加賀

加賀伝法美濃伝コードNS-Kaga
国宝
重要文化財1
重要美術品1
御物2
特別重要刀剣
重要刀剣58
62指定品総数
5名工数
34%在銘 34%
100%名工帰属 100%
20現在の出品

概要

加賀象嵌は、江戸時代初期から享保期にかけて金沢を中心とする加賀国で発達した独特の平象嵌技法である。その起源は、加賀地方の鐙工が行っていた平象嵌を、鐔や刀装具に応用したことに始まるとされる。加賀藩の庇護のもと、献上品として制作された作例も多く、金沢の工芸文化の高い水準を示す技術として栄えた。室町期には鏡師と呼ばれる工人による山金地の鋳出鐔が見られ、これらが後の加賀象嵌の源流の一つとなったと考えられる。

加賀象嵌の技術的特徴は、赤銅、四分一、素銅などの磨地に、金・銀・銅など多種の色金を駆使した精緻な平象嵌にある。漆黒の赤銅磨地に色金を緻密に嵌め込む手法が主流だが、素銅地に明るい色調で景物を表した古調な作例も存在する。構図は絢爛にして巧みであり、秋草蝶図や鴛鴦図など、画面一杯に展開された図案文様化した表現が特徴的である。毛彫を併用し、内覆輪や埋金など細部にまで丁寧な仕上げが施され、未使用のまま伝世した保存状態の良い献上品級の作も少なくない。

鏡師系の作品は、真鍮地や山金地に鋤出高彫で大胆な文様を配し、格子形花文や菊花文など古雅な意匠を持つ。室町末期から桃山初期にかけての作風を示し、土手耳の構造や鋳出による立体的な表現が見られる。加賀象嵌と総称される一群には、こうした鏡師の流れを汲む古式な様相を呈するものから、江戸中期以降の洗練された平象嵌作品まで幅広い作域が含まれ、加賀国における刀装具制作の伝統の深さを物語っている。

指定

62 指定 · 5 名工数

指定の位置づけ

重み付け指定指数 0.25(指定 63 点)

流派中 上位35%

2026/6/17 時点

伝来

伝来記録のある作品 4 点

伝来の位置づけ

伝来指数 2.09(伝来 4 点)

流派中 上位53%

主要工

上位指定の希少度で順位付け

  1. 1.真景1362-136848
    流派内 77.4%
  2. 2.高平1624-16449
    流派内 14.5%
  3. 3.景光1362-13683
    流派内 4.8%
  4. 4.家次1528-15321
    流派内 1.6%
  5. 5.景平1661-16731
    流派内 1.6%

現在の出品