NihontoWatch Mon

NihontoWatch

マーケット
事典
鑑定
NihontoWatch Mon

NihontoWatch

マーケット
事典
鑑定

説明

Stock number:KA-030425Paper(Certificate):[N.B.T.H.K] Juyo ToukenCountry・period:Higo・ Late Kamakura period about 1331~~Blade length(Cutting edge): 74.2cmCurve(SORI): 2.5cmWidth at the hamachi(Moto-Haba): 3.20cmThickness at the Moto-Kasane: 0.70cmWide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.20cmThickness at the Saki-Kasane: 0.60cmHabaki: One part, gold foil HabakiSword tang(Nakago): Katte sagari file patternRivet Holes(Mekugiana): 1Shape(Taihai): Shinogizukuri,Iorimune,Jigane(Hada): ,Temper patterns(Hamon):Temper patterns in the point(Bohshi):Registration Card: Kyoto【Additional Information】【重要刀剣図譜より】形状鎬造、庵棟、身幅尋常、元先の幅差つき、重ね厚め、反り深く、 中反りつき、中鋒詰まる。鍛小板目に板目・杢交じり、総じてやや 肌立ちごころとなり、地沸つき、地景入り、極く淡く白け風の映り立つ。刃文中直刃、指裏に喰違刃交じり、裏僅かに葉入り、匂口締ま りごころ、小沸つき、表中程二重刃かかる。帽子直ぐ、先小さく掃きかけ、大丸風。彫物表は長い腰樋と添樋を掻き通し、裏は棒樋を掻き流す。茎大磨上、先切り、鑢目勝手下がり、目釘孔一、無銘。説明肥後国延寿派は、山城の来国行の外孫と伝える太郎国村を始祖として、鎌倉時代末葉から南北朝期にかけて同国菊池郡隈府の地に大いに繁栄した。その門葉には国吉・国時・国泰・国友・国資・国信・国綱など多くの上手が輩出している。一派の作風は、それぞれに際立った個性が少なく、概ね山城の来派に類似するが、鍛えに柾ごころが目立ち、かねが白け、刃文は匂口が幾分沈みごころで、刃中の働きが穏やかとなり、また帽子は先の丸みがやや大きく、しかも返りを浅く焼くなどの点に相違がみられ、同派の見どころとして挙げられる。延寿国時は同派を代表する刀工の一人で、国村の子とも弟子とも伝え、同名の継承が室町時代に及んでいる。彼の作は比較的現存するものが多く、作柄の平均点も高い。この刀は、大磨上なれども輪反りがついて均整のとれた姿のよいものであり、地鉄は幾分肌立っているものの、緩みがなく細かな地景も入って総じてよく錬れた肌合を示している。また刃文は殆ど破綻のない端正な直刃を焼いて出来よろしく凜然たるものである。中反りの姿形からは来派の、また喰違刃や二重刃の働きからは大和気質が見て取れ、大丸帽子並びに指裏の両チリの棒樋などと併せて同派と観るべきものであるが、総体の地刃の作位の高さから国時の極めが首肯しうる一口である。

図譜解説

Juyo-Token, 46th Session — Designated November 7, 2019 Katana, mumei: Enju Kunitsoki (延寿国時) Measurements Nagasa 74.0 cm, sori 2.5 cm Description Keijo: shinogi-zukuri with iori-mune; standard mihaba with noticeable taper from base to tip; deep sori; compact chu-kissaki. Kitae: ko-itame mixed with areas tending toward standing grain (hada-dachi); ji-nie appears, with chikei; a whitish shirake-utsuri (utsuri, a shadowy reflection in the steel) stands out. Hamon: suguha; the nioiguchi (boundary of hardened edge) tends to be tight, with small nie; around the middle on the omote, nijuba appears. Boshi: straight and forming o-maru. Horimono: on the omote, a long koshi-hi with soe-hi, carved through (kaki-toshi); on the ura, a bo-hi. Nakago: ubu; yasurime are katte-sagari; one mekugi-ana. Artisan Enju Kunitsoki (延寿国時) Era Koto period Explanation Upon examination, this blade has been designated Juyo-Token. (Designated on November 7, 2019) The Society for the Preservation of the Japanese Art Sword (NBTHK) President: Sakai Tadahisa (酒井忠久) One item

NihontoWatch MonNihontoWatch
MarketEncyclopediaKantei
刀剣›山城伝›延寿›國時›刀[無銘 延寿国時(大業物)][日本美術刀剣保存協会]重要刀剣
刀重要
國時

刀[無銘 延寿国時(大業物)][日本美術刀剣保存協会]重要刀剣

無銘 · Enju · 鎌倉 · 長さ 74.2cm · 反り 2.5cm

売却済
國時 — 1 of 4
國時 — 2 of 4
國時 — 3 of 4
國時 — 4 of 4
1 / 4
1 / 4
國時 — 1 of 4國時 — 2 of 4國時 — 3 of 4國時 — 4 of 4
法量・詳細
刀工
國時
種別
刀
流派
Enju
活動期
1317–1353年頃(Bunpo)
国
肥後
銘
無銘(在銘率 63%)
法量
長さ 74.2cm反り 2.5cm元幅 3.2cm先幅 2.2cm重ね 0.7cm
説明

Stock number:KA-030425Paper(Certificate):[N.B.T.H.K] Juyo ToukenCountry・period:Higo・ Late Kamakura period about 1331~~Blade length(Cutting edge): 74.2cmCurve(SORI): 2.5cmWidth at the hamachi(Moto-Haba): 3.20cmThickness at the Moto-Kasane: 0.70cmWide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.20cmThickness at the Saki-Kasane: 0.60cmHabaki: One part, gold foil HabakiSword tang(Nakago): Katte sagari file patternRivet Holes(Mekugiana): 1Shape(Taihai): Shinogizukuri,Iorimune,Jigane(Hada): ,Temper patterns(Hamon):Temper patterns in the point(Bohshi):Registration Card: Kyoto【Additional Information】【重要刀剣図譜より】形状鎬造、庵棟、身幅尋常、元先の幅差つき、重ね厚め、反り深く、 中反りつき、中鋒詰まる。鍛小板目に板目・杢交じり、総じてやや 肌立ちごころとなり、地沸つき、地景入り、極く淡く白け風の映り立つ。刃文中直刃、指裏に喰違刃交じり、裏僅かに葉入り、匂口締ま りごころ、小沸つき、表中程二重刃かかる。帽子直ぐ、先小さく掃きかけ、大丸風。彫物表は長い腰樋と添樋を掻き通し、裏は棒樋を掻き流す。茎大磨上、先切り、鑢目勝手下がり、目釘孔一、無銘。説明肥後国延寿派は、山城の来国行の外孫と伝える太郎国村を始祖として、鎌倉時代末葉から南北朝期にかけて同国菊池郡隈府の地に大いに繁栄した。その門葉には国吉・国時・国泰・国友・国資・国信・国綱など多くの上手が輩出している。一派の作風は、それぞれに際立った個性が少なく、概ね山城の来派に類似するが、鍛えに柾ごころが目立ち、かねが白け、刃文は匂口が幾分沈みごころで、刃中の働きが穏やかとなり、また帽子は先の丸みがやや大きく、しかも返りを浅く焼くなどの点に相違がみられ、同派の見どころとして挙げられる。延寿国時は同派を代表する刀工の一人で、国村の子とも弟子とも伝え、同名の継承が室町時代に及んでいる。彼の作は比較的現存するものが多く、作柄の平均点も高い。この刀は、大磨上なれども輪反りがついて均整のとれた姿のよいものであり、地鉄は幾分肌立っているものの、緩みがなく細かな地景も入って総じてよく錬れた肌合を示している。また刃文は殆ど破綻のない端正な直刃を焼いて出来よろしく凜然たるものである。中反りの姿形からは来派の、また喰違刃や二重刃の働きからは大和気質が見て取れ、大丸帽子並びに指裏の両チリの棒樋などと併せて同派と観るべきものであるが、総体の地刃の作位の高さから国時の極めが首肯しうる一口である。

NBTHK図譜解説

Juyo #65

AI翻訳 — 誤りが含まれる場合があります

Juyo-Token, 46th Session — Designated November 7, 2019

Katana, mumei: Enju Kunitsoki (延寿国時)

Measurements Nagasa 74.0 cm, sori 2.5 cm

Description Keijo: shinogi-zukuri with iori-mune; standard mihaba with noticeable taper from base to tip; deep sori; compact chu-kissaki. Kitae: ko-itame mixed with areas tending toward standing grain (hada-dachi); ji-nie appears, with chikei; a whitish shirake-utsuri (utsuri, a shadowy reflection in the steel) stands out. Hamon: suguha; the nioiguchi (boundary of hardened edge) tends to be tight, with small nie; around the middle on the omote, nijuba appears. Boshi: straight and forming o-maru. Horimono: on the omote, a long koshi-hi with soe-hi, carved through (kaki-toshi); on the ura, a bo-hi. Nakago: ubu; yasurime are katte-sagari; one mekugi-ana.

Artisan Enju Kunitsoki (延寿国時)

Era Koto period

Explanation Upon examination, this blade has been designated Juyo-Token.

(Designated on November 7, 2019) The Society for the Preservation of the Japanese Art Sword (NBTHK) President: Sakai Tadahisa (酒井忠久) One item

作者について

國時

Enju (Higo) · 肥後 · 1317-1353頃

刀剣大鑑 上位26%

現在1点販売中

›

国時は肥後延寿派を代表する上手で、延寿は山城の来の作風を九州に移した一派である。説明書は同派の祖を太郎国村とし、通説に山城来国行の外孫(娘を通じての孫)と伝え、国時を一門を代表する著名工の一人として、国村の子とも弟子とも記す。作は鎌倉時代末葉から南北朝期、肥後菊池郡隈府の地に亘り、年紀ある遺例は南朝年号を有し、正平七年(一三五二)銘の太刀があって、晩年の手を十四世紀半ばに置く。一派は際立った個性が少なく概ね来に類似するため、延寿の作はほぼ一様の手として読める。その中で国時が際立つ理由は二つある。説明書は「比較的現存するものが多く、作柄の平均点も高い」[[c:1]]とし、且つその手は一門の抑えた直刃を誰よりも賑やかに働かせた。

その特色は、尋常に留まらぬ中直刃・細直刃である。説明書が「一派の多くは働きに乏しい直刃を焼いている」[[c:7]]と記すのに対し、国時は直刃を小互の目で連れて崩し、時に小丁子・尖りごころの刃を交え、小足・葉よく入り、刃縁に小沸つき、細かに砂流し・金筋がかかる。佳作では、来に比して幾分沈みごころの匂口が明るく冴える。一派の性が逆へ引くがゆえに、賑やかな一口はかえって例外として映る。ある太刀を説明書は「国時のみならず延寿物としても珍しい乱れ主調の焼刃」[[c:2]]と評し、二重刃・金筋強く帽子が乱れて盛んに掃きかける磨上の刀を「同工のみならず同派の中でも最も働きのある刃取り」[[c:3]]と記す。一口が珍しいとも最も働くとも評されるのは、一派が常々いかに静かに、国時がそれをいかに押し広げたかの証である。

鍛えは一派の遺産をよく示す。板目あるいはつんだ小板目に、総体に流れて刃寄りに柾ごころを帯び、地沸微塵によくつき地景細かに入り、一派の白け映りが地に立つ。この白け映りは説明書が延寿を来から分かつ第一点に挙げるもので、来の京の精良を保ちつつ流れた九州鉄を帯びた地鉄の上に立つ。帽子は多く直ぐに小丸へ結び、先に掃きかけを伴い、時に丸味大きく浅い大丸風に返る。銘は在銘の場合大振りの二字銘で、説明書は一つの書風を繰り返し挙げる。すなわち「国」の字のクニ構えの中右半分を耳形にきるのが、他派にまぎれぬ一門共通の見どころである。

遺例は二様に分かれる。第一は在銘の生ぶで、腰反り深く踏張りある長寸の太刀と、身幅広く寸延びごころで重ね厚い平造の短刀があり、茎先近くに大振りの二字銘を切る。鏨が常より太く力強いものもある。太刀は棒樋を伴い、短刀は刀樋・腰樋を掻く。年紀のある晩年作は「菊池住国時」と延元・正平の年紀を添えた長銘を切り、説明書はこの長銘を時代の下った同名作に当てる。第二は大磨上無銘の刀で、延寿国時と極められ後世の鑑定銘を伴うものが多い。輪反りや京風が一見来を想わせるが、地の流れ・白け映り・沈む匂口より延寿と看取し、総体の作位の高さより国時に絞られる。本阿弥光遜の金象嵌銘・金粉銘で同工を極め、その名と花押を金にきった一口がある。

国時の位置は両隣に照らして最もよく読める。母体の来に対し相違は定まる。説明書は柾ごころ・白け映り・幾分沈みごころの匂口を延寿が山城来派から分かれる点とし、一派を来に比して地刃やや弱しとする。されどその近しさは深く、屈指の短刀の一口を説明書は「来国光に比肩する出来映え」[[c:5]]と評し、延寿の見どころは熟覧して初めて窺える。祖国村に対する相違は国時独自のもので、その直刃は祖の尋常な直刃より遥かに自在に小互の目・小乱れに崩れ、帽子は祖の大丸より直ぐに小丸へ多く結ぶ。一門に個性が少ないがゆえに国時はその代表工かつ最も遺例の多い工とされ、逆に尋常な来の直刃は一見延寿に紛れる。延寿の工は南朝に忠なる菊池氏に属し、年紀ある作はその歴史を南朝年号に刻む。

国時の声望は厚い指定の記録に伴う。特別重要刀剣・重要刀剣の級に三十口、うち特別重要六口を数え、さらに重要文化財に一口を戴き、『刀工大鑑』にも高い評価を得る。延寿一門の中でも公の記録に最も多く名を遺す工の一人である。その作に録された来歴は幕末の高家に及ぶ。水戸徳川家伝来の太刀、紀州徳川家伝来の太刀、湊川神社蔵の短刀があり、また閑院宮家を経て、幕末の和宮、すなわち「静寛院宮の遺物」として著名な短刀がある。一口は重要文化財の級に永く封ぜられて取引されることはない。残りは、一派の静かな直刃と国時の遺例の比較的多きゆえ、その特別重要・重要の作が篤志の蒐集家の眼前に時に現れる。最も稀な鎌倉の大家よりは見出しやすいが、市販の在庫ではなく指定された文化財としてである。在銘生ぶの太刀や身幅広き在銘の短刀は、市に現れれば一個の画期であり、録された伝来の多くは蔵せられて取引されることはない。

歴史的重要度

國時の位置づけを、日本刀全体および伝統・時代・時期ごとに示します。各位(随一・屈指・有数・著名)は、NBTHK および文化庁による指定に加え、三作や名物帳などの歴史的栄誉を加味したものです。

随一
随一
屈指
屈指
有数
有数
著名
著名

各項目を選ぶと評価方法が表示されます。

指定の実績
指定32口
重要文化財
1
重要美術品
1
特別重要刀剣
6
重要刀剣
24
國時の作 1点が現在販売中→
國時 — 詳細Enju (Higo)派

年紀作

在銘年紀作が示す、確実に活動していた年代

活動期間
1353推定期間:1317–1353
指定品19点のうち1点に年紀あり
流派について

延寿

山城伝 · 肥後

現在22点販売中

›

肥後国菊池郡隈府の地に興った延寿派は、京の来の作風を九州へ移した一門である。その祖を太郎国村とし、通説に大和千手院派の弘村の子で来国行の娘聟となり、その外孫として来の工房に学んだと伝える。延寿の名はその来の一字に通うとされ、一門の出自を山城の血脈に結ぶ。国村のまわりには国時・国泰・国資・国吉・国信・国友・国綱らの上手がほぼ時を同じくして輩出し、鎌倉時代末葉から南北朝期にかけて菊池郡の地に大いに繁栄した。延寿の工は南朝に忠なる菊池氏に属し、年紀ある作には正平・延元など南朝の年号を刻むものがあって、一門の活動とその歴史を地に結びつけている。 延寿の作は概ね来派に類似し、各工に際立った個性が少ないため、一門は個々の手よりも一団として読まれる。その共通の語法は地鉄に最もよく現れる。鍛えは小板目がよくつんで詰み、杢を交え刃寄りに流れて柾ごころを帯び、地沸が微塵に厚くつき、地景が細かに入る。その上に立つのが一門第一の見どころたる白け映りで、明るく冴える来の地鉄とは異なる、冷たく霞んだ映りである。刃文は中直刃あるいは細直刃を本体とし、小互の目・小足を交え、しばしば二重刃を見せ、匂口は幾分沈みごころとなって穏やかに焼く。帽子は来が小丸に締めて返るのに対し、先の丸味がやや大きい大丸となって返り浅く、先に掃きかけるものが多い。これらの柾ごころ・白け映り・沈みごころの匂口・穏やかな刃中の働き・丸味の大きい大丸帽子が、来に似てやや異なる延寿の見どころであり、真の来から一門を分かつ要となる。本間は延寿を「来に似てやや異なる」[[c:2]]とし、その直刃の刃中の働きを来一派の直刃よりも淋しいと記す。その淋しく冷えた趣こそ一派の眼目である。 延寿の鑑定の勘所は、なべてこの来との別にある。輪反りや京風が一見来を想わせても、地の流れ・白け映り・沈む匂口より延寿と看取し、来に比して地刃やや弱しとされる。一門に個性が少ないがゆえに、主要工はその一様の中から程度の差によって絞られる。祖国村は細身で元先の幅差が顕著、反り高く小鋒に結ぶ独特の姿態をもって無銘の延寿を己に引き寄せる。国時は遺例が比較的多く作柄の平均点も高い代表工で、一門の抑えた直刃を誰よりも賑やかに働かせる。国泰は地刃の沸が一門の中で最も強くつき、佳作は明るく冴える。国資は刃中の働きが最も豊かで、寸延びの作に火焰風の帽子という一門に類のない働きを示す。国吉は地刃の冴えにおいて延寿の弱点を脱した垢抜けた手を遺し、国信は遺例こそ少ないが刃に沿う二重刃を殊に鮮明に見せる。これらの諸工はいずれも国の字を冠し、その「国」構の右半を耳形に切る銘振りを共有して他派にまぎれず、藤代に上々作以上の格を得る。伝来も地方工としては厚く、来歴の確かな作が黒田家・徳川家・伊達家・上杉家・細川家などの旧家を経、林原美術館・出光美術館・徳川美術館・佐野美術館をはじめとする機関に蔵される。在銘生ぶの太刀や身幅広い在銘の短刀は遺るものが少なく、多くは大磨上無銘の極めとして伝わるため、肥後の山城風を手に取りうる機会はおのずから限られている。 詳しく見る →

17名の刀工指定241口
主要刀工
刀工時代指定
國村1275-127815
國泰1329-133116
國時1317-135332
國資1346-137022
國時1275-12787
延寿流派を見る →

歴史的背景

政権は鎌倉にあったが、美意識はなお京都が定めた。粟田口派の梨子地肌は完璧の代名詞となり、来派は公家にも上級の武家にも大寺にも、堂々たる太刀を納めている。

鎌倉時代の山城 →

✓N.B.T.H.K Jūyō
販売店
銀
銀座誠友堂
創業 2008年 · 業歴18年
🇯🇵日本から発送
›
✓認証販売店world-seiyudo.com
✓海外発送可✓英語対応銀行振込PayPalクレジットカード
返品ポリシー

No cooling-off period or returns; refund only if the purchased sword is proven fake, capped at purchase price (excludes commission sales, accessories, auction items).

銀座誠友堂の出品一覧を見る→販売店サイトでこの商品を見る→

國時の他の作

すべて見る →
コレクション情報
重要
Katana - Jūyō - by Enju Kunitoki - 刀 (金象嵌銘)国時(延寿) Katana:KunitokiKatana - Jūyō - by Enju Kunitoki - 刀 (金象嵌銘)国時(延寿) Katana:Kunitoki

刀

作國時
69cm·Bunpo (1317-1319)
¥4,900,000

國時の売約済み

葵美術
特別保存
Wakizashi - Tokuho - by Enju Kunitoki - 脇指:國時(延寿)元徳四年■月日(1332年)(日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣)(鑑定小柄付)Wakizashi - Tokuho - by Enju Kunitoki - 脇指:國時(延寿)元徳四年■月日(1332年)(日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣)(鑑定小柄付)
売切れ

脇差

作國時
33.4cm·Bunpo (1317-1319)
売却済
銀座誠友堂
特別保存
Katana - Tokuho - by Enju Kunitoki - Katana [Kunitoki(Enju)(Owazamono)] [N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon TokenKatana - Tokuho - by Enju Kunitoki - Katana [Kunitoki(Enju)(Owazamono)] [N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Token
売切れ

刀

作國時
64.2cm·鎌倉
売却済

延寿派の作

すべて見る →
銀座長州屋
特別保存
Katana - Tokuho - by Enju Kunitoki - 金粉銘 國時 本阿(光遜花押)Katana - Tokuho - by Enju Kunitoki - 金粉銘 國時 本阿(光遜花押)

刀

作國時
67.78cm·南北朝
¥2,700,000
刀心
保存
Katana - Hozon - by Enju School - 無銘(延寿) 2-1713Katana - Hozon - by Enju School - 無銘(延寿) 2-1713

刀

作延寿派
69.4cm·鎌倉
¥550,000
美術刀剣松本
現代刀
Katana - by Enju School - 刀 延寿宣次作Katana - by Enju School - 刀 延寿宣次作

刀

作延寿派
71.4cm·現代刀
¥700,000
儀平屋
Tanto - by Enju School - 古刀 無銘 菊池槍直し短刀 四寸三分 合口拵入、白鞘付Tanto - by Enju School - 古刀 無銘 菊池槍直し短刀 四寸三分 合口拵入、白鞘付

短刀

作延寿派
12.9cm·古刀
¥300,000
葵美術
特別保存
Katana - Tokuho - by Enju School - 刀:無銘(延寿)(日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣)Katana - Tokuho - by Enju School - 刀:無銘(延寿)(日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣)

刀

作延寿派
67.5cm·鎌倉
¥1,200,000
刀心
特別保存
Katana - Tokuho - by Enju School - 無銘(延寿) 2-1808Katana - Tokuho - by Enju School - 無銘(延寿) 2-1808

刀

作延寿派
68.4cm·鎌倉
¥770,000
江州屋刀剣店
重要
Katana - Jūyō - by Enju School - 第14回重要刀剣 無銘 延寿(刀)Katana - Jūyō - by Enju School - 第14回重要刀剣 無銘 延寿(刀)

刀

作延寿派
71.5cm·南北朝
お問い合わせ
サムライミュージアム
特別保存
Katana - Tokuho - by Enju Kuniyoshi - 鎌倉後期 延寿国吉(朱銘)日本刀 販売|侍ミュージアムショップ 日本刀 刀 延寿国吉(朱銘)NBTHK特別保存刀剣鑑定書付Katana - Tokuho - by Enju Kuniyoshi - 鎌倉後期 延寿国吉(朱銘)日本刀 販売|侍ミュージアムショップ 日本刀 刀 延寿国吉(朱銘)NBTHK特別保存刀剣鑑定書付

刀

作國吉
69.7cm·Bunna (1352-1356) ND
¥8,802

山城の伝統

すべて見る →
銀座長州屋
重要
Tanto - Jūyō - by Rai Kunitoshi - 短刀 銘 来國俊Tanto - Jūyō - by Rai Kunitoshi - 短刀 銘 来國俊

短刀

作國俊
23.27cm·鎌倉
お問い合わせ
コレクション情報
特重
Katana - Tokuju - by Awataguchi Kuniyoshi - 刀 無銘(伝粟田口国吉)Katana - Tokuju - by Awataguchi Kuniyoshi - 刀 無銘(伝粟田口国吉)

刀

作國吉
79.5cm·鎌倉
お問い合わせ
永楽堂
特別保存
Katana - Tokuho - by Nobukuni School - 信国 刀 特別保存刀剣Katana - Tokuho - by Nobukuni School - 信国 刀 特別保存刀剣

刀

作信国派
67.5cm·室町
¥1,200,000
矢澤商会
特別保存
Tachi - Tokuho - by Rai Kuniyuki - 【委託】来国行(特別保存)鎌倉時代中期 刃渡り69.7cm 反り1.9cm 白鞘入り太刀拵付きTachi - Tokuho - by Rai Kuniyuki - 【委託】来国行(特別保存)鎌倉時代中期 刃渡り69.7cm 反り1.9cm 白鞘入り太刀拵付き

太刀

作國行
69.7cm·Shogen (1259-1260)
¥3,000,000
丸英刀剣
保存
Tanto - Hozon - by Heianjo Nagayoshi - 短刀 平安城長吉作Tanto - Hozon - by Heianjo Nagayoshi - 短刀 平安城長吉作

短刀

作長吉
16.7cm·室町
¥1,350,000
永楽堂
重要
Tachi - Jūyō - by Ayanokoji Sadatoshi - 定利 太刀 重要刀剣Tachi - Jūyō - by Ayanokoji Sadatoshi - 定利 太刀 重要刀剣

太刀

作定利
72.6cm·鎌倉
¥7,700,000
銀座長州屋
特別保存
Tanto - Tokuho - by Rai Kunitoshi - 短刀 銘 来國俊Tanto - Tokuho - by Rai Kunitoshi - 短刀 銘 来國俊

短刀

作國俊
21.1cm·鎌倉
¥4,300,000
永楽堂
重要
Katana - Jūyō - by Rai Kunimitsu - 来国光 刀 重要刀剣Katana - Jūyō - by Rai Kunimitsu - 来国光 刀 重要刀剣

刀

作國光
71.2cm·南北朝
¥7,800,000

刀剣

  • 刀
  • 脇差
  • 短刀
  • 太刀
  • 薙刀
  • 槍

刀装具

  • 鍔
  • 縁頭
  • 小柄
  • 目貫

甲冑武具

  • 兜
  • 甲冑

鑑定別

  • 特重
  • 重要
  • 特別保存
  • 保存

リソース

  • 刀剣商一覧
  • 刀工一覧
  • 誌上鑑定
  • すべて見る
Nihontowatch© 2026
利用規約プライバシーCookie運営者情報

説明

Stock number:KA-030425Paper(Certificate):[N.B.T.H.K] Juyo ToukenCountry・period:Higo・ Late Kamakura period about 1331~~Blade length(Cutting edge): 74.2cmCurve(SORI): 2.5cmWidth at the hamachi(Moto-Haba): 3.20cmThickness at the Moto-Kasane: 0.70cmWide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.20cmThickness at the Saki-Kasane: 0.60cmHabaki: One part, gold foil HabakiSword tang(Nakago): Katte sagari file patternRivet Holes(Mekugiana): 1Shape(Taihai): Shinogizukuri,Iorimune,Jigane(Hada): ,Temper patterns(Hamon):Temper patterns in the point(Bohshi):Registration Card: Kyoto【Additional Information】【重要刀剣図譜より】形状鎬造、庵棟、身幅尋常、元先の幅差つき、重ね厚め、反り深く、 中反りつき、中鋒詰まる。鍛小板目に板目・杢交じり、総じてやや 肌立ちごころとなり、地沸つき、地景入り、極く淡く白け風の映り立つ。刃文中直刃、指裏に喰違刃交じり、裏僅かに葉入り、匂口締ま りごころ、小沸つき、表中程二重刃かかる。帽子直ぐ、先小さく掃きかけ、大丸風。彫物表は長い腰樋と添樋を掻き通し、裏は棒樋を掻き流す。茎大磨上、先切り、鑢目勝手下がり、目釘孔一、無銘。説明肥後国延寿派は、山城の来国行の外孫と伝える太郎国村を始祖として、鎌倉時代末葉から南北朝期にかけて同国菊池郡隈府の地に大いに繁栄した。その門葉には国吉・国時・国泰・国友・国資・国信・国綱など多くの上手が輩出している。一派の作風は、それぞれに際立った個性が少なく、概ね山城の来派に類似するが、鍛えに柾ごころが目立ち、かねが白け、刃文は匂口が幾分沈みごころで、刃中の働きが穏やかとなり、また帽子は先の丸みがやや大きく、しかも返りを浅く焼くなどの点に相違がみられ、同派の見どころとして挙げられる。延寿国時は同派を代表する刀工の一人で、国村の子とも弟子とも伝え、同名の継承が室町時代に及んでいる。彼の作は比較的現存するものが多く、作柄の平均点も高い。この刀は、大磨上なれども輪反りがついて均整のとれた姿のよいものであり、地鉄は幾分肌立っているものの、緩みがなく細かな地景も入って総じてよく錬れた肌合を示している。また刃文は殆ど破綻のない端正な直刃を焼いて出来よろしく凜然たるものである。中反りの姿形からは来派の、また喰違刃や二重刃の働きからは大和気質が見て取れ、大丸帽子並びに指裏の両チリの棒樋などと併せて同派と観るべきものであるが、総体の地刃の作位の高さから国時の極めが首肯しうる一口である。

図譜解説

Juyo-Token, 46th Session — Designated November 7, 2019 Katana, mumei: Enju Kunitsoki (延寿国時) Measurements Nagasa 74.0 cm, sori 2.5 cm Description Keijo: shinogi-zukuri with iori-mune; standard mihaba with noticeable taper from base to tip; deep sori; compact chu-kissaki. Kitae: ko-itame mixed with areas tending toward standing grain (hada-dachi); ji-nie appears, with chikei; a whitish shirake-utsuri (utsuri, a shadowy reflection in the steel) stands out. Hamon: suguha; the nioiguchi (boundary of hardened edge) tends to be tight, with small nie; around the middle on the omote, nijuba appears. Boshi: straight and forming o-maru. Horimono: on the omote, a long koshi-hi with soe-hi, carved through (kaki-toshi); on the ura, a bo-hi. Nakago: ubu; yasurime are katte-sagari; one mekugi-ana. Artisan Enju Kunitsoki (延寿国時) Era Koto period Explanation Upon examination, this blade has been designated Juyo-Token. (Designated on November 7, 2019) The Society for the Preservation of the Japanese Art Sword (NBTHK) President: Sakai Tadahisa (酒井忠久) One item

NihontoWatch MonNihontoWatch
MarketEncyclopediaKantei
刀剣›山城伝›延寿›國時›刀[無銘 延寿国時(大業物)][日本美術刀剣保存協会]重要刀剣
刀重要
國時

刀[無銘 延寿国時(大業物)][日本美術刀剣保存協会]重要刀剣

無銘 · Enju · 鎌倉 · 長さ 74.2cm · 反り 2.5cm

売却済
國時 — 1 of 4
國時 — 2 of 4
國時 — 3 of 4
國時 — 4 of 4
1 / 4
1 / 4
國時 — 1 of 4國時 — 2 of 4國時 — 3 of 4國時 — 4 of 4
法量・詳細
刀工
國時
種別
刀
流派
Enju
活動期
1317–1353年頃(Bunpo)
国
肥後
銘
無銘(在銘率 63%)
法量
長さ 74.2cm反り 2.5cm元幅 3.2cm先幅 2.2cm重ね 0.7cm
説明

Stock number:KA-030425Paper(Certificate):[N.B.T.H.K] Juyo ToukenCountry・period:Higo・ Late Kamakura period about 1331~~Blade length(Cutting edge): 74.2cmCurve(SORI): 2.5cmWidth at the hamachi(Moto-Haba): 3.20cmThickness at the Moto-Kasane: 0.70cmWide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.20cmThickness at the Saki-Kasane: 0.60cmHabaki: One part, gold foil HabakiSword tang(Nakago): Katte sagari file patternRivet Holes(Mekugiana): 1Shape(Taihai): Shinogizukuri,Iorimune,Jigane(Hada): ,Temper patterns(Hamon):Temper patterns in the point(Bohshi):Registration Card: Kyoto【Additional Information】【重要刀剣図譜より】形状鎬造、庵棟、身幅尋常、元先の幅差つき、重ね厚め、反り深く、 中反りつき、中鋒詰まる。鍛小板目に板目・杢交じり、総じてやや 肌立ちごころとなり、地沸つき、地景入り、極く淡く白け風の映り立つ。刃文中直刃、指裏に喰違刃交じり、裏僅かに葉入り、匂口締ま りごころ、小沸つき、表中程二重刃かかる。帽子直ぐ、先小さく掃きかけ、大丸風。彫物表は長い腰樋と添樋を掻き通し、裏は棒樋を掻き流す。茎大磨上、先切り、鑢目勝手下がり、目釘孔一、無銘。説明肥後国延寿派は、山城の来国行の外孫と伝える太郎国村を始祖として、鎌倉時代末葉から南北朝期にかけて同国菊池郡隈府の地に大いに繁栄した。その門葉には国吉・国時・国泰・国友・国資・国信・国綱など多くの上手が輩出している。一派の作風は、それぞれに際立った個性が少なく、概ね山城の来派に類似するが、鍛えに柾ごころが目立ち、かねが白け、刃文は匂口が幾分沈みごころで、刃中の働きが穏やかとなり、また帽子は先の丸みがやや大きく、しかも返りを浅く焼くなどの点に相違がみられ、同派の見どころとして挙げられる。延寿国時は同派を代表する刀工の一人で、国村の子とも弟子とも伝え、同名の継承が室町時代に及んでいる。彼の作は比較的現存するものが多く、作柄の平均点も高い。この刀は、大磨上なれども輪反りがついて均整のとれた姿のよいものであり、地鉄は幾分肌立っているものの、緩みがなく細かな地景も入って総じてよく錬れた肌合を示している。また刃文は殆ど破綻のない端正な直刃を焼いて出来よろしく凜然たるものである。中反りの姿形からは来派の、また喰違刃や二重刃の働きからは大和気質が見て取れ、大丸帽子並びに指裏の両チリの棒樋などと併せて同派と観るべきものであるが、総体の地刃の作位の高さから国時の極めが首肯しうる一口である。

NBTHK図譜解説

Juyo #65

AI翻訳 — 誤りが含まれる場合があります

Juyo-Token, 46th Session — Designated November 7, 2019

Katana, mumei: Enju Kunitsoki (延寿国時)

Measurements Nagasa 74.0 cm, sori 2.5 cm

Description Keijo: shinogi-zukuri with iori-mune; standard mihaba with noticeable taper from base to tip; deep sori; compact chu-kissaki. Kitae: ko-itame mixed with areas tending toward standing grain (hada-dachi); ji-nie appears, with chikei; a whitish shirake-utsuri (utsuri, a shadowy reflection in the steel) stands out. Hamon: suguha; the nioiguchi (boundary of hardened edge) tends to be tight, with small nie; around the middle on the omote, nijuba appears. Boshi: straight and forming o-maru. Horimono: on the omote, a long koshi-hi with soe-hi, carved through (kaki-toshi); on the ura, a bo-hi. Nakago: ubu; yasurime are katte-sagari; one mekugi-ana.

Artisan Enju Kunitsoki (延寿国時)

Era Koto period

Explanation Upon examination, this blade has been designated Juyo-Token.

(Designated on November 7, 2019) The Society for the Preservation of the Japanese Art Sword (NBTHK) President: Sakai Tadahisa (酒井忠久) One item

作者について

國時

Enju (Higo) · 肥後 · 1317-1353頃

刀剣大鑑 上位26%

現在1点販売中

›

国時は肥後延寿派を代表する上手で、延寿は山城の来の作風を九州に移した一派である。説明書は同派の祖を太郎国村とし、通説に山城来国行の外孫(娘を通じての孫)と伝え、国時を一門を代表する著名工の一人として、国村の子とも弟子とも記す。作は鎌倉時代末葉から南北朝期、肥後菊池郡隈府の地に亘り、年紀ある遺例は南朝年号を有し、正平七年(一三五二)銘の太刀があって、晩年の手を十四世紀半ばに置く。一派は際立った個性が少なく概ね来に類似するため、延寿の作はほぼ一様の手として読める。その中で国時が際立つ理由は二つある。説明書は「比較的現存するものが多く、作柄の平均点も高い」[[c:1]]とし、且つその手は一門の抑えた直刃を誰よりも賑やかに働かせた。

その特色は、尋常に留まらぬ中直刃・細直刃である。説明書が「一派の多くは働きに乏しい直刃を焼いている」[[c:7]]と記すのに対し、国時は直刃を小互の目で連れて崩し、時に小丁子・尖りごころの刃を交え、小足・葉よく入り、刃縁に小沸つき、細かに砂流し・金筋がかかる。佳作では、来に比して幾分沈みごころの匂口が明るく冴える。一派の性が逆へ引くがゆえに、賑やかな一口はかえって例外として映る。ある太刀を説明書は「国時のみならず延寿物としても珍しい乱れ主調の焼刃」[[c:2]]と評し、二重刃・金筋強く帽子が乱れて盛んに掃きかける磨上の刀を「同工のみならず同派の中でも最も働きのある刃取り」[[c:3]]と記す。一口が珍しいとも最も働くとも評されるのは、一派が常々いかに静かに、国時がそれをいかに押し広げたかの証である。

鍛えは一派の遺産をよく示す。板目あるいはつんだ小板目に、総体に流れて刃寄りに柾ごころを帯び、地沸微塵によくつき地景細かに入り、一派の白け映りが地に立つ。この白け映りは説明書が延寿を来から分かつ第一点に挙げるもので、来の京の精良を保ちつつ流れた九州鉄を帯びた地鉄の上に立つ。帽子は多く直ぐに小丸へ結び、先に掃きかけを伴い、時に丸味大きく浅い大丸風に返る。銘は在銘の場合大振りの二字銘で、説明書は一つの書風を繰り返し挙げる。すなわち「国」の字のクニ構えの中右半分を耳形にきるのが、他派にまぎれぬ一門共通の見どころである。

遺例は二様に分かれる。第一は在銘の生ぶで、腰反り深く踏張りある長寸の太刀と、身幅広く寸延びごころで重ね厚い平造の短刀があり、茎先近くに大振りの二字銘を切る。鏨が常より太く力強いものもある。太刀は棒樋を伴い、短刀は刀樋・腰樋を掻く。年紀のある晩年作は「菊池住国時」と延元・正平の年紀を添えた長銘を切り、説明書はこの長銘を時代の下った同名作に当てる。第二は大磨上無銘の刀で、延寿国時と極められ後世の鑑定銘を伴うものが多い。輪反りや京風が一見来を想わせるが、地の流れ・白け映り・沈む匂口より延寿と看取し、総体の作位の高さより国時に絞られる。本阿弥光遜の金象嵌銘・金粉銘で同工を極め、その名と花押を金にきった一口がある。

国時の位置は両隣に照らして最もよく読める。母体の来に対し相違は定まる。説明書は柾ごころ・白け映り・幾分沈みごころの匂口を延寿が山城来派から分かれる点とし、一派を来に比して地刃やや弱しとする。されどその近しさは深く、屈指の短刀の一口を説明書は「来国光に比肩する出来映え」[[c:5]]と評し、延寿の見どころは熟覧して初めて窺える。祖国村に対する相違は国時独自のもので、その直刃は祖の尋常な直刃より遥かに自在に小互の目・小乱れに崩れ、帽子は祖の大丸より直ぐに小丸へ多く結ぶ。一門に個性が少ないがゆえに国時はその代表工かつ最も遺例の多い工とされ、逆に尋常な来の直刃は一見延寿に紛れる。延寿の工は南朝に忠なる菊池氏に属し、年紀ある作はその歴史を南朝年号に刻む。

国時の声望は厚い指定の記録に伴う。特別重要刀剣・重要刀剣の級に三十口、うち特別重要六口を数え、さらに重要文化財に一口を戴き、『刀工大鑑』にも高い評価を得る。延寿一門の中でも公の記録に最も多く名を遺す工の一人である。その作に録された来歴は幕末の高家に及ぶ。水戸徳川家伝来の太刀、紀州徳川家伝来の太刀、湊川神社蔵の短刀があり、また閑院宮家を経て、幕末の和宮、すなわち「静寛院宮の遺物」として著名な短刀がある。一口は重要文化財の級に永く封ぜられて取引されることはない。残りは、一派の静かな直刃と国時の遺例の比較的多きゆえ、その特別重要・重要の作が篤志の蒐集家の眼前に時に現れる。最も稀な鎌倉の大家よりは見出しやすいが、市販の在庫ではなく指定された文化財としてである。在銘生ぶの太刀や身幅広き在銘の短刀は、市に現れれば一個の画期であり、録された伝来の多くは蔵せられて取引されることはない。

歴史的重要度

國時の位置づけを、日本刀全体および伝統・時代・時期ごとに示します。各位(随一・屈指・有数・著名)は、NBTHK および文化庁による指定に加え、三作や名物帳などの歴史的栄誉を加味したものです。

随一
随一
屈指
屈指
有数
有数
著名
著名

各項目を選ぶと評価方法が表示されます。

指定の実績
指定32口
重要文化財
1
重要美術品
1
特別重要刀剣
6
重要刀剣
24
國時の作 1点が現在販売中→
國時 — 詳細Enju (Higo)派

年紀作

在銘年紀作が示す、確実に活動していた年代

活動期間
1353推定期間:1317–1353
指定品19点のうち1点に年紀あり
流派について

延寿

山城伝 · 肥後

現在22点販売中

›

肥後国菊池郡隈府の地に興った延寿派は、京の来の作風を九州へ移した一門である。その祖を太郎国村とし、通説に大和千手院派の弘村の子で来国行の娘聟となり、その外孫として来の工房に学んだと伝える。延寿の名はその来の一字に通うとされ、一門の出自を山城の血脈に結ぶ。国村のまわりには国時・国泰・国資・国吉・国信・国友・国綱らの上手がほぼ時を同じくして輩出し、鎌倉時代末葉から南北朝期にかけて菊池郡の地に大いに繁栄した。延寿の工は南朝に忠なる菊池氏に属し、年紀ある作には正平・延元など南朝の年号を刻むものがあって、一門の活動とその歴史を地に結びつけている。 延寿の作は概ね来派に類似し、各工に際立った個性が少ないため、一門は個々の手よりも一団として読まれる。その共通の語法は地鉄に最もよく現れる。鍛えは小板目がよくつんで詰み、杢を交え刃寄りに流れて柾ごころを帯び、地沸が微塵に厚くつき、地景が細かに入る。その上に立つのが一門第一の見どころたる白け映りで、明るく冴える来の地鉄とは異なる、冷たく霞んだ映りである。刃文は中直刃あるいは細直刃を本体とし、小互の目・小足を交え、しばしば二重刃を見せ、匂口は幾分沈みごころとなって穏やかに焼く。帽子は来が小丸に締めて返るのに対し、先の丸味がやや大きい大丸となって返り浅く、先に掃きかけるものが多い。これらの柾ごころ・白け映り・沈みごころの匂口・穏やかな刃中の働き・丸味の大きい大丸帽子が、来に似てやや異なる延寿の見どころであり、真の来から一門を分かつ要となる。本間は延寿を「来に似てやや異なる」[[c:2]]とし、その直刃の刃中の働きを来一派の直刃よりも淋しいと記す。その淋しく冷えた趣こそ一派の眼目である。 延寿の鑑定の勘所は、なべてこの来との別にある。輪反りや京風が一見来を想わせても、地の流れ・白け映り・沈む匂口より延寿と看取し、来に比して地刃やや弱しとされる。一門に個性が少ないがゆえに、主要工はその一様の中から程度の差によって絞られる。祖国村は細身で元先の幅差が顕著、反り高く小鋒に結ぶ独特の姿態をもって無銘の延寿を己に引き寄せる。国時は遺例が比較的多く作柄の平均点も高い代表工で、一門の抑えた直刃を誰よりも賑やかに働かせる。国泰は地刃の沸が一門の中で最も強くつき、佳作は明るく冴える。国資は刃中の働きが最も豊かで、寸延びの作に火焰風の帽子という一門に類のない働きを示す。国吉は地刃の冴えにおいて延寿の弱点を脱した垢抜けた手を遺し、国信は遺例こそ少ないが刃に沿う二重刃を殊に鮮明に見せる。これらの諸工はいずれも国の字を冠し、その「国」構の右半を耳形に切る銘振りを共有して他派にまぎれず、藤代に上々作以上の格を得る。伝来も地方工としては厚く、来歴の確かな作が黒田家・徳川家・伊達家・上杉家・細川家などの旧家を経、林原美術館・出光美術館・徳川美術館・佐野美術館をはじめとする機関に蔵される。在銘生ぶの太刀や身幅広い在銘の短刀は遺るものが少なく、多くは大磨上無銘の極めとして伝わるため、肥後の山城風を手に取りうる機会はおのずから限られている。 詳しく見る →

17名の刀工指定241口
主要刀工
刀工時代指定
國村1275-127815
國泰1329-133116
國時1317-135332
國資1346-137022
國時1275-12787
延寿流派を見る →

歴史的背景

政権は鎌倉にあったが、美意識はなお京都が定めた。粟田口派の梨子地肌は完璧の代名詞となり、来派は公家にも上級の武家にも大寺にも、堂々たる太刀を納めている。

鎌倉時代の山城 →

✓N.B.T.H.K Jūyō
販売店
銀
銀座誠友堂
創業 2008年 · 業歴18年
🇯🇵日本から発送
›
✓認証販売店world-seiyudo.com
✓海外発送可✓英語対応銀行振込PayPalクレジットカード
返品ポリシー

No cooling-off period or returns; refund only if the purchased sword is proven fake, capped at purchase price (excludes commission sales, accessories, auction items).

銀座誠友堂の出品一覧を見る→販売店サイトでこの商品を見る→

國時の他の作

すべて見る →
コレクション情報
重要
Katana - Jūyō - by Enju Kunitoki - 刀 (金象嵌銘)国時(延寿) Katana:KunitokiKatana - Jūyō - by Enju Kunitoki - 刀 (金象嵌銘)国時(延寿) Katana:Kunitoki

刀

作國時
69cm·Bunpo (1317-1319)
¥4,900,000

國時の売約済み

葵美術
特別保存
Wakizashi - Tokuho - by Enju Kunitoki - 脇指:國時(延寿)元徳四年■月日(1332年)(日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣)(鑑定小柄付)Wakizashi - Tokuho - by Enju Kunitoki - 脇指:國時(延寿)元徳四年■月日(1332年)(日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣)(鑑定小柄付)
売切れ

脇差

作國時
33.4cm·Bunpo (1317-1319)
売却済
銀座誠友堂
特別保存
Katana - Tokuho - by Enju Kunitoki - Katana [Kunitoki(Enju)(Owazamono)] [N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon TokenKatana - Tokuho - by Enju Kunitoki - Katana [Kunitoki(Enju)(Owazamono)] [N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Token
売切れ

刀

作國時
64.2cm·鎌倉
売却済

延寿派の作

すべて見る →
銀座長州屋
特別保存
Katana - Tokuho - by Enju Kunitoki - 金粉銘 國時 本阿(光遜花押)Katana - Tokuho - by Enju Kunitoki - 金粉銘 國時 本阿(光遜花押)

刀

作國時
67.78cm·南北朝
¥2,700,000
刀心
保存
Katana - Hozon - by Enju School - 無銘(延寿) 2-1713Katana - Hozon - by Enju School - 無銘(延寿) 2-1713

刀

作延寿派
69.4cm·鎌倉
¥550,000
美術刀剣松本
現代刀
Katana - by Enju School - 刀 延寿宣次作Katana - by Enju School - 刀 延寿宣次作

刀

作延寿派
71.4cm·現代刀
¥700,000
儀平屋
Tanto - by Enju School - 古刀 無銘 菊池槍直し短刀 四寸三分 合口拵入、白鞘付Tanto - by Enju School - 古刀 無銘 菊池槍直し短刀 四寸三分 合口拵入、白鞘付

短刀

作延寿派
12.9cm·古刀
¥300,000
葵美術
特別保存
Katana - Tokuho - by Enju School - 刀:無銘(延寿)(日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣)Katana - Tokuho - by Enju School - 刀:無銘(延寿)(日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣)

刀

作延寿派
67.5cm·鎌倉
¥1,200,000
刀心
特別保存
Katana - Tokuho - by Enju School - 無銘(延寿) 2-1808Katana - Tokuho - by Enju School - 無銘(延寿) 2-1808

刀

作延寿派
68.4cm·鎌倉
¥770,000
江州屋刀剣店
重要
Katana - Jūyō - by Enju School - 第14回重要刀剣 無銘 延寿(刀)Katana - Jūyō - by Enju School - 第14回重要刀剣 無銘 延寿(刀)

刀

作延寿派
71.5cm·南北朝
お問い合わせ
サムライミュージアム
特別保存
Katana - Tokuho - by Enju Kuniyoshi - 鎌倉後期 延寿国吉(朱銘)日本刀 販売|侍ミュージアムショップ 日本刀 刀 延寿国吉(朱銘)NBTHK特別保存刀剣鑑定書付Katana - Tokuho - by Enju Kuniyoshi - 鎌倉後期 延寿国吉(朱銘)日本刀 販売|侍ミュージアムショップ 日本刀 刀 延寿国吉(朱銘)NBTHK特別保存刀剣鑑定書付

刀

作國吉
69.7cm·Bunna (1352-1356) ND
¥8,802

山城の伝統

すべて見る →
銀座長州屋
重要
Tanto - Jūyō - by Rai Kunitoshi - 短刀 銘 来國俊Tanto - Jūyō - by Rai Kunitoshi - 短刀 銘 来國俊

短刀

作國俊
23.27cm·鎌倉
お問い合わせ
コレクション情報
特重
Katana - Tokuju - by Awataguchi Kuniyoshi - 刀 無銘(伝粟田口国吉)Katana - Tokuju - by Awataguchi Kuniyoshi - 刀 無銘(伝粟田口国吉)

刀

作國吉
79.5cm·鎌倉
お問い合わせ
永楽堂
特別保存
Katana - Tokuho - by Nobukuni School - 信国 刀 特別保存刀剣Katana - Tokuho - by Nobukuni School - 信国 刀 特別保存刀剣

刀

作信国派
67.5cm·室町
¥1,200,000
矢澤商会
特別保存
Tachi - Tokuho - by Rai Kuniyuki - 【委託】来国行(特別保存)鎌倉時代中期 刃渡り69.7cm 反り1.9cm 白鞘入り太刀拵付きTachi - Tokuho - by Rai Kuniyuki - 【委託】来国行(特別保存)鎌倉時代中期 刃渡り69.7cm 反り1.9cm 白鞘入り太刀拵付き

太刀

作國行
69.7cm·Shogen (1259-1260)
¥3,000,000
丸英刀剣
保存
Tanto - Hozon - by Heianjo Nagayoshi - 短刀 平安城長吉作Tanto - Hozon - by Heianjo Nagayoshi - 短刀 平安城長吉作

短刀

作長吉
16.7cm·室町
¥1,350,000
永楽堂
重要
Tachi - Jūyō - by Ayanokoji Sadatoshi - 定利 太刀 重要刀剣Tachi - Jūyō - by Ayanokoji Sadatoshi - 定利 太刀 重要刀剣

太刀

作定利
72.6cm·鎌倉
¥7,700,000
銀座長州屋
特別保存
Tanto - Tokuho - by Rai Kunitoshi - 短刀 銘 来國俊Tanto - Tokuho - by Rai Kunitoshi - 短刀 銘 来國俊

短刀

作國俊
21.1cm·鎌倉
¥4,300,000
永楽堂
重要
Katana - Jūyō - by Rai Kunimitsu - 来国光 刀 重要刀剣Katana - Jūyō - by Rai Kunimitsu - 来国光 刀 重要刀剣

刀

作國光
71.2cm·南北朝
¥7,800,000

刀剣

  • 刀
  • 脇差
  • 短刀
  • 太刀
  • 薙刀
  • 槍

刀装具

  • 鍔
  • 縁頭
  • 小柄
  • 目貫

甲冑武具

  • 兜
  • 甲冑

鑑定別

  • 特重
  • 重要
  • 特別保存
  • 保存

リソース

  • 刀剣商一覧
  • 刀工一覧
  • 誌上鑑定
  • すべて見る
Nihontowatch© 2026
利用規約プライバシーCookie運営者情報
NihontoWatch Mon

NihontoWatch

マーケット
事典
鑑定
NihontoWatch Mon

NihontoWatch

マーケット
事典
鑑定