説明

刀剣番号:AS26241(委託販売品) 脇差:拵え入り(NBTHK 特別貴重刀剣) 銘文:無銘(兼元) 切付銘あり 「皇統綿二」以下十五字 「陰陽生日」以下二十一字 (刀剣の格付け:最上作、上々作、上作、普通作) 本作は無銘(兼元)として「上作」にランクされる作品です。 ハバキ:銅一重ハバキ 長さ:42.7 cm (1尺4寸1分) 反り:0.9 cm (3分) 目釘穴:1個 元幅:2.73 cm 先幅:1.80 cm 重ね:0.60 cm 刀身重量:345 グラム 時代:室町時代後期 体配:磨上げ、区送り。身幅は標準的で、反り適度につき、大切っ先となる。 地鉄:良質な精良な地鉄。 刃文:互の目乱れに、やや丸みを帯びた三本杉を焼く。兼元を写した作と思われる。 特徴:無銘ながら地鉄は兼元を彷彿とさせる良質なもので、刃文も三本杉の特色をよく再現しております。出来映えの優れた一振りです。 拵: 鍔:角形鉄地、雁金文透し。 縁頭:赤銅魚子地、竹に虎の図を高彫りし、金色絵を施す。 鞘:茶色印籠刻鞘。 目貫:赤銅地、龍の図を高彫りし、金色絵を施す。 小柄:赤銅魚子地、牛の図を高彫りし、金色絵を施す。小刀付き。 (NBTHK 特別貴重刀剣) 葵美術評価鑑定書:全身押し形 ※送料は価格に含まれておりません。 オークション開始価格:350,000円

Wakizashi:Mumei(Unsigned) (Kanemoto) with kiritsuke-mei inscription. “Koto Menni” followed by 15 characters. (NBTHK Tokubetsu Kicho Token)(Consignment sale)
売切れ
Tokubetsu Kichō歴史的認定(1982年以前)売切れ

Wakizashi:Mumei(Unsigned) (Kanemoto) with kiritsuke-mei inscription. “Koto Menni” followed by 15 characters. (NBTHK Tokubetsu Kicho Token)(Consignment sale)

脇差

売却済

世界81社の刀剣商を横断追跡 · 価格履歴 · 売却アーカイブ

刀工

Kanemoto

時代

Muromachi

仕様

長さ

42.7 cm

反り

0.9 cm

元幅

2.73 cm

先幅

1.8 cm

作者について

Kanemoto兼元

1 重要美術品2 御物27 重要刀剣

室町時代後期の美濃鍛冶のうち、説明書は兼定と並べて兼元を関の伝統の代表の一人に挙げる。名は数代が継いだが、最も技術的にすぐれているのは二代、すなわち世上「孫六兼元」と呼ばれる工であり、その力強い二字銘の作が鑑定の基準をなす。本工は美濃赤坂に住し、家は孫六を代々の通称とした。明応・永正の年紀を伴う「濃州赤坂住兼元」の長銘は初代を確定し、二字銘の作はこの賞翫される二代の手と読まれる。二字銘で年紀のある作は調査されておらず、ゆえに説明書はその極めを年紀ではなく銘振りと刃文に拠らせ、各代の区別がなお確定していないことを率直に記す。 その手はまず刃文に読まれる。見どころは「三本杉」、本工がその創始を帰される尖り互の目の刃文で、尖った互の目を密に連れて焼く。説明書が作ごとに立ち返るのは、二代がこれを規則正しい三つ並びに整わせない点である。すなわち「二代は互の目の頭が処々丸みをおびて変化を見せ、画一的でないのが特色である」。刃は焼に高低を見せて行草に乱れ、三つのほかに「二本杉・四本杉・五本杉」へと崩れる。後代の兼元が鋭角的で幾何学的になるのに対してである。足よく入り、匂口は匂勝ちに明るく、砂流しかかり、上手の作には金筋・湯走り・飛焼が集まる。ある説明はある刀を「同作中でも一段と行草に乱れた三本杉」と評して際立たせる。 その刃の下にあるのが美濃の不変の地鉄である。杢を交えた板目が柾に流れてやや肌立ち、地沸細かにつき地景入り、その上に関の鉄らしい白け映りが立ち、美濃刀を示す淡い映りとなる。帽子は刃に応じ、乱れ込んで地蔵風の小丸となり、返りはしばしば倒れ、先に掃きかける。姿は豪壮で実用に即した末関の刀である。身幅やや広く先反りつよく中鋒の延びた鎬造の刀、三ツ棟・内反りの平造短刀が見られる。 すべての作が三本杉を保つわけではない。数口はこれを離れて静かな直刃を焼く。説明書はこれを常態ではなく幅の証として扱い、ある刀について「兼元には稀な直刃を焼いている」と記す。大永七年・享禄二年といった年紀がこれらの作に付き、ほかに乏しい年紀を補う。直刃の短刀の一口は来写しと極められ、京物を写して「兼之を想わせる」、姿態も地刃も典雅である。説明書は来写しの工の見どころが帽子の倒れる点にあるとし、本作にもそれが窺われると添える。彫物は本工には珍しく、殊に梵字は稀で、一口の脇指に見えるのみである。 二代を分かつものは、それゆえ借り物の比較ではなく本工自身の作から引かれる。型にはまらぬ丸みをおびた行草の三本杉、関の地鉄の上の明るい匂口、そして倒れる地蔵風の帽子である。説明書は本工をしばしば末関の代表刀工の筆頭に置き、個々の作を孫六兼元の典型且つ出色の出来と称し、規則正しい幾何学的な三本杉を本工の後に立つ後代の標と読む。その作は華やかさのみならず健全さでも貴ばれ、地刃は明るく冴え、現存作の多くが健全であることもまた一つの美点として記される。 藤代の極めは上々作。国宝・重要文化財・特別重要刀剣はなく、その記録は重要刀剣の級を通じ、その数二十七口を数える。うち一口の刀は、姉川の戦で真柄真隆を討ったと伝える青木兼元として重要美術品に指定され、さらに二口の刀が御物として伝わる。来歴は切れる刀を尊んだ武家の連なりである。越前松平家、柳生家、谷干城、そして金象嵌銘によって一口に笹露兼元の号を与える槙嶋監物昭重がこれを蔵した。この作のほとんどが秘蔵の級に入らないため、在銘の孫六兼元は真に著名な古刀の名のうちでは比較的入手し得るものに属するが、来歴の確かな健全な二字銘の佳品が世に出るのは時折に過ぎず、出会えば収集家にとって注目すべきものである。

刀剣商

葵美術

aoijapan.com

売切れ