Ginza Choshuya 東京都中央区銀座3-10-4 月–土 9:30–17:30 在光(ありみつ)は左京進宗光と合作もある(『日本刀工辞典古刀篇』)備前長舩の刀工。当時、備前は応仁の乱で復権した赤松政則の領国で、右京亮勝光と左京進宗光は、時には赤松軍に従軍し、また九代将軍義尚の近江六角攻めの際には赤松氏の命で一族一党と共に近江鈎(まがり)の陣に赴任して将軍の御前打を勤めた。在光は勝光や宗光の同族同門で、彼らを助けて鎚を振るっていたものであろう、自身銘の刻された作は極めて尠ない。


備前伝 · 備前 · 1361-1375頃
刀剣大鑑 上位21%
現在2点販売中
在光は、室町時代後期、末備前に属する刀工である。銘鑑には同銘が複数存在するが、代表的な刀工として永正頃を中心に活躍した出雲守を受領した在光、天文頃の九郎左衛門を称する在光が知られる。在光の作風は、末備前の特色を顕著に示すものが多く、同時代の勝光、祐定らと並び、数多くの作品を遺した。
在光の作風は、板目肌に杢目を交え、肌目がやや立ち、地沸微塵につき、地景が入り、淡く映りが立つ地鉄を特色とする。刃文は、腰開きの互の目を主調とし、尖り刃、角ばる刃、丁子、小互の目などが交じり、処々複式風となる。足・葉が入り、匂を主調として僅かに小沸がつき、細かな砂流しがかかり、部分的に金筋が入るなど、変化に富んだ作風を示す。帽子は乱れ込み、小丸に返る。姿は、鎬造、庵棟で、身幅広く、元先に幅差ややつき、重ね厚く、踏張りがあり、反り深く、先反りがつく。茎は生ぶ、先の張った栗尻、鑢目勝手下がりを基本とする。銘字は、作刀年代や刀工によって異なり、銘振りの研究も重要となる。
在光の刀は、末備前の特徴的な作域を示し、地刃ともに明るく冴えるものが多い。寸法がつまって、先反りがつき、茎が短いなど、典型的な室町時代末期の打刀様式を呈するものもある。現存作は比較的少ないものの、出来が良いものが多く、資料的価値も高い。
在光の位置づけを、日本刀全体および伝統・時代・時期ごとに示します。各位(随一・屈指・有数・著名)は、NBTHK および文化庁による指定に加え、三作や名物帳などの歴史的栄誉を加味したものです。
各項目を選ぶと評価方法が表示されます。
備前伝 · 備前
時期区分: 相伝備前· 1330–1394
現在222点販売中
相伝備前 相伝備前とは、南北朝時代の備前国長船派にあって、相州伝の作風を加味した一群の刀工およびその作風期を指す呼称である。景光に続く長船派の嫡流たる兼光をはじめ、兼光と並んで傑れた技術を示すとされる長義、その門と伝える兼長、兼光門下の一人にして一説に兼光の弟とも伝える倫光、さらに兼光や長義とは別系統で青江気質を窺わせる元重、長船傍系と目される義景など、多くの備前鍛冶がこの時期に活躍した。兼光の現存する年紀作は鎌倉時代末期の元亨元年から南北朝期の貞治に及ぶ約四十五年に亘り、その南北朝時代初期の康永頃までの作は姿が尋常で父景光風を踏襲した感があるが、貞和・観応頃から姿が大柄となり、それまでになかったのたれ主調の刃文が出現する。長義は「備前刀の中で最も備前ばなれした刀工は長義也」と古来称され、相州伝を強く加味した作風で知られる。長船における正系の技量を継承しつつ、隣国相模の作風を取り込んだ点に、この作風期の独自性が存する。 作風は、まず体配において南北朝期の時代色を色濃く反映する。身幅が広く元先の幅差が目立たず、重ね頃合、大鋒に結ぶ堂々たる姿で、延文・貞治頃を最盛期とする雄渾なる体配を示す。鍛えは板目に杢を交え、総じてよく錬れて地沸つき、地景入り、乱れ映りが立つのを常とする。この乱れ映りは、相州伝の色彩を帯びながらも備前気質を表出する標識であり、相伝備前と鑑する重要な拠所となる。刃文は兼光・倫光においてはおおどかなのたれを主調に互の目・小互の目・角ばる刃・尖りごころの刃などを交え、匂勝ちに小沸つき、単調とならず変化を見せる。一方、長義・兼長においては、のたれ基調に丁子風の刃や腰開きの刃を交えて大模様に華やかに乱れ、よく沸づき、金筋・砂流し頻りにかかり、湯走り・飛焼を見せるなど、地刃の沸が一段と強い出来口を示す。元重は鍛えに流れ柾や地斑を交え、刃文に角ばる互の目が目立ち、逆がかり、逆足・葉を交えて帽子が尖るなど、青江気質を窺わせる点に同工一派の見どころがある。 評価としては、相州伝の影響が単に備前の伝統を駆逐したのではなく、長船の作域を著しく拡大せしめた点に、この作風期の歴史的意義が認められる。精錬の良さは際立ち、肌模様に緩みや荒れが看取されず、長船派棟梁としての鍛錬の妙味が遺憾なく発揮されている。匂口は明るく冴え、保存状態の健全な作が多く、備前の華やかさと強さを存分に堪能できる。兼光が先駆けたおおどかな乱れ、長義の放胆にして個性的な大乱れは、いずれも南北朝期長船を代表する達成として賞される。在銘の年紀作に乏しく無銘の極め物が多いものの、年紀を有する生ぶ茎の遺存例は資料的価値が頗る高く、後世には『集古十種』所載の名品や本阿弥折紙を伴う伝来品も知られる。相伝備前は、備前と相州という二大伝法が融合した到達点として、日本刀の歴史に重きをなすものである。
販売店の出品ページで鑑定書を確認できませんでした。日本刀および刀装具は通常、NBTHK(または NTHK)の鑑定を受けます。鑑定書がない場合、極めは販売店の見解にとどまり、第三者による確認は行われていません。ご購入前に販売店へ鑑定書の有無をお問い合わせのうえ、慎重にご判断ください。
弊社の過失により、本来の状態と著しく異なる場合には商品の返品が可能です。クーリングオフは商品到着後一週間以内です。
Ginza Choshuya 東京都中央区銀座3-10-4 月–土 9:30–17:30 在光(ありみつ)は左京進宗光と合作もある(『日本刀工辞典古刀篇』)備前長舩の刀工。当時、備前は応仁の乱で復権した赤松政則の領国で、右京亮勝光と左京進宗光は、時には赤松軍に従軍し、また九代将軍義尚の近江六角攻めの際には赤松氏の命で一族一党と共に近江鈎(まがり)の陣に赴任して将軍の御前打を勤めた。在光は勝光や宗光の同族同門で、彼らを助けて鎚を振るっていたものであろう、自身銘の刻された作は極めて尠ない。


備前伝 · 備前 · 1361-1375頃
刀剣大鑑 上位21%
現在2点販売中
在光は、室町時代後期、末備前に属する刀工である。銘鑑には同銘が複数存在するが、代表的な刀工として永正頃を中心に活躍した出雲守を受領した在光、天文頃の九郎左衛門を称する在光が知られる。在光の作風は、末備前の特色を顕著に示すものが多く、同時代の勝光、祐定らと並び、数多くの作品を遺した。
在光の作風は、板目肌に杢目を交え、肌目がやや立ち、地沸微塵につき、地景が入り、淡く映りが立つ地鉄を特色とする。刃文は、腰開きの互の目を主調とし、尖り刃、角ばる刃、丁子、小互の目などが交じり、処々複式風となる。足・葉が入り、匂を主調として僅かに小沸がつき、細かな砂流しがかかり、部分的に金筋が入るなど、変化に富んだ作風を示す。帽子は乱れ込み、小丸に返る。姿は、鎬造、庵棟で、身幅広く、元先に幅差ややつき、重ね厚く、踏張りがあり、反り深く、先反りがつく。茎は生ぶ、先の張った栗尻、鑢目勝手下がりを基本とする。銘字は、作刀年代や刀工によって異なり、銘振りの研究も重要となる。
在光の刀は、末備前の特徴的な作域を示し、地刃ともに明るく冴えるものが多い。寸法がつまって、先反りがつき、茎が短いなど、典型的な室町時代末期の打刀様式を呈するものもある。現存作は比較的少ないものの、出来が良いものが多く、資料的価値も高い。
在光の位置づけを、日本刀全体および伝統・時代・時期ごとに示します。各位(随一・屈指・有数・著名)は、NBTHK および文化庁による指定に加え、三作や名物帳などの歴史的栄誉を加味したものです。
各項目を選ぶと評価方法が表示されます。
備前伝 · 備前
時期区分: 相伝備前· 1330–1394
現在222点販売中
相伝備前 相伝備前とは、南北朝時代の備前国長船派にあって、相州伝の作風を加味した一群の刀工およびその作風期を指す呼称である。景光に続く長船派の嫡流たる兼光をはじめ、兼光と並んで傑れた技術を示すとされる長義、その門と伝える兼長、兼光門下の一人にして一説に兼光の弟とも伝える倫光、さらに兼光や長義とは別系統で青江気質を窺わせる元重、長船傍系と目される義景など、多くの備前鍛冶がこの時期に活躍した。兼光の現存する年紀作は鎌倉時代末期の元亨元年から南北朝期の貞治に及ぶ約四十五年に亘り、その南北朝時代初期の康永頃までの作は姿が尋常で父景光風を踏襲した感があるが、貞和・観応頃から姿が大柄となり、それまでになかったのたれ主調の刃文が出現する。長義は「備前刀の中で最も備前ばなれした刀工は長義也」と古来称され、相州伝を強く加味した作風で知られる。長船における正系の技量を継承しつつ、隣国相模の作風を取り込んだ点に、この作風期の独自性が存する。 作風は、まず体配において南北朝期の時代色を色濃く反映する。身幅が広く元先の幅差が目立たず、重ね頃合、大鋒に結ぶ堂々たる姿で、延文・貞治頃を最盛期とする雄渾なる体配を示す。鍛えは板目に杢を交え、総じてよく錬れて地沸つき、地景入り、乱れ映りが立つのを常とする。この乱れ映りは、相州伝の色彩を帯びながらも備前気質を表出する標識であり、相伝備前と鑑する重要な拠所となる。刃文は兼光・倫光においてはおおどかなのたれを主調に互の目・小互の目・角ばる刃・尖りごころの刃などを交え、匂勝ちに小沸つき、単調とならず変化を見せる。一方、長義・兼長においては、のたれ基調に丁子風の刃や腰開きの刃を交えて大模様に華やかに乱れ、よく沸づき、金筋・砂流し頻りにかかり、湯走り・飛焼を見せるなど、地刃の沸が一段と強い出来口を示す。元重は鍛えに流れ柾や地斑を交え、刃文に角ばる互の目が目立ち、逆がかり、逆足・葉を交えて帽子が尖るなど、青江気質を窺わせる点に同工一派の見どころがある。 評価としては、相州伝の影響が単に備前の伝統を駆逐したのではなく、長船の作域を著しく拡大せしめた点に、この作風期の歴史的意義が認められる。精錬の良さは際立ち、肌模様に緩みや荒れが看取されず、長船派棟梁としての鍛錬の妙味が遺憾なく発揮されている。匂口は明るく冴え、保存状態の健全な作が多く、備前の華やかさと強さを存分に堪能できる。兼光が先駆けたおおどかな乱れ、長義の放胆にして個性的な大乱れは、いずれも南北朝期長船を代表する達成として賞される。在銘の年紀作に乏しく無銘の極め物が多いものの、年紀を有する生ぶ茎の遺存例は資料的価値が頗る高く、後世には『集古十種』所載の名品や本阿弥折紙を伴う伝来品も知られる。相伝備前は、備前と相州という二大伝法が融合した到達点として、日本刀の歴史に重きをなすものである。
販売店の出品ページで鑑定書を確認できませんでした。日本刀および刀装具は通常、NBTHK(または NTHK)の鑑定を受けます。鑑定書がない場合、極めは販売店の見解にとどまり、第三者による確認は行われていません。ご購入前に販売店へ鑑定書の有無をお問い合わせのうえ、慎重にご判断ください。
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