室町は刀剣業を産業に変えた。徒歩の集団戦とともに打刀が興り、長船と関は数打ち物と注文打ちを並行して産し、勘合貿易は日本刀を数万振の単位で海外へ運んだ。
無銘(金高) -Mumei(Kanetaka)- 刃長69.96センチ 反り2.11センチ 元幅33.45ミリ 元重ね6.7ミリ 物打幅28.1ミリ 横手位置幅26.1ミリ 物打重ね6.1ミリ 松葉先重ね4.9ミリ 4個(3個埋) 裸身重量803グラム 拵に納めて鞘を払った重量1,124グラム 室町後期永禄頃(1558~) The latter period of Muromachi era 平成28年11月8日 高知県登録 附属 黒蝋塗鞘打刀拵、素銅地金着山内三つ柏(土佐柏)紋はばき 本刀は、室町後期永禄頃に活躍した美濃の刀工『金高』と極められた大磨上無銘の一刀です。鎬造で庵棟。元先の幅差目立っては開かず切先延び、力強い豪壮な姿は、南北朝期の大磨上古名刀を想起させます。腰元には戦いに於ける戦勝祈願として、表に草の倶利伽羅龍、裏に蓮台と剣と梵字を刻し、見るからに武辺の者の指料であったことが窺え、見ためとは裏腹に手持ちバランスは手元から中程重心で扱い易さを感じます。 地鉄は小板目杢交じりで良く練れて詰み、刃文は互ノ目乱れ主体に互ノ目丁子や尖りごころの刃を交え、足や金筋が入り、細かな砂流がかかるなど、刃縁に様々な変化が見られ、帽子は表裏乱れ込んで丸く返っています。 所々に白く変色したような小錆がございますが、現状でも地刃の御観賞は可能です。研磨代を考慮した価格で御案内致します。 附属の拵に装着されている若芝在銘の鐔は、吾妻屋や橋の橋脚部分が立体的な造り込みとなった、手の込んだ仕事振りです。縁頭は漆黒の色良い赤銅磨地に綱に戯れる猿の図で、目貫は葵と梅の図。柄糸は上品且つ仕事が良い卯の花色の蛇腹巻きが施され、はばきには土佐山内家の土佐柏紋が指表面に刻されており、山内家所縁の一刀であろうか。伝来の良さを物語っています。
Certificate reading — 無銘(金高)





















美濃 · 1558-1570頃
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室町時代
室町は刀剣業を産業に変えた。徒歩の集団戦とともに打刀が興り、長船と関は数打ち物と注文打ちを並行して産し、勘合貿易は日本刀を数万振の単位で海外へ運んだ。
銘が正しい、または無銘でも年代・国・系統を確実に指摘できる、保存に値する真正の作と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
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