刃長71.58センチ 反り2.21センチ 元幅28.3ミリ 元重ね6.5ミリ 物打幅20.6ミリ 物打重ね4.6ミリ 横手位置幅16.7ミリ 松葉先重ね3.6ミリ 裸身重量613グラム。 拵に納めて鞘を払った重量882グラム。 室町後期天文頃(1532~) The latter period of Muromachi era 昭和26年7月23日 大阪府登録 附属 保存刀剣鑑定書、素銅地金着はばき、黒石目塗蛭巻雨龍文様鞘打刀拵 銘鑑を繙くに、室町後期の天文頃の加賀国に吉家の名が見られます。作品が多くないようで詳しくは記述されていません。 この刀は腰元より上から反り始める所謂先反りの太刀と刀の併用姿。踏ん張り付いた姿は気品を感じさせます。地鉄は杢目肌がよく練れて詰み、地景入り、少しく肌立って直ぐ映り立ち、刃文は匂口締りごころの細直刃で、元の方はふわりと柔らかい感じで刃中まで沸え、先は上述の通り匂口が締まりごころとなって、刃縁から平地に向かっての細かな働きが顕著に見られ、打除風の刃や解れ風の刃を交え、平地から刃中にかけての稲妻が見られ、鋩子は表裏共に直ぐに先丸く返る。 日本美術刀剣保存協会の極めでは伝加州とされており、それに基づいての時代記述を行いましたが、私見ではもう少し時代を上げても良さそうにも感じられます。 附属の拵は黒石目地に黒蝋にて細く二本乃至三本の蛭巻を施し、更には雨龍文様を散らした贅沢な塗りで、痛みも無く健全。丁寧に魚々子が打たれた赤銅地の鐔には、菊花を始めとした様々な草花を円形にあしらい、縁金具も小さな魚々子を丁寧に打ち、そこに金で沙綾形文様をあしらっている。目貫は梅花に甲冑の袖と矢を配した構図良い金無垢の逸品。拵だけでも独り歩きできる名拵です。 鞘を払って構えてみると、手元重心で実にバランスが良く、非常に軽く感じられます。柄にガタツキはありませんが、居合や武用に用いる刀ではありませんので、純然たる美術鑑賞刀として末永く愛でて頂きたい一刀です。 いずれの都道府県での登録だったのか、古い登録証には記載されておらず、そのためであろう平成26年に登録しなおされていますが、元は登録昭和26年の大名登録刀で、登録番号は1096番とかなり若い番号。登録年と番号からも伝来の良さを物語る名品です。 各種クレジットカード、ショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。
在銘 · Kashu · 室町 · 長さ 71.58cm · 反り 2.21cm
















美濃伝 · 加賀
現在20点販売中
加賀象嵌は、江戸時代初期から享保期にかけて金沢を中心とする加賀国で発達した独特の平象嵌技法である。その起源は、加賀地方の鐙工が行っていた平象嵌を、鐔や刀装具に応用したことに始まるとされる。加賀藩の庇護のもと、献上品として制作された作例も多く、金沢の工芸文化の高い水準を示す技術として栄えた。室町期には鏡師と呼ばれる工人による山金地の鋳出鐔が見られ、これらが後の加賀象嵌の源流の一つとなったと考えられる。 加賀象嵌の技術的特徴は、赤銅、四分一、素銅などの磨地に、金・銀・銅など多種の色金を駆使した精緻な平象嵌にある。漆黒の赤銅磨地に色金を緻密に嵌め込む手法が主流だが、素銅地に明るい色調で景物を表した古調な作例も存在する。構図は絢爛にして巧みであり、秋草蝶図や鴛鴦図など、画面一杯に展開された図案文様化した表現が特徴的である。毛彫を併用し、内覆輪や埋金など細部にまで丁寧な仕上げが施され、未使用のまま伝世した保存状態の良い献上品級の作も少なくない。 鏡師系の作品は、真鍮地や山金地に鋤出高彫で大胆な文様を配し、格子形花文や菊花文など古雅な意匠を持つ。室町末期から桃山初期にかけての作風を示し、土手耳の構造や鋳出による立体的な表現が見られる。加賀象嵌と総称される一群には、こうした鏡師の流れを汲む古式な様相を呈するものから、江戸中期以降の洗練された平象嵌作品まで幅広い作域が含まれ、加賀国における刀装具制作の伝統の深さを物語っている。
銘が正しい、または無銘でも年代・国・系統を確実に指摘できる、保存に値する真正の作と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイトお求めになられた商品とは異なる商品をお届けしてしまった場合や、表記内容と現物とに大きな隔たりなどがあった場合を除き、基本的に返品はお受けいたしません。返品をご要望の場合は、商品到着後3日以内に御連絡の上ご返送下さい。
刃長71.58センチ 反り2.21センチ 元幅28.3ミリ 元重ね6.5ミリ 物打幅20.6ミリ 物打重ね4.6ミリ 横手位置幅16.7ミリ 松葉先重ね3.6ミリ 裸身重量613グラム。 拵に納めて鞘を払った重量882グラム。 室町後期天文頃(1532~) The latter period of Muromachi era 昭和26年7月23日 大阪府登録 附属 保存刀剣鑑定書、素銅地金着はばき、黒石目塗蛭巻雨龍文様鞘打刀拵 銘鑑を繙くに、室町後期の天文頃の加賀国に吉家の名が見られます。作品が多くないようで詳しくは記述されていません。 この刀は腰元より上から反り始める所謂先反りの太刀と刀の併用姿。踏ん張り付いた姿は気品を感じさせます。地鉄は杢目肌がよく練れて詰み、地景入り、少しく肌立って直ぐ映り立ち、刃文は匂口締りごころの細直刃で、元の方はふわりと柔らかい感じで刃中まで沸え、先は上述の通り匂口が締まりごころとなって、刃縁から平地に向かっての細かな働きが顕著に見られ、打除風の刃や解れ風の刃を交え、平地から刃中にかけての稲妻が見られ、鋩子は表裏共に直ぐに先丸く返る。 日本美術刀剣保存協会の極めでは伝加州とされており、それに基づいての時代記述を行いましたが、私見ではもう少し時代を上げても良さそうにも感じられます。 附属の拵は黒石目地に黒蝋にて細く二本乃至三本の蛭巻を施し、更には雨龍文様を散らした贅沢な塗りで、痛みも無く健全。丁寧に魚々子が打たれた赤銅地の鐔には、菊花を始めとした様々な草花を円形にあしらい、縁金具も小さな魚々子を丁寧に打ち、そこに金で沙綾形文様をあしらっている。目貫は梅花に甲冑の袖と矢を配した構図良い金無垢の逸品。拵だけでも独り歩きできる名拵です。 鞘を払って構えてみると、手元重心で実にバランスが良く、非常に軽く感じられます。柄にガタツキはありませんが、居合や武用に用いる刀ではありませんので、純然たる美術鑑賞刀として末永く愛でて頂きたい一刀です。 いずれの都道府県での登録だったのか、古い登録証には記載されておらず、そのためであろう平成26年に登録しなおされていますが、元は登録昭和26年の大名登録刀で、登録番号は1096番とかなり若い番号。登録年と番号からも伝来の良さを物語る名品です。 各種クレジットカード、ショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。
在銘 · Kashu · 室町 · 長さ 71.58cm · 反り 2.21cm
















美濃伝 · 加賀
現在20点販売中
加賀象嵌は、江戸時代初期から享保期にかけて金沢を中心とする加賀国で発達した独特の平象嵌技法である。その起源は、加賀地方の鐙工が行っていた平象嵌を、鐔や刀装具に応用したことに始まるとされる。加賀藩の庇護のもと、献上品として制作された作例も多く、金沢の工芸文化の高い水準を示す技術として栄えた。室町期には鏡師と呼ばれる工人による山金地の鋳出鐔が見られ、これらが後の加賀象嵌の源流の一つとなったと考えられる。 加賀象嵌の技術的特徴は、赤銅、四分一、素銅などの磨地に、金・銀・銅など多種の色金を駆使した精緻な平象嵌にある。漆黒の赤銅磨地に色金を緻密に嵌め込む手法が主流だが、素銅地に明るい色調で景物を表した古調な作例も存在する。構図は絢爛にして巧みであり、秋草蝶図や鴛鴦図など、画面一杯に展開された図案文様化した表現が特徴的である。毛彫を併用し、内覆輪や埋金など細部にまで丁寧な仕上げが施され、未使用のまま伝世した保存状態の良い献上品級の作も少なくない。 鏡師系の作品は、真鍮地や山金地に鋤出高彫で大胆な文様を配し、格子形花文や菊花文など古雅な意匠を持つ。室町末期から桃山初期にかけての作風を示し、土手耳の構造や鋳出による立体的な表現が見られる。加賀象嵌と総称される一群には、こうした鏡師の流れを汲む古式な様相を呈するものから、江戸中期以降の洗練された平象嵌作品まで幅広い作域が含まれ、加賀国における刀装具制作の伝統の深さを物語っている。
銘が正しい、または無銘でも年代・国・系統を確実に指摘できる、保存に値する真正の作と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
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