南朝が大和国吉野に都を置いたとき、大和の諸派は最盛期にあった。包永以後の手掻、尻懸則長、そして保昌の純然たる柾目である。その技はすでに諸国へ広がりつつあった。
出ました出ました大和保昌の保昌貞行の在銘の奇跡的な太刀の出現です。かの明治大正昭和の大鑑定家本阿弥光遜先生の掟と特徴の本に保昌の太刀は大すりあげ無銘が多く、正真在銘作の太刀は紀州徳川家の(現在重文に指定されている)貞継の作品1口しか見たことが無い、とおっしゃるほど素晴らしく貴重な奇跡の保昌貞行の在銘の太刀の出現です。保昌は大和高市郡(高市早苗首相の遠祖の出身地)曽我村に住し祖を保昌国光としていますが作品が無く、古来保昌貞宗又は保昌五郎貞吉を始祖とし。太刀、短刀共に在銘は稀で、短刀は前田家に名物桑山保昌や大保昌が有り、通字は貞の字が付き名鑑には貞宗、貞吉、貞真、貞清、貞興、貞光、貞行、貞継などの刀匠銘を拝見しますが在銘は殆ど無く、本保昌貞行の太刀は南北朝貞和頃(1345年)(681年前)の作品で鎌倉時代文保頃(1317年)の保昌の始祖保昌五郎貞吉の子供です、本貞行在銘太刀が現存する事は学術的にも資料的にも素晴らしく貴重です。本太刀の元は2尺6寸の長寸の太刀を後世に短くし鎬がやや高く元身幅広く先身幅との差の有る平肉の少ない堂々たる良い太刀姿を現し、地金は鎬地は柾目で地は板目肌や杢目肌に柾目肌を交え地には地景や地沸を多く現し、刃紋は沸出来の直調の刃を焼き刃縁にややほつれや互目を交え刃中金筋や砂流しを交え刃中明るく見事です、帽子は表は小丸裏は焼き詰めて中心のやすり目は掟通りと言われる桧垣やすりを掛け大和保昌伝を見事に証明しています。拵も江戸期の格調高い拵えが貴重な本保昌貞行の在銘の太刀に一段と華を添えています。この度古いお数寄者様より大切にしてきた保昌貞行の在銘の太刀ですが自分も年を取りましたので大切にして頂ける方にお譲り下さいとお預かりした為に大名登録と言われる昭和26年の東京都登録もまた貴重です、全国の博物館でも是非欲しい在銘保昌貞行の貴重な太刀を是非お楽しみ下さいませ。
無銘 · 貞和 · 長さ 70cm · 反り 2.1cm
































大和伝 · 大和 · 1345-1350頃
刀剣大鑑 上位26%
現在1点販売中
大和伝 · 大和
現在6点販売中
大和五派のうち、地鉄に総柾目を貫いたただ一門が保昌派である。その本拠は大和国高市郡、成立は鎌倉時代の末葉に置かれ、南北朝期へと続いた。古来寺院に付属して刀を鍛えた大和鍛冶の流れを汲み、同派の工は皆「貞」を通字とする。祖と仰がれるのは貞宗・貞吉で、両者は共に保昌五郎と称したと伝え、その下に貞清・貞興・貞光らが連なる。中にあって居住地と制作年紀を最も多く銘に記すのが貞吉であり、嘉暦三年紀の太刀に「大和国高市郡住」と切って活躍地・年代を明らかにする。貞清・貞興は貞宗あるいは貞吉に続く手とされ、現存する作はおおむね鎌倉末に収まる。 作風は一門を通じて均質で、まず地鉄に集約される。在銘・無銘を問わず総柾目肌を鍛え、柾が区より先まで通って棟へ抜け、地沸が厚くつき地景が頻りに入る。手掻・千手院・尻懸・当麻が柾がかった板目を鍛えるのに対し、保昌はこの純然たる総柾に徹し、説示も大和五派の中で最も作風の個性が顕著な一派と記す。刃文はその柾目に応じ、匂深く小沸のついた直刃を主とし、刃は地鉄と別に立つのではなく肌目にからんで頻りにほつれ、刃縁に喰違刃・二重刃・打のけを集め、金筋・砂流しがかかる。物打辺より上で焼幅が広がり一段と沸が強くつくのも一派の所作である。帽子は直ぐに掃きかけて焼詰めとなり、多くは返りを持たず、時に火焔風となる。茎には檜垣鑢をかけ先をぶっ切りとし、これも銘と並ぶ見どころをなす。工により振幅には差があり、貞吉の地刃は荒く沸が強く、やや時代の下る貞清・貞興の手は地刃ともに静かで精良に読まれる。短刀には小振りで重ねの厚い品のよいものが多い。 鑑定の勘所は何よりこの純然たる総柾目にあり、これによって同じ大和の手掻・千手院・尻懸・当麻と分かたれる。一門の諸工に際立った個性は見出しにくく、無銘作は個ではなく時代と作域から保昌と極められ、ゆえに在銘作では銘振りこそが工を分かつ。年紀と居住地まで記す貞吉が最も知り得る工で、藤代の極めでは最上作にあたり、貞清・貞興は二字銘や藤原を冠する四字銘を残すのみで年紀作を見ない。在銘作は短刀に多く、大磨上無銘の刀は後に金象嵌の極めを受け、埋忠家や本阿弥光一の銘を留めるものがある。伝来は大名家を貫き、肥後細川家を経た短刀をはじめ、毛利元康所持を記す大磨上の刀などが知られる。総柾目に徹したこの一門の作が市に現れることは稀で、ことに年紀ある貞吉の在銘作に接する機会は少ない。 詳しく見る →
南北朝時代の大和
南朝が大和国吉野に都を置いたとき、大和の諸派は最盛期にあった。包永以後の手掻、尻懸則長、そして保昌の純然たる柾目である。その技はすでに諸国へ広がりつつあった。
保存刀剣のうち、出来が一層優れ、保存状態も良好と認められたものです。再刃や、室町・江戸期の多くの無銘作は対象外となり、保存刀剣より高い基準が課されます。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
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