本作は備州三原住正近による一振りです。備州三原(現在の広島県三原市)は、南北朝時代に大和から正家が移住したことに始まり、古刀期を通じて大和気質の強い作風を伝えてきました。正近(黒田助六)は京風の作風にも長じており、本作においてもその傾向が顕著に表れた、非常に気品ある姿を見せています。 地鉄は板目肌がよく詰み、刃文は潤いのある優美な直刃を焼いています。刀身の状態は概ね良好ですが、所々に点状の黒錆や、ヒケと呼ばれる細かな擦れ跡が見受けられます。身幅が細身で手持ちが良いため、居合の稽古用としても最適です。 拵は後補ですが、アンティークの時代金具が用いられています。鞘の漆には経年による打ち傷や凹みが若干ございます。非常に優れた刀剣ではありますが、保存状態を鑑み、お求めやすい特別価格にてご案内しております。この機会をぜひお見逃しなく。 長さ:73.3 cm 反り:1.4 cm 目釘穴:1個 先幅:18.9 mm 先重:4.5 mm 元幅:29.0 mm 元重:6.0 mm 銘:備州三原住正近 時代:古刀 造り:鎬造、庵棟 地鉄:板目肌 刃文:直刃 帽子:真っ直ぐ入り、中丸に返る 茎:生ぶ 重量:1,030 g(鞘を払って) 拵:打刀拵(正絹柄巻、焦茶漆塗鞘) 登録証番号:山口県 第25475号 お探しの刀剣が掲載されていない場合は、お気軽にお問い合わせください。









































大和伝 · 備後 · 1532-1555頃
藤代 Jo saku · 刀剣大鑑 上位60%
現在1点販売中
大和伝 · 備後
時期区分: 末三原· 1394–1596
現在3点販売中
末三原は、備後三原派のうち室町時代に下る後期の諸工を汎称するものである。鎌倉末期から南北朝期に正家・正広らを中心として展開した古三原の作風を引き継ぎながら、その系統は室町時代を通じて備後国に存続した。備後国にはこの時期、三原のほか国分寺、法華一乗、鞆、辰房、五阿弥といった諸派が並び立って栄えており、なかでも法華一乗派は三原あるいは国分寺の一派と伝え、応永頃を初代として室町末期に及ぶ同名数代の工を擁した。法華一乗派の作風は概ね三原風を示すと伝えられ、室町期の備後鍛冶のなかで三原系の作域がなお広く受け継がれていたことが窺われる。草戸千軒の地に活躍した金次や、正盛をはじめとする貝三原の工など、この期の作者は地名や姓を冠して銘するものが多い。 末三原の作風は、古三原以来の地刃の特質を残しつつ、室町期相応の姿に移っている。鍛えは板目に杢や流れ肌が交じり、処々柾がかって総体に肌立ちごころとなり、地沸がつき、白け映りが立つ。刃文は直刃調から小互の目の連れて乱れるものまでを焼き、足が入り、小沸がつき、砂流しや金筋のかかるものがあって、焼を低く穏やかに焼くなかに大和気質が窺われる。帽子は乱れ込んで掃きかけ、あるいは焼詰風となるものがある。姿は身幅の割に寸が延びごころとなる短刀や、先反りのついた室町期の太刀姿を示すものが見られ、堂々として精美に整った古三原の体配に比べると、肌合がやや粗く立ち、匂口も沈みごころとなって、全体の調子が緩んでくる点に時代の下降が認められる。資料の限られるなかではあるが、こうした作風の弛緩が古三原と末三原とを分かつ一つの目安となる。 鑑定の上では、白け映りの立つ肌立ちごころの地鉄と、焼の低い直刃調に小互の目を交えた穏やかな刃文、掃きかけや焼詰の帽子といった大和系の名残を捉えつつ、肌の粗さと姿の崩れから室町の所為を読むことが要点となる。この期の主要な工としては、正盛をはじめとする貝三原の諸工、法華一乗の一乗・吉次・信兼ら、また草戸の金次などが知られ、いずれも在銘の遺例が乏しく、年紀作や生ぶ茎の在銘品はとりわけ資料性が高い。伝来の上でも、これらの作は備後鍛冶の一端を伝える遺品として珍重されてきた。
販売店の出品ページで鑑定書を確認できませんでした。日本刀および刀装具は通常、NBTHK(または NTHK)の鑑定を受けます。鑑定書がない場合、極めは販売店の見解にとどまり、第三者による確認は行われていません。ご購入前に販売店へ鑑定書の有無をお問い合わせのうえ、慎重にご判断ください。
As a general rule, returns/exchanges are not accepted on Japanese sword orders unless damaged upon delivery. Other items: returns/exchanges accepted within 7 days of delivery. Cancellation for personal reasons incurs a 30% restocking fee (70% refunded). Return shipping must be prepaid and insured by the buyer; shipping/handling fees are non-refundable. Contact katana@tozando.co.jp to initiate a return.
本作は備州三原住正近による一振りです。備州三原(現在の広島県三原市)は、南北朝時代に大和から正家が移住したことに始まり、古刀期を通じて大和気質の強い作風を伝えてきました。正近(黒田助六)は京風の作風にも長じており、本作においてもその傾向が顕著に表れた、非常に気品ある姿を見せています。 地鉄は板目肌がよく詰み、刃文は潤いのある優美な直刃を焼いています。刀身の状態は概ね良好ですが、所々に点状の黒錆や、ヒケと呼ばれる細かな擦れ跡が見受けられます。身幅が細身で手持ちが良いため、居合の稽古用としても最適です。 拵は後補ですが、アンティークの時代金具が用いられています。鞘の漆には経年による打ち傷や凹みが若干ございます。非常に優れた刀剣ではありますが、保存状態を鑑み、お求めやすい特別価格にてご案内しております。この機会をぜひお見逃しなく。 長さ:73.3 cm 反り:1.4 cm 目釘穴:1個 先幅:18.9 mm 先重:4.5 mm 元幅:29.0 mm 元重:6.0 mm 銘:備州三原住正近 時代:古刀 造り:鎬造、庵棟 地鉄:板目肌 刃文:直刃 帽子:真っ直ぐ入り、中丸に返る 茎:生ぶ 重量:1,030 g(鞘を払って) 拵:打刀拵(正絹柄巻、焦茶漆塗鞘) 登録証番号:山口県 第25475号 お探しの刀剣が掲載されていない場合は、お気軽にお問い合わせください。









































大和伝 · 備後 · 1532-1555頃
藤代 Jo saku · 刀剣大鑑 上位60%
現在1点販売中
大和伝 · 備後
時期区分: 末三原· 1394–1596
現在3点販売中
末三原は、備後三原派のうち室町時代に下る後期の諸工を汎称するものである。鎌倉末期から南北朝期に正家・正広らを中心として展開した古三原の作風を引き継ぎながら、その系統は室町時代を通じて備後国に存続した。備後国にはこの時期、三原のほか国分寺、法華一乗、鞆、辰房、五阿弥といった諸派が並び立って栄えており、なかでも法華一乗派は三原あるいは国分寺の一派と伝え、応永頃を初代として室町末期に及ぶ同名数代の工を擁した。法華一乗派の作風は概ね三原風を示すと伝えられ、室町期の備後鍛冶のなかで三原系の作域がなお広く受け継がれていたことが窺われる。草戸千軒の地に活躍した金次や、正盛をはじめとする貝三原の工など、この期の作者は地名や姓を冠して銘するものが多い。 末三原の作風は、古三原以来の地刃の特質を残しつつ、室町期相応の姿に移っている。鍛えは板目に杢や流れ肌が交じり、処々柾がかって総体に肌立ちごころとなり、地沸がつき、白け映りが立つ。刃文は直刃調から小互の目の連れて乱れるものまでを焼き、足が入り、小沸がつき、砂流しや金筋のかかるものがあって、焼を低く穏やかに焼くなかに大和気質が窺われる。帽子は乱れ込んで掃きかけ、あるいは焼詰風となるものがある。姿は身幅の割に寸が延びごころとなる短刀や、先反りのついた室町期の太刀姿を示すものが見られ、堂々として精美に整った古三原の体配に比べると、肌合がやや粗く立ち、匂口も沈みごころとなって、全体の調子が緩んでくる点に時代の下降が認められる。資料の限られるなかではあるが、こうした作風の弛緩が古三原と末三原とを分かつ一つの目安となる。 鑑定の上では、白け映りの立つ肌立ちごころの地鉄と、焼の低い直刃調に小互の目を交えた穏やかな刃文、掃きかけや焼詰の帽子といった大和系の名残を捉えつつ、肌の粗さと姿の崩れから室町の所為を読むことが要点となる。この期の主要な工としては、正盛をはじめとする貝三原の諸工、法華一乗の一乗・吉次・信兼ら、また草戸の金次などが知られ、いずれも在銘の遺例が乏しく、年紀作や生ぶ茎の在銘品はとりわけ資料性が高い。伝来の上でも、これらの作は備後鍛冶の一端を伝える遺品として珍重されてきた。
販売店の出品ページで鑑定書を確認できませんでした。日本刀および刀装具は通常、NBTHK(または NTHK)の鑑定を受けます。鑑定書がない場合、極めは販売店の見解にとどまり、第三者による確認は行われていません。ご購入前に販売店へ鑑定書の有無をお問い合わせのうえ、慎重にご判断ください。
As a general rule, returns/exchanges are not accepted on Japanese sword orders unless damaged upon delivery. Other items: returns/exchanges accepted within 7 days of delivery. Cancellation for personal reasons incurs a 30% restocking fee (70% refunded). Return shipping must be prepaid and insured by the buyer; shipping/handling fees are non-refundable. Contact katana@tozando.co.jp to initiate a return.