説明

刃長70.18センチ 反り0.7センチ 元幅30.3ミリ 元重ね7.7センチ 物打幅25.1ミリ 物打重ね6.0ミリ 横手位置幅21.7ミリ 松葉先重ね4.7ミリ 裸身重量793グラム。 拵に納めて鞘を払った重量1,071グラム。 江戸前期 The early period of Edo era 昭和45年9月1日 島根県登録 附属 保存刀剣鑑定書、貴重小道具認定書、素銅地金着はばき、黒蝋曙塗鞘打刀拵 大和系鍛冶が美濃に移り派生したと伝えられる寿命。幕末まで長く栄えた一派として著名です。刀剣界では“じゅみょう”と呼称されていますが、“としなが”と読むのが正しいようで、現存する作品の中にも“寿命トシナガトヨムベシ”と銘切った作品があったと記憶しております。 寿命と言う名に縁起良さを見出した武士達により、寿命の刀は祝賀の席での指料として、また、武家間での贈答品としても好まれました。※特に贈答には長物が好まれたと言われ、“長い寿命”と験を担いでのことだそうです。 この刀は、粗見するとうぶ中心のように見えますが、大磨上無銘の刀です。特筆すべき疵欠点無く、入念に練られた地鉄が肌立ち、匂口明るく冴えた互ノ目乱れを小湾れ調に焼き上げ、刃中働き盛んで砂流が顕著にかかるなど、見所多き逸品です。 当店にて美術鑑賞用上研磨を施しました。研ぎ上がったばかりの清々しい地刃の冴えを存分にお楽しみください。 附属の拵は黒蝋塗を基調に曙塗りとした趣きある品で、縁頭と鐔は鉄線花で揃えられ、目貫は花籠図を装着し、全体的な構図もしっかりと考慮されているので見栄えが良く、裏革でしっかりと巻かれた時代物の柄巻きも好感が持てます。更には実戦を考慮した造りの素銅切羽となっており、はばき側の切羽は特に分厚く造られているのも興味深い品です。 ※私見では新刀寿命の極めにはやや疑問を感じます。焼き出し部分を見るに磨り上げられた形跡が見られますし、古い時代の作品と思われます。

無銘(新刀寿命)- Mumei(Toshinaga) - 2-867

無銘(新刀寿命)- Mumei(Toshinaga) - 2-867

¥880,000

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仕様

長さ

70.18 cm

反り

1.48 cm

元幅

3.03 cm

先幅

2.51 cm

流派について

Mino School美濃派

4 重要刀剣

美濃派は、技術的には古金工の流れを汲む刀装金工の一派であり、その作域は桃山時代から江戸初期にかけての時期に限定される。古美濃と称される作品群は、後藤家の正統的な金工技法とは一線を画す独自の様式を確立した。特に「美濃龍」と呼ばれる龍図の表現は、後藤家の龍とは全く異なる形態を示し、薄金出しで大振りな構図、透かしの多い造形、そして独特のくねくねとした龍の姿態が特徴である。この様式は桃山時代以前には遡らず、当時の武将階級の需要に応じて発展したものと考えられる。 美濃派の技法的特色は、金無垢地に容彫を施し、透かしを多用する豪快な造形にある。彫口は深く繊細でありながら力強く、骨太のがっしりとした構図を持つ。金性が良好で、山は高く谷は低く彫り分けられた立体的な表現は、見事な躍動感を生み出している。目貫や小柄などの小道具類において、松竹梅に鶴亀といった吉祥図柄や藤花などの植物文様を扱う際にも、高彫据文に金象嵌やウツトリ色絵を施すなど、豪華な装飾性を追求した。赤銅魚子地を下地とする作例も多く、唐草文様を毛彫で表現するなど、技巧的な仕上げを特徴とする。 美濃派の作品は、桃山時代から江戸初期という限られた時代の産物であるが、その独創的な様式は後世の刀装金工にも影響を与えた。特に美濃龍の表現様式は、後藤家の伝統的な龍図とは別系統の様式として確立され、江戸期においても美濃様式を踏襲した作品が制作された。現存する作例は、二所物として後に取り合わせられたものも含め、当時の武家文化における刀装具の役割を示す貴重な資料となっている。

刀剣商

刀心

shop.nihontou.jp

¥880,000

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