後藤宗乗

Goto Sojo

Goto Sojo (2nd gen)

重要
巻 12, 番 291 · 三所物

評価作品56点

屈指の金工
国山城時代室町(1461–1538)時代区分室町流派後藤伝法家彫代二代師匠後藤祐乗得意分野mitokoromono, kozuka, kogai, menuki種別金工コードGOT002

概要

後藤宗乗は、後藤家初代祐乗の二男で、俗名を二郎、諱を武光と称した。父祐乗の跡を受けて足利将軍家に仕え、四十歳で剃髪して宗乗と号し、後年法眼に叙されている。宗家に伝わった正統系図によれば、長享元年に生まれ、永禄七年八月六日、七十八歳で歿したという。したがって、従来の説とは異なり、三代目乗真が戦死した翌々年に亡くなったということになる。宗乗は祐乗の作風を継承しつつ、後藤家の基礎を確立した重要な刀装具師である。

宗乗の作風は、赤銅魚子地を高肉彫とし、金、銀、赤銅などの色金を効果的に用いる点に特色がある。題材は、獅子、龍、瓜蔓、牛車、熊谷敦盛図など多岐にわたり、いずれも品格のある意匠と高度な彫技によって表現されている。特に、獅子と龍は後藤家のお家芸とも称され、宗乗の作にも優れたものが多く見られる。肉置は豊かで丸味を帯び、絞り込みが巧みであり、山高く谷深い彫は力強さと繊細さを兼ね備えている。魚子地は細かく均一で、地鉄の発色も美しい。また、「古香を添える陰陽根も古格があり、時代色を具備している」と評されるように、古雅な趣も宗乗作品の魅力の一つである。作風を示す具体的な要素としては、笄に見られる「眉形と洲浜の仕立がすっきりとして締りがあり、蕨手と股から棹にかけての微妙な肉置」や、倶利迦羅龍図に見られる「耳掻が嵌め込み式で、笄に表裏とも七本の竪筋を毛彫であらわ」すといった点が挙げられる。

宗乗の作品は、「彫技は初代祐乗の技を継承した品格の高いもの」とされ、「優雅で優れた作品が多い」と評されるように、後藤家ならではの格調の高さを備えている。その作風は、初代祐乗の技を受け継ぎながらも、独自の洗練味を加えたものであり、後藤家の作風を確立する上で大きな役割を果たした。また、宗乗の作品には、後藤家の極めが附帯しているものが多く、その鑑定の確かさも評価されている。特に、光孝、程乗、光侶といった後藤家の重鎮による折紙は、作品の正真性を保証する貴重な資料となっている。宗乗の作は、大名家や豪商に伝来したものが多く、その質の高さと希少性を示している。

歴史的重要度

後藤宗乗の位置づけを、日本刀全体および伝法・時代・時期ごとに示します。各区分(随一・屈指・有数・著名)は、NBTHK および文化庁による指定に加え、三作や名物帳などの歴史的栄誉を加味したものです。

随一
随一
屈指
屈指
有数
有数
著名
著名

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指定

国宝—
重要文化財—
重要美術品—
御物—
特別重要刀剣1
重要刀剣55

名工ランク

鑑定

伝来

作品種別

評価作品56点の分布

銘

評価作品56点の銘の種類

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系譜

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