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説明

加賀守貞則(初代)は本名鈴木佐右衛門、生国は肥後国菊地で、延寿鍛冶の後裔といわれ、大坂に出て井上真改に学ぶ。のち延宝二年(1672)奥州磐城城領主(現福島県いわき市)内藤家に抱えられて磐城に移住した。作風は真改に似て小板目よく詰み細かな地沸が付いて冴える。刃文は小沸がよく付いて、匂深く互の目乱れ、湾れ乱れ、直刃等があり、砂流し掛かり匂口の明るく冴えるものが多い。刀工名鑑によると貞則の年紀作は承応四年(1655)から正徳五年(1715)まで60年の長期におよんでいる。上作・業物刀工。本作は洗練された姿。潤いある小板目鍛えに沸付き互の目乱れを交えた緩やかな湾れ調刃文。2025年特別保存刀剣審査合格。

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Certificate reading — 銘 加賀守藤原貞則

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刀剣›大坂新刀›貞則›加賀守藤原貞則
脇差特別保存
貞則

加賀守藤原貞則

在銘 · 寛文 · 長さ 50.4cm · 反り 0.9cm

¥650,000
販売店のサイトへ →
貞則 · 寛文販売中 1点 →
脇差
刀身だけで刀工を見抜けますか? 本日の鑑定 →
貞則 — 1 of 16
貞則 — 2 of 16
貞則 — 3 of 16
貞則 — 4 of 16
貞則 — 5 of 16
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貞則 — 7 of 16
貞則 — 8 of 16
貞則 — 9 of 16
貞則 — 10 of 16
貞則 — 11 of 16
貞則 — 12 of 16
貞則 — 13 of 16
貞則 — 14 of 16
貞則 — 15 of 16
貞則 — 16 of 16
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脇差
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法量・詳細
刀工
貞則
種別
脇差
流派
大坂新刀
活動期
1661–1679年頃(寛文)
国
陸奥
銘
在銘(在銘率 100%)
法量
長さ 50.4cm反り 0.9cm元幅 3.1cm先幅 2.3cm重ね 0.7cm
説明

加賀守貞則(初代)は本名鈴木佐右衛門、生国は肥後国菊地で、延寿鍛冶の後裔といわれ、大坂に出て井上真改に学ぶ。のち延宝二年(1672)奥州磐城城領主(現福島県いわき市)内藤家に抱えられて磐城に移住した。作風は真改に似て小板目よく詰み細かな地沸が付いて冴える。刃文は小沸がよく付いて、匂深く互の目乱れ、湾れ乱れ、直刃等があり、砂流し掛かり匂口の明るく冴えるものが多い。刀工名鑑によると貞則の年紀作は承応四年(1655)から正徳五年(1715)まで60年の長期におよんでいる。上作・業物刀工。本作は洗練された姿。潤いある小板目鍛えに沸付き互の目乱れを交えた緩やかな湾れ調刃文。2025年特別保存刀剣審査合格。

作者について

貞則

新刀 · 摂津 · 1661-1679頃

藤代 Jo saku · 刀剣大鑑 上位39%

現在1点販売中

›

貞則は通称を鈴木佐右衛門といい、本国は肥後国菊池の産である。大阪に出て井上真改の門に学び、のちに内藤家の抱工となり、内藤家が奥州磐城の平に封ぜられるや従って移ったという。また銘文によって洛陽すなわち京都にも住したことが知られ、堀川に住した旨を切る作も存し、その遊歴の跡をうかがうことができる。加賀守を受領し、延宝のころに活躍した工である。

作風は鎬造、庵棟に庵棟に造り込まれ、身幅広く長寸に、反り深く中鋒延びごころとなるものがある。鍛えは小板目肌つみ、あるいは板目肌よくつみて地沸厚くつき、地刃ともに冴える。刃文は広直刃調に浅くのたれて処々に互の目を交じえるもの、またのたれに大互の目交じり僅かに飛焼きかかるものなどがあり、いずれも匂い深く小沸よくつき、匂口明るく冴える。帽子はおおむね直ぐに小丸に返る。茎は生ぶ、先栗尻、鑢目は大筋違あるいは化粧筋違とし、佩表に太鏨の長銘を、佩裏に居住地と年紀を切るのを常とする。なかには佩表に「八幡大菩薩」の文字を陽に添える作もみられる。

作刀は現存するものが比較的少ないが、よく師風をついで上手であり、地刃の出来は師真改を思わせるものがある。直刃、直刃にのたれ、互の目等をみるが、浅いのたれを焼き匂い深く沸厚くつき冴えたものは、まさに同作中の最高傑作と称すべきものである。資料的価値の高さとあわせ、その技倆の確かさを伝える工として評価される。

歴史的重要度

貞則の位置づけを、日本刀全体および伝統・時代・時期ごとに示します。各位(随一・屈指・有数・著名)は、NBTHK および文化庁による指定に加え、三作や名物帳などの歴史的栄誉を加味したものです。

随一
随一
屈指
屈指
有数
有数
著名
著名

各項目を選ぶと評価方法が表示されます。

指定の実績
指定3口
重要刀剣
3
貞則の作 1点が現在販売中→
貞則 — 詳細新刀派

年紀作

在銘年紀作が示す、確実に活動していた年代

活動期間
1679推定期間:1661–1679
指定品3点のうち1点に年紀あり

この作者について学ぶ →

流派について

大坂新刀

新刀 · 摂津

現在78点販売中

›

大坂新刀は、商都大坂を本拠として江戸前期から中期にかけて興隆した摂津の一門である。その草創は京の堀川一門にあり、堀川国広の門に学んだ和泉守国貞、親国貞こと国貞と河内守国助とが、慶長十九年に師の没した後そろって大坂へ下り、この地に鍛刀の家を興した。国助は伝に伊勢国の出にして石堂の流れを汲み、堀川より受け継いだ枯れた肌合とともに、古備前を慕う石堂の丁子をこの地にもたらした。そこへ大和文殊系の包保・包道に承けた越後守包貞が摂州に居を構え、肥後菊池より出て井上真改の門を叩いた貞則のごとき遊歴の工も加わって、堀川と石堂と文殊の脈が大坂の地で一つの作域に結ばれていった。やがて親国貞の子真改、津田越前守助広、一竿子忠綱らがあらわれ、寛文・延宝・元禄の頃にこの一門は最も華やぐ。 一門の作風は、まず明るく冴える大坂鍛えに標識を持つ。鍛えはよくつんだ無地風の小板目で、地沸が微塵に厚くつき、地景が細かにさかんに入り、鉄色は明るく潤う。その地の上に、刃区を直ぐに焼き出し、その上から己の刃文を起こすのが一門に通じる約束で、収集家のいう大坂焼出しである。匂口は終始深く明るく冴え、刃縁は締まる。この共通の文法の上に、各工はおのおのの差を置く。井上真改は華やかな乱れを焼かず、よくつんだ精美な地に浅いのたれを帯びた沸深き直刃を本領とし、相州の郷義弘への意図的な写しにその沸の妙味を尽くして、大坂正宗と称された。津田助広は波濤のごとくうねる濤瀾刃を創始し、真改の小沸の直刃と並んで両大関と仰がれる。一竿子忠綱は揃った長足の丁子に簾刃の濤瀾を交え、何にもまして真の倶利迦羅や鯉の滝上りを刻んだ一竿子彫をもって分かたれる。河内守国助の家は丁子の旗頭で、二代中河内は握り拳の頭を戴く拳形丁子を創始して新刀一文字と賞され、その弟肥後守国康や四男国輝もこの石堂の丁子と津田風の濤瀾を担った。越後守包貞は助広に倣う濤瀾に片山乱れと文珠の砂流しを通わせ、貞則は師真改の沸深き直刃をよく継いだ。共通するのは明るい匂口と直ぐの焼出し、異なるのは真改の沈める沸、助広の濤瀾、国助一門の丁子という、地の上に置かれた手の差である。 収集家が大坂新刀を求める理由は、鑑定の勘所が明快で、主要工の格が高いことにある。明るく冴える大坂鍛えと、刃を起こす直ぐの焼出しという二つの見どころは、地と刃のいずれにも紛れなく現れて工と作域を定める手懸りとなり、真改の沸深き郷写し、忠綱の一竿子彫、中河内の拳形丁子といった各工独自の標識が、そこに重なって名を分かつ。一門の作はおおむね在銘年紀で、銘そのものが時の標識となるため、由緒の確かさをもって賞翫される。真改や助広や忠綱の最上手は市に現れることが稀で、現れれば一頭地を抜く出来事となるが、包貞・国助・国康・国輝のごとき名手の在銘作は、辛抱をもって相応に相見え、大坂新刀へ分け入る手近な入口を提供する。来歴の知られる作は谷干城や山内家、皇室の蔵を経て近代に伝わり、美術刀剣としての魅力は、真改の沸と助広の濤瀾が後世の刀鍛冶に及ぼした影響とともに、商都大坂が新刀期に成し遂げた一個の到達を今に伝える。 詳しく見る →

17名の刀工指定255口
主要刀工
刀工時代指定
真改1649-168279
忠綱1673-171753
包貞1673-168278
國助1658-166310
包貞1648-165210
大坂新刀流派を見る →

歴史的背景

大坂 町人の都の刀

›

大坂は町人の都であり、刀も金の流れに従った。脇差一腰しか許されぬ町人のための贅沢な作、助広の濤瀾乱れ、大坂正宗と呼ばれた真改。率直に言えば、見られるために作られた刀である。

大坂 町人の都の刀 →

NBTHK鑑定書
特別保存刀剣Tokubetsu Hozon Tōken
›

保存刀剣のうち、出来が一層優れ、保存状態も良好と認められたものです。再刃や、室町・江戸期の多くの無銘作は対象外となり、保存刀剣より高い基準が課されます。

銘 加賀守藤原貞則
鑑定書記載
NBTHKについて›

日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。

NBTHK公式サイト→
販売店
美
美術刀剣松本
創業 1984年 · 業歴42年
🇯🇵日本から発送
›
✓認証販売店touken-matsumoto.jp
決済通貨:JPY
✓海外発送可✓英語対応銀行振込PayPalクレジットカード
返品ポリシー

商品到着後7日以内※①商品に手を加えた場合、②海外取引の場合は返品不可となります。

美術刀剣松本の出品一覧を見る→販売店サイトでこの商品を見る→

貞則の売約済み

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池田美術
重要
Katana - Jūyō - 作 貞則 - 【長寸・樋鳴り良し】「貞則」72.1.cm 、鑑賞に・居合・試斬刀として!!!Katana - Jūyō - 作 貞則 - 【長寸・樋鳴り良し】「貞則」72.1.cm 、鑑賞に・居合・試斬刀として!!!
売切れ

刀

作貞則
72.1cm·寛文
売却済

大坂新刀派の作

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成蹊堂
重要
Katana - Jūyō - 作 真改 - 井上真改 (菊紋) 延宝二年二月日 最上作 新刀 (1674年) 財)日本美術刀剣保存協会 第五十三回重要刀剣指定品Katana - Jūyō - 作 真改 - 井上真改 (菊紋) 延宝二年二月日 最上作 新刀 (1674年) 財)日本美術刀剣保存協会 第五十三回重要刀剣指定品

刀

作真改
73.9cm·延宝
お問い合わせ
永楽堂
特別保存
Wakizashi - Tokuho - 作 包貞 - 包貞 脇差 特別保存刀剣Wakizashi - Tokuho - 作 包貞 - 包貞 脇差 特別保存刀剣

脇差

作包貞
48cm·延宝
¥1,200,000
飯田高遠堂
特別保存
Katana - Tokuho - 作 真改 - 刀 井上真改(菊紋)延宝六年八月日Katana - Tokuho - 作 真改 - 刀 井上真改(菊紋)延宝六年八月日

刀

作真改
70.8cm·江戸
¥13,200,000
刀剣小町
特別保存
Katana - Tokuho - 作 真改 - 刀 白鞘入りKatana - Tokuho - 作 真改 - 刀 白鞘入り

刀

作真改
66.35cm·新刀
¥1,200,000
美術刀剣松本
特別保存
Katana - Tokuho - 作 大坂新刀派 - 摂州住藤原貞次(伊賀守)Katana - Tokuho - 作 大坂新刀派 - 摂州住藤原貞次(伊賀守)

刀

作大坂新刀派
67.8cm·江戸
¥450,000
山城屋
特別保存
Katana - Tokuho - 作 真改 - 【脇指】 井上真改 / (菊紋) 寛文十三年八月日(特別保存刀剣)Katana - Tokuho - 作 真改 - 【脇指】 井上真改 / (菊紋) 寛文十三年八月日(特別保存刀剣)

刀

作真改
53.4cm·延宝
お問い合わせ
葵美術
特別保存
Katana - Tokuho - 作 國康 - 刀:肥後守国康(日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣)Katana - Tokuho - 作 國康 - 刀:肥後守国康(日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣)

刀

作國康
69.7cm·寛文
¥700,000
刀剣杉田
特別保存
Katana - Tokuho - 作 包貞 - 越後守包貞(初代) (摂津)(五畿)Katana - Tokuho - 作 包貞 - 越後守包貞(初代) (摂津)(五畿)

刀

作包貞
71.4cm·江戸
¥2,650,000

刀剣

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  • 脇差
  • 短刀
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  • 鍔(ソードガード)

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加賀守貞則(初代)は本名鈴木佐右衛門、生国は肥後国菊地で、延寿鍛冶の後裔といわれ、大坂に出て井上真改に学ぶ。のち延宝二年(1672)奥州磐城城領主(現福島県いわき市)内藤家に抱えられて磐城に移住した。作風は真改に似て小板目よく詰み細かな地沸が付いて冴える。刃文は小沸がよく付いて、匂深く互の目乱れ、湾れ乱れ、直刃等があり、砂流し掛かり匂口の明るく冴えるものが多い。刀工名鑑によると貞則の年紀作は承応四年(1655)から正徳五年(1715)まで60年の長期におよんでいる。上作・業物刀工。本作は洗練された姿。潤いある小板目鍛えに沸付き互の目乱れを交えた緩やかな湾れ調刃文。2025年特別保存刀剣審査合格。

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Certificate reading — 銘 加賀守藤原貞則

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刀剣›大坂新刀›貞則›加賀守藤原貞則
脇差特別保存
貞則

加賀守藤原貞則

在銘 · 寛文 · 長さ 50.4cm · 反り 0.9cm

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貞則
種別
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流派
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活動期
1661–1679年頃(寛文)
国
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銘
在銘(在銘率 100%)
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長さ 50.4cm反り 0.9cm元幅 3.1cm先幅 2.3cm重ね 0.7cm
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加賀守貞則(初代)は本名鈴木佐右衛門、生国は肥後国菊地で、延寿鍛冶の後裔といわれ、大坂に出て井上真改に学ぶ。のち延宝二年(1672)奥州磐城城領主(現福島県いわき市)内藤家に抱えられて磐城に移住した。作風は真改に似て小板目よく詰み細かな地沸が付いて冴える。刃文は小沸がよく付いて、匂深く互の目乱れ、湾れ乱れ、直刃等があり、砂流し掛かり匂口の明るく冴えるものが多い。刀工名鑑によると貞則の年紀作は承応四年(1655)から正徳五年(1715)まで60年の長期におよんでいる。上作・業物刀工。本作は洗練された姿。潤いある小板目鍛えに沸付き互の目乱れを交えた緩やかな湾れ調刃文。2025年特別保存刀剣審査合格。

作者について

貞則

新刀 · 摂津 · 1661-1679頃

藤代 Jo saku · 刀剣大鑑 上位39%

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貞則は通称を鈴木佐右衛門といい、本国は肥後国菊池の産である。大阪に出て井上真改の門に学び、のちに内藤家の抱工となり、内藤家が奥州磐城の平に封ぜられるや従って移ったという。また銘文によって洛陽すなわち京都にも住したことが知られ、堀川に住した旨を切る作も存し、その遊歴の跡をうかがうことができる。加賀守を受領し、延宝のころに活躍した工である。

作風は鎬造、庵棟に庵棟に造り込まれ、身幅広く長寸に、反り深く中鋒延びごころとなるものがある。鍛えは小板目肌つみ、あるいは板目肌よくつみて地沸厚くつき、地刃ともに冴える。刃文は広直刃調に浅くのたれて処々に互の目を交じえるもの、またのたれに大互の目交じり僅かに飛焼きかかるものなどがあり、いずれも匂い深く小沸よくつき、匂口明るく冴える。帽子はおおむね直ぐに小丸に返る。茎は生ぶ、先栗尻、鑢目は大筋違あるいは化粧筋違とし、佩表に太鏨の長銘を、佩裏に居住地と年紀を切るのを常とする。なかには佩表に「八幡大菩薩」の文字を陽に添える作もみられる。

作刀は現存するものが比較的少ないが、よく師風をついで上手であり、地刃の出来は師真改を思わせるものがある。直刃、直刃にのたれ、互の目等をみるが、浅いのたれを焼き匂い深く沸厚くつき冴えたものは、まさに同作中の最高傑作と称すべきものである。資料的価値の高さとあわせ、その技倆の確かさを伝える工として評価される。

歴史的重要度

貞則の位置づけを、日本刀全体および伝統・時代・時期ごとに示します。各位(随一・屈指・有数・著名)は、NBTHK および文化庁による指定に加え、三作や名物帳などの歴史的栄誉を加味したものです。

随一
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屈指
屈指
有数
有数
著名
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指定の実績
指定3口
重要刀剣
3
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貞則 — 詳細新刀派

年紀作

在銘年紀作が示す、確実に活動していた年代

活動期間
1679推定期間:1661–1679
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大坂新刀

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大坂新刀は、商都大坂を本拠として江戸前期から中期にかけて興隆した摂津の一門である。その草創は京の堀川一門にあり、堀川国広の門に学んだ和泉守国貞、親国貞こと国貞と河内守国助とが、慶長十九年に師の没した後そろって大坂へ下り、この地に鍛刀の家を興した。国助は伝に伊勢国の出にして石堂の流れを汲み、堀川より受け継いだ枯れた肌合とともに、古備前を慕う石堂の丁子をこの地にもたらした。そこへ大和文殊系の包保・包道に承けた越後守包貞が摂州に居を構え、肥後菊池より出て井上真改の門を叩いた貞則のごとき遊歴の工も加わって、堀川と石堂と文殊の脈が大坂の地で一つの作域に結ばれていった。やがて親国貞の子真改、津田越前守助広、一竿子忠綱らがあらわれ、寛文・延宝・元禄の頃にこの一門は最も華やぐ。 一門の作風は、まず明るく冴える大坂鍛えに標識を持つ。鍛えはよくつんだ無地風の小板目で、地沸が微塵に厚くつき、地景が細かにさかんに入り、鉄色は明るく潤う。その地の上に、刃区を直ぐに焼き出し、その上から己の刃文を起こすのが一門に通じる約束で、収集家のいう大坂焼出しである。匂口は終始深く明るく冴え、刃縁は締まる。この共通の文法の上に、各工はおのおのの差を置く。井上真改は華やかな乱れを焼かず、よくつんだ精美な地に浅いのたれを帯びた沸深き直刃を本領とし、相州の郷義弘への意図的な写しにその沸の妙味を尽くして、大坂正宗と称された。津田助広は波濤のごとくうねる濤瀾刃を創始し、真改の小沸の直刃と並んで両大関と仰がれる。一竿子忠綱は揃った長足の丁子に簾刃の濤瀾を交え、何にもまして真の倶利迦羅や鯉の滝上りを刻んだ一竿子彫をもって分かたれる。河内守国助の家は丁子の旗頭で、二代中河内は握り拳の頭を戴く拳形丁子を創始して新刀一文字と賞され、その弟肥後守国康や四男国輝もこの石堂の丁子と津田風の濤瀾を担った。越後守包貞は助広に倣う濤瀾に片山乱れと文珠の砂流しを通わせ、貞則は師真改の沸深き直刃をよく継いだ。共通するのは明るい匂口と直ぐの焼出し、異なるのは真改の沈める沸、助広の濤瀾、国助一門の丁子という、地の上に置かれた手の差である。 収集家が大坂新刀を求める理由は、鑑定の勘所が明快で、主要工の格が高いことにある。明るく冴える大坂鍛えと、刃を起こす直ぐの焼出しという二つの見どころは、地と刃のいずれにも紛れなく現れて工と作域を定める手懸りとなり、真改の沸深き郷写し、忠綱の一竿子彫、中河内の拳形丁子といった各工独自の標識が、そこに重なって名を分かつ。一門の作はおおむね在銘年紀で、銘そのものが時の標識となるため、由緒の確かさをもって賞翫される。真改や助広や忠綱の最上手は市に現れることが稀で、現れれば一頭地を抜く出来事となるが、包貞・国助・国康・国輝のごとき名手の在銘作は、辛抱をもって相応に相見え、大坂新刀へ分け入る手近な入口を提供する。来歴の知られる作は谷干城や山内家、皇室の蔵を経て近代に伝わり、美術刀剣としての魅力は、真改の沸と助広の濤瀾が後世の刀鍛冶に及ぼした影響とともに、商都大坂が新刀期に成し遂げた一個の到達を今に伝える。 詳しく見る →

17名の刀工指定255口
主要刀工
刀工時代指定
真改1649-168279
忠綱1673-171753
包貞1673-168278
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包貞1648-165210
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大坂 町人の都の刀

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大坂は町人の都であり、刀も金の流れに従った。脇差一腰しか許されぬ町人のための贅沢な作、助広の濤瀾乱れ、大坂正宗と呼ばれた真改。率直に言えば、見られるために作られた刀である。

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池田美術
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Katana - Jūyō - 作 貞則 - 【長寸・樋鳴り良し】「貞則」72.1.cm 、鑑賞に・居合・試斬刀として!!!Katana - Jūyō - 作 貞則 - 【長寸・樋鳴り良し】「貞則」72.1.cm 、鑑賞に・居合・試斬刀として!!!
売切れ

刀

作貞則
72.1cm·寛文
売却済

大坂新刀派の作

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成蹊堂
重要
Katana - Jūyō - 作 真改 - 井上真改 (菊紋) 延宝二年二月日 最上作 新刀 (1674年) 財)日本美術刀剣保存協会 第五十三回重要刀剣指定品Katana - Jūyō - 作 真改 - 井上真改 (菊紋) 延宝二年二月日 最上作 新刀 (1674年) 財)日本美術刀剣保存協会 第五十三回重要刀剣指定品

刀

作真改
73.9cm·延宝
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永楽堂
特別保存
Wakizashi - Tokuho - 作 包貞 - 包貞 脇差 特別保存刀剣Wakizashi - Tokuho - 作 包貞 - 包貞 脇差 特別保存刀剣

脇差

作包貞
48cm·延宝
¥1,200,000
飯田高遠堂
特別保存
Katana - Tokuho - 作 真改 - 刀 井上真改(菊紋)延宝六年八月日Katana - Tokuho - 作 真改 - 刀 井上真改(菊紋)延宝六年八月日

刀

作真改
70.8cm·江戸
¥13,200,000
刀剣小町
特別保存
Katana - Tokuho - 作 真改 - 刀 白鞘入りKatana - Tokuho - 作 真改 - 刀 白鞘入り

刀

作真改
66.35cm·新刀
¥1,200,000
美術刀剣松本
特別保存
Katana - Tokuho - 作 大坂新刀派 - 摂州住藤原貞次(伊賀守)Katana - Tokuho - 作 大坂新刀派 - 摂州住藤原貞次(伊賀守)

刀

作大坂新刀派
67.8cm·江戸
¥450,000
山城屋
特別保存
Katana - Tokuho - 作 真改 - 【脇指】 井上真改 / (菊紋) 寛文十三年八月日(特別保存刀剣)Katana - Tokuho - 作 真改 - 【脇指】 井上真改 / (菊紋) 寛文十三年八月日(特別保存刀剣)

刀

作真改
53.4cm·延宝
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葵美術
特別保存
Katana - Tokuho - 作 國康 - 刀:肥後守国康(日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣)Katana - Tokuho - 作 國康 - 刀:肥後守国康(日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣)

刀

作國康
69.7cm·寛文
¥700,000
刀剣杉田
特別保存
Katana - Tokuho - 作 包貞 - 越後守包貞(初代) (摂津)(五畿)Katana - Tokuho - 作 包貞 - 越後守包貞(初代) (摂津)(五畿)

刀

作包貞
71.4cm·江戸
¥2,650,000

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