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概要·鑑定·指定·伝来·刀姿·銘·系譜·流派
概要鑑定指定伝来刀姿銘系譜流派
  1. 流派
  2. 堀川
  3. 國助

Horikawa Kunisuke

國助

重要
巻 24, 番 374 · 薙刀

Horikawa Kunisuke

國助

評価作品50点

国摂津時代Genna-Shoho (1615–1647)時代区分江戸流派Horikawa伝法Shinto代1st師匠Kunihiro藤代Jo-jo saku刀工大鑑700(上位17%)種別刀工コードKUN1197
1重要美術品
1御物
48重要刀剣

概要

河内守国助は二つの手で担われた大坂新刀の名跡であり、説明書はその両者を慎重に分かつ。初代は京に上って堀川国広の門に末弟子として入り、慶長十九年に国広が歿すると、親国貞こと和泉守国貞とともに大坂へ移り、両者は大坂新刀の開拓者となった。伝に伊勢国神戸の出にして石堂の流れを汲み、説明書はその出自を彼の手の鍵とする。国広門下にあって彼こそ「最も丁子を得意とし」、その乱れのどこかには必ず丁子が表われるという。諸書はまた、作風と銘振りからして、実際上の師が国広というより兄弟子の越後守国儔であったと判ずる。

その典型は身幅尋常・反り浅く中鋒の鎬造の刀で、小板目よくつみ地沸厚くつく。区上の直ぐの焼出しより起こして、丁子に互の目・小のたれを交えた乱れを焼き、匂深く小沸よくつき、足・葉入り、砂流し・金筋かかり、帽子は直ぐに小丸となる。乱れの中に丁子の目立つところこそ極めの要で、他の堀川の作なら名を得ずに過ぎようとも、堀川一門中では目立つ丁子こそ国助と鑑せられる見どころだと説明書は記す。その作風はともに南下した親国貞に極めて類似し、両者は一つの大坂の始まりの相伴侶として読まれる。

地鉄こそ第二の面が名のるところである。彼の作の少なからず、殊に脇指において、板目が立ってザングリとなり、師国広の派のゆるやかな地を大坂へ伝えたもので、地沸厚く地景入る。その地に小のたれを基調に互の目を交えた刃を焼き、刃中小沸深く、砂流しよくかかり金筋入り、処々棟焼を交える。ある片切刃の脇指を説明書は「堀川色の濃い作風」と読み、立ってザングリとした肌と沸づいた小のたれを、彼が学んだものの上手な証とする。薙刀樋に添樋を添え、最上手には護摩箸の彫物がこの手を伴う。これは生まれ持った石堂の丁子をついぞ手放さなかった堀川の弟子の手である。

二代は初代の子にして世に中河内と称され、もう一方へ転ずる。よく詰んで美しい小板目を鍛え、自らの拳形丁子を主調とした華やかな丁子を焼き、互の目を交えて単調に陥らず、しばしば長い直ぐの焼出しより起こし、匂口締って明るく冴え、帽子は直ぐに小丸となる。説明書はこれを「石堂家本来の丁子を焼いて」とし、父の堀川風は殆ど見られぬとする。その得意とするところは「拳形の丁子乱れにあり、地がねはよく整って美しい」と評され、その作は当時「新刀一文字と賞された」。説明書はまた率直に、中には富士・玉などを焼いて技巧に走りすぎたるものもあると記す。

この名跡を両隣から分かつのは、まさに極めの言うところである。華やかな濤瀾を焼いた津田一門に対し、中河内は石堂本来の丁子の一方の旗頭であり、よく整った地に焼く明るい拳形丁子がその濤瀾への対となる。初代は逆に、丁子をもって自門の内に分かたれる。乱れのうちに石堂由来の古丁子を宿す唯一の堀川の弟子である。かくして父子は名跡を両側から閉じる。初代は石堂の丁子を保った堀川の手、二代は堀川の手を置いた石堂の手である。

収集の観点では、河内守国助は大坂新刀有数の名跡で、藤代の極めは上々作である。国宝はなく、重要文化財もない。その記録は重要刀剣を通じ、両代あわせて四十八口に及び、うち一刀は戦前の重要美術品に伝わる。説明書は初代の最上の在銘刀を「同作中の傑出の一」と称える。来歴の知られるものは僅かで、板倉家と皇室がその作の所持に名を列ね、他は所在の知られぬ私蔵にある。初代の現存作は比較的少なく殊に刀は少ないが、中河内の作はやや多く残る。市に出るのは折々のことであり、両代いずれの優品も、大坂新刀を集める者が手にして心満たされる一口である。

鑑定

一つの大坂新刀の名跡を二つの手で読む:石堂出身で堀川に学んだ初代は、直ぐの焼出しより起こす丁子乱れを典型とし、ザングリとした脇指に学んだ堀川の手を示す。二代中河内は、よく詰んだ小板目と拳形丁子を主調とする華やかな丁子、すなわち新刀一文字の手で、堀川風とは一線を画す

河内守国助は大坂新刀の一名跡で、その作はおおむね二つの手で読まれる。初代は堀川国広の末弟子、子の二代は俗に中河内と称される。説明書は、初代が元来伊勢国神戸の出にして石堂鍛冶の流れを汲むため、堀川一門中で最も丁子を得意とし、その乱れのどこかにそれが表われると記す。慶長十九年に国広が歿した後、親国貞こと和泉守国貞とともに大坂へ移り、両者は大坂新刀の開拓者となった。作風・銘振りからして実際上の師は兄弟子の越後守国儔であったと諸書はみる。その典型は身幅尋常・反り浅く中鋒の鎬造の刀で、小板目よくつみ地沸厚くつき、直ぐの焼出しより起こして丁子に互の目・小のたれを交えた乱れを焼き、匂深く小沸つき、足・葉入り、砂流し・金筋かかり、帽子は直ぐに小丸となる。脇指の一部にはより堀川色の濃い手があり、板目立ってザングリとなり沸厚くつく。二代中河内は父と趣を異にし、よく詰んで美しい小板目に、世にいう拳形丁子を主調とした華やかな丁子を焼いて当時「新刀一文字」と賞され、石堂本来の丁子は堀川風と一線を画す。

鑑定の決め手

初代の堀川風の小のたれ・互の目にはない特徴

二代のよく詰んだ小板目にはない特徴

作風の変遷

初代典型:丁子乱れの大坂刀(堀川中の石堂)

初代の典型は身幅尋常・反り浅く中鋒の鎬造の刀で、小板目よくつみ地沸よくつき地景入る。区元の直ぐの焼出しより起こして、丁子に互の目・小のたれを交えた乱れを焼き、匂深く小沸よくつき、足・葉入り、砂流し・金筋かかり、帽子は直ぐに小丸となる。説明書は、乱れの中に丁子の目立つところこそ堀川一門中で国助と鑑せられる見どころとし、彼が石堂の出にして国広門下で最も丁子を得意とした故とする。説明書はその作風を、ともに大坂へ移った親国貞に極めて類似するとし、最上手を地刃健全な彼の典型作・代表作と評する。初代の現存作は比較的少なく、殊に刀は少ない。

姿 Sugata
地鉄 Jigane
刃文 Hamon
帽子 Bōshi

初代の堀川の手:ザングリの板目・のたれ・沸(国広・国儔に倣う)

初代の作のもう一つの面は、彼が学んだ堀川の手を明らかに示す。ここでは板目が立ってザングリとなり、堀川派のゆるやかな肌に地沸厚く地景入り、刃は小のたれを基調に互の目を交え、刃中小沸深く、砂流しよくかかり金筋入り、処々棟焼を交える。説明書はある片切刃の脇指を堀川色の濃い作とし、立ってザングリとした肌と沸づいた小のたれをさすがの上手とする。薙刀樋に添樋を添え、最上手には護摩箸の彫物を伴うのもこの面である。諸書は事実上の師越後守国儔をここで挙げ、作風・銘振りからして実際の指導が兄弟子にあったとみる。

地鉄 Jigane
刃文 Hamon
帽子 Bōshi

二代中河内:拳形丁子の新刀一文字

二代は初代の子にして世に中河内と称され、父の堀川色を離れる。よく詰んで美しい小板目を鍛え、世にいう拳形丁子を主調に互の目・拳形の刃を交えた華やかな丁子を焼き、しばしば複式重花となる。足長くよく入り、匂口締って明るく冴え、帽子は直ぐに小丸、元には長い直ぐの焼出しを見ることが多い。説明書はこれを石堂家本来の丁子とし、堀川風の作風は殆ど見られぬとして、よく整った美しい地がねを見どころとする。その作は当時「新刀一文字」と賞され、中には富士・玉などを焼いて技巧に走りすぎたるものもあると記す。華やかな濤瀾を焼いた津田一門に対し、中河内は石堂本来の丁子の一方の旗頭であった。

地鉄 Jigane
刃文 Hamon
帽子 Bōshi
研究

説明書は、初代国助が元来伊勢国神戸の出にして石堂鍛冶の流れを汲み、堀川一門中で最も丁子を得意とし、その乱れのどこかに必ずそれが表われること、また堀川国広の門弟に数えられながら、作風・銘振りからして実際上の師は兄弟子の越後守国儔であったと判ぜられることを記す。

二代について説明書は、初代の子にして世に中河内と称されること、石堂家本来の丁子を焼いて堀川風を殆ど見せぬこと、得意とするところが拳形の丁子乱れにあり、よく整った美しい地がねを見どころとすること、その作が新刀一文字と賞され、中には富士・玉などを焼いて技巧に走りすぎたるものもあることを記す。

指定

国宝—
重要文化財—
重要美術品1
御物1
特別重要刀剣—
重要刀剣48

名工ランク

0.16 (指定作品50点)

刀工の上位13%

伝来

伝来記録3件 の鑑定作品における Kunisuke

伝来ランク

名家所蔵1点、伝来記録3件

刀工の上位89%

素点:1.79 / 10

刀姿

評価作品50点の分布

銘

評価作品50点の銘の種類

販売中

系譜

師匠Kunihiro
Kunisuke
弟子(6名)
  1. 1.國助Kunisuke3 販売中9指定
  2. 2.國康Kuniyasu1 販売中7指定
  3. 3.國輝Kuniteru4指定
  4. 4.國助Kunisuke
  5. 5.國助Kunisuke
  6. 6.國助Kunisuke

Horikawa派

Horikawa派の他の刀工

  1. 1.國廣Kunihiro6 販売中148指定
  2. 2.國路Kunimichi8 販売中74指定
  3. 3.國貞Kunisada4 販売中88指定
  4. 4.國儔Kunitomo1 販売中27指定
  5. 5.正弘Masahiro3 販売中14指定
  6. 6.國安Kuniyasu17指定
  7. 7.弘幸Hiroyuki17指定
  8. 8.國清Kunikiyo2 販売中14指定
  9. 9.國清Kunikiyo7指定
  10. 10.國幸Kuniyuki1 販売中6指定
  11. 11.國正Kunimasa6指定
  12. 12.吉武Yoshitake2 販売中4指定