吉次

Aoe Yoshitsugu

評価作品4点

重要巻 34, 番 77 · 刀

概要

吉次(よしつぐ)は、備中国青江派を代表する刀工の一派である。青江派は平安時代末期から南北朝時代にかけて連綿と続く刀工群であり、吉次もまたその名跡を継承した家柄として知られる。同銘の刀工は複数代にわたり存在し、作風や銘文から各代を判別する必要がある。右衛門尉を冠する吉次は鎌倉時代末期の同派の代表工の一人とされる。作銘は「備州万寿庄住右衛門尉吉次作」「備中国青江住右衛門尉平吉次作」など長銘が多いが、稀に二字銘の作例も見られる。

吉次の作風は、青江派の特徴を色濃く反映している。地鉄は小板目肌がよく詰み、杢目を交える。同派特有の澄肌風の地斑が交じる点も特徴として挙げられる。刃文は直刃を基調とし、小足・葉が入り、金筋・砂流しがかかるなど、変化に富む。刃縁はやや締まり、匂口の冴える作が多い。姿は鎬造、庵棟で、身幅・重ね尋常、中鋒のものが一般的である。作刀年代により、地鉄の肌立ちや刃文の構成に差異が見られる。

吉次の刀は、地鉄の鍛えの良さと、地刃の健全さが評価される。重要刀剣の指定を受けている作例には、「刃にむらがなく、鍛えのよさが目立つ作である」と評されるものや、「地刃の出来は鎌倉末期の青江派の典型的のものであり、加えるに出来が優れ、地刃も頗る健全である」と評されるものがある。青江派の特色がよく表れた作が多く、同派研究において重要な位置を占める刀工である。

歴史的重要度

吉次の位置づけを、日本刀全体および伝法・時代・時期ごとに示します。各区分(随一・屈指・有数・著名)は、NBTHK および文化庁による指定に加え、三作や名物帳などの歴史的栄誉を加味したものです。

随一
随一
屈指
屈指
有数
有数
著名
著名

各項目を選ぶと評価方法が表示されます。

指定

国宝—
重要文化財2
重要美術品—
御物—
特別重要刀剣—
重要刀剣2

名工ランク

系譜

青江派の他の作者

  1. 1.次直Tsugunao26指定
  2. 2.正恒Masatsune1 販売中31指定
  3. 3.直次Naotsugu1 販売中20指定
  4. 4.康次Yasutsugu10指定
  5. 5.包次Kanetsugu9指定
  6. 6.恒次Tsunetsugu12指定
  7. 7.吉次Yoshitsugu1 販売中16指定
  8. 8.守次Moritsugu9指定
  9. 9.守利Moritoshi10指定
  10. 10.助次Suketsugu14指定
  11. 11.爲次Tametsugu7指定
  12. 12.俊次Toshitsugu6指定

中青江の作

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直次

短刀・27 cm・南北朝
丸英刀剣
¥6,500,000重要

盛次

刀・71 cm・Shokei (1332-1334) ND
葵美術
¥5,800,000特別保存

頼次

太刀・74 cm・鎌倉
兵左衛門百観音堂
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眞長

太刀・73.2 cm・延慶
丸英刀剣

青江派の作

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備前の伝統

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雲生

刀・68.99 cm・鎌倉
銀座長州屋
¥15,000,000重要

眞利

太刀・72 cm・宝治
つるぎの屋
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福岡一文字派

刀・70 cm・鎌倉
つるぎの屋
¥89,500重要

景光

短刀・25.3 cm・元応
Nihonto.com
¥4,050,000

兼光

刀・74.5 cm・鎌倉
サムライミュージアム
¥3,300,000特別保存

康光

脇差・46.8 cm・応永
飯田高遠堂