象嵌色絵にて表現し、壮大な画面構成に仕立てられている。賑やかで華やかに展開する様はまさに宗典の真骨頂であり、宗臭特有の世界が十分に発揮されている。加えて行年銘も貴重であり、覆輪を含め総てに於いて保存状態が良いことも好ましい。
藻柄子宗典は、『装剣奇賞』によれば元来は京都の出身で、後に江州彦根に住し彦根彫の祖という。また彦根御家中川北氏の抱え工となり、 氏を喜多川と改め初銘を秀典と称したという。同名二代あるといい、現存する行年紀作等から初代の活躍期は江戸時代前期から中期にかけてで ある。 本作は、宗典自身銘の典型的な出来映えを示した作品である。清雅な遊びに興ずる高士たちを、たっぷりとした鉄地の表裏全面に肉置き豊か な高彫と彩り豊かな各種の色金を用いた象嵌色絵にて表現し、壮大な画面構成に仕立てられている。賑やかで華やかに展開する様はまさに宗典 の真骨頂であり、宗典特有の世界が十分に発揮されている。加えて行年銘も貴重であり、覆輪を含め総てに於いて保存状態が良いことも好まし い。












宗典
Enpō–Kan'en (1679–1751)
近江
在銘
重要 #70 (NBTHK)
藻柄子宗典は、『装剣奇賞』によれば元来は京都の出身で、後に江州彦根に住し彦根彫の祖という。また彦根御家中川北氏の抱え工となり、 氏を喜多川と改め初銘を秀典と称したという。同名二代あるといい、現存する行年紀作等から初代の活躍期は江戸時代前期から中期にかけてで ある。 本作は、宗典自身銘の典型的な出来映えを示した作品である。清雅な遊びに興ずる高士たちを、たっぷりとした鉄地の表裏全面に肉置き豊か な高彫と彩り豊かな各種の色金を用いた象嵌色絵にて表現し、壮大な画面構成に仕立てられている。賑やかで華やかに展開する様はまさに宗典 の真骨頂であり、宗典特有の世界が十分に発揮されている。加えて行年銘も貴重であり、覆輪を含め総てに於いて保存状態が良いことも好まし い。
金工 · 近江 · 江戸
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藻柄子宗典は、元来は京都の出身と伝えられ、後に江州彦根に移住し、彦根彫の祖とされている。初銘を秀典と称し、彦根御家中川北氏の抱え工となり、氏を喜多川と改めたという。同名二代が存在するとされ、現存する行年紀作などから、初代の活躍期は江戸時代前期から中期にかけてと推定される。美濃彫の流れを汲むとも伝えられ、作風に後藤風、美濃風が見られるとする見解もあるが、後藤家に学んだと見られる大きな特色はないとする指摘もある。
宗典の作風は、鉄地または赤銅地を高彫、象嵌色絵で飾るものが多く、特に鉄地高彫に色絵象嵌を施した作に傑作が多いとされる。題材は武者、竹林の七賢、花鳥、藻貝尽くしなど多岐にわたり、本作のように唐人物や群仙図といった人物を主題としたものも存在する。色絵には金、銀、赤銅、素銅など各種の色金を用い、華やかで賑々しい作風を特徴とする。赤銅魚子地高彫の作も存在し、金覆輪を施したものも見られる。作風は緻密であり、その彫口はおおらかでゆったりとしており、観る者を幽玄の世界に誘うと評される。
宗典の作は、その濃密な彫法で名を馳せ、彦根彫の代表工として知られる。しかし、その名声故に、後代の彦根彫りの作品に宗典の銘が多用され、粗悪な作品にも刻銘されているのが現実である。真作においては、賑々しい作柄に品格を兼ね備えた豪華な優鐔が多く、行年銘が貴重である。保存状態が良いことも評価される点である。
宗典の位置づけを、日本刀全体および伝統・時代・時期ごとに示します。各位(随一・屈指・有数・著名)は、NBTHK および文化庁による指定に加え、三作や名物帳などの歴史的栄誉を加味したものです。
各項目を選ぶと評価方法が表示されます。
金工 · 近江
現在30点販売中
彦根派は、近江国彦根に興った刀装具の一流派であり、その彫法は世に彦根彫の名をもって知られる。開祖は藻柄子入道宗典で、『装剣奇賞』によれば元来は京都の出身と伝えられ、後に江州彦根に移住して彦根彫の祖となったという。彦根御家中川北氏の抱え工となり、氏を喜多川(喜多河)と改め、初銘を秀典と称した。同名二代があるといい、現存する行年紀作などから初代は承応元年に生まれたことが知られ、その活躍期は江戸時代前期から中期にかけてである。美濃彫の流れを汲むとも伝えられ、作風に後藤風、美濃風が見られるとする見解もある。宗典の門からは野村包教をはじめとする有力な作者が輩出し、包教は宗典門第一の上手と称され、同派の有力な分派として独自の地位を確立した。 作風は、鉄地または赤銅魚子地を用い、鋤出高彫に金・銀・赤銅・素銅などの各種の色金を駆使した象嵌色絵をもって飾るものが多い。たっぷりとした地の表裏画面一杯に主題を肉置き豊かな高彫で表し、各種の色金にかつ金の種類をも複数使用して、壮大な画面に仕立てる点に大きな特色がある。題材は武者、竹林の七賢、花鳥、藻貝尽くし、唐人物、群仙図、十二支など多岐にわたり、また『源氏物語』の「明石」や『小督』の物語に取材した作例も見られる。賑やかに華やかに展開する様はまさに宗典の真骨頂であり、その彫口はおおらかでゆったりとしており、観る者を幽玄の世界に誘うと評される。包教もまた、大胆な構成力と繊細な色がね象嵌をもって画面を広く使い物語を演出し、師の作風を継承しつつ独自の魅力を加えた。 彦根派の作は、その濃密な彫法によって名を馳せ、宗典は代表工として多くの鐔好きを魅了した。ともすれば賑々しい鐔は行き過ぎの感を否めないこともあるが、宗典の手にかかると不思議と行き過ぎ感がないばかりか、品格をも兼ね備えた豪華な優鐔となる。包教の作もまた、師である宗典の傑作に勝るとも劣らない出来と評され、その白眉と見られる一枚も伝えられている。一方、宗典の名はあまりにも有名であったために、後代の彦根彫の作品に宗典の刻銘が多用され、土産物といわれる粗悪な作品にまで刻銘されているのが現実である。それゆえ真作においては、賑々しい作柄に品格を兼ね備えた豪華な優鐔が多く、行年銘が貴重であり、保存状態が良いことも好ましい評価の点とされる。
特別保存刀装具の中から、特に出来が優れ、美術工芸的価値が極めて高く、国認定の重要美術品に準ずると判断されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
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