当作品は浜部派の二代 浜部真守と思われます。 初代は寿格(じゅかく)、二代がこの真守(後に寿秀と改銘)とされます。 真守の本名は河村源六。 伯耆国米子(現在の鳥取県米子市)で活動した刀工です。 江戸時代の伯耆鍛冶の中でも、非常に高い技術を持っていたことで知られています。
Certificate reading — 銘 伯耆国真守 寛政十二申二月日



脇物 · 伯耆 · 1175-1199頃
刀剣大鑑 上位5%
現在1点販売中
脇物 · 伯耆
時期区分: 古伯耆· 966–1334
現在6点販売中
古伯耆は伯耆派の初発をなす最古層であり、直刀から湾刀へと日本刀の姿が移りゆく時期、すなわち平安時代後期より鎌倉時代初期にかけての一群を指す。その頭領が安綱である。銘鑑はその活躍を大同頃と伝えるが、現存する在銘作の作風から推せば年代はそれより降り、三条宗近らとほぼ同時代の平安後期の作者とみるのが穏当である。湾刀成立の黎明にあってこれだけの手練が伯耆の地に立ったこと自体が一派の重みを物語り、名物童子切安綱の作者という一事をもってその名は伝説の域に近づく。安綱を中心に据え、その子と伝える真守、ならびに大原の地に拠った一門の有綱・貞綱・安家・真景らがこれに連なって大原一派をなし、さらに時代を降って一派の流れを汲むとみられる伯耆国宗が鎌倉初期に現れる。古さの度合からすれば在銘作の比較的多く遺ることは特筆され、なかでも安綱には在銘の太刀がいくつか伝わって、一派研究の基軸をなしている。 作風の本領は地鉄にある。鍛えは板目に大板目・杢を交えて大模様に肌立ち、流れごころを帯び、地沸が厚くつき、地景が入り、地斑を交えて地斑映りあるいは乱れ映りが立ち、鉄色は総じて黒みがかる。その黒む地の上に、直刃を基調として浅くのたれた沸厚い小乱れを焼き、小互の目・小丁子・小のたれを交え、足・葉がよく入り、金筋・砂流しが頻りに織りなして刃中の働きに富み、匂口はうるみまた沈みごころとなる。区上で焼を落とす焼落しを示す作も少なくなく、帽子は直ぐに小丸または焼詰めとなって掃きかけることが多い。太刀姿は細身で腰反り高く踏張りがつき、小鋒に結ぶ古調の体配をとどめ、先へ行っての伏しごころが古備前物ほどには目立たないところに古伯耆の姿の特色がある。整って冴える後代の末伯耆に対し、古伯耆の地刃はより強く肌立って個性的であり、黒む鉄と頻りの働きをもって一段と野趣に富み、古雅の趣を色濃く残す。 鑑定の勘所は、まずこの一派を古備前および大和と別つところにある。小乱れ主調の刃文は同時代の古備前に通うが、仔細に鑑れば、肌立った大模様の板目、黒みがかる地鉄、地景・地斑、うるみ沈む匂口、頻りの金筋・砂流しによって、古備前の明るくつまる鉄と冴えた線から自ずと分かたれ、地方的な野趣をもって読み戻される。前田家伝来の無銘の安綱が一脈の大和ごころを帯びると伝えるように、大和との縁もまた鑑識の上に意識される。代表する手は安綱・真守を双璧とし、童子切安綱をはじめ古伯耆を象徴する太刀がその名に集まる。生ぶ在銘の太刀は極めて少なく、無銘古作の極めは自然と安綱の手へと読み戻されてゆく。伝来もまた重く、出羽久保田藩の佐竹家、徳川将軍家、久松松平家、前田家といった家々を経て今に伝わり、伯耆の鉄が日本刀の黎明にあって果たした位置を静かに語り継いでいる。
銘が正しい、または無銘でも年代・国・系統を確実に指摘できる、保存に値する真正の作と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイトクーリングオフ(返品や交換)はお品物が届いてから3日以内であればお受け致します。※返品送料、返金振込手数料はお客様のご負担とさせていただきます。※お品代以外の費用(振込手数料、クレジットカード手数料等)の返金はできません。※お届け先が海外の場合は返品や返金は出来ません。
当作品は浜部派の二代 浜部真守と思われます。 初代は寿格(じゅかく)、二代がこの真守(後に寿秀と改銘)とされます。 真守の本名は河村源六。 伯耆国米子(現在の鳥取県米子市)で活動した刀工です。 江戸時代の伯耆鍛冶の中でも、非常に高い技術を持っていたことで知られています。
Certificate reading — 銘 伯耆国真守 寛政十二申二月日



脇物 · 伯耆 · 1175-1199頃
刀剣大鑑 上位5%
現在1点販売中
脇物 · 伯耆
時期区分: 古伯耆· 966–1334
現在6点販売中
古伯耆は伯耆派の初発をなす最古層であり、直刀から湾刀へと日本刀の姿が移りゆく時期、すなわち平安時代後期より鎌倉時代初期にかけての一群を指す。その頭領が安綱である。銘鑑はその活躍を大同頃と伝えるが、現存する在銘作の作風から推せば年代はそれより降り、三条宗近らとほぼ同時代の平安後期の作者とみるのが穏当である。湾刀成立の黎明にあってこれだけの手練が伯耆の地に立ったこと自体が一派の重みを物語り、名物童子切安綱の作者という一事をもってその名は伝説の域に近づく。安綱を中心に据え、その子と伝える真守、ならびに大原の地に拠った一門の有綱・貞綱・安家・真景らがこれに連なって大原一派をなし、さらに時代を降って一派の流れを汲むとみられる伯耆国宗が鎌倉初期に現れる。古さの度合からすれば在銘作の比較的多く遺ることは特筆され、なかでも安綱には在銘の太刀がいくつか伝わって、一派研究の基軸をなしている。 作風の本領は地鉄にある。鍛えは板目に大板目・杢を交えて大模様に肌立ち、流れごころを帯び、地沸が厚くつき、地景が入り、地斑を交えて地斑映りあるいは乱れ映りが立ち、鉄色は総じて黒みがかる。その黒む地の上に、直刃を基調として浅くのたれた沸厚い小乱れを焼き、小互の目・小丁子・小のたれを交え、足・葉がよく入り、金筋・砂流しが頻りに織りなして刃中の働きに富み、匂口はうるみまた沈みごころとなる。区上で焼を落とす焼落しを示す作も少なくなく、帽子は直ぐに小丸または焼詰めとなって掃きかけることが多い。太刀姿は細身で腰反り高く踏張りがつき、小鋒に結ぶ古調の体配をとどめ、先へ行っての伏しごころが古備前物ほどには目立たないところに古伯耆の姿の特色がある。整って冴える後代の末伯耆に対し、古伯耆の地刃はより強く肌立って個性的であり、黒む鉄と頻りの働きをもって一段と野趣に富み、古雅の趣を色濃く残す。 鑑定の勘所は、まずこの一派を古備前および大和と別つところにある。小乱れ主調の刃文は同時代の古備前に通うが、仔細に鑑れば、肌立った大模様の板目、黒みがかる地鉄、地景・地斑、うるみ沈む匂口、頻りの金筋・砂流しによって、古備前の明るくつまる鉄と冴えた線から自ずと分かたれ、地方的な野趣をもって読み戻される。前田家伝来の無銘の安綱が一脈の大和ごころを帯びると伝えるように、大和との縁もまた鑑識の上に意識される。代表する手は安綱・真守を双璧とし、童子切安綱をはじめ古伯耆を象徴する太刀がその名に集まる。生ぶ在銘の太刀は極めて少なく、無銘古作の極めは自然と安綱の手へと読み戻されてゆく。伝来もまた重く、出羽久保田藩の佐竹家、徳川将軍家、久松松平家、前田家といった家々を経て今に伝わり、伯耆の鉄が日本刀の黎明にあって果たした位置を静かに語り継いでいる。
銘が正しい、または無銘でも年代・国・系統を確実に指摘できる、保存に値する真正の作と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
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