徳川の泰平のもと、大小は法度の定める身分の制服となり、需要は城下町、とりわけ江戸に集まった。工芸は二つに分かれる。目利きのための華やかな鑑賞の作と、截断の結果を金象嵌に刻む実証の刀である。
寿命(としなが)は美濃国に古くから伝わる刀工銘。新刀期以降も同銘工が清水(揖斐郡揖斐川町清水)に鍛冶場を設けており、また隣国尾張の清州、さらに名古屋に出た工もあり、長寿を暗示する匠名が好まれて大いに栄えたことを示している。弘安斎と号した寿命は、美濃国に留まって江戸時代前期の延宝頃に活躍した刀工で、名を近藤惣左衛門という。元禄十六年に八十四歳で没したとあり、匠名そのままの長寿を誇っている。


美濃伝 · 美濃 · 1661-1673頃
藤代 中作 · 刀剣大鑑 上位95%
現在2点販売中
美濃伝 · 美濃
現在9点販売中
江戸時代
徳川の泰平のもと、大小は法度の定める身分の制服となり、需要は城下町、とりわけ江戸に集まった。工芸は二つに分かれる。目利きのための華やかな鑑賞の作と、截断の結果を金象嵌に刻む実証の刀である。
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