日本刀 銘:周防国住人永弘(慶応二年八月日) 彫同作 甲種特別貴重刀剣認定書付属 【解説】 概要 本作は、幕末の慶応二年(1866年)八月に周防国住人永弘によって制作された一振りです。銘には「彫同作」とあり、刀身の彫刻も作者自らが手掛けたことを示しています。永弘は現在の山口県にあたる周防国を拠点に活動した刀工です。 彼は当初、備前長船の巨匠、横山加賀介祐永の門下で修行を積みました。師より卓越した技術を継承した後、周防国へ移り、万延から明治初期(1860-1872年頃)にかけて活躍しました。幕末の長州藩(山口県)を代表する名工の一人であり、名門・毛利家に仕えたお抱え鍛冶としても知られています。 師:横山加賀介祐永について 師である備前長船住祐永は、幕末の備前国を代表する極めて著名な刀工です。横山祐平の次男として生まれ、備前(現在の岡山県)の横山派を継承し、その長となりました。自らを備前古作の名門「友成五十六代孫」と称しています。天保四年(1833年)には「加賀介」を受領。その卓越した技量が認められ、菊紋の銘を刻むことを許された名工です。 彫物について 本作の刀身には、見事な「倶利伽羅龍(くりからりゅう)」の彫刻が施されています。これは不動明王が右手に持つ「倶利伽羅剣」を象徴したものです。不動明王は密教の主尊である大日如来の化身とされ、剣に巻き付く龍の姿は、人々の煩悩である「三毒(貪・瞋・癡)」を断ち切る強い法力を表しています。 龍は古来より万能の吉祥文様として日本人に愛されてきました。また、裏側には不動明王を象徴する梵字が彫り込まれています。不動明王は「戦勝の神」としても武士の間で深く信仰され、武運長久を願って刀身や甲冑の意匠に好んで用いられました。 【刀身諸元】 刃長(長さ):68.2 cm 反り:0.9 cm 刃文:焼入れによって刃先に現れる結晶構造 地紋(地肌):鍛錬の過程で現れる鋼の表面模様 茎(なかご): 刀身の柄に収まる部分です。職人が残した黒錆は、内部の赤錆を防ぐ重要な役割を果たします。茎の経年変化(錆色)は、専門家が制作年代を特定する際の重要な指標となります。 彫物:倶利伽羅龍、梵字 鎺(はばき): 刀身が鞘の内部で接触するのを防ぎ、錆や欠けから守るための金具です。 鑑定書 日本美術刀剣保存協会(NBTHK)発行:甲種特別貴重刀剣認定書 本作には、昭和53年(1978年)2月5日に日本美術刀剣保存協会より交付された「甲種特別貴重刀剣認定書」が付属します。これは同協会の旧規定による鑑定書であり、本作の真作性と価値を証明するものです。ご購入者様には、この原本をお渡しいたします。














周防 · 1865-1868頃
刀剣大鑑 上位60%
現在6点販売中
本作はNBTHKの旧鑑定書(貴重・特別貴重)を有しますが、これらは現在発行されておらず、信頼性に欠けるとされています。極めを確認するには、公的な鑑定機関(NBTHK・NTHKなど)への再提出による現代の鑑定をご検討いただけます。
Returns/exchanges limited to defects caused by shipping (except willful misconduct or gross negligence by the company); customers must contact within 72 hours of receiving the product.
日本刀 銘:周防国住人永弘(慶応二年八月日) 彫同作 甲種特別貴重刀剣認定書付属 【解説】 概要 本作は、幕末の慶応二年(1866年)八月に周防国住人永弘によって制作された一振りです。銘には「彫同作」とあり、刀身の彫刻も作者自らが手掛けたことを示しています。永弘は現在の山口県にあたる周防国を拠点に活動した刀工です。 彼は当初、備前長船の巨匠、横山加賀介祐永の門下で修行を積みました。師より卓越した技術を継承した後、周防国へ移り、万延から明治初期(1860-1872年頃)にかけて活躍しました。幕末の長州藩(山口県)を代表する名工の一人であり、名門・毛利家に仕えたお抱え鍛冶としても知られています。 師:横山加賀介祐永について 師である備前長船住祐永は、幕末の備前国を代表する極めて著名な刀工です。横山祐平の次男として生まれ、備前(現在の岡山県)の横山派を継承し、その長となりました。自らを備前古作の名門「友成五十六代孫」と称しています。天保四年(1833年)には「加賀介」を受領。その卓越した技量が認められ、菊紋の銘を刻むことを許された名工です。 彫物について 本作の刀身には、見事な「倶利伽羅龍(くりからりゅう)」の彫刻が施されています。これは不動明王が右手に持つ「倶利伽羅剣」を象徴したものです。不動明王は密教の主尊である大日如来の化身とされ、剣に巻き付く龍の姿は、人々の煩悩である「三毒(貪・瞋・癡)」を断ち切る強い法力を表しています。 龍は古来より万能の吉祥文様として日本人に愛されてきました。また、裏側には不動明王を象徴する梵字が彫り込まれています。不動明王は「戦勝の神」としても武士の間で深く信仰され、武運長久を願って刀身や甲冑の意匠に好んで用いられました。 【刀身諸元】 刃長(長さ):68.2 cm 反り:0.9 cm 刃文:焼入れによって刃先に現れる結晶構造 地紋(地肌):鍛錬の過程で現れる鋼の表面模様 茎(なかご): 刀身の柄に収まる部分です。職人が残した黒錆は、内部の赤錆を防ぐ重要な役割を果たします。茎の経年変化(錆色)は、専門家が制作年代を特定する際の重要な指標となります。 彫物:倶利伽羅龍、梵字 鎺(はばき): 刀身が鞘の内部で接触するのを防ぎ、錆や欠けから守るための金具です。 鑑定書 日本美術刀剣保存協会(NBTHK)発行:甲種特別貴重刀剣認定書 本作には、昭和53年(1978年)2月5日に日本美術刀剣保存協会より交付された「甲種特別貴重刀剣認定書」が付属します。これは同協会の旧規定による鑑定書であり、本作の真作性と価値を証明するものです。ご購入者様には、この原本をお渡しいたします。














周防 · 1865-1868頃
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本作はNBTHKの旧鑑定書(貴重・特別貴重)を有しますが、これらは現在発行されておらず、信頼性に欠けるとされています。極めを確認するには、公的な鑑定機関(NBTHK・NTHKなど)への再提出による現代の鑑定をご検討いただけます。
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