二世紀半の泰平のあいだ、刀は武器である以上に武士の身分の標章であった。江戸の実証と大坂の華やぎのように都市ごとの作風が育ち、時代の末には需要も細っていく。
本作は、菊紋が刻まれた保存状態極めて良好な在銘の脇差です。 刀身は研磨済みで、刃毀れ、錆、欠け、凹み等の欠点は一切見られず、健全な姿を保っております。 地鉄は板目に木目が交じり、湯走りや地景が美しく現れています。 刃文は匂口の締まった細直刃で、刃中には足がよく入ります。 茎には菊紋が彫られ、その下に「越前守源信吉作」と銘が切られています。 越前守源信吉は、本名を高井金三郎と称し、山城国(現在の京都府)に生まれ、京都の油小路にて作刀しました。後に摂津へ移り、新刀期における三品派の発展に大きく寄与した名工です。その技量は「大阪新刀の横綱」と称される井上真改に迫ると高く評価され、朝廷より菊紋を切ることを許されました。 また、本作の金着二重元白銀の元白銀部分には、絵巻物を彷彿とさせる絵画のような精緻な彫刻が施されており、見る者を惹きつける気品溢れる仕上がりとなっております。 その優れた品質から、平成17年(2005年)8月、日本美術刀剣保存協会により信吉の真作として鑑定され、後に「保存刀剣」として認定されました。 菊紋を戴くこの名品を、ぜひ貴殿のコレクションにお加えください。 長さ:53.0 cm 反り:1.0 cm 目釘穴:1個 先幅:19.8 mm 先重ね:4.4 mm 元幅:22.5 mm 元重ね:6.1 mm 銘:[菊紋] 越前守源信吉作(表) 時代:新刀 造り:鎬造、庵棟 地鉄:板目に木目交じる 刃文:細直刃 帽子:真っ直ぐ入り大丸に返る 重量:520 g(刀身のみ) 茎:生茎 拵:白鞘 登録証:山口 第6913号 お探しの刀剣がございましたら、お気軽にお問い合わせください。


















山城 · 1644-1648頃
藤代 Chu-jo saku · 刀剣大鑑 上位49%
現在5点販売中
江戸時代
二世紀半の泰平のあいだ、刀は武器である以上に武士の身分の標章であった。江戸の実証と大坂の華やぎのように都市ごとの作風が育ち、時代の末には需要も細っていく。
銘が正しい、または無銘でも年代・国・系統を確実に指摘できる、保存に値する真正の作と鑑定されたものです。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
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