二つの朝廷、六十年の戦、そして刀剣史上もっとも劇的な姿。幅広の刀身、延びた切先、後代に磨上げられて雄大な刀となった大太刀。相州風がこの時代の様式であった。
南北朝後期康暦~永徳頃(1379~) The latter period of Nambokucho era 鑑刀日々抄所載、草薙迺舎押形所載 平造、尋常の短刀で、藤原真景と四字銘がある。真景は越中則重の門人で後に加州に移住しており、他には貞治の年紀のある短刀が現存し、それ等は皆細鏨に銘している。 この短刀はその二代と鑑せられ、初代につぐ上手である。二代在銘の作も極めて少ない。 重要刀剣図譜より。 この短刀は頗る健全で板目杢交じりの肌よく練れて黒味を帯び、大肌混じって地景入って肌立ち、刃文は匂口明るく、湾れ調に間延びした大互ノ目を焼き、刃中には砂流や金筋が随所に現れ、刃縁は優しく沸に包まれたと言う表現が相応しく、鋩子は乱れ込み、返りは小さく互ノ目を3つ程交えながら長めに返り、茎は黒くしっとりと、潤いを感じさせ、そこに堂々と大振りの四字銘が力強く切られており、まさに茎千両との言葉に相応しい。棟は庵棟。 本間薫山先生直筆の鞘書も見事であり、『鑑刀日々抄』及び『草薙迺舎押形』にも本刀は所載される程の名品です。 重要刀剣指定書及び重要刀剣図譜には、天光堂光國による一作金具の小さ刀拵が附属していた旨が記載されていますが、どのような経緯があったのか、残念ながら現在は逸散しているものの、附(つけたり)と表記ある重要刀剣指定はあくまで刀身に対しての指定であり、拵の逸散や損壊による亡失にはなんら影響はございません。 ※日本美術刀剣保存協会確認済 尚、はばきは上貝が金無垢で9.9グラムあり、上貝だけでも203,000円(2026年3月23日現在)を超える価値があります。はばきにもこれだけ贅を尽くせると言えば、言わずとも某大名家旧蔵品であったことは疑う余地もありません。 家宝として所持するに相応しい名品をお探しの方、現存数少ないうぶ茎在銘の名短刀を、是非この機会にご入手下さい。












加賀 · 1394-1428頃
刀剣大鑑 上位26%
現在1点販売中
真景の位置づけを、日本刀全体および伝法・時代・時期ごとに示します。各区分(随一・屈指・有数・著名)は、NBTHK および文化庁による指定に加え、三作や名物帳などの歴史的栄誉を加味したものです。
各項目を選ぶと評価方法が表示されます。
南北朝時代
二つの朝廷、六十年の戦、そして刀剣史上もっとも劇的な姿。幅広の刀身、延びた切先、後代に磨上げられて雄大な刀となった大太刀。相州風がこの時代の様式であった。
特別保存刀剣の中から、特に出来が優れ、国認定の重要美術品に準ずると判断された名品です。年に一度の重要刀剣審査で選ばれます。
極めて選別的で、日本に登録された約250万口の刀剣のうち、重要刀剣に達したものは12,348口(約202口に1口)にすぎません。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
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