後藤

Juyo
18, 318
山城伝法IeboriコードNS-Goto

1440–1900

国宝
重要文化財3
重要美術品5
御物
特別重要刀剣37
重要刀剣715
760指定品総数
61名工数
66%在銘 66%
92%名工帰属 92%
258現在の出品
系図を見る

時期区分

流派の歴史における様式の時期区分

1440–1573

古後藤

160指定
Jūyō149
TokuJū10
Jūbi1

在銘 29%

1573–1900

後藤宗家

306指定
Jūyō294
TokuJū11
Jūbi1

在銘 77%

時期未分類

235指定

時期区分に該当しない名工

流派伝

59指定

流派全体への無銘伝

支流

本流派に属する下位流派

概要

後藤派は、室町時代中期に初代祐乗が将軍足利義政に仕えて創始した彫金の宗家であり、「日本彫物の元祖」と仰がれ、「古今独歩の鏨師」と賞賛される祐乗を祖として十五代にわたり嫡流の技を継承した。祐乗の作品は東山御物として数多く取り上げられ、後世に名を残した名工は挙って後藤家の祐乗に範をとっている。四代光乗・五代徳乗は織田信長、次いで豊臣秀吉に仕え、大判・分銅・彫物の三役を担い、桃山時代の豪華美を格調高く表示した。幕末には一乗が「後藤家の掉尾を飾る名工」として家風を大成し、門下の荒木東明・中川一勝らが一派の技を継承した。

後藤派の作域は三所物・縁頭・鐔・揃金具と多岐にわたり、赤銅魚子地を基調とした高彫金色絵を家風の根幹とする。金紋裏哺金仕立の小柄笄、金無垢地容彫の目貫など、素材と技法の選択に一貫した格式が認められる。三代乗真は「大振りで力強く、量感の豊かな彫技」を特徴とし、紋の肉取りが豊かで鏨使いが手強く、赤銅の色相も漆黒で麗わしい。桃山期の作には鋤出高彫に金・銀・素銅の象嵌色絵を駆使した豪華絢爛の大名道具が見られ、近世には四分一磨地や朧銀地に甲鋤毛彫・平象嵌を組み合わせた多彩な表現も展開された。龍・獅子・鶏・犀・鯰といった動物意匠から、松竹梅・桐紋・粟穂・四季草花に至るまで画題は広範であり、各代が武家好みの吉祥意匠を格調高く仕上げている。

後藤派に帰せられる作品には「気品があって格調が高く」「力漲る」と評される一貫した品格が通底する。歴代の折紙制度によって初代祐乗以来の作が厳格に鑑定・伝承され、「家彫の誇りは確実に後代に伝わっている」と繰り返し認められる。後藤流に熟達した門弟の作が「後藤家御家彫と見紛うまでの出来」と称されることからも、その規範性の高さが窺える。日本金工史において、後藤派は赤銅魚子地高彫金色絵という技法体系を確立し、室町から明治に至る四百余年の間、彫金の最高規範として君臨した一門である。

指定

760 指定 · 61 名工数

指定の位置づけ

重み付け指定指数 0.33(指定 754 点)

流派中 上位29%

2026/6/17 時点

伝来

伝来記録のある作品 117 点

伝来の位置づけ

伝来指数 4.25(伝来 117 点)

流派中 上位7%

主要工

上位指定の希少度で順位付け

  1. 1.後藤一乗91
    流派内 12%
  2. 2.後藤乗真1512-156264
    流派内 8.4%
  3. 3.後藤祐乗1440-151243
    流派内 5.7%
  4. 4.後藤顕乗1586-166346
    流派内 6.1%
  5. 5.後藤宗乗1461-153853
    流派内 7%
  6. 6.後藤程乗1603-167341
    流派内 5.4%
  7. 7.後藤徳乗1550-163132
    流派内 4.2%
  8. 8.後藤栄乗1577-161731
    流派内 4.1%
  9. 9.後藤廉乗1627-170834
    流派内 4.5%
  10. 10.東明31
    流派内 4.1%

現在の出品