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概要·鑑定·指定·伝来·刀姿·銘·系譜·流派
概要鑑定指定伝来刀姿銘系譜流派
  1. 流派
  2. 一文字
  3. 福岡一文字
  4. 助眞

Fukuoka Ichimonji Sukezane

助眞

特重
巻 9, 番 19 · 刀

Fukuoka Ichimonji Sukezane

助眞

評価作品44点

国備前時代Bunei (1264–1275)時代区分鎌倉流派一文字>福岡一文字伝法備前伝藤代最上作刀工大鑑2,500(上位1%)種別刀工コードSUK460
2国宝
8重要文化財
8重要美術品
12特別重要刀剣14重要刀剣

概要

説明は備前福岡一文字派の助真を、鎌倉時代中期に同派の最盛期を代表する刀工の一人とし、徳川家康の愛刀たる国宝「東照宮日光助真」を、その手の典型として並べ挙げる。同じ説明は記す。後に同国の備前三郎国宗・山城の粟田口国綱らと共に、鎌倉幕府の命により相州鎌倉に移住したと伝え、『観智院本銘尽』の相模鍛冶系図にもその名が見え、古来この流れには「鎌倉一文字」の呼称があると。ある説明はさらに進んで、彼を「相州鍛冶の先駆者」と記すので、彼は備前の丁子が相州へと転ずる地点に立つ。

説明が一口ごとに立ち返る性格づけは、彼を三者の中に置き、次いでそこから分かつ。この時代の一文字派の代表工と言えば、と説明は記す、吉房・則房とこの助真であり、いずれも「華やかな丁子乱れ」を展開している。しかし助真は、常の語り口で、その地刃が「他の工に比して一段と強く」、ゆえに「華やかさの中にも力感に溢れ」る。説明が彼独自の標として挙げるのは焼刃の沸で、「殊に焼刃には小沸がよくつき」、この工独自の作風を示すと記す。

説明が彼に与える鍛えは、杢目を交えた板目肌で、処々肌立ちごころとなり、地沸厚くつき地景入り、その上に乱れ映りが鮮やかに立つ。その地鉄の上に、彼は互の目を交えた華やかな丁子乱れを焼き、大房の大丁子・重花丁子、蛙頭の蛙子丁子を交え、焼に高低があって華やかに乱れる。足・葉さかんに入り、匂口深く、小沸つく。説明がその手の一貫した目安として録すのは刃中を満たす働きで、金筋・砂流し頻りにかかり、沸筋を交え、帽子は乱れ込みてしばしば尖りごころ、また掃きかけとなり、時に火焰風となる。尖らぬところでは静かな小丸に納まる、一つの落ち着かぬ手の二つの読みである。

説明は彼の作を、茎と銘から読み取って二様に分かつ。目釘孔の上棟寄りにやや鏨細にシャープに切られた作は、身幅広く大模様で高低の目立つ匂深の丁子乱れとなり、いかにも助真らしい手とされる。目釘孔の下やや中に寄って鏨太で丸みのある書体に切られた作は、身幅尋常かやや細身の優しい太刀姿に丁子を小模様に焼く。説明は両様の外にある一群を注す。細身優美な太刀で、直刃調に小乱れ・小丁子・小互の目を交え、砂流しさかんに金筋頻りに入るもので、常の華やかな丁子乱れとは作風を異にし、一見古備前一類を想わせる。説明はこれを、その作域の広さを知る資料として貴ぶ。白眉の太刀の多くは大磨上無銘で、本阿弥の極め、時に金象嵌銘を帯び、在銘の場合は二字銘「助真」を切る。

福岡一文字の他工とは、説明はより深く働く沸、刃中を貫く金筋・砂流し、尖りて掃きかける帽子によって彼を分かつ。相模へはその同じ力強さを先へ読む。ある説明は、地沸厚く金筋・砂流しに富む一口を量って、これに「相州伝的色彩」を見出し、「鎌倉一文字」と呼称されたことを頷かせる一口と言う。後続の相模物が失う、備前の丁子の基調と明るい乱れ映りによって、彼はその力が一派を超えて指してなお、一文字の工であり続ける。

助真は藤代の極めで最上作であり、その名に負う指定の重みは大きい。国宝二口・重要文化財八口を帯び、その下に特別重要刀剣十二口・重要刀剣十四口を数え、特別重要刀剣と重要刀剣の両級を併せて二十六口ほどが立つ。遺るところのほとんどは大磨上無銘の極めで、在銘はおよそ半ばに過ぎず、確かな銘はことごとく、説明が見どころとする二字である。その作に録された来歴は、国を握った者の手を経る。太閤秀吉・加藤清正・徳川家康、五代将軍徳川綱吉、また尾張徳川家・紀州徳川家・上杉家・長府毛利家・池田家・小田原大久保家・奥平家・蜂須賀忠隆である。白眉は今、東京国立博物館・徳川美術館・三井記念美術館・林原美術館・厳島神社に蔵され、取引されうるものはごく少ない。だが特別重要刀剣・重要刀剣の級に二十六口ほどが立つため、助真は根気があれば本気の収集家の手に届く、一文字中最も力強い手である。

鑑定

最も豪壮な一文字丁子:蛙子を交えた華麗な丁子乱れ、乱れ映りの肌立つ地。備前から鎌倉へ

助真は福岡一文字の大家の一人で、後に北条氏に招かれて鎌倉に下り鎌倉一文字の祖となった。その手は一文字丁子中最も豪壮で、蛙子丁子や大房を交えた華やかな丁子乱れを、肌立つ板目に乱れ映り鮮やかな地に焼き、沸深く金筋・砂流しが繁く働く。

鑑定の決め手

作品の66%

作品の62%

作品の26%

作品の55%

作風の変遷

華麗な一文字丁子(典型)

肌立つ板目に地沸厚く乱れ映り鮮やかな地に、蛙子丁子・互の目・大房を交えた華やかな丁子乱れを焼き、沸深く金筋・砂流し繁くかかり、帽子は乱れ込んで時に尖りごころとなる。

地鉄 Jigane
刃文 Hamon
帽子 Bōshi
研究

沸の豊かな豪壮な丁子は、備前一文字と興りつつある相州風との橋渡しと読まれる。

指定

国宝2
重要文化財8
重要美術品8
御物—
特別重要刀剣12
重要刀剣14

名工ランク

1.37 (指定作品44点)

刀工の上位1%

伝来

伝来記録27件 の鑑定作品における Sukezane

伝来ランク

名家所蔵16点、伝来記録27件

刀工の上位4%

素点:3.25 / 10

刀姿

評価作品44点の分布

銘

評価作品44点の銘の種類

販売中

系譜

Sukezane
弟子
  1. 1.助綱Suketsuna11指定

Fukuoka Ichimonji派

Fukuoka Ichimonji派の他の刀工

  1. 1.吉房Yoshifusa1 販売中46指定
  2. 2.則宗Norimune8指定
  3. 3.吉平Yoshihira17指定
  4. 4.助包Sukekane6指定
  5. 5.則包Norikane7指定
  6. 6.爲清Tamekiyo5指定
  7. 7.吉用Yoshimochi10指定
  8. 8.爲遠Tameto5指定
  9. 9.吉宗Yoshimune6指定
  10. 10.長則Naganori17指定
  11. 11.一Ichi7指定
  12. 12.助吉Sukeyoshi1 販売中5指定