日本刀 脇差 銘 備州長船横山祐久 日本美術刀剣保存協会(NBTHK)特別保存刀剣鑑定書付 【解説】 概要 本作は、日本美術刀剣保存協会の鑑定により、慶応年間(1865-1868年:江戸時代末期)に備州長船横山祐久(びしゅうおさふねよこやますけひさ)によって制作された一振りです。祐久は現在の岡山県にあたる備前長船派の刀工で、特に安政から慶応にかけて活躍しました。彼は横山祐永の門人として知られています。 師・祐永について 備前長船住祐永は、幕末の備前国を代表する著名な刀工の一人です。横山祐平の次男として生まれ、備前横山派を継承してその中心人物となりました。彼は自らを備前古刀の名匠・友成から数えて「友成五十六代孫」と称しています。また、その卓越した技量が認められ、朝廷より菊紋を刻むことを許されました。刀工にとって菊紋を冠することは極めて名誉なことです。祐永は多くの門人を育成しましたが、祐久もその一人です。祐久の現存作は決して多くはありませんが、本作を見れば彼がいかに優れた技量を持っていたかが分かります。 備前長船派の歴史 長船派は鎌倉時代中期の光忠を始祖とすると伝えられています。備前国において最大の流派であり、時の有力な大名や著名な武士から数多くの注文を受けました。彼らの作は「長船物」として武士の間で深く愛好されました。 歴代の刀工の中でも、長光、真長、景光の三名は「長船三作」として特に名高く、また長光、兼光、長義、元重の四名は「長船四天王」と称され、その名を轟かせました。 備前国は中国山地に近く、日本刀の主原料である良質な砂鉄が豊富に採れました。さらに吉井川の流域であったことから、水や炭の確保にも事欠かず、刀剣制作に最適な地政学的条件を備えていました。こうした背景から、備前では古来より作刀が盛んであり、平安時代末期には「古備前」と呼ばれる刀工集団によって備前伝の基礎が築かれました。その伝統を継承し、鎌倉中期以降に大きく繁栄したのが長船派です。 寸延び短刀 本作は刃渡りが30.3cm(一尺)を超えるため、分類上は「脇差」となります。しかし、一般的な脇差に比べると短く、短刀に近い姿をしています。このような、短刀の規定(30cm以下)を僅かに超える長さのものは、愛好家の間で「寸延び短刀」と呼ばれ、当時も実質的には短刀として扱われていました。 鑑定 本作は、日本美術刀剣保存協会(NBTHK)より「特別保存刀剣」に指定されています。この鑑定書は、保存状態が極めて良好で、かつ美術的価値の高い真作の日本刀にのみ与えられるものです。 ※刀身に僅かな黒錆が見受けられます。詳細なコンディションについては、お気軽にお問い合わせください。 【刀身データ】 長さ(刃長):31.2 cm 反り:0.2 cm 刃文:焼入れによって刃先に現れる結晶構造 地鉄(肌):鍛錬の折り返しによって現れる鋼の表面模様 切先:切先形状
























備前伝 · 備前 · 1865-1868頃
現在2点販売中
備前伝 · 備前
現在38点販売中
保存刀剣のうち、出来が一層優れ、保存状態も良好と認められたものです。再刃や、室町・江戸期の多くの無銘作は対象外となり、保存刀剣より高い基準が課されます。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
NBTHK公式サイトReturns/exchanges limited to defects caused by shipping (except willful misconduct or gross negligence by the company); customers must contact within 72 hours of receiving the product.
日本刀 脇差 銘 備州長船横山祐久 日本美術刀剣保存協会(NBTHK)特別保存刀剣鑑定書付 【解説】 概要 本作は、日本美術刀剣保存協会の鑑定により、慶応年間(1865-1868年:江戸時代末期)に備州長船横山祐久(びしゅうおさふねよこやますけひさ)によって制作された一振りです。祐久は現在の岡山県にあたる備前長船派の刀工で、特に安政から慶応にかけて活躍しました。彼は横山祐永の門人として知られています。 師・祐永について 備前長船住祐永は、幕末の備前国を代表する著名な刀工の一人です。横山祐平の次男として生まれ、備前横山派を継承してその中心人物となりました。彼は自らを備前古刀の名匠・友成から数えて「友成五十六代孫」と称しています。また、その卓越した技量が認められ、朝廷より菊紋を刻むことを許されました。刀工にとって菊紋を冠することは極めて名誉なことです。祐永は多くの門人を育成しましたが、祐久もその一人です。祐久の現存作は決して多くはありませんが、本作を見れば彼がいかに優れた技量を持っていたかが分かります。 備前長船派の歴史 長船派は鎌倉時代中期の光忠を始祖とすると伝えられています。備前国において最大の流派であり、時の有力な大名や著名な武士から数多くの注文を受けました。彼らの作は「長船物」として武士の間で深く愛好されました。 歴代の刀工の中でも、長光、真長、景光の三名は「長船三作」として特に名高く、また長光、兼光、長義、元重の四名は「長船四天王」と称され、その名を轟かせました。 備前国は中国山地に近く、日本刀の主原料である良質な砂鉄が豊富に採れました。さらに吉井川の流域であったことから、水や炭の確保にも事欠かず、刀剣制作に最適な地政学的条件を備えていました。こうした背景から、備前では古来より作刀が盛んであり、平安時代末期には「古備前」と呼ばれる刀工集団によって備前伝の基礎が築かれました。その伝統を継承し、鎌倉中期以降に大きく繁栄したのが長船派です。 寸延び短刀 本作は刃渡りが30.3cm(一尺)を超えるため、分類上は「脇差」となります。しかし、一般的な脇差に比べると短く、短刀に近い姿をしています。このような、短刀の規定(30cm以下)を僅かに超える長さのものは、愛好家の間で「寸延び短刀」と呼ばれ、当時も実質的には短刀として扱われていました。 鑑定 本作は、日本美術刀剣保存協会(NBTHK)より「特別保存刀剣」に指定されています。この鑑定書は、保存状態が極めて良好で、かつ美術的価値の高い真作の日本刀にのみ与えられるものです。 ※刀身に僅かな黒錆が見受けられます。詳細なコンディションについては、お気軽にお問い合わせください。 【刀身データ】 長さ(刃長):31.2 cm 反り:0.2 cm 刃文:焼入れによって刃先に現れる結晶構造 地鉄(肌):鍛錬の折り返しによって現れる鋼の表面模様 切先:切先形状
























備前伝 · 備前 · 1865-1868頃
現在2点販売中
備前伝 · 備前
現在38点販売中
保存刀剣のうち、出来が一層優れ、保存状態も良好と認められたものです。再刃や、室町・江戸期の多くの無銘作は対象外となり、保存刀剣より高い基準が課されます。
日本美術刀剣保存協会(NBTHK)は、1948年に設立され、文化庁の監督を受ける公益財団法人で、東京・刀剣博物館に本部を置きます。専門の審査員が出品作を直接審査し、美術的・歴史的価値に応じた鑑定書を発行します。NBTHKの鑑定書は、日本刀および刀装具の真正性を示す最も広く認知された基準です。
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