無銘(同田貫)保存刀剣鑑定書 Katana (No signature) (Doudanuki) 品番:KA041 種別:刀 銘文:無銘(同田貫) 時代:安土桃山時代 国:肥後国 長さ:二尺三寸一分(70.0cm) 反り:五分(1.5cm) 元幅:3.1cm 先幅:2.2cm 元重:0.7cm 先重:0.5cm 目釘穴:1個 【説明】 同田貫(どうだぬき)は、肥後国菊池の地を本拠に、戦国時代末期から江戸時代初期にかけて活躍した刀工群です。加藤清正の抱え工として知られ、実戦における「折れず、曲がらず」という実用性を極限まで追求した作風で名を馳せました。 本作は、同田貫の特色が顕著に表れた一振りです。 身幅広く、重ね厚く、反り適度についた剛健な姿をしており、手にした際の重量感とバランスは、まさに実戦刀としての風格を漂わせています。 地鉄は板目肌が流れ、力強い肌合いを見せ、刃文は直調に小乱れが交じり、帽子は力強く焼き下げています。 質実剛健を地で行く同田貫の魅力を存分に味わえる一振りであり、武骨ながらも圧倒的な存在感を放つ名刀です。 【拵】 黒呂漆塗鞘打刀拵 目貫:龍図(赤銅地) 縁頭:波図(四分一地) 鍔:鉄地丸形 保存刀剣鑑定書(日本美術刀剣保存協会)付属








備前伝 · 肥後 · 1573-1611頃
刀剣大鑑 上位60%
現在5点販売中
同田貫の位置づけを、日本刀全体および伝統・時代・時期ごとに示します。各位(随一・屈指・有数・著名)は、NBTHK および文化庁による指定に加え、三作や名物帳などの歴史的栄誉を加味したものです。
各項目を選ぶと評価方法が表示されます。
在銘年紀作が示す、確実に活動していた年代
備前伝 · 肥後
現在16点販売中
同田貫は肥後国の菊池に室町末期から興り、新刀期に及んで活躍した一派である。説示は本派を九州肥後を代表する流派として位置づけ、その一門に正国・上野介・又八(又八左衛門)・正広・兵部・左馬介・国勝らの工があったことを伝える。年紀を備えた遺例には天正から慶長に跨がる作が見られ、上野介には慶長九年・慶長十六年八月吉日の銘があって、新古を跨ぐ形でこの工が活躍したことが知られる。正国の薙刀は桃山時代の製作と鑑せられ、刀身とほぼ同時期に誂えられた拵を伴う例もある。説示の伝える工と年紀からは、戦国末から江戸初頭にかけての肥後にあって、実用の需に応えた工房の姿がうかがえる。 作風は、身幅広く重ね厚く平肉の豊かな豪壮な造込みを基調とする。説示はこれを武骨な姿とも記し、鎬造の刀のほかに大身槍や大振りの薙刀の作例も数多く経眼されると述べる。鍛えは板目肌で、処々に流れ肌や杢目を交え、やや肌立ちごころとなり、地沸がつく。刃文はのたれを基調に小互の目・小丁子・小尖り刃などが交じり、足・葉がよく入り、匂口は締りがちで叢沸となり、飛焼や棟焼を見せ、金筋・砂流しの細かにかかる作がある。互の目乱れを主とする例や、正広の薙刀のように直刃を焼いて匂口の沈む作も伝えられ、一派のうちに振幅のあることが説示から読み取れる。見分けに当たっては、頑健な姿態と、匂口の締まった乱刃に叢沸・飛焼・棟焼の交じる地刃の様相が手がかりとなる。 伝承の面では、説示はこの派の刀の鋭利さが古くから賞讃され、実用刀として知られてきたことを繰り返し記す。代表工とされる上野介には、常に見る同派の作域よりも変化に富み野趣の感じられる作があり、沈みごころの地刃に渋い味わいの醸される一口が同工および同派を代表する出来として挙げられている。正国の薙刀は、地沸の微塵に厚くついた鍛えと、同派の常以上に明るく沸づいて刃中の頻りに働く刃文をもって秀作と評され、黒漆金蒔絵柄鞘薙刀拵を附帯する。又八の薙刀には匂口の締まった作に沸のつく一派の特色がよく示され、黒塗薙刀拵を伴う。資料は僅少ながら、これらの遺例は、肥後にあって頑健と切れ味を旨とした同田貫の性格を、刀・薙刀の双方に即して伝えるものといえる。
銘が正しい、または無銘でも年代・国・系統を確実に指摘できる、保存に値する真正の作と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイトContact within 3 days of receipt; returns not accepted for modified items or when trade-in goods are involved.
無銘(同田貫)保存刀剣鑑定書 Katana (No signature) (Doudanuki) 品番:KA041 種別:刀 銘文:無銘(同田貫) 時代:安土桃山時代 国:肥後国 長さ:二尺三寸一分(70.0cm) 反り:五分(1.5cm) 元幅:3.1cm 先幅:2.2cm 元重:0.7cm 先重:0.5cm 目釘穴:1個 【説明】 同田貫(どうだぬき)は、肥後国菊池の地を本拠に、戦国時代末期から江戸時代初期にかけて活躍した刀工群です。加藤清正の抱え工として知られ、実戦における「折れず、曲がらず」という実用性を極限まで追求した作風で名を馳せました。 本作は、同田貫の特色が顕著に表れた一振りです。 身幅広く、重ね厚く、反り適度についた剛健な姿をしており、手にした際の重量感とバランスは、まさに実戦刀としての風格を漂わせています。 地鉄は板目肌が流れ、力強い肌合いを見せ、刃文は直調に小乱れが交じり、帽子は力強く焼き下げています。 質実剛健を地で行く同田貫の魅力を存分に味わえる一振りであり、武骨ながらも圧倒的な存在感を放つ名刀です。 【拵】 黒呂漆塗鞘打刀拵 目貫:龍図(赤銅地) 縁頭:波図(四分一地) 鍔:鉄地丸形 保存刀剣鑑定書(日本美術刀剣保存協会)付属








備前伝 · 肥後 · 1573-1611頃
刀剣大鑑 上位60%
現在5点販売中
同田貫の位置づけを、日本刀全体および伝統・時代・時期ごとに示します。各位(随一・屈指・有数・著名)は、NBTHK および文化庁による指定に加え、三作や名物帳などの歴史的栄誉を加味したものです。
各項目を選ぶと評価方法が表示されます。
在銘年紀作が示す、確実に活動していた年代
備前伝 · 肥後
現在16点販売中
同田貫は肥後国の菊池に室町末期から興り、新刀期に及んで活躍した一派である。説示は本派を九州肥後を代表する流派として位置づけ、その一門に正国・上野介・又八(又八左衛門)・正広・兵部・左馬介・国勝らの工があったことを伝える。年紀を備えた遺例には天正から慶長に跨がる作が見られ、上野介には慶長九年・慶長十六年八月吉日の銘があって、新古を跨ぐ形でこの工が活躍したことが知られる。正国の薙刀は桃山時代の製作と鑑せられ、刀身とほぼ同時期に誂えられた拵を伴う例もある。説示の伝える工と年紀からは、戦国末から江戸初頭にかけての肥後にあって、実用の需に応えた工房の姿がうかがえる。 作風は、身幅広く重ね厚く平肉の豊かな豪壮な造込みを基調とする。説示はこれを武骨な姿とも記し、鎬造の刀のほかに大身槍や大振りの薙刀の作例も数多く経眼されると述べる。鍛えは板目肌で、処々に流れ肌や杢目を交え、やや肌立ちごころとなり、地沸がつく。刃文はのたれを基調に小互の目・小丁子・小尖り刃などが交じり、足・葉がよく入り、匂口は締りがちで叢沸となり、飛焼や棟焼を見せ、金筋・砂流しの細かにかかる作がある。互の目乱れを主とする例や、正広の薙刀のように直刃を焼いて匂口の沈む作も伝えられ、一派のうちに振幅のあることが説示から読み取れる。見分けに当たっては、頑健な姿態と、匂口の締まった乱刃に叢沸・飛焼・棟焼の交じる地刃の様相が手がかりとなる。 伝承の面では、説示はこの派の刀の鋭利さが古くから賞讃され、実用刀として知られてきたことを繰り返し記す。代表工とされる上野介には、常に見る同派の作域よりも変化に富み野趣の感じられる作があり、沈みごころの地刃に渋い味わいの醸される一口が同工および同派を代表する出来として挙げられている。正国の薙刀は、地沸の微塵に厚くついた鍛えと、同派の常以上に明るく沸づいて刃中の頻りに働く刃文をもって秀作と評され、黒漆金蒔絵柄鞘薙刀拵を附帯する。又八の薙刀には匂口の締まった作に沸のつく一派の特色がよく示され、黒塗薙刀拵を伴う。資料は僅少ながら、これらの遺例は、肥後にあって頑健と切れ味を旨とした同田貫の性格を、刀・薙刀の双方に即して伝えるものといえる。
銘が正しい、または無銘でも年代・国・系統を確実に指摘できる、保存に値する真正の作と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイトContact within 3 days of receipt; returns not accepted for modified items or when trade-in goods are involved.