説明

番号:AS25767 短刀:白鞘入り(日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣) 銘文: 備州国吉井盛則 応永二十六年十月日 当社では刀工の出来を最上作、上々作、上作、普通作に分類しております。 本作の盛則としての評価は「上作」にランクされる作品です。 ハバキ:銀一重 長さ:28.2 cm (9寸3分) 反り:0 cm 目釘穴:2個 元幅:2.32 cm 先幅:1.0 cm 重ね:0.52 cm 刀身重量:160 グラム 時代:室町時代初期(応永二十六年・1419年) 体配:身幅が広く、表には棒樋の中に素剣を彫り、裏には棒樋と梵字を刻む。 地鉄:板目肌よく練れ、映りが現れる。 刃文:直刃調に足が入り、帽子は丸く返る。 特徴: 備州吉井派は、備前長船派と同じ地域を流れる吉井川流域で活動した刀工群と伝えられていますが、現存する作品は極めて稀少です。 本作は応永の年紀を有しており、資料的価値も非常に高い一振りです。 日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣鑑定書 葵美術評価鑑定書 全身押し形 ※価格に国際送料は含まれておりません。 オークション開始価格:400,000円 入札する 関連商品: 短刀:信国(筑紫)(日本美術刀剣保存協会 保存刀剣) 短刀:市毛長運斎綱俊(二代)(日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣) 短刀:□重(包重/手掻)応永七年八月日(日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣)(委託品) 短刀:筑前守信秀 明治九年八月日(日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣) 短刀:天田昭次(人間国宝)昭和四十四年二月日(日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣) 短刀:月山貞吉作 銘:万歳楽(日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣)

Tanto: Yoshii Morinori(November 1419) (NBTHK Tokubetsu Hozon Token)
売切れ
Tokuho売切れ

Tanto: Yoshii Morinori(November 1419) (NBTHK Tokubetsu Hozon Token)

短刀

売却済

世界81社の刀剣商を横断追跡 · 価格履歴 · 売却アーカイブ

仕様

長さ

28.2 cm

元幅

2.32 cm

先幅

1 cm

流派について

Yoshii School吉井派

26 重要刀剣

備前国吉井川をへだてて長船村と相対する吉井の地に、室町期に至って他の備前諸派が長船本流に統合される中、ただ一派その流れに与せず独自の作風を保って続いた一門がある。これが吉井派である。鎌倉後期の為則を祖として始まると伝えるが、その頃まで遡る作は稀有で、現存して年代の知れる作は鎌倉末期から南北朝期に始まる。NBTHKは南北朝を降らぬ作を古吉井、室町期のものを吉井として区別する。一門は「次」ならぬ「則」の字を通字とし、清次の伝えとともに景則・盛則・清則・永則と「則」字の名跡が連なる。中でも景則は名跡が最も長く続き、一説に吉井の嫡流とも伝えて、鎌倉末から室町中期まで一派の縦糸をなす。清則の子永則はのち出雲へ移住したとの伝えがあり、同国には後代の永則が数工あって伝えに符合する。 この一門を決するのは、規則的に連れて焼かれる小互の目である。やや肌立つ板目の上にこの刃を焼き、尖り刃・角がかる刃を交えて尖りごころを生み、しばしば逆がかって小丁子を交える。整然と反復するこの「吉井刃」を背骨として、清則・盛則らはこれを匂本位に控えめな小沸で締め、景則は刃中の強い沸を立てて、伊達家旧蔵の太刀が古備前と極められるほど最も古い備前へと結びつく。地鉄は杢を交えてつんだ板目で、処々綾杉風を呈し、地沸つき地景入る。その上に一門は備前物中独特の映りを立てる。これは焼刃の形がそのまま地に影となって映じたようなもので、長船本流の柔らかな雲のような乱れ映りのように漂うのではなく、上の刃文の輪郭を地に呼応させて繰り返す。連れた互の目の華やかな半面に対し、僅かに小互の目を交えた細直刃という静かな半面があり、同じ工が両様を打ち分ける。永則の細直刃に交じる小互の目のように、最も静かな刃にも畳み込まれた互の目が窺え、これが則光風の尋常な直刃と紛れるところを吉井へと引き戻す。銘は逆鏨を多用して切られ、銘字までもが一門の標を帯びる。 鑑定の勘所は、何よりこの整然たる連れにある。吉井の刀を分かつのは華やかさでも大きさでもなく、刀身の全長を一定の調子で走る小互の目の反復であり、これによって長船嫡流と分かたれる。背後に立つ影のごとき映りと、逆鏨の銘とが、これを補強する。逆にその作風の強さゆえ、後代のものが往々美濃物と誤鑑され易い点も心得るべきである。主要工の格は名高い鎌倉の名工というよりは記録の明確な上手で、藤代は清則を中作、盛則・永則を中上作とし、一門の手の平均を上回る位置に置く。その作はことごとく在銘で多くは年紀をもつため、求める者は年代まで定め得る工に出会い、これは室町備前の手にとってそれ自体が一つの魅力である。連れた互の目と映りに惹かれる収集家にとって、年紀作はこの一派の作風を最も明快に手にする道であり、伝来の知れるものでは景則の太刀が佐野美術館に、清則の太刀が靖國神社に、永則の大太刀が徳川美術館に納まる。古吉井の精緻な基準に最も近づくのは清則文安の脇指のような頂点の作で、室町期の吉井物にしてはよく沸づき、説示はこれを古吉井の作域にせまる出来と評する。

刀剣商

葵美術

aoijapan.com

売切れ