刀剣番号:24556 刀:白鞘入り(日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣)(特別貴重刀剣認定書写し付)(折紙付) 銘:無銘(雲重) 中古刀:良武者:上作:備前 当社では刀工の出来映えを最高作、上々作、上作、普通作の四段階に分類しております。 本作は無銘(雲重)と極められた作品で、出来映えとしては上々作にランクされる逸品です。 ハバキ:金着二重ハバキ 長さ:2尺2寸1分5厘(67.1 cm) 反り:6分5厘(1.97 cm) 目釘穴:3個 元幅:3.01 cm 先幅:2.07 cm 重ね:0.55 cm 刀身重量:615 g 時代:南北朝時代、貞治頃(1362–1368年) 体配:身幅が広く重ね厚く、表裏に棒樋と添樋を掻き通す。反り深く、姿の整った美しい体配。 地鉄:板目肌に木目肌が交じり、映りが鮮明に現れる。 刃文:沸出来の直刃調に小足が入り、帽子は大丸に返る。 特徴:備前国御津郡鵜飼の地に、鎌倉末期から南北朝期にかけて活躍した雲生、雲次、雲重らの一派を鵜飼派(または宇甘派)と呼び、その銘に「雲」の字を冠することから「雲類」と総称されます。 その作風は一般的な備前伝とは一線を画し、山城伝や青江派、さらには大和伝の特色を帯びるのが特徴です。特に地鉄は板目に木目が交じり、鮮やかな映りが立ち、帽子が丸く返る点に本派の特色が顕著に示されています。 歴史背景:鎌倉末期から南北朝時代にかけては戦乱が頻発した時期であり、実戦を意識した力強い太刀が多く制作されました。 日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣鑑定書 特別貴重刀剣認定書(写し) 折紙 葵美術評価鑑定書:全身押形 価格:1,750,000円(消費税、送料込) ご注文フォーム 関連作品: 太刀:守弘(第22回重要刀剣) 刀:越後守包貞
Certificate reading — 無銘(雲重)
無銘 · Un · 南北朝 · 長さ 67.1cm · 反り 1.97cm






備前伝 · 備前
現在9点販売中
備前国宇甘庄、後に鵜飼とも書かれた地に、鎌倉時代末期から南北朝時代にかけて、名に皆「雲」の字を冠する刀工の一群が住した。その居住地から宇甘派あるいは鵜飼派と呼ばれ、銘字の特徴から雲類とも称される。一派の事実上の祖は雲生で、これに雲次、雲重が続く。銘鑑は雲次を雲生の子あるいは弟と伝え、雲重を二代雲生の子とする。雲生には年紀作が現存せず、一派の年代の拠り所はもっぱら雲次の正和・文保・建武の年紀作にあり、雲重に至って文和・貞治・応安の年紀が加わる。雲生・雲次の代に京に上って山城鍛冶に学び、後醍醐天皇の御番鍛冶を勤めたと伝え、雲次には茎に十六葉の菊花紋を刻した太刀があって、宮中との関係を考えさせる稀有な作とされる。その作風は同時代の長船本流と趣を異にし、備前伝の中に山城風が混在し、隣国備中青江派の影響も少なからず受けて、備前物中異色の存在と評される。 作風はいずれも直刃を基調とする点で一致し、これが丁子を焼く長船本流との分かれ目となる。太刀姿は身幅尋常で反りが輪反りごころとなり、同時代の長船物が腰反りを呈するのに対し均整のとれた反り格好を示して京風を帯び、生ぶのものには踏張りが残る。刃文は細直刃ないし中直刃に小互の目・小丁子・小乱れを交え、足・葉がよく入って青江風に逆がかり、処々に角張る刃や陰の尖り刃を見せる。匂口は締まりごころに小沸つき、時に沈みごころとなって金筋・砂流し・ほつれがかかる。帽子は丸く返って尖らず、これを雲類の見どころとする。鍛えは板目に杢を交えてやや肌立ち、約んだものは小板目となり、地沸つき地景細かに入って鉄色はやや黒みがかる。地には指の腹で押したような黒い地斑の映りが立ち、これを同派独特の見どころとする。銘は棟寄りに切り、「生」「次」等の銘字に逆鏨を用いるのが一派共通の手癖である。もっとも三工の間には差異もあり、雲生は焼きが低く働きがやや寂しく、雲次は焼幅広く沸強く足・葉が目立ち、雲重は大和の風情を加味してほつれ・喰違刃・打のけを交え、最も傾いた作では鍛えが殆ど柾となって帽子が焼詰めとなる。 鑑定の勘所は、まず一派が備前物の中で最も京物に近いという座標にある。直刃は来物の格に達して紛れることがあり、足は青江風に逆がかり、年紀のある静かな直刃の作はしばしば一見青江に紛れる。しかも地には鮮明な乱れ映りが立って生国備前の趣が濃く、青江気質を帯びた作でも帽子は丸く返るところに同派の証が残る。派内の見分けは焼きをもって分かたれ、雲生の力強い作は雲次に近づき、雲重は相伝の影響を受けてこれを南北朝へと押し進めた。一派は薙刀の製作にも巧みで、雲次・雲重と極められた無銘の薙刀直しが少なからず存し、直しに際して鋒の棟を削いだため帽子が自然焼詰めとなり、薙刀樋に添樋の彫が残ることが多い。主要工としては、一派の祖にして焼き低く京物に近い作風を示す雲生、正和以下の年紀作を遺して一派の年代を支え沸の働きに長じた雲次、年紀作をもって南北朝中期に確と据わり大和を加味した雲重の三工が柱をなし、ほかに雲重らに連なる工が一派を支える。在銘作は雲類の中では比較的多いものの、その大半は秘蔵されて市に現れることは稀であり、無銘の磨上や薙刀直しに対して生ぶ茎在銘の太刀は一段と稀有である。伝来の録された作は旧家や機関に伝わり、上杉景勝御手選びに数えられた菊紋の太刀、武田信虎の所持銘を切付けた雲次の太刀など、銘文の資料性において貴ばれるものが含まれる。
保存刀剣のうち、出来が一層優れ、保存状態も良好と認められたものです。再刃や、室町・江戸期の多くの無銘作は対象外となり、保存刀剣より高い基準が課されます。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイト返品をご希望の場合、お客様が受領されてから3日以内にお知らせください。この期間を過ぎますとキャンセルはお受けできかねますので何卒ご了承ください。なお当社へのご返送は、5営業日以内の発送をお願いしております。なおキャンセルは販売した当時の状態がそのまま保持されている事が条件となりますのでお取り扱いには十分ご注意下さい。
刀剣番号:24556 刀:白鞘入り(日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣)(特別貴重刀剣認定書写し付)(折紙付) 銘:無銘(雲重) 中古刀:良武者:上作:備前 当社では刀工の出来映えを最高作、上々作、上作、普通作の四段階に分類しております。 本作は無銘(雲重)と極められた作品で、出来映えとしては上々作にランクされる逸品です。 ハバキ:金着二重ハバキ 長さ:2尺2寸1分5厘(67.1 cm) 反り:6分5厘(1.97 cm) 目釘穴:3個 元幅:3.01 cm 先幅:2.07 cm 重ね:0.55 cm 刀身重量:615 g 時代:南北朝時代、貞治頃(1362–1368年) 体配:身幅が広く重ね厚く、表裏に棒樋と添樋を掻き通す。反り深く、姿の整った美しい体配。 地鉄:板目肌に木目肌が交じり、映りが鮮明に現れる。 刃文:沸出来の直刃調に小足が入り、帽子は大丸に返る。 特徴:備前国御津郡鵜飼の地に、鎌倉末期から南北朝期にかけて活躍した雲生、雲次、雲重らの一派を鵜飼派(または宇甘派)と呼び、その銘に「雲」の字を冠することから「雲類」と総称されます。 その作風は一般的な備前伝とは一線を画し、山城伝や青江派、さらには大和伝の特色を帯びるのが特徴です。特に地鉄は板目に木目が交じり、鮮やかな映りが立ち、帽子が丸く返る点に本派の特色が顕著に示されています。 歴史背景:鎌倉末期から南北朝時代にかけては戦乱が頻発した時期であり、実戦を意識した力強い太刀が多く制作されました。 日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣鑑定書 特別貴重刀剣認定書(写し) 折紙 葵美術評価鑑定書:全身押形 価格:1,750,000円(消費税、送料込) ご注文フォーム 関連作品: 太刀:守弘(第22回重要刀剣) 刀:越後守包貞
Certificate reading — 無銘(雲重)
無銘 · Un · 南北朝 · 長さ 67.1cm · 反り 1.97cm






備前伝 · 備前
現在9点販売中
備前国宇甘庄、後に鵜飼とも書かれた地に、鎌倉時代末期から南北朝時代にかけて、名に皆「雲」の字を冠する刀工の一群が住した。その居住地から宇甘派あるいは鵜飼派と呼ばれ、銘字の特徴から雲類とも称される。一派の事実上の祖は雲生で、これに雲次、雲重が続く。銘鑑は雲次を雲生の子あるいは弟と伝え、雲重を二代雲生の子とする。雲生には年紀作が現存せず、一派の年代の拠り所はもっぱら雲次の正和・文保・建武の年紀作にあり、雲重に至って文和・貞治・応安の年紀が加わる。雲生・雲次の代に京に上って山城鍛冶に学び、後醍醐天皇の御番鍛冶を勤めたと伝え、雲次には茎に十六葉の菊花紋を刻した太刀があって、宮中との関係を考えさせる稀有な作とされる。その作風は同時代の長船本流と趣を異にし、備前伝の中に山城風が混在し、隣国備中青江派の影響も少なからず受けて、備前物中異色の存在と評される。 作風はいずれも直刃を基調とする点で一致し、これが丁子を焼く長船本流との分かれ目となる。太刀姿は身幅尋常で反りが輪反りごころとなり、同時代の長船物が腰反りを呈するのに対し均整のとれた反り格好を示して京風を帯び、生ぶのものには踏張りが残る。刃文は細直刃ないし中直刃に小互の目・小丁子・小乱れを交え、足・葉がよく入って青江風に逆がかり、処々に角張る刃や陰の尖り刃を見せる。匂口は締まりごころに小沸つき、時に沈みごころとなって金筋・砂流し・ほつれがかかる。帽子は丸く返って尖らず、これを雲類の見どころとする。鍛えは板目に杢を交えてやや肌立ち、約んだものは小板目となり、地沸つき地景細かに入って鉄色はやや黒みがかる。地には指の腹で押したような黒い地斑の映りが立ち、これを同派独特の見どころとする。銘は棟寄りに切り、「生」「次」等の銘字に逆鏨を用いるのが一派共通の手癖である。もっとも三工の間には差異もあり、雲生は焼きが低く働きがやや寂しく、雲次は焼幅広く沸強く足・葉が目立ち、雲重は大和の風情を加味してほつれ・喰違刃・打のけを交え、最も傾いた作では鍛えが殆ど柾となって帽子が焼詰めとなる。 鑑定の勘所は、まず一派が備前物の中で最も京物に近いという座標にある。直刃は来物の格に達して紛れることがあり、足は青江風に逆がかり、年紀のある静かな直刃の作はしばしば一見青江に紛れる。しかも地には鮮明な乱れ映りが立って生国備前の趣が濃く、青江気質を帯びた作でも帽子は丸く返るところに同派の証が残る。派内の見分けは焼きをもって分かたれ、雲生の力強い作は雲次に近づき、雲重は相伝の影響を受けてこれを南北朝へと押し進めた。一派は薙刀の製作にも巧みで、雲次・雲重と極められた無銘の薙刀直しが少なからず存し、直しに際して鋒の棟を削いだため帽子が自然焼詰めとなり、薙刀樋に添樋の彫が残ることが多い。主要工としては、一派の祖にして焼き低く京物に近い作風を示す雲生、正和以下の年紀作を遺して一派の年代を支え沸の働きに長じた雲次、年紀作をもって南北朝中期に確と据わり大和を加味した雲重の三工が柱をなし、ほかに雲重らに連なる工が一派を支える。在銘作は雲類の中では比較的多いものの、その大半は秘蔵されて市に現れることは稀であり、無銘の磨上や薙刀直しに対して生ぶ茎在銘の太刀は一段と稀有である。伝来の録された作は旧家や機関に伝わり、上杉景勝御手選びに数えられた菊紋の太刀、武田信虎の所持銘を切付けた雲次の太刀など、銘文の資料性において貴ばれるものが含まれる。
保存刀剣のうち、出来が一層優れ、保存状態も良好と認められたものです。再刃や、室町・江戸期の多くの無銘作は対象外となり、保存刀剣より高い基準が課されます。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイト返品をご希望の場合、お客様が受領されてから3日以内にお知らせください。この期間を過ぎますとキャンセルはお受けできかねますので何卒ご了承ください。なお当社へのご返送は、5営業日以内の発送をお願いしております。なおキャンセルは販売した当時の状態がそのまま保持されている事が条件となりますのでお取り扱いには十分ご注意下さい。