T532. 木目鉄鐔。土手耳で 6.6 x 7.1 x .5 cm。中心穴は .8 x 2 cm。 以前の所有者はこれを二子山としていました。彼は私よりも知識があるので、それに従いたいと思います。 二子山範亮は江戸時代後期に活動し、名作の写しを多く制作したほか、自らの作品も残しました。 精巧な彫りと優れた木目、状態は非常に良く、もちろん耳には折り返しの跡が見られます。










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鐔工 · 尾張
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鐔工 · 尾張
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尾張透鐔は京透鐔と共に透鐔の双璧と称され、室町時代前期から中期頃にその制作が始まり、江戸時代まで長きに亘って制作が続いた。尾張国(現在の愛知県西部)を本拠とするこの鐔工集団は、室町時代末期から桃山時代にかけて最盛期を迎え、格調高い鉄透鐔の優品を数多く世に送り出した。代表的な作者として山吉(山坂吉兵衛)や法安が知られ、銘文には「山坂吉兵へ」「山吉兵へ」等と刻されたものがあり、数代に亘って名跡が継承されたと推される。江戸時代に入る頃から次第に本来の尾張鐔の良さが失われていくが、成熟期の作品には透鐔の王者と賞賛されるに相応しい風格が認められる。 尾張透鐔の作風は、京透鐔の繊細優美に対し、力強さを秘めた風雅を持味とする。鉄の鍛えが勝れ、焼手仕上げによる深く厚い紫錆が実に美しく、耳には粒状・塊状・線状のあらゆる鉄骨が頻りに働いて独特の雅味を醸し出す。肉置は僅かに中窪とし、中低外高の造形に貫禄があり、角耳小肉の耳にあらわれた鉄骨も重要な見どころである。意匠には大別して二系統があり、花弁・松葉・沢瀉茗荷・蕨手など文様透鐔と、鯰図・宇津の山図・蟹図など切羽台を取り入れた大胆な絵風透鐔が制作された。絵風尾張鐔では鯰を下半にどっしりと置き、上半は髭と水藻を軽やかに配するなど、風格と瓢逸味を兼備した構図の妙が絶賛される。 尾張透鐔の優品は堂々とした大振りの造り込みを特徴とし、槌目風の平地に雁金と環、抱茗荷と柊・杏葉、網目文など変化に富んだ透かしを施す。櫃孔は大きく円形に取られ力強く、太目の耳と透しの文様の細い線との釣り合いがよい。鉄味の妙味と共に野趣に富み、枯淡な趣を醸し出す作風は、単に幾何学的な透しにも洗練味が認められ、他の追随を許さない独壇場を築いた。とろけるような焼手を施した堅実な鍛えの鉄味は、時に非況の作と評される大胆な意匠と相俟って、数寄者に広く歓迎される所以となっている。尾張透の洗練された格調高さは、鉄透鐔における最高峰の一角を占める。 詳しく見る →
| 刀工 | 時代 | 指定 |
|---|---|---|
| 信家 | — | 56 |
| 彦右衛門 | — | 0 |
| 克明 | — | 0 |
| 重正 | — | 0 |
| 則亮 (Norisuke/Koreyoshi | — | 0 |
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