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鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 重要刀装具[N.B.T.H.K] Juyo Tousougu No.66 十六代後藤光晃(方乗)は、文化十三年に先代光美の五男として生まれ、若銘を光年と名乗った。兄たちの早世により十九歳で家督を相続して光晃と改名し、法号を方乗という。光晃の作品は精巧で優美と着実を兼ね備えた刀法であり、宗家としての品位を保持している。赤銅魚子地に高彫色絵の家彫式の作と絵風式の毛彫や片切彫が見られる。本作は、細微な赤銅魚子の中に長老福寿老と鶴と牛の高彫色絵が実に繊細に表現されている。長老福寿老とは七福神の一柱で幸福(福)、財運(禄)、長寿(寿)の三つの徳を象徴する神様。その姿は、長い頭と白い髭を持つ老人として描かれ、杖に巻物を結びつけ、鶴を伴うことが多い。頭に表現された翼を広げた鶴の姿は実に優雅で、構図としても美しい。縁に描かれた長老福寿老は、牛に体を寄せ休んでいる様子が面白い。鐔の裏には、長老福寿老が持つ杖と巻物がしっかり彫られており、確かな技と共に、幕末らしい整った意匠が心を惹きつける優品である。

図譜解説

方乗光晃は、文化十三年、後藤宗家十五代真乗光美の三男として生まれる。 天保六年七月、父の光美が五十六歳で隠居したのを期に家督を 相続し、四郎兵衛光晃と名乗って後藤宗家十六代目となり、安政三年六月に四十一歳で歿した。光晃は、十二代光理以降の各代にあって最も技 倆が優れていると称されている。 本作は、鐔に福禄寿を、縁に寿老を表し、ともに福神を表現している。中国においては人生の三大目的とする福(幸福)・禄(身分)・寿(寿命) を兼備した象徴が福禄寿であり、その姿は背が低く、長い頭に髭、巻物を結んだ杖を持ち鶴を伴う。一方寿老人も背は低く、長い頭に髭、巻物 を付けた杖に、こちらは鹿を連れている姿である。 余白を存分にとり、対象を実直に描いた本作であるが、さすがに人物の表情まで細やかに豊かに制作している。 おめでたい画風がより穏やか に伝わる光晃の優品である。

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MarketAuctionsEncyclopedia
刀装具›家彫›後藤›光明›後藤方乗光晃 二所 寿老福禄寿図
鍔重要
光明

後藤方乗光晃 二所 寿老福禄寿図

在銘 · 江戸

¥5,500,000
販売店のサイトへ →
光明 — 1 of 11
光明 — 2 of 11
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法量・詳細
作者

光明

時代

江戸

銘

在銘

鑑定書

重要 #66 (NBTHK)

説明

鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 重要刀装具[N.B.T.H.K] Juyo Tousougu No.66 十六代後藤光晃(方乗)は、文化十三年に先代光美の五男として生まれ、若銘を光年と名乗った。兄たちの早世により十九歳で家督を相続して光晃と改名し、法号を方乗という。光晃の作品は精巧で優美と着実を兼ね備えた刀法であり、宗家としての品位を保持している。赤銅魚子地に高彫色絵の家彫式の作と絵風式の毛彫や片切彫が見られる。本作は、細微な赤銅魚子の中に長老福寿老と鶴と牛の高彫色絵が実に繊細に表現されている。長老福寿老とは七福神の一柱で幸福(福)、財運(禄)、長寿(寿)の三つの徳を象徴する神様。その姿は、長い頭と白い髭を持つ老人として描かれ、杖に巻物を結びつけ、鶴を伴うことが多い。頭に表現された翼を広げた鶴の姿は実に優雅で、構図としても美しい。縁に描かれた長老福寿老は、牛に体を寄せ休んでいる様子が面白い。鐔の裏には、長老福寿老が持つ杖と巻物がしっかり彫られており、確かな技と共に、幕末らしい整った意匠が心を惹きつける優品である。

作者について

光明

家彫 · 山城

現在2点販売中

›

後藤光晃(ごとうみつあき)は、後藤家十六代目を務めた刀装金工である。十五代目光美(みつよし)の四男として文化十三年(1816年)に生まれ、幼名を光年、俗名を新二郎のち源之丞と称した。天保六年(1835年)に父の隠居に伴い家督を相続し、四郎兵衛光晃と改名した。後藤家は代々京都に居住していたが、寛文二年(1662年)に十代廉乗(やすのり)が江戸に移住して以降、光晃に至るまで江戸に居住した。光晃は幕末期に活躍し、家彫の伝統を守りながらも、時代に即した作風を展開した。

光晃の作風は、後藤家の伝統的な彫技を基盤としつつ、写実的な表現や多様な意匠を取り入れている点が特徴である。赤銅魚子地(しゃくどうななこじ)に金紋(きんもん)を配した作例が多く、その彫技は「流石に光晃ならではの技量の高さが窺える」と評される。霊獣や動植物、人物などを題材とし、高彫(たかぼり)、色絵(いろえ)、象嵌(ぞうがん)などの技法を駆使して、緻密で立体感のある表現を追求した。特に、大小拵(こしらえ)の総金具を手がけた作例においては、統一感のある意匠と高度な技術が示されている。また、注文に応じて特定の画題や意匠を取り入れることもあり、その柔軟な対応力も光晃の作風を特徴づける要素の一つである。

光晃の作品は、「後藤家の家風を守った重厚で品格の高い姿」と評される一方で、「家彫を駆使しての力作」[[c:1]]とも評されており、伝統と革新の融合が評価されている。その作風は、幕末期の刀装金工界において独自の地位を確立し、後藤家の名声を高めることに貢献した。

歴史的重要度

光明の位置づけを、日本刀全体および伝統・時代・時期ごとに示します。各位(随一・屈指・有数・著名)は、NBTHK および文化庁による指定に加え、三作や名物帳などの歴史的栄誉を加味したものです。

随一
随一
屈指
屈指
有数
有数
著名
著名

各項目を選ぶと評価方法が表示されます。

指定の実績
指定2口
重要刀剣
2
光明の作 2点が現在販売中→
光明 — 詳細家彫派
流派について

後藤

家彫 · 山城

現在312点販売中

›

後藤派は、室町時代中期に初代祐乗が将軍足利義政に仕えて創始した彫金の宗家であり、「日本彫物の元祖」と仰がれ、「古今独歩の鏨師」と賞賛される祐乗を祖として十五代にわたり嫡流の技を継承した。祐乗の作品は東山御物として数多く取り上げられ、後世に名を残した名工は挙って後藤家の祐乗に範をとっている。四代光乗・五代徳乗は織田信長、次いで豊臣秀吉に仕え、大判・分銅・彫物の三役を担い、桃山時代の豪華美を格調高く表示した。幕末には一乗が「後藤家の掉尾を飾る名工」として家風を大成し、門下の荒木東明・中川一勝らが一派の技を継承した。 後藤派の作域は三所物・縁頭・鐔・揃金具と多岐にわたり、赤銅魚子地を基調とした高彫金色絵を家風の根幹とする。金紋裏哺金仕立の小柄笄、金無垢地容彫の目貫など、素材と技法の選択に一貫した格式が認められる。三代乗真は「大振りで力強く、量感の豊かな彫技」[[c:1]]を特徴とし、紋の肉取りが豊かで鏨使いが手強く、赤銅の色相も漆黒で麗わしい。桃山期の作には鋤出高彫に金・銀・素銅の象嵌色絵を駆使した豪華絢爛の大名道具が見られ、近世には四分一磨地や朧銀地に甲鋤毛彫・平象嵌を組み合わせた多彩な表現も展開された。龍・獅子・鶏・犀・鯰といった動物意匠から、松竹梅・桐紋・粟穂・四季草花に至るまで画題は広範であり、各代が武家好みの吉祥意匠を格調高く仕上げている。 後藤派に帰せられる作品には「気品があって格調が高く」[[c:2]]「力漲る」と評される一貫した品格が通底する。歴代の折紙制度によって初代祐乗以来の作が厳格に鑑定・伝承され、「家彫の誇りは確実に後代に伝わっている」[[c:3]]と繰り返し認められる。後藤流に熟達した門弟の作が「後藤家御家彫と見紛うまでの出来」[[c:4]]と称されることからも、その規範性の高さが窺える。日本金工史において、後藤派は赤銅魚子地高彫金色絵という技法体系を確立し、室町から明治に至る四百余年の間、彫金の最高規範として君臨した一門である。

61名の刀工指定775口
主要刀工
刀工時代指定
後藤乗真1512-156268
後藤祐乗1440-151241
後藤顕乗1586-166346
後藤宗乗1461-153855
後藤栄乗1577-161735
後藤流派を見る →
NBTHK鑑定書
Jūyō Tōsōgu重要刀装具
Important Fitting
›

特別保存刀装具の中から、特に出来が優れ、美術工芸的価値が極めて高く、国認定の重要美術品に準ずると判断されたものです。

NBTHKについて›

日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。

NBTHK公式サイト→
販売店
飯
飯田高遠堂
創業 1880年 · 業歴146年
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✓認証販売店iidakoendo.com
決済通貨:JPY
✓海外発送可✓英語対応銀行振込
返品ポリシー

お客様都合による返品は作品到着後二日以内にお申し出ください。※お品物に手を加えた物等は対応できません※返品送料はお客様のご負担となります※お品代以外の費用(振込手数料、代引手数料等)は返金できません。※お届け先が海外の場合は返品や返金は出来ません

飯田高遠堂の出品一覧を見る→販売店サイトでこの商品を見る→

光明の他の作

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銀座盛光堂
特別保存
Fuchi-Kashira - Tokuho - by Goto Mitsuaki - 光暁(花押)極め 廉乗(伝)Fuchi-Kashira - Tokuho - by Goto Mitsuaki - 光暁(花押)極め 廉乗(伝)

縁頭

作光明
江戸
¥600,000

光明の売約済み

コレクション情報
特別保存
Menuki - Tokuho - by Goto Mitsuaki - 目貫:用具図 Menuki:Yogu ZuMenuki - Tokuho - by Goto Mitsuaki - 目貫:用具図 Menuki:Yogu Zu
売切れ

目貫

作光明
江戸
売却済

後藤派の作

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銀座盛光堂
特別保存
Futatokoro - Tokuho - by Goto Ichijo - 後藤法橋一乗(花押)飛鶴図Futatokoro - Tokuho - by Goto Ichijo - 後藤法橋一乗(花押)飛鶴図

二所物

作後藤一乗
late Edo–early Meiji (1791–1876)
¥1,900,000
美術刀剣松本
特別保存
Kogai - Tokuho - by Goto School - 舞鶴図Kogai - Tokuho - by Goto School - 舞鶴図

笄

作後藤派
江戸
¥250,000
葵美術
特別保存
Kozuka - Tokuho - by Goto Tsujo - 小柄:通乗作 光美(日本美術刀剣保存協会 特別保存刀装具)Kozuka - Tokuho - by Goto Tsujo - 小柄:通乗作 光美(日本美術刀剣保存協会 特別保存刀装具)

小柄

作後藤通乗
Mid Edo (1664-1721)
開始価格¥500,000
葵美術
特別保存
Mitokoromono - Tokuho - by Goto Ichijo - 二所物(小柄・笄):後藤一乗(日本美術刀剣保存協会 特別保存刀装具)Mitokoromono - Tokuho - by Goto Ichijo - 二所物(小柄・笄):後藤一乗(日本美術刀剣保存協会 特別保存刀装具)

三所物

作後藤一乗
late Edo–early Meiji (1791–1876)
¥1,250,000
美術刀剣松本
保存
Fuchi-Kashira - Hozon - by Goto School - 花鳥図 縁頭Fuchi-Kashira - Hozon - by Goto School - 花鳥図 縁頭

縁頭

作後藤派
江戸
¥300,000
山城屋
特重
Koshirae - Tokuju - by Kaga-Goto Etsujo - 【太刀拵】 金梨子地葵紋散金貝蒔絵鞘糸巻太刀拵 / 鐔(銘)後藤悦乗(花押)Koshirae - Tokuju - by Kaga-Goto Etsujo - 【太刀拵】 金梨子地葵紋散金貝蒔絵鞘糸巻太刀拵 / 鐔(銘)後藤悦乗(花押)

拵

作悦乗
江戸
お問い合わせ
飯田高遠堂
特別保存
Tsuba - Tokuho - by Goto Ichijo - 刀装具Tsuba - Tokuho - by Goto Ichijo - 刀装具

鍔

作後藤一乗
江戸
¥1,320,000
Mandarin Mansion
特別保存
Koshirae - Tokuho - by Araki Tomei - 荒木東明 脇差 拵えKoshirae - Tokuho - by Araki Tomei - 荒木東明 脇差 拵え

拵

作東明
江戸
お問い合わせ

家彫の伝統

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葵美術
保存
Tsuba - Hozon - by Yasuda School - 鐔:無銘(安田)(日本美術刀剣保存協会 保存刀装具)Tsuba - Hozon - by Yasuda School - 鐔:無銘(安田)(日本美術刀剣保存協会 保存刀装具)

鍔

作安田派
江戸
開始価格¥150,000
丸英刀剣
特別保存
Futatokoro - Tokuho - by Goto Ichijo - 後藤一乗 流水に藻貝図二所Futatokoro - Tokuho - by Goto Ichijo - 後藤一乗 流水に藻貝図二所

二所物

作後藤一乗
21.1cm·江戸
¥2,200,000
銀座盛光堂
特別保存
Menuki - Tokuho - by Waki-Goto Tojo - 割笄 銘 後藤東乗(花押)Menuki - Tokuho - by Waki-Goto Tojo - 割笄 銘 後藤東乗(花押)

目貫

作東乗
Edo (1670)
¥650,000
銀座盛光堂
重要
Kozuka - Jūyō - by Ichijo Ikkin - 船田一琴 花押Kozuka - Jūyō - by Ichijo Ikkin - 船田一琴 花押

小柄

作一琴
江戸
お問い合わせ
葵美術
重要
Futatokoro - Jūyō - by Goto Kenjo - 二所:後藤顕乗(第67回重要刀装具)Futatokoro - Jūyō - by Goto Kenjo - 二所:後藤顕乗(第67回重要刀装具)

二所物

作後藤顕乗
Early Edo (1586-1663)
開始価格¥2,650,000
丸英刀剣
特別保存
Menuki - Tokuho - by Araki Tomei - 荒木東明 短冊銘 粟穂図目貫Menuki - Tokuho - by Araki Tomei - 荒木東明 短冊銘 粟穂図目貫

目貫

作東明
江戸
¥2,200,000
丸英刀剣
特別保存
Menuki - Tokuho - by Ko-Goto School - 金無垢這龍図目貫 古後藤Menuki - Tokuho - by Ko-Goto School - 金無垢這龍図目貫 古後藤

目貫

作古後藤派
4.3cm·江戸
¥750,000
Nihontocraft
重要
Mitokoromono - Jūyō - by Goto Hojo - 後藤方乗 三所物Mitokoromono - Jūyō - by Goto Hojo - 後藤方乗 三所物

三所物

作後藤方乗
江戸
¥27,000

刀剣

  • 刀
  • 脇差
  • 短刀
  • 太刀
  • 薙刀
  • 槍

刀装具

  • 鍔
  • 縁頭
  • 小柄
  • 目貫

鑑定別

  • 特重
  • 重要
  • 特別保存
  • 保存

リソース

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鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 重要刀装具[N.B.T.H.K] Juyo Tousougu No.66 十六代後藤光晃(方乗)は、文化十三年に先代光美の五男として生まれ、若銘を光年と名乗った。兄たちの早世により十九歳で家督を相続して光晃と改名し、法号を方乗という。光晃の作品は精巧で優美と着実を兼ね備えた刀法であり、宗家としての品位を保持している。赤銅魚子地に高彫色絵の家彫式の作と絵風式の毛彫や片切彫が見られる。本作は、細微な赤銅魚子の中に長老福寿老と鶴と牛の高彫色絵が実に繊細に表現されている。長老福寿老とは七福神の一柱で幸福(福)、財運(禄)、長寿(寿)の三つの徳を象徴する神様。その姿は、長い頭と白い髭を持つ老人として描かれ、杖に巻物を結びつけ、鶴を伴うことが多い。頭に表現された翼を広げた鶴の姿は実に優雅で、構図としても美しい。縁に描かれた長老福寿老は、牛に体を寄せ休んでいる様子が面白い。鐔の裏には、長老福寿老が持つ杖と巻物がしっかり彫られており、確かな技と共に、幕末らしい整った意匠が心を惹きつける優品である。

図譜解説

方乗光晃は、文化十三年、後藤宗家十五代真乗光美の三男として生まれる。 天保六年七月、父の光美が五十六歳で隠居したのを期に家督を 相続し、四郎兵衛光晃と名乗って後藤宗家十六代目となり、安政三年六月に四十一歳で歿した。光晃は、十二代光理以降の各代にあって最も技 倆が優れていると称されている。 本作は、鐔に福禄寿を、縁に寿老を表し、ともに福神を表現している。中国においては人生の三大目的とする福(幸福)・禄(身分)・寿(寿命) を兼備した象徴が福禄寿であり、その姿は背が低く、長い頭に髭、巻物を結んだ杖を持ち鶴を伴う。一方寿老人も背は低く、長い頭に髭、巻物 を付けた杖に、こちらは鹿を連れている姿である。 余白を存分にとり、対象を実直に描いた本作であるが、さすがに人物の表情まで細やかに豊かに制作している。 おめでたい画風がより穏やか に伝わる光晃の優品である。

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刀装具›家彫›後藤›光明›後藤方乗光晃 二所 寿老福禄寿図
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光明

後藤方乗光晃 二所 寿老福禄寿図

在銘 · 江戸

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法量・詳細
作者

光明

時代

江戸

銘

在銘

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重要 #66 (NBTHK)

説明

鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 重要刀装具[N.B.T.H.K] Juyo Tousougu No.66 十六代後藤光晃(方乗)は、文化十三年に先代光美の五男として生まれ、若銘を光年と名乗った。兄たちの早世により十九歳で家督を相続して光晃と改名し、法号を方乗という。光晃の作品は精巧で優美と着実を兼ね備えた刀法であり、宗家としての品位を保持している。赤銅魚子地に高彫色絵の家彫式の作と絵風式の毛彫や片切彫が見られる。本作は、細微な赤銅魚子の中に長老福寿老と鶴と牛の高彫色絵が実に繊細に表現されている。長老福寿老とは七福神の一柱で幸福(福)、財運(禄)、長寿(寿)の三つの徳を象徴する神様。その姿は、長い頭と白い髭を持つ老人として描かれ、杖に巻物を結びつけ、鶴を伴うことが多い。頭に表現された翼を広げた鶴の姿は実に優雅で、構図としても美しい。縁に描かれた長老福寿老は、牛に体を寄せ休んでいる様子が面白い。鐔の裏には、長老福寿老が持つ杖と巻物がしっかり彫られており、確かな技と共に、幕末らしい整った意匠が心を惹きつける優品である。

作者について

光明

家彫 · 山城

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後藤光晃(ごとうみつあき)は、後藤家十六代目を務めた刀装金工である。十五代目光美(みつよし)の四男として文化十三年(1816年)に生まれ、幼名を光年、俗名を新二郎のち源之丞と称した。天保六年(1835年)に父の隠居に伴い家督を相続し、四郎兵衛光晃と改名した。後藤家は代々京都に居住していたが、寛文二年(1662年)に十代廉乗(やすのり)が江戸に移住して以降、光晃に至るまで江戸に居住した。光晃は幕末期に活躍し、家彫の伝統を守りながらも、時代に即した作風を展開した。

光晃の作風は、後藤家の伝統的な彫技を基盤としつつ、写実的な表現や多様な意匠を取り入れている点が特徴である。赤銅魚子地(しゃくどうななこじ)に金紋(きんもん)を配した作例が多く、その彫技は「流石に光晃ならではの技量の高さが窺える」と評される。霊獣や動植物、人物などを題材とし、高彫(たかぼり)、色絵(いろえ)、象嵌(ぞうがん)などの技法を駆使して、緻密で立体感のある表現を追求した。特に、大小拵(こしらえ)の総金具を手がけた作例においては、統一感のある意匠と高度な技術が示されている。また、注文に応じて特定の画題や意匠を取り入れることもあり、その柔軟な対応力も光晃の作風を特徴づける要素の一つである。

光晃の作品は、「後藤家の家風を守った重厚で品格の高い姿」と評される一方で、「家彫を駆使しての力作」[[c:1]]とも評されており、伝統と革新の融合が評価されている。その作風は、幕末期の刀装金工界において独自の地位を確立し、後藤家の名声を高めることに貢献した。

歴史的重要度

光明の位置づけを、日本刀全体および伝統・時代・時期ごとに示します。各位(随一・屈指・有数・著名)は、NBTHK および文化庁による指定に加え、三作や名物帳などの歴史的栄誉を加味したものです。

随一
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後藤

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後藤派は、室町時代中期に初代祐乗が将軍足利義政に仕えて創始した彫金の宗家であり、「日本彫物の元祖」と仰がれ、「古今独歩の鏨師」と賞賛される祐乗を祖として十五代にわたり嫡流の技を継承した。祐乗の作品は東山御物として数多く取り上げられ、後世に名を残した名工は挙って後藤家の祐乗に範をとっている。四代光乗・五代徳乗は織田信長、次いで豊臣秀吉に仕え、大判・分銅・彫物の三役を担い、桃山時代の豪華美を格調高く表示した。幕末には一乗が「後藤家の掉尾を飾る名工」として家風を大成し、門下の荒木東明・中川一勝らが一派の技を継承した。 後藤派の作域は三所物・縁頭・鐔・揃金具と多岐にわたり、赤銅魚子地を基調とした高彫金色絵を家風の根幹とする。金紋裏哺金仕立の小柄笄、金無垢地容彫の目貫など、素材と技法の選択に一貫した格式が認められる。三代乗真は「大振りで力強く、量感の豊かな彫技」[[c:1]]を特徴とし、紋の肉取りが豊かで鏨使いが手強く、赤銅の色相も漆黒で麗わしい。桃山期の作には鋤出高彫に金・銀・素銅の象嵌色絵を駆使した豪華絢爛の大名道具が見られ、近世には四分一磨地や朧銀地に甲鋤毛彫・平象嵌を組み合わせた多彩な表現も展開された。龍・獅子・鶏・犀・鯰といった動物意匠から、松竹梅・桐紋・粟穂・四季草花に至るまで画題は広範であり、各代が武家好みの吉祥意匠を格調高く仕上げている。 後藤派に帰せられる作品には「気品があって格調が高く」[[c:2]]「力漲る」と評される一貫した品格が通底する。歴代の折紙制度によって初代祐乗以来の作が厳格に鑑定・伝承され、「家彫の誇りは確実に後代に伝わっている」[[c:3]]と繰り返し認められる。後藤流に熟達した門弟の作が「後藤家御家彫と見紛うまでの出来」[[c:4]]と称されることからも、その規範性の高さが窺える。日本金工史において、後藤派は赤銅魚子地高彫金色絵という技法体系を確立し、室町から明治に至る四百余年の間、彫金の最高規範として君臨した一門である。

61名の刀工指定775口
主要刀工
刀工時代指定
後藤乗真1512-156268
後藤祐乗1440-151241
後藤顕乗1586-166346
後藤宗乗1461-153855
後藤栄乗1577-161735
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特別保存刀装具の中から、特に出来が優れ、美術工芸的価値が極めて高く、国認定の重要美術品に準ずると判断されたものです。

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銀座盛光堂
特別保存
Fuchi-Kashira - Tokuho - by Goto Mitsuaki - 光暁(花押)極め 廉乗(伝)Fuchi-Kashira - Tokuho - by Goto Mitsuaki - 光暁(花押)極め 廉乗(伝)

縁頭

作光明
江戸
¥600,000

光明の売約済み

コレクション情報
特別保存
Menuki - Tokuho - by Goto Mitsuaki - 目貫:用具図 Menuki:Yogu ZuMenuki - Tokuho - by Goto Mitsuaki - 目貫:用具図 Menuki:Yogu Zu
売切れ

目貫

作光明
江戸
売却済

後藤派の作

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銀座盛光堂
特別保存
Futatokoro - Tokuho - by Goto Ichijo - 後藤法橋一乗(花押)飛鶴図Futatokoro - Tokuho - by Goto Ichijo - 後藤法橋一乗(花押)飛鶴図

二所物

作後藤一乗
late Edo–early Meiji (1791–1876)
¥1,900,000
美術刀剣松本
特別保存
Kogai - Tokuho - by Goto School - 舞鶴図Kogai - Tokuho - by Goto School - 舞鶴図

笄

作後藤派
江戸
¥250,000
葵美術
特別保存
Kozuka - Tokuho - by Goto Tsujo - 小柄:通乗作 光美(日本美術刀剣保存協会 特別保存刀装具)Kozuka - Tokuho - by Goto Tsujo - 小柄:通乗作 光美(日本美術刀剣保存協会 特別保存刀装具)

小柄

作後藤通乗
Mid Edo (1664-1721)
開始価格¥500,000
葵美術
特別保存
Mitokoromono - Tokuho - by Goto Ichijo - 二所物(小柄・笄):後藤一乗(日本美術刀剣保存協会 特別保存刀装具)Mitokoromono - Tokuho - by Goto Ichijo - 二所物(小柄・笄):後藤一乗(日本美術刀剣保存協会 特別保存刀装具)

三所物

作後藤一乗
late Edo–early Meiji (1791–1876)
¥1,250,000
美術刀剣松本
保存
Fuchi-Kashira - Hozon - by Goto School - 花鳥図 縁頭Fuchi-Kashira - Hozon - by Goto School - 花鳥図 縁頭

縁頭

作後藤派
江戸
¥300,000
山城屋
特重
Koshirae - Tokuju - by Kaga-Goto Etsujo - 【太刀拵】 金梨子地葵紋散金貝蒔絵鞘糸巻太刀拵 / 鐔(銘)後藤悦乗(花押)Koshirae - Tokuju - by Kaga-Goto Etsujo - 【太刀拵】 金梨子地葵紋散金貝蒔絵鞘糸巻太刀拵 / 鐔(銘)後藤悦乗(花押)

拵

作悦乗
江戸
お問い合わせ
飯田高遠堂
特別保存
Tsuba - Tokuho - by Goto Ichijo - 刀装具Tsuba - Tokuho - by Goto Ichijo - 刀装具

鍔

作後藤一乗
江戸
¥1,320,000
Mandarin Mansion
特別保存
Koshirae - Tokuho - by Araki Tomei - 荒木東明 脇差 拵えKoshirae - Tokuho - by Araki Tomei - 荒木東明 脇差 拵え

拵

作東明
江戸
お問い合わせ

家彫の伝統

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葵美術
保存
Tsuba - Hozon - by Yasuda School - 鐔:無銘(安田)(日本美術刀剣保存協会 保存刀装具)Tsuba - Hozon - by Yasuda School - 鐔:無銘(安田)(日本美術刀剣保存協会 保存刀装具)

鍔

作安田派
江戸
開始価格¥150,000
丸英刀剣
特別保存
Futatokoro - Tokuho - by Goto Ichijo - 後藤一乗 流水に藻貝図二所Futatokoro - Tokuho - by Goto Ichijo - 後藤一乗 流水に藻貝図二所

二所物

作後藤一乗
21.1cm·江戸
¥2,200,000
銀座盛光堂
特別保存
Menuki - Tokuho - by Waki-Goto Tojo - 割笄 銘 後藤東乗(花押)Menuki - Tokuho - by Waki-Goto Tojo - 割笄 銘 後藤東乗(花押)

目貫

作東乗
Edo (1670)
¥650,000
銀座盛光堂
重要
Kozuka - Jūyō - by Ichijo Ikkin - 船田一琴 花押Kozuka - Jūyō - by Ichijo Ikkin - 船田一琴 花押

小柄

作一琴
江戸
お問い合わせ
葵美術
重要
Futatokoro - Jūyō - by Goto Kenjo - 二所:後藤顕乗(第67回重要刀装具)Futatokoro - Jūyō - by Goto Kenjo - 二所:後藤顕乗(第67回重要刀装具)

二所物

作後藤顕乗
Early Edo (1586-1663)
開始価格¥2,650,000
丸英刀剣
特別保存
Menuki - Tokuho - by Araki Tomei - 荒木東明 短冊銘 粟穂図目貫Menuki - Tokuho - by Araki Tomei - 荒木東明 短冊銘 粟穂図目貫

目貫

作東明
江戸
¥2,200,000
丸英刀剣
特別保存
Menuki - Tokuho - by Ko-Goto School - 金無垢這龍図目貫 古後藤Menuki - Tokuho - by Ko-Goto School - 金無垢這龍図目貫 古後藤

目貫

作古後藤派
4.3cm·江戸
¥750,000
Nihontocraft
重要
Mitokoromono - Jūyō - by Goto Hojo - 後藤方乗 三所物Mitokoromono - Jūyō - by Goto Hojo - 後藤方乗 三所物

三所物

作後藤方乗
江戸
¥27,000

刀剣

  • 刀
  • 脇差
  • 短刀
  • 太刀
  • 薙刀
  • 槍

刀装具

  • 鍔
  • 縁頭
  • 小柄
  • 目貫

鑑定別

  • 特重
  • 重要
  • 特別保存
  • 保存

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