Stock number:KA-070722Paper(Certificate): [N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon TokenCountry(Kuni)・Era(Jidai): Higo(Kumamoto)・Late Edo period 1865Blade length(Cutting edge): 70.2cmCurve(SORI): 2.4cmWidth at the hamachi(Moto-Haba): 3.16cmThickness at the Moto-Kasane: 0.75cmWide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.60cmThickness at the Saki-Kasane: 0.60cmLength of Koshirae : about 101cmHabaki: One parts, gold foil HabakiSword tang(Nakago): Unaltered,Kattesagariyasuri file patternRivet Holes(Mekugiana): 1Shape(Taihai): Chu-kissaki, Shinogizukuri, IorimuneJigane(Hada): Ko-itame with JinieTemper patterns(Hamon): Gunome-midare and Choji, TogaribaTemper patterns in the point(Bohshi): Midarekomi then Ko-Maru round tipRegistration Card: Hiroshima Showa 1955【Additional Information】同田貫は九州肥後国菊池の同田貫(地名)を本拠地に、永禄頃から活躍した肥後刀工の一群で、延寿派の末流と伝えられています。本刀の肥後同田貫宗廣は、肥後同田貫一派の末尾を飾る良工で本名は小山太郎と云います。彼は同田貫有宗、肥後細川家の六千石重臣とともに江戸の水心子正秀に学びました。刻銘は、肥後同田貫宗廣、肥後同田貫宗廣作、肥後同田貫上野介拾代嫡孫延寿太郎宗廣作、肥後同田貫小山延寿太郎藤原宗廣作、肥後同田貫延寿宗廣、小山延寿太郎藤原宗廣などと刻します。肥後同田貫宗廣の作品は天保元年から明治四年までの刀剣が現存します。同田貫(胴田貫)の由来は、田んぼに死体を横たえて胴を切ると、胴を貫(ぬ)けて下の田んぼまで切り裂くという一説から来ています。次のように、1旧幕臣にして直心影流の継承者である榊原鍵吉が、明治天皇の御前で同田貫の刀を用いて明珍作の兜を割ったという逸話。2劇画『子連れ狼』の主人公拝一刀の愛刀が同田貫「胴太貫」。3『新・子連れ狼』では、一刀の愛刀も東郷重位の愛刀も同田貫。4破れ傘刀舟悪人狩りでは、長崎で医術を学んだ蘭学医・叶刀舟(時代劇の主人公)の愛刀が同田貫。5三匹が斬る!においても、主人公の一人千石こと久慈慎之介の愛刀が同田貫でした。正宗、村正、同田貫と、何かとなじみが深い御刀で、大変人気があります。新々刀期の同田貫は、身幅広く重ね尋常。切先伸び心で反りが適当、鍛えは小板目か杢目肌、主に備前伝の丁子乱れを焼きます。本作刃長は、二尺三寸二分。身幅広く、重ね厚く鎬高い。反りよく利いて、中切っ先大きく延び、利刀に優れる同田貫派の堂々たる刀姿を示します。鍛えは小板目肌で地沸がつく、よく澄んだ地鉄となります。刃文は互の目乱れに丁子、尖り刃を交え、処々飛び焼きがかかります。刃縁には荒沸がよくついて、刃中には湯走り、長く金筋がかかり、他様々に働きます。焼刃は同工の掟通りでありながら、乱れ刃にかかる荒沸と盛んな働きとが、覇気に満ちた本刀の魅力をさらに高めています。帽子は乱れ込み先小丸へ返ります。本刀は、通常に見る粗雑な雰囲気の同田貫とは一線を画します。穏やかな鍛え肌に激しい乱れを魅せる焼刃が相まって誠に見事です。同派の最後を締めくくる良工 同田貫宗広の鍛刀美技を顕現した傑作刀であります。白鞘、金一重はばき、黒呂塗鞘打刀拵。特別保存刀剣鑑定書。







備前伝 · 肥後 · 1830-1868頃
刀剣大鑑 上位87%
現在1点販売中
備前伝 · 肥後
現在12点販売中
同田貫は肥後国の菊池に室町末期から興り、新刀期に及んで活躍した一派である。説示は本派を九州肥後を代表する流派として位置づけ、その一門に正国・上野介・又八(又八左衛門)・正広・兵部・左馬介・国勝らの工があったことを伝える。年紀を備えた遺例には天正から慶長に跨がる作が見られ、上野介には慶長九年・慶長十六年八月吉日の銘があって、新古を跨ぐ形でこの工が活躍したことが知られる。正国の薙刀は桃山時代の製作と鑑せられ、刀身とほぼ同時期に誂えられた拵を伴う例もある。説示の伝える工と年紀からは、戦国末から江戸初頭にかけての肥後にあって、実用の需に応えた工房の姿がうかがえる。 作風は、身幅広く重ね厚く平肉の豊かな豪壮な造込みを基調とする。説示はこれを武骨な姿とも記し、鎬造の刀のほかに大身槍や大振りの薙刀の作例も数多く経眼されると述べる。鍛えは板目肌で、処々に流れ肌や杢目を交え、やや肌立ちごころとなり、地沸がつく。刃文はのたれを基調に小互の目・小丁子・小尖り刃などが交じり、足・葉がよく入り、匂口は締りがちで叢沸となり、飛焼や棟焼を見せ、金筋・砂流しの細かにかかる作がある。互の目乱れを主とする例や、正広の薙刀のように直刃を焼いて匂口の沈む作も伝えられ、一派のうちに振幅のあることが説示から読み取れる。見分けに当たっては、頑健な姿態と、匂口の締まった乱刃に叢沸・飛焼・棟焼の交じる地刃の様相が手がかりとなる。 伝承の面では、説示はこの派の刀の鋭利さが古くから賞讃され、実用刀として知られてきたことを繰り返し記す。代表工とされる上野介には、常に見る同派の作域よりも変化に富み野趣の感じられる作があり、沈みごころの地刃に渋い味わいの醸される一口が同工および同派を代表する出来として挙げられている。正国の薙刀は、地沸の微塵に厚くついた鍛えと、同派の常以上に明るく沸づいて刃中の頻りに働く刃文をもって秀作と評され、黒漆金蒔絵柄鞘薙刀拵を附帯する。又八の薙刀には匂口の締まった作に沸のつく一派の特色がよく示され、黒塗薙刀拵を伴う。資料は僅少ながら、これらの遺例は、肥後にあって頑健と切れ味を旨とした同田貫の性格を、刀・薙刀の双方に即して伝えるものといえる。
保存刀剣のうち、出来が一層優れ、保存状態も良好と認められたものです。再刃や、室町・江戸期の多くの無銘作は対象外となり、保存刀剣より高い基準が課されます。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイトNo cooling-off period or returns; refund only if the purchased sword is proven fake, capped at purchase price (excludes commission sales, accessories, auction items).
Stock number:KA-070722Paper(Certificate): [N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon TokenCountry(Kuni)・Era(Jidai): Higo(Kumamoto)・Late Edo period 1865Blade length(Cutting edge): 70.2cmCurve(SORI): 2.4cmWidth at the hamachi(Moto-Haba): 3.16cmThickness at the Moto-Kasane: 0.75cmWide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.60cmThickness at the Saki-Kasane: 0.60cmLength of Koshirae : about 101cmHabaki: One parts, gold foil HabakiSword tang(Nakago): Unaltered,Kattesagariyasuri file patternRivet Holes(Mekugiana): 1Shape(Taihai): Chu-kissaki, Shinogizukuri, IorimuneJigane(Hada): Ko-itame with JinieTemper patterns(Hamon): Gunome-midare and Choji, TogaribaTemper patterns in the point(Bohshi): Midarekomi then Ko-Maru round tipRegistration Card: Hiroshima Showa 1955【Additional Information】同田貫は九州肥後国菊池の同田貫(地名)を本拠地に、永禄頃から活躍した肥後刀工の一群で、延寿派の末流と伝えられています。本刀の肥後同田貫宗廣は、肥後同田貫一派の末尾を飾る良工で本名は小山太郎と云います。彼は同田貫有宗、肥後細川家の六千石重臣とともに江戸の水心子正秀に学びました。刻銘は、肥後同田貫宗廣、肥後同田貫宗廣作、肥後同田貫上野介拾代嫡孫延寿太郎宗廣作、肥後同田貫小山延寿太郎藤原宗廣作、肥後同田貫延寿宗廣、小山延寿太郎藤原宗廣などと刻します。肥後同田貫宗廣の作品は天保元年から明治四年までの刀剣が現存します。同田貫(胴田貫)の由来は、田んぼに死体を横たえて胴を切ると、胴を貫(ぬ)けて下の田んぼまで切り裂くという一説から来ています。次のように、1旧幕臣にして直心影流の継承者である榊原鍵吉が、明治天皇の御前で同田貫の刀を用いて明珍作の兜を割ったという逸話。2劇画『子連れ狼』の主人公拝一刀の愛刀が同田貫「胴太貫」。3『新・子連れ狼』では、一刀の愛刀も東郷重位の愛刀も同田貫。4破れ傘刀舟悪人狩りでは、長崎で医術を学んだ蘭学医・叶刀舟(時代劇の主人公)の愛刀が同田貫。5三匹が斬る!においても、主人公の一人千石こと久慈慎之介の愛刀が同田貫でした。正宗、村正、同田貫と、何かとなじみが深い御刀で、大変人気があります。新々刀期の同田貫は、身幅広く重ね尋常。切先伸び心で反りが適当、鍛えは小板目か杢目肌、主に備前伝の丁子乱れを焼きます。本作刃長は、二尺三寸二分。身幅広く、重ね厚く鎬高い。反りよく利いて、中切っ先大きく延び、利刀に優れる同田貫派の堂々たる刀姿を示します。鍛えは小板目肌で地沸がつく、よく澄んだ地鉄となります。刃文は互の目乱れに丁子、尖り刃を交え、処々飛び焼きがかかります。刃縁には荒沸がよくついて、刃中には湯走り、長く金筋がかかり、他様々に働きます。焼刃は同工の掟通りでありながら、乱れ刃にかかる荒沸と盛んな働きとが、覇気に満ちた本刀の魅力をさらに高めています。帽子は乱れ込み先小丸へ返ります。本刀は、通常に見る粗雑な雰囲気の同田貫とは一線を画します。穏やかな鍛え肌に激しい乱れを魅せる焼刃が相まって誠に見事です。同派の最後を締めくくる良工 同田貫宗広の鍛刀美技を顕現した傑作刀であります。白鞘、金一重はばき、黒呂塗鞘打刀拵。特別保存刀剣鑑定書。







備前伝 · 肥後 · 1830-1868頃
刀剣大鑑 上位87%
現在1点販売中
備前伝 · 肥後
現在12点販売中
同田貫は肥後国の菊池に室町末期から興り、新刀期に及んで活躍した一派である。説示は本派を九州肥後を代表する流派として位置づけ、その一門に正国・上野介・又八(又八左衛門)・正広・兵部・左馬介・国勝らの工があったことを伝える。年紀を備えた遺例には天正から慶長に跨がる作が見られ、上野介には慶長九年・慶長十六年八月吉日の銘があって、新古を跨ぐ形でこの工が活躍したことが知られる。正国の薙刀は桃山時代の製作と鑑せられ、刀身とほぼ同時期に誂えられた拵を伴う例もある。説示の伝える工と年紀からは、戦国末から江戸初頭にかけての肥後にあって、実用の需に応えた工房の姿がうかがえる。 作風は、身幅広く重ね厚く平肉の豊かな豪壮な造込みを基調とする。説示はこれを武骨な姿とも記し、鎬造の刀のほかに大身槍や大振りの薙刀の作例も数多く経眼されると述べる。鍛えは板目肌で、処々に流れ肌や杢目を交え、やや肌立ちごころとなり、地沸がつく。刃文はのたれを基調に小互の目・小丁子・小尖り刃などが交じり、足・葉がよく入り、匂口は締りがちで叢沸となり、飛焼や棟焼を見せ、金筋・砂流しの細かにかかる作がある。互の目乱れを主とする例や、正広の薙刀のように直刃を焼いて匂口の沈む作も伝えられ、一派のうちに振幅のあることが説示から読み取れる。見分けに当たっては、頑健な姿態と、匂口の締まった乱刃に叢沸・飛焼・棟焼の交じる地刃の様相が手がかりとなる。 伝承の面では、説示はこの派の刀の鋭利さが古くから賞讃され、実用刀として知られてきたことを繰り返し記す。代表工とされる上野介には、常に見る同派の作域よりも変化に富み野趣の感じられる作があり、沈みごころの地刃に渋い味わいの醸される一口が同工および同派を代表する出来として挙げられている。正国の薙刀は、地沸の微塵に厚くついた鍛えと、同派の常以上に明るく沸づいて刃中の頻りに働く刃文をもって秀作と評され、黒漆金蒔絵柄鞘薙刀拵を附帯する。又八の薙刀には匂口の締まった作に沸のつく一派の特色がよく示され、黒塗薙刀拵を伴う。資料は僅少ながら、これらの遺例は、肥後にあって頑健と切れ味を旨とした同田貫の性格を、刀・薙刀の双方に即して伝えるものといえる。
保存刀剣のうち、出来が一層優れ、保存状態も良好と認められたものです。再刃や、室町・江戸期の多くの無銘作は対象外となり、保存刀剣より高い基準が課されます。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイトNo cooling-off period or returns; refund only if the purchased sword is proven fake, capped at purchase price (excludes commission sales, accessories, auction items).