0円 (税込)


脇物 · 筑前
現在10点販売中
南北朝期の筑前国には左文字派と金剛兵衛派の二大流派が並存した。金剛兵衛派は福岡を拠点とし、同時代の左文字派とは異なる作風を示す。現存する有銘作には室町期を遡るものは見られず、最も古い紀年作として「筑州冷泉貞盛 正平廿五一月日」[[c:1]]銘の短刀(重要美術品)が知られる。貞盛作に見られる地刃の大和気質は、この派の成立に大和鍛冶の影響があったことを示唆している。 鍛えは大板目に板目を交え、処々大杢目が混じり、刃寄りに僅かに流れ肌を交えて柾となる。総体に肌立ちごころで、地沸がつき、かな色はやや黒みがかって濁りを帯びる。刃文は細直刃を基調とし、僅かに浅くのたれをおび、小互の目ごころの刃を交える。小足が入り、匂口は締まりごころに小沸がよくつく。刃縁はほつれ、ささやかながら砂流しや金筋が地刃にまたがって現れる。九州独特のかな味を示しつつ、匂口がやや沈みごころとなる点にこの派の特色がある。 現存する金剛兵衛派の古作は、いずれも大磨上げの無銘品として「古金剛兵衛」と極められている。身幅が広く、反りが浅くつき、中鋒から大鋒となる南北朝期の体配を示し、棒樋や棒樋に添樋を施した例が多い。質実にして力強い姿形を備え、地景が頻りに入った地がねと、細直刃ながら変化に富んだ刃文は見どころが多く、鎌倉末期から南北朝期における筑前鍛冶の優れた作例として評価されている。
保存刀剣のうち、出来が一層優れ、保存状態も良好と認められたものです。再刃や、室町・江戸期の多くの無銘作は対象外となり、保存刀剣より高い基準が課されます。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイト返品の意思を商品到着日の翌日までに必ずメールもしくはファックスでご連絡ください。返品送料及び保険金額、返金振込手数料はお客様のご負担とさせていただきます。
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南北朝期の筑前国には左文字派と金剛兵衛派の二大流派が並存した。金剛兵衛派は福岡を拠点とし、同時代の左文字派とは異なる作風を示す。現存する有銘作には室町期を遡るものは見られず、最も古い紀年作として「筑州冷泉貞盛 正平廿五一月日」[[c:1]]銘の短刀(重要美術品)が知られる。貞盛作に見られる地刃の大和気質は、この派の成立に大和鍛冶の影響があったことを示唆している。 鍛えは大板目に板目を交え、処々大杢目が混じり、刃寄りに僅かに流れ肌を交えて柾となる。総体に肌立ちごころで、地沸がつき、かな色はやや黒みがかって濁りを帯びる。刃文は細直刃を基調とし、僅かに浅くのたれをおび、小互の目ごころの刃を交える。小足が入り、匂口は締まりごころに小沸がよくつく。刃縁はほつれ、ささやかながら砂流しや金筋が地刃にまたがって現れる。九州独特のかな味を示しつつ、匂口がやや沈みごころとなる点にこの派の特色がある。 現存する金剛兵衛派の古作は、いずれも大磨上げの無銘品として「古金剛兵衛」と極められている。身幅が広く、反りが浅くつき、中鋒から大鋒となる南北朝期の体配を示し、棒樋や棒樋に添樋を施した例が多い。質実にして力強い姿形を備え、地景が頻りに入った地がねと、細直刃ながら変化に富んだ刃文は見どころが多く、鎌倉末期から南北朝期における筑前鍛冶の優れた作例として評価されている。
保存刀剣のうち、出来が一層優れ、保存状態も良好と認められたものです。再刃や、室町・江戸期の多くの無銘作は対象外となり、保存刀剣より高い基準が課されます。
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