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説明

一竿子忠綱は名を浅井万太夫といい初代忠綱の子。初めは父と同じ近江守忠綱と切り、元禄二年以降(1690~)は一竿子忠綱と号す。津田助広や井上真改と共に大阪新刀を代表する一人で、上々作・良業物刀工として人気ある。 本作は身幅のあるガッシリとした忠綱で、棒樋を深く掻いて体配を引き締める。刃文は細やかな互の目丁子で、刃縁には砂流しや金筋が刃中全体に働いて大変華やか。地鉄は大阪物らしい詰んだ小板目肌で、帽子は小丸に返っている。茎は一寸程磨上られるが銘はすべて残り、一竿子を名乗る前の天和から元禄頃の作とわかる。総体的に健全で、特に見所多い刃文は見飽きない。 付属の拵は黒呂鞘に卯の花色の柄前が上品。赤銅七々子地千鳥水車図縁頭に同じく水車図目貫。鐔は緻密な武者絵に感心する屋島の戦いで藻柄子宗典在銘。小柄笄は菅原道真図が仕込まれて華やいでいる。

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MarketAuctionsEncyclopedia
刀剣›大坂新刀›忠綱›脇差/粟田口近江守忠綱 裏/浅井氏
脇差特別保存
忠綱

脇差/粟田口近江守忠綱 裏/浅井氏

在銘 · 寛文 · 長さ 48.3cm · 反り 0.8cm

売却済
忠綱 — 1 of 15
忠綱 — 2 of 15
忠綱 — 3 of 15
忠綱 — 4 of 15
忠綱 — 5 of 15
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忠綱 — 11 of 15
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法量・詳細
刀工
忠綱
種別
脇差
流派
Osaka Shinto
活動期
1673–1717年頃(Kanbun)
国
摂津
銘
在銘(在銘率 98%)
法量
長さ 48.3cm反り 0.8cm元幅 3.2cm先幅 2.2cm重ね 0.7cm
説明

一竿子忠綱は名を浅井万太夫といい初代忠綱の子。初めは父と同じ近江守忠綱と切り、元禄二年以降(1690~)は一竿子忠綱と号す。津田助広や井上真改と共に大阪新刀を代表する一人で、上々作・良業物刀工として人気ある。 本作は身幅のあるガッシリとした忠綱で、棒樋を深く掻いて体配を引き締める。刃文は細やかな互の目丁子で、刃縁には砂流しや金筋が刃中全体に働いて大変華やか。地鉄は大阪物らしい詰んだ小板目肌で、帽子は小丸に返っている。茎は一寸程磨上られるが銘はすべて残り、一竿子を名乗る前の天和から元禄頃の作とわかる。総体的に健全で、特に見所多い刃文は見飽きない。 付属の拵は黒呂鞘に卯の花色の柄前が上品。赤銅七々子地千鳥水車図縁頭に同じく水車図目貫。鐔は緻密な武者絵に感心する屋島の戦いで藻柄子宗典在銘。小柄笄は菅原道真図が仕込まれて華やいでいる。

作者について

忠綱

Awataguchi (Ikkanshi) Tadatsuna, Osaka Shinto (Settsu) · 摂津 · 1673-1717頃

藤代 Jo-jo saku · 刀剣大鑑 上位8%

現在3点販売中

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一竿子忠綱は二代粟田口近江守忠綱、初代近江守忠綱の子で、元禄期を代表する大坂の刀工の一人である。説明書は、通称を万太夫といい、父を継いで二代目の近江守を受領し、粟田口国綱の後裔と称して銘に粟田口を冠し、元禄二年頃より一竿子と号し始めたと記す。当時の大坂を代表する工の一人で、その作はまさに「地刃の華麗と彫刻の装飾美を以て名高い」[[c:1]]。初期の作風は父に近く、その記録の中心は、自らの彫の場を兼ねた身幅広い在銘年紀の刀にある。

本工の特色はまず刃文に読まれる。よくつんだ小板目に、元を直ぐの焼出しに起こし、相関わる二様を焼く。古く受け継いだものは、焼頭のよく揃った足の長い丁子で、初代の得意とした作域そのものであり、長い丁子の足が入り、その足を砂流し・金筋が切って入る。説明書は本工を「父に優る名手で」と評し、その違いを的確に指す。初代の丁子が揃って堂々たるのに対し、二代は匂深く、匂口明るく、小沸のよくつくところで、これを出藍すなわち藍より出でて藍より青しと呼ぶ。

円熟の最も個性的な手は濤瀾乱れ、すなわち収集家のいう簾刃である。説明書はこれを津田助広の系に結びつけ、ある脇指において「得意の津田風の濤欄刃をやき」[[c:3]]と記す。よくつんだ小板目に地沸が微塵に厚くつき地景細かに入る地に、浅いのたれを基調として互の目・丁子風を交え、これが大きく波打って濤瀾となり、なお長い丁子の足が入り、匂深く小沸厚くつき、砂流し・金筋頻りにかかり、匂口明るく冴える。帽子は浅くのたれ込んで小丸、掃きかける。穏やかな直刃も数口に残り、三つの面のうち最も静かで稀なもので、同じ明るい小板目の地に焼かれる。

その地鉄は三様すべての底に変わらず通う。鍛えはよくつみ細かによくつんだ小板目で、地沸が厚く、最上手には微塵につき、細かな地景が地を走り、地鉄は明るく冴える。素朴な地ではなく、よく出来た大坂の地であり、刃も彫もこの地の上に置かれる。剣書は本工の作域を、初代に倣う揃った丁子、濤瀾、そして稀な直刃とし、いずれも大坂の長い直ぐの焼出しより起こすとする。

地刃のいずれの特徴にもまして本工を分かつのは彫である。説明書はその刀身彫刻を一竿子彫として賞玩し、「出藍の誉高く」、また「殊に刀身彫刻は巧みで一竿子彫として賞玩されている」[[c:5]]と記す。櫃中に真の倶利迦羅を浮彫にし、梅倶利迦羅、玉追龍、そして鯉の滝上りを彫った。鯉の滝上りは本工が初めて試みたものと思われ、説明書は「同作中でも本刀以外には未見である」[[c:6]]とする。彼は大坂の彫物師藤田通意と関係が深く、「彫同作」と添銘して彫を自身の手と示した。これは初代には全く見られないところで、新刀彫刻に一種の型をつくったものである。

収集の観点では、一竿子忠綱は大坂新刀の主要な名跡で、その作はなお求め得るが、最上のものは商われるより蔵される。藤代の極めは上々作。国宝はなく、その記録は重要刀剣に数多く、特別重要刀剣に数口が及び、長銘の大太刀は重要文化財に達する。説明書はある特別重要刀剣の刀を、最も油ののった時代の代表作で地刃の出来に優れるとし、その一竿子彫を一段と見事とする。特別重要刀剣・重要刀剣の級にはおよそ五十二口が立ち、京都国立博物館に蔵される一口があり、浅井家に伝来した記録のある一口がある。在銘年紀で数も相応に残るため、忠綱は同格の大坂の名手のうちでは比較的世に出やすいが、自らの一竿子彫を帯びた年紀の刀は出れば見ものであり、鯉と倶利迦羅を本工自身が彫った最上のものは、大坂彫刻の極盛を語る証である。

歴史的重要度

忠綱の位置づけを、日本刀全体および伝統・時代・時期ごとに示します。各位(随一・屈指・有数・著名)は、NBTHK および文化庁による指定に加え、三作や名物帳などの歴史的栄誉を加味したものです。

随一
随一
屈指
屈指
有数
有数
著名
著名

各項目を選ぶと評価方法が表示されます。

指定の実績
指定53口
重要文化財
1
特別重要刀剣
3
重要刀剣
49
忠綱の作 3点が現在販売中→
忠綱 — 詳細Awataguchi (Ikkanshi) Tadatsuna, Osaka Shinto (Settsu)派

年紀作

在銘年紀作が示す、確実に活動していた年代

活動期間
1685–1708推定期間:1673–1717
指定品51点のうち31点に年紀あり
1680
1690
1700
1710
流派について

大坂新刀

新刀 · 摂津

現在73点販売中

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大坂新刀は、商都大坂を本拠として江戸前期から中期にかけて興隆した摂津の一門である。その草創は京の堀川一門にあり、堀川国広の門に学んだ和泉守国貞、親国貞こと国貞と河内守国助とが、慶長十九年に師の没した後そろって大坂へ下り、この地に鍛刀の家を興した。国助は伝に伊勢国の出にして石堂の流れを汲み、堀川より受け継いだ枯れた肌合とともに、古備前を慕う石堂の丁子をこの地にもたらした。そこへ大和文殊系の包保・包道に承けた越後守包貞が摂州に居を構え、肥後菊池より出て井上真改の門を叩いた貞則のごとき遊歴の工も加わって、堀川と石堂と文殊の脈が大坂の地で一つの作域に結ばれていった。やがて親国貞の子真改、津田越前守助広、一竿子忠綱らがあらわれ、寛文・延宝・元禄の頃にこの一門は最も華やぐ。 一門の作風は、まず明るく冴える大坂鍛えに標識を持つ。鍛えはよくつんだ無地風の小板目で、地沸が微塵に厚くつき、地景が細かにさかんに入り、鉄色は明るく潤う。その地の上に、刃区を直ぐに焼き出し、その上から己の刃文を起こすのが一門に通じる約束で、収集家のいう大坂焼出しである。匂口は終始深く明るく冴え、刃縁は締まる。この共通の文法の上に、各工はおのおのの差を置く。井上真改は華やかな乱れを焼かず、よくつんだ精美な地に浅いのたれを帯びた沸深き直刃を本領とし、相州の郷義弘への意図的な写しにその沸の妙味を尽くして、大坂正宗と称された。津田助広は波濤のごとくうねる濤瀾刃を創始し、真改の小沸の直刃と並んで両大関と仰がれる。一竿子忠綱は揃った長足の丁子に簾刃の濤瀾を交え、何にもまして真の倶利迦羅や鯉の滝上りを刻んだ一竿子彫をもって分かたれる。河内守国助の家は丁子の旗頭で、二代中河内は握り拳の頭を戴く拳形丁子を創始して新刀一文字と賞され、その弟肥後守国康や四男国輝もこの石堂の丁子と津田風の濤瀾を担った。越後守包貞は助広に倣う濤瀾に片山乱れと文珠の砂流しを通わせ、貞則は師真改の沸深き直刃をよく継いだ。共通するのは明るい匂口と直ぐの焼出し、異なるのは真改の沈める沸、助広の濤瀾、国助一門の丁子という、地の上に置かれた手の差である。 収集家が大坂新刀を求める理由は、鑑定の勘所が明快で、主要工の格が高いことにある。明るく冴える大坂鍛えと、刃を起こす直ぐの焼出しという二つの見どころは、地と刃のいずれにも紛れなく現れて工と作域を定める手懸りとなり、真改の沸深き郷写し、忠綱の一竿子彫、中河内の拳形丁子といった各工独自の標識が、そこに重なって名を分かつ。一門の作はおおむね在銘年紀で、銘そのものが時の標識となるため、由緒の確かさをもって賞翫される。真改や助広や忠綱の最上手は市に現れることが稀で、現れれば一頭地を抜く出来事となるが、包貞・国助・国康・国輝のごとき名手の在銘作は、辛抱をもって相応に相見え、大坂新刀へ分け入る手近な入口を提供する。来歴の知られる作は谷干城や山内家、皇室の蔵を経て近代に伝わり、美術刀剣としての魅力は、真改の沸と助広の濤瀾が後世の刀鍛冶に及ぼした影響とともに、商都大坂が新刀期に成し遂げた一個の到達を今に伝える。

17名の刀工指定255口
主要刀工
刀工時代指定
真改1649-168279
忠綱1673-171753
包貞1673-168278
包貞1648-165210
國助1658-166310
大坂新刀流派を見る →
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十
十拳
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Bushido Antique Japanese Swords
特別保存
Wakizashi - Tokuho - by Shinto Tadatsuna - 粟田口近江守忠綱 脇差Wakizashi - Tokuho - by Shinto Tadatsuna - 粟田口近江守忠綱 脇差

脇差

作忠綱
57.1cm·Kanbun (1661-1673)
¥24,000
刀剣徳川
特別保存
Katana - Tokuho - by Shinto Tadatsuna - O47357(S1901) 刀 銘 粟田口一竿子忠綱 宝永元年五月日 黒呂色塗鞘打刀拵付Katana - Tokuho - by Shinto Tadatsuna - O47357(S1901) 刀 銘 粟田口一竿子忠綱 宝永元年五月日 黒呂色塗鞘打刀拵付

刀

作忠綱
71cm·Kanbun (1661-1673)
¥3,500,000
明倫産業
特別保存
Wakizashi - Tokuho - by Shinto Tadatsuna - 粟田口近江守忠綱 元禄七年八月日(一竿子忠綱)(吉田茂閣下の愛刀) Awataguchi Ominokami Tadatsuna(Ikkanshi)Wakizashi - Tokuho - by Shinto Tadatsuna - 粟田口近江守忠綱 元禄七年八月日(一竿子忠綱)(吉田茂閣下の愛刀) Awataguchi Ominokami Tadatsuna(Ikkanshi)

脇差

作忠綱
53.1cm·江戸
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忠綱の売約済み

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Wakizashi - by Shinto Tadatsuna - 銘 粟田口一竿子忠綱雕同作(良業物)Wakizashi - by Shinto Tadatsuna - 銘 粟田口一竿子忠綱雕同作(良業物)
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脇差

作忠綱
Kanbun (1661-1673)
売却済
銀座長州屋
Wakizashi - by Shinto Tadatsuna - 銘 粟田口近江守忠綱(良業物)Wakizashi - by Shinto Tadatsuna - 銘 粟田口近江守忠綱(良業物)
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脇差

作忠綱
Kanbun (1661-1673)
売却済
十拳
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Wakizashi - Tokuho - by Shinto Tadatsuna - 粟田口近江守忠綱Wakizashi - Tokuho - by Shinto Tadatsuna - 粟田口近江守忠綱
売切れ

脇差

作忠綱
48.3cm·Kanbun (1661-1673)
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Wakizashi - Tokuho - by Shinto Tadatsuna - Wakizashi [Awataguchi-oumi-no-kami Tadatsuna(Ikkanshi Tadatsuna)(Yoki-wazamono)] [N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon TokenWakizashi - Tokuho - by Shinto Tadatsuna - Wakizashi [Awataguchi-oumi-no-kami Tadatsuna(Ikkanshi Tadatsuna)(Yoki-wazamono)] [N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Token
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脇差

作忠綱
54.1cm·Kanbun (1661-1673)
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Katana - Tokuho - by Shinto Tadatsuna - 刀 粟田口近江守忠綱(一竿子忠綱)Katana - Tokuho - by Shinto Tadatsuna - 刀 粟田口近江守忠綱(一竿子忠綱)
売切れ

刀

作Shinto Tadatsuna
68.9cm·江戸
売却済
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特別保存
Wakizashi - Tokuho - by Shinto Tadatsuna - 脇差 粟田口一竿子忠綱 / Wakizashi Awataguchi Ikkanshi TadatsunaWakizashi - Tokuho - by Shinto Tadatsuna - 脇差 粟田口一竿子忠綱 / Wakizashi Awataguchi Ikkanshi Tadatsuna
売切れ

脇差

作忠綱
53.3cm·江戸
売却済
銀座誠友堂
保存
Katana - Hozon - by Shinto Tadatsuna - 刀 粟田口近江守忠綱(一竿子忠綱・良工)日本美術刀剣保存協会 保存刀剣Katana - Hozon - by Shinto Tadatsuna - 刀 粟田口近江守忠綱(一竿子忠綱・良工)日本美術刀剣保存協会 保存刀剣
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刀

作忠綱
69.3cm·Kanbun (1661-1673)
売却済
銀座誠友堂
特別保存
Wakizashi - Tokuho - by Shinto Tadatsuna - Wakizashi [Awataguchi Omi-no-kami Tadatsuna(Ikkanshi Tadatsuna)(Yoki-wazamono)][N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon TokenWakizashi - Tokuho - by Shinto Tadatsuna - Wakizashi [Awataguchi Omi-no-kami Tadatsuna(Ikkanshi Tadatsuna)(Yoki-wazamono)][N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Token
売切れ

脇差

作忠綱
45.4cm·Kanei (1624-1644)
売却済

大坂新刀派の作

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特別保存
Wakizashi - Tokuho - by Shinto Tadatsuna - 脇差[粟田口近江守忠綱(一竿子忠綱)(良業物)][日本美術刀剣保存協会]特別保存刀剣Wakizashi - Tokuho - by Shinto Tadatsuna - 脇差[粟田口近江守忠綱(一竿子忠綱)(良業物)][日本美術刀剣保存協会]特別保存刀剣

脇差

作忠綱
54.1cm·江戸
¥1,500,000
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¥1,200,000
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53.6cm·Enpo (1673-1681)
¥1,900,000
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開始価格¥650,000
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¥350,000
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¥2,700,000
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作忠綱
61.1cm·Kanei (1624-1644)
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Daisho - Tokuho - by Shinto Kuniyasu - 肥後守国康 - 2-1741Daisho - Tokuho - by Shinto Kuniyasu - 肥後守国康 - 2-1741

大小

作國康
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¥2,640,000

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一竿子忠綱は名を浅井万太夫といい初代忠綱の子。初めは父と同じ近江守忠綱と切り、元禄二年以降(1690~)は一竿子忠綱と号す。津田助広や井上真改と共に大阪新刀を代表する一人で、上々作・良業物刀工として人気ある。 本作は身幅のあるガッシリとした忠綱で、棒樋を深く掻いて体配を引き締める。刃文は細やかな互の目丁子で、刃縁には砂流しや金筋が刃中全体に働いて大変華やか。地鉄は大阪物らしい詰んだ小板目肌で、帽子は小丸に返っている。茎は一寸程磨上られるが銘はすべて残り、一竿子を名乗る前の天和から元禄頃の作とわかる。総体的に健全で、特に見所多い刃文は見飽きない。 付属の拵は黒呂鞘に卯の花色の柄前が上品。赤銅七々子地千鳥水車図縁頭に同じく水車図目貫。鐔は緻密な武者絵に感心する屋島の戦いで藻柄子宗典在銘。小柄笄は菅原道真図が仕込まれて華やいでいる。

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刀剣›大坂新刀›忠綱›脇差/粟田口近江守忠綱 裏/浅井氏
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忠綱

脇差/粟田口近江守忠綱 裏/浅井氏

在銘 · 寛文 · 長さ 48.3cm · 反り 0.8cm

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法量・詳細
刀工
忠綱
種別
脇差
流派
Osaka Shinto
活動期
1673–1717年頃(Kanbun)
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摂津
銘
在銘(在銘率 98%)
法量
長さ 48.3cm反り 0.8cm元幅 3.2cm先幅 2.2cm重ね 0.7cm
説明

一竿子忠綱は名を浅井万太夫といい初代忠綱の子。初めは父と同じ近江守忠綱と切り、元禄二年以降(1690~)は一竿子忠綱と号す。津田助広や井上真改と共に大阪新刀を代表する一人で、上々作・良業物刀工として人気ある。 本作は身幅のあるガッシリとした忠綱で、棒樋を深く掻いて体配を引き締める。刃文は細やかな互の目丁子で、刃縁には砂流しや金筋が刃中全体に働いて大変華やか。地鉄は大阪物らしい詰んだ小板目肌で、帽子は小丸に返っている。茎は一寸程磨上られるが銘はすべて残り、一竿子を名乗る前の天和から元禄頃の作とわかる。総体的に健全で、特に見所多い刃文は見飽きない。 付属の拵は黒呂鞘に卯の花色の柄前が上品。赤銅七々子地千鳥水車図縁頭に同じく水車図目貫。鐔は緻密な武者絵に感心する屋島の戦いで藻柄子宗典在銘。小柄笄は菅原道真図が仕込まれて華やいでいる。

作者について

忠綱

Awataguchi (Ikkanshi) Tadatsuna, Osaka Shinto (Settsu) · 摂津 · 1673-1717頃

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一竿子忠綱は二代粟田口近江守忠綱、初代近江守忠綱の子で、元禄期を代表する大坂の刀工の一人である。説明書は、通称を万太夫といい、父を継いで二代目の近江守を受領し、粟田口国綱の後裔と称して銘に粟田口を冠し、元禄二年頃より一竿子と号し始めたと記す。当時の大坂を代表する工の一人で、その作はまさに「地刃の華麗と彫刻の装飾美を以て名高い」[[c:1]]。初期の作風は父に近く、その記録の中心は、自らの彫の場を兼ねた身幅広い在銘年紀の刀にある。

本工の特色はまず刃文に読まれる。よくつんだ小板目に、元を直ぐの焼出しに起こし、相関わる二様を焼く。古く受け継いだものは、焼頭のよく揃った足の長い丁子で、初代の得意とした作域そのものであり、長い丁子の足が入り、その足を砂流し・金筋が切って入る。説明書は本工を「父に優る名手で」と評し、その違いを的確に指す。初代の丁子が揃って堂々たるのに対し、二代は匂深く、匂口明るく、小沸のよくつくところで、これを出藍すなわち藍より出でて藍より青しと呼ぶ。

円熟の最も個性的な手は濤瀾乱れ、すなわち収集家のいう簾刃である。説明書はこれを津田助広の系に結びつけ、ある脇指において「得意の津田風の濤欄刃をやき」[[c:3]]と記す。よくつんだ小板目に地沸が微塵に厚くつき地景細かに入る地に、浅いのたれを基調として互の目・丁子風を交え、これが大きく波打って濤瀾となり、なお長い丁子の足が入り、匂深く小沸厚くつき、砂流し・金筋頻りにかかり、匂口明るく冴える。帽子は浅くのたれ込んで小丸、掃きかける。穏やかな直刃も数口に残り、三つの面のうち最も静かで稀なもので、同じ明るい小板目の地に焼かれる。

その地鉄は三様すべての底に変わらず通う。鍛えはよくつみ細かによくつんだ小板目で、地沸が厚く、最上手には微塵につき、細かな地景が地を走り、地鉄は明るく冴える。素朴な地ではなく、よく出来た大坂の地であり、刃も彫もこの地の上に置かれる。剣書は本工の作域を、初代に倣う揃った丁子、濤瀾、そして稀な直刃とし、いずれも大坂の長い直ぐの焼出しより起こすとする。

地刃のいずれの特徴にもまして本工を分かつのは彫である。説明書はその刀身彫刻を一竿子彫として賞玩し、「出藍の誉高く」、また「殊に刀身彫刻は巧みで一竿子彫として賞玩されている」[[c:5]]と記す。櫃中に真の倶利迦羅を浮彫にし、梅倶利迦羅、玉追龍、そして鯉の滝上りを彫った。鯉の滝上りは本工が初めて試みたものと思われ、説明書は「同作中でも本刀以外には未見である」[[c:6]]とする。彼は大坂の彫物師藤田通意と関係が深く、「彫同作」と添銘して彫を自身の手と示した。これは初代には全く見られないところで、新刀彫刻に一種の型をつくったものである。

収集の観点では、一竿子忠綱は大坂新刀の主要な名跡で、その作はなお求め得るが、最上のものは商われるより蔵される。藤代の極めは上々作。国宝はなく、その記録は重要刀剣に数多く、特別重要刀剣に数口が及び、長銘の大太刀は重要文化財に達する。説明書はある特別重要刀剣の刀を、最も油ののった時代の代表作で地刃の出来に優れるとし、その一竿子彫を一段と見事とする。特別重要刀剣・重要刀剣の級にはおよそ五十二口が立ち、京都国立博物館に蔵される一口があり、浅井家に伝来した記録のある一口がある。在銘年紀で数も相応に残るため、忠綱は同格の大坂の名手のうちでは比較的世に出やすいが、自らの一竿子彫を帯びた年紀の刀は出れば見ものであり、鯉と倶利迦羅を本工自身が彫った最上のものは、大坂彫刻の極盛を語る証である。

歴史的重要度

忠綱の位置づけを、日本刀全体および伝統・時代・時期ごとに示します。各位(随一・屈指・有数・著名)は、NBTHK および文化庁による指定に加え、三作や名物帳などの歴史的栄誉を加味したものです。

随一
随一
屈指
屈指
有数
有数
著名
著名

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指定の実績
指定53口
重要文化財
1
特別重要刀剣
3
重要刀剣
49
忠綱の作 3点が現在販売中→
忠綱 — 詳細Awataguchi (Ikkanshi) Tadatsuna, Osaka Shinto (Settsu)派

年紀作

在銘年紀作が示す、確実に活動していた年代

活動期間
1685–1708推定期間:1673–1717
指定品51点のうち31点に年紀あり
1680
1690
1700
1710
流派について

大坂新刀

新刀 · 摂津

現在73点販売中

›

大坂新刀は、商都大坂を本拠として江戸前期から中期にかけて興隆した摂津の一門である。その草創は京の堀川一門にあり、堀川国広の門に学んだ和泉守国貞、親国貞こと国貞と河内守国助とが、慶長十九年に師の没した後そろって大坂へ下り、この地に鍛刀の家を興した。国助は伝に伊勢国の出にして石堂の流れを汲み、堀川より受け継いだ枯れた肌合とともに、古備前を慕う石堂の丁子をこの地にもたらした。そこへ大和文殊系の包保・包道に承けた越後守包貞が摂州に居を構え、肥後菊池より出て井上真改の門を叩いた貞則のごとき遊歴の工も加わって、堀川と石堂と文殊の脈が大坂の地で一つの作域に結ばれていった。やがて親国貞の子真改、津田越前守助広、一竿子忠綱らがあらわれ、寛文・延宝・元禄の頃にこの一門は最も華やぐ。 一門の作風は、まず明るく冴える大坂鍛えに標識を持つ。鍛えはよくつんだ無地風の小板目で、地沸が微塵に厚くつき、地景が細かにさかんに入り、鉄色は明るく潤う。その地の上に、刃区を直ぐに焼き出し、その上から己の刃文を起こすのが一門に通じる約束で、収集家のいう大坂焼出しである。匂口は終始深く明るく冴え、刃縁は締まる。この共通の文法の上に、各工はおのおのの差を置く。井上真改は華やかな乱れを焼かず、よくつんだ精美な地に浅いのたれを帯びた沸深き直刃を本領とし、相州の郷義弘への意図的な写しにその沸の妙味を尽くして、大坂正宗と称された。津田助広は波濤のごとくうねる濤瀾刃を創始し、真改の小沸の直刃と並んで両大関と仰がれる。一竿子忠綱は揃った長足の丁子に簾刃の濤瀾を交え、何にもまして真の倶利迦羅や鯉の滝上りを刻んだ一竿子彫をもって分かたれる。河内守国助の家は丁子の旗頭で、二代中河内は握り拳の頭を戴く拳形丁子を創始して新刀一文字と賞され、その弟肥後守国康や四男国輝もこの石堂の丁子と津田風の濤瀾を担った。越後守包貞は助広に倣う濤瀾に片山乱れと文珠の砂流しを通わせ、貞則は師真改の沸深き直刃をよく継いだ。共通するのは明るい匂口と直ぐの焼出し、異なるのは真改の沈める沸、助広の濤瀾、国助一門の丁子という、地の上に置かれた手の差である。 収集家が大坂新刀を求める理由は、鑑定の勘所が明快で、主要工の格が高いことにある。明るく冴える大坂鍛えと、刃を起こす直ぐの焼出しという二つの見どころは、地と刃のいずれにも紛れなく現れて工と作域を定める手懸りとなり、真改の沸深き郷写し、忠綱の一竿子彫、中河内の拳形丁子といった各工独自の標識が、そこに重なって名を分かつ。一門の作はおおむね在銘年紀で、銘そのものが時の標識となるため、由緒の確かさをもって賞翫される。真改や助広や忠綱の最上手は市に現れることが稀で、現れれば一頭地を抜く出来事となるが、包貞・国助・国康・国輝のごとき名手の在銘作は、辛抱をもって相応に相見え、大坂新刀へ分け入る手近な入口を提供する。来歴の知られる作は谷干城や山内家、皇室の蔵を経て近代に伝わり、美術刀剣としての魅力は、真改の沸と助広の濤瀾が後世の刀鍛冶に及ぼした影響とともに、商都大坂が新刀期に成し遂げた一個の到達を今に伝える。

17名の刀工指定255口
主要刀工
刀工時代指定
真改1649-168279
忠綱1673-171753
包貞1673-168278
包貞1648-165210
國助1658-166310
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53.1cm·江戸
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