番号:AS26367 脇差:白鞘、拵え付き(日本美術刀剣保存協会 保存刀剣) 銘:無銘(三原) 当社では刀工の出来映えにより、最上作、上々作、上作、普通作に分類しております。 本作の出来は、無銘(三原)としては上々作にランクされる作品です。 ハバキ:銀一重ハバキ 長さ:53.9 cm (1.78尺) 反り:1.8 cm 目釘穴:2個 元幅:2.70 cm 先幅:1.86 cm 重ね:0.62 cm 重量:415 グラム 時代:室町時代初期(15世紀頃) 体配:身幅やや細身で、大磨上げながら反りが深くついた優美な姿。 地鉄:小板目肌に木目肌が交じり、精良な地鉄に白濁した映りが現れる。 刃文:小沸出来の直刃、口締まりごころに明るい。 特徴: 三原派は備後国三原で繁栄した一派で、鎌倉時代末期の正家を祖とします。当時、備後国には奈良の寺社領が多く存在したことから、大和伝の鍛冶が移住したと考えられています。そのため、作風は大和気質が強く、直刃を主調として地鉄に柾目が流れるなどの特徴が顕著に表れています。 拵: 鍔:木瓜形銅地、唐草文様を彫る。 縁頭:赤銅魚子地、龍と波の図を高彫りする。 目貫:花の図。 日本美術刀剣保存協会 保存刀剣鑑定書 葵美術評価鑑定書 全身押し形 ※価格に送料は含まれません。 オークション開始価格:250,000円 入札する 関連作品: 脇差:大和守源安道(保存刀剣) 脇差:平長盛(第11回重要刀剣) 脇差:(折り返し銘)吉光(国不明・室町後期)(保存刀剣) 脇差:大和守吉道(初代)(特別保存刀剣) 脇差:浪華月山雲龍子貞一刻印 慶応元年十月日(特別保存刀剣) 脇差:三品丹後守孫直道(特別保存刀剣)
Auction status: live on sword-auction.com.
無銘 · Mihara · 鎌倉 · 長さ 53.9cm · 反り 1.8cm





大和伝 · 備後
現在33点販売中
備後国三原派の起源と展開 備後国三原派は、鎌倉時代末期の正和または正中年間(一三一二〜一三二六)頃に正家を祖として興り、南北朝時代を経て室町時代末期に至るまで繁栄した一派である。一派のうち鎌倉末期より南北朝期にかけてのものを古三原と汎称し、正家・正広を双璧とし、他に正光・政清・正信・政広などの工が知られる。備後国はもとより古代から鉄製品の産地として名高く、『政事要略』の延喜十四年(九一四)の条にもその記述が見られる。この地方は永く大和の東寺や蓮華王院、高野山など畿内中央の社寺の荘園が多く置かれており、大和との交流が頻繁に行われていた。三原派の作風に大和気質が色濃く窺われるのは、こうした地理的・社会的背景によるものと推察される。 三原派の作風と技術的特質 三原派の作風は前述の如く大和気質が顕著にあらわれるものであるが、大和本国のものに比べては地刃の沸が弱いのが一般的で、独特の特色を備えている。鍛えは板目に杢目や流れ肌が交じり、処々強く流れて柾がかり、総体に肌立ちごころとなり、地沸が微塵につき、淡く白け映りが立つ点が顕著である。刃文は直刃を基調とし、細直刃調に小互の目を交えて焼き、匂口が締まりごころとなり、小沸がつき、刃縁に細かなほつれや打のけ、喰違い刃などが頻りに交じり、匂口が沈みごころとなるのが特徴的である。帽子は直ぐに小丸または大丸風に返り、先を細かに掃きかける、いわゆる「三原もの独特の滝落とし風」となって穏やかな趣を示す。姿は南北朝時代の特色を反映し、身幅が広めで元先の幅差が目立たず、反りが浅くつき、中鋒または大鋒に結んだ堂々とした体配を呈するものが多く、また鎬が高めとなり、この点にも大和気質の影響が認められる。 伝承と文化的意義 古三原の作刀は、大和伝の技術的影響を受けながらも備後国独自の個性を確立した点において、日本刀史上重要な位置を占めている。その地刃の様相に大和色を強くあらわしながらも、白け映りの立つ独特の地鉄や締まった匂口など、大和本国とは異なる特質を顕現させており、大和伝亜流としての独自性を如実に物語っている。堂々とかつ雄渾な姿形には迫力があり、刃縁にあらわれた細かな働きは味わい深く、頑健な体配と相俟って武用に適した実践的な美を備えている。藩政時代には吉川家など諸大名家に伝来したものも多く、その評価の高さが窺われる。本阿弥家による鑑定においても三原極めの折紙が数多く伝存しており、江戸時代以降の刀剣鑑賞史においても重視されてきた一派である。
銘が正しい、または無銘でも年代・国・系統を確実に指摘できる、保存に値する真正の作と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイト返品をご希望の場合、お客様が受領されてから3日以内にお知らせください。この期間を過ぎますとキャンセルはお受けできかねますので何卒ご了承ください。なお当社へのご返送は、5営業日以内の発送をお願いしております。なおキャンセルは販売した当時の状態がそのまま保持されている事が条件となりますのでお取り扱いには十分ご注意下さい。
番号:AS26367 脇差:白鞘、拵え付き(日本美術刀剣保存協会 保存刀剣) 銘:無銘(三原) 当社では刀工の出来映えにより、最上作、上々作、上作、普通作に分類しております。 本作の出来は、無銘(三原)としては上々作にランクされる作品です。 ハバキ:銀一重ハバキ 長さ:53.9 cm (1.78尺) 反り:1.8 cm 目釘穴:2個 元幅:2.70 cm 先幅:1.86 cm 重ね:0.62 cm 重量:415 グラム 時代:室町時代初期(15世紀頃) 体配:身幅やや細身で、大磨上げながら反りが深くついた優美な姿。 地鉄:小板目肌に木目肌が交じり、精良な地鉄に白濁した映りが現れる。 刃文:小沸出来の直刃、口締まりごころに明るい。 特徴: 三原派は備後国三原で繁栄した一派で、鎌倉時代末期の正家を祖とします。当時、備後国には奈良の寺社領が多く存在したことから、大和伝の鍛冶が移住したと考えられています。そのため、作風は大和気質が強く、直刃を主調として地鉄に柾目が流れるなどの特徴が顕著に表れています。 拵: 鍔:木瓜形銅地、唐草文様を彫る。 縁頭:赤銅魚子地、龍と波の図を高彫りする。 目貫:花の図。 日本美術刀剣保存協会 保存刀剣鑑定書 葵美術評価鑑定書 全身押し形 ※価格に送料は含まれません。 オークション開始価格:250,000円 入札する 関連作品: 脇差:大和守源安道(保存刀剣) 脇差:平長盛(第11回重要刀剣) 脇差:(折り返し銘)吉光(国不明・室町後期)(保存刀剣) 脇差:大和守吉道(初代)(特別保存刀剣) 脇差:浪華月山雲龍子貞一刻印 慶応元年十月日(特別保存刀剣) 脇差:三品丹後守孫直道(特別保存刀剣)
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無銘 · Mihara · 鎌倉 · 長さ 53.9cm · 反り 1.8cm





大和伝 · 備後
現在33点販売中
備後国三原派の起源と展開 備後国三原派は、鎌倉時代末期の正和または正中年間(一三一二〜一三二六)頃に正家を祖として興り、南北朝時代を経て室町時代末期に至るまで繁栄した一派である。一派のうち鎌倉末期より南北朝期にかけてのものを古三原と汎称し、正家・正広を双璧とし、他に正光・政清・正信・政広などの工が知られる。備後国はもとより古代から鉄製品の産地として名高く、『政事要略』の延喜十四年(九一四)の条にもその記述が見られる。この地方は永く大和の東寺や蓮華王院、高野山など畿内中央の社寺の荘園が多く置かれており、大和との交流が頻繁に行われていた。三原派の作風に大和気質が色濃く窺われるのは、こうした地理的・社会的背景によるものと推察される。 三原派の作風と技術的特質 三原派の作風は前述の如く大和気質が顕著にあらわれるものであるが、大和本国のものに比べては地刃の沸が弱いのが一般的で、独特の特色を備えている。鍛えは板目に杢目や流れ肌が交じり、処々強く流れて柾がかり、総体に肌立ちごころとなり、地沸が微塵につき、淡く白け映りが立つ点が顕著である。刃文は直刃を基調とし、細直刃調に小互の目を交えて焼き、匂口が締まりごころとなり、小沸がつき、刃縁に細かなほつれや打のけ、喰違い刃などが頻りに交じり、匂口が沈みごころとなるのが特徴的である。帽子は直ぐに小丸または大丸風に返り、先を細かに掃きかける、いわゆる「三原もの独特の滝落とし風」となって穏やかな趣を示す。姿は南北朝時代の特色を反映し、身幅が広めで元先の幅差が目立たず、反りが浅くつき、中鋒または大鋒に結んだ堂々とした体配を呈するものが多く、また鎬が高めとなり、この点にも大和気質の影響が認められる。 伝承と文化的意義 古三原の作刀は、大和伝の技術的影響を受けながらも備後国独自の個性を確立した点において、日本刀史上重要な位置を占めている。その地刃の様相に大和色を強くあらわしながらも、白け映りの立つ独特の地鉄や締まった匂口など、大和本国とは異なる特質を顕現させており、大和伝亜流としての独自性を如実に物語っている。堂々とかつ雄渾な姿形には迫力があり、刃縁にあらわれた細かな働きは味わい深く、頑健な体配と相俟って武用に適した実践的な美を備えている。藩政時代には吉川家など諸大名家に伝来したものも多く、その評価の高さが窺われる。本阿弥家による鑑定においても三原極めの折紙が数多く伝存しており、江戸時代以降の刀剣鑑賞史においても重視されてきた一派である。
銘が正しい、または無銘でも年代・国・系統を確実に指摘できる、保存に値する真正の作と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイト返品をご希望の場合、お客様が受領されてから3日以内にお知らせください。この期間を過ぎますとキャンセルはお受けできかねますので何卒ご了承ください。なお当社へのご返送は、5営業日以内の発送をお願いしております。なおキャンセルは販売した当時の状態がそのまま保持されている事が条件となりますのでお取り扱いには十分ご注意下さい。