NihontoWatch MonNihontoWatchBETA
MarketEncyclopedia
NihontoWatch Mon

NihontoWatchBETA

マーケット
事典
概要·鑑定·指定·作品種別·銘·流派
概要鑑定指定作品種別銘流派
  1. 流派
  2. 後藤
  3. 信清

信清

Goto Nobukiyo

重要
巻 48, 番 251 · 三所物

信清

Goto Nobukiyo

評価作品6点

流派後藤伝法Iebori代3rd gen種別刀装具作者コードOZA007
1特別重要刀剣5重要刀剣

概要

宮田信清は、文化十四年(1817年)に京都に生まれ、旧姓を木下氏という。天保四年(1833年)に十五歳で加茂神社社家である宮田氏の養子となった。十六歳で後藤光保の門人となり、二十三歳で江戸に出府し、後藤宗家十六代光晃に入門して技を磨いた。天保十四年(1843年)に二十五歳で独立し、日本橋茅場町で開業、後に南部家の抱え工となった。鶴鳴斎、寿楽斎と号し、明治十七年(1884年)に六十八歳で没した。

信清の作風は、後藤流の格調高い彫法を基調とし、赤銅魚子地に高彫や金紋の手法を用いる。作柄は後藤家の手法を顕現し、華やかで格調高い作風を示す。魚子は上質の赤銅に見られる鳥の濡羽色を呈して深美の趣を醸し出す。金、銀、素銅などの色絵を効果的に用い、上品な色使いと意匠の巧みな配置と構図が特徴である。美濃彫風の鋤下高彫も見られ、蔦唐草に丸に三葉葵紋図などを典雅にあらわす。総金具は龍虎図、瑞雲図、四霊図などを題材とし、高彫金色絵、金小縁の彫法で品良く彫り上げている。大小拵においては、鞘塗と総金具、大小鐔など全てが四季花丸文の意匠で統一されたものも存在する。

信清の作は、下地、彫法、彩色いずれも優れ、堅実濃麗な彫技を示すと評される。金具は細密に蒔かれた魚子地や、小縁や小柄・笄の戸尻に施された金色絵が品良く引き締めている。黒に金を絶妙に交えた上品な色使いと意匠の巧みな配置と構図、金具の随所に見える優れた彫技が見どころである。現存作が比較的少なく、その作風を揃金具として完存の状態で把握できることは貴重とされる。

鑑定

三軸の記述:地金(赤銅魚子地の正統の家地に素銅・四分一を交える)×技法(高彫・容彫に金銀の色絵、後藤流の彫口)×画題(家紋と龍・虎・瑞祥の正格画題)。資料は薄く(六口)、その手は圧倒的に忠実な後藤流の基層であるため、真の識別点は少ない。核となるのは三葉葵紋作に名指される美濃彫風の彫口である。

宮田信清(文化十四〜明治十七年)は、後藤流を独立した町彫の名工として表わした幕末の金工である。京都に旧姓木下氏として生まれ、十五歳で賀茂神社社家の宮田家の養子となり、十六歳で後藤理兵衛家の後藤光保の門に入り、二十三歳で江戸に出府して後藤宗家十六代光晃に入門して技を磨き、二十五歳で独立、のち南部家の抱え金工となった。後藤の極めに分類され、説明もこれを裏づけて、一作の金具を「後藤流を伝える」「後藤家の手法が顕現される」と繰り返し評する。その忠実な家彫の中で名指される唯一の逸脱が、三葉葵紋の地に用いた美濃彫風の彫口である。現存作は比較的少ない。

鑑定の決め手

説明は三葉葵紋大小の一作金具を「美濃彫風の鋤下高彫」と記す。これは概ね忠実な後藤流の手の中で、説明が別趣として名指す唯一の彫口の相である。低nで、一口(替鞘附の大小、特重・重要に重複指定)にのみ記されるため、支持の薄い見どころとして注記する。

地金

正統の家地で、何より赤銅魚子地、目貫に金無垢、ほかに赤銅地・素銅、作により四分一・削継(金と赤銅魚子地を継いだ地)を用いる。

技法

高彫と目貫の容彫を主に、金・銀・素銅の色絵を後藤流に用い、据文を交え、美濃彫風には鋤下高彫を用い、裏板金に金色絵を施す。

画題(家紋・正格画題)

南部家の大小拵には徳川の丸に三葉葵紋に蔦唐草を配し、家の正格画題として龍・虎、四霊(鳳凰・麒麟・亀・龍)、瑞雲を表わす。

家紋・龍・瑞獣

蔦唐草の三葉葵紋、龍と龍虎、四霊、瑞雲を、正統の後藤流の手であらわす。

画題一覧

銘の変遷

採録銘

資料注記

信清は一作金具に銘を切り、主に縁・小柄・笄・鐔へ姓を冠した「宮田信清(花押)」を、一拵の笄には本銘二字「信清(花押)」を、四霊図の揃金具には号を冠した「鶴鳴斎宮田信清」を刻する。号は寿楽斎も用いた。大小拵の無銘の地は在銘の品と共に一作として把握される。ここでは真の識別点が乏しい。資料は薄く(六口、特重は一口のみ)、その手は「後藤流を伝える」「後藤家の手法が顕現される」と繰り返し評され、これは基層であって識別点ではない。説明は現存作が比較的少ないとも記す。別趣として名指される唯一の彫口の相が上記の美濃彫風であり、それも一口に拠るため、本稿は彼を忠実な後藤流の基層と、その一点の低nの見どころとに正直に限定する。corpusの一拵(重要三七-二四五)は、縁を江川斎桂宗隣、小柄・馬針を信清、鐔を一家式清寿(田中清寿)が手がけた合作の拵であり、宗隣・清寿の銘は合作者の銘であって信清の銘ではない。

研究

一点の説明(重要四八-二五一)が、約十年間御家彫を研鑽したゆえに四霊図揃金具は後藤流を格調高く纏めて示すとする。一点のみの記載で、その一作に限られる。

指定

国宝—
重要文化財—
重要美術品—
御物—
特別重要刀剣1
重要刀剣5

名工ランク

0.00 (指定作品6点)

作者の上位100%

作品種別

評価作品6点の分布

その他
6100%

銘

評価作品6点の銘の種類

販売中

後藤派

後藤派の他の刀工

  1. 1.後藤乗真Goto Joshin6 販売中67指定
  2. 2.後藤祐乗Goto Yujo1 販売中41指定
  3. 3.後藤顕乗Goto Kenjo1 販売中45指定
  4. 4.後藤宗乗Goto Sojo53指定
  5. 5.後藤徳乗Goto Tokujo2 販売中31指定
  6. 6.後藤栄乗Goto Eijo9 販売中31指定
  7. 7.後藤程乗Goto Teijo10 販売中41指定
  8. 8.後藤廉乗Goto Renjo4 販売中33指定
  9. 9.後藤通乗Goto Tsujo1 販売中29指定
  10. 10.後藤延乗Goto Enjo3 販売中19指定
  11. 11.後藤光乗Goto Kojo1 販売中25指定
  12. 12.後藤方乗Goto Hojo1 販売中16指定

信清

信清(Nobukiyo)は、後藤派の装剣金工です。

作風はIeboriに属します。

信清の作品には、特別重要1点、重要5点が指定されています。