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概要·鑑定·指定·伝来·刀姿·銘·系譜·流派
概要鑑定指定伝来刀姿銘系譜流派
  1. 流派
  2. 堀川
  3. 國清

Horikawa Kunikiyo

國清

重要
巻 20, 番 325 · 刀

Horikawa Kunikiyo

國清

評価作品7点

国越前時代Keicho-Keian (1613–1649)時代区分江戸流派Horikawa伝法Shinto代1st師匠Kunihiro藤代Jo-jo saku刀工大鑑550(上位23%)種別刀工コードKUN361
1御物
6重要刀剣

概要

山城守藤原国清は越前国清の祖で、信州松本の人、三代目島田助宗の子と伝え初め吉右衛門といった。上洛して堀川国広の門に入り国清と改め、国広没後は越後高田の松平忠昌に仕え、主君の越前福井への移封に従って同地に移った。寛永四年二月に山城大掾を受領し、翌寛永五年に山城守に転じて菊花紋を許された。名跡は作風も銘振りもよく似た同名数代を継ぐが、説明はその中で彼を端的に第一に置き、初代が最も技量高く二代がこれに次ぐとする。長銘とその上の菊紋を負う作が初代と読まれ、黒い北国の鋼と穏やかな刃に彼の評がある。

本領は直刃で、説明が最も得意とした作域と繰り返す手である。杢を交え処々流れる肌立つ板目の上に中直刃を焼き、上半に小足・葉が入り、匂深く小沸厚く、刃縁僅かにほつれて喰違刃を交え、細かに砂流しがかかり金筋が入って、匂口は沈みごころとなる。帽子は直ぐに小丸、やや深く返って先に掃きかける。説明はこれを国清の最も得意とした直刃の作域と呼び、常の同手に比して一際匂深く沸強く刃中の働き豊かな一口に、「国清の本領」が遺憾なく発揮されると読む。

地は最も一貫する所で、説明はそこに見どころを置く。杢を目立って交えた板目が肌立ち、地沸が微塵に厚くつき、地景がよく入って、かねがやや黒みをおびる。説明はこれを古色とし、越前がねの特色、また一刀では「北国がね」の特色とする。師系の京物の明るい地鉄より黒く詰んだ地で、説明は一刀に「越前がねの特色がよく表示されている」と記す。この黒い地の上に直刃と深い匂が落ち着いて映え、重要に達した作は地刃ともに健全で体配も堂々とする。

直刃の本領に対し、説明は時に焼く乱れ刃を記し、一部の作がこれを負う。小のたれに互の目を交えるを基調に、物打辺で刃が角がかり、沸厚く処々荒めとなり、砂流しさかんに金筋入り、直刃と同じく匂深く匂口が沈む。幅広で杢の目立つ刀では最も大きく開き、説明は越前随一の比を引いて「二代康継の出来口を想わせる」とし、「放胆で迫力が感ぜられる」と評する。冠落造の脇指は静かな調子で、足入り匂深い互の目に倶利迦羅・護摩箸の薙刀樋を添える。乱れ刃は常に副の作域で、「最も直刃を得意とし、又、本作に見る乱刃もある」とされる。

初代を後代と分かつことが説明の鑑定そのものでもある。作風が酷似するため代は主に銘で読まれ、「一」の字を添えない長銘が初代、菊紋下の「一」が二代以降とされ、二代は初代の次男新兵衛である。説明はその限界に率直で、「一」を切り天和二年紀の短刀に銘の似る中直刃の一刀を二代かと思われるとしつつ、初・二代を明確に区分することは現時点では難しく今後の研究に俟つと明言する。堀川国広門下の出自は、肌立つ黒い板目に沸づく直刃を広い慶長新刀の流れの中に置き、南蛮鉄作の倶利迦羅・梵字・護摩箸も同じ語彙に属するが、黒い越前がねと落ち着いた直刃は彼自身の寄与で、祖を知る徴である。

国清は藤代の評で上々作とされ、連子は銘と地鉄に多くを負う。二口は「鍛南蛮鉄釼之」の添銘を長銘に添え、越前鍛冶の新刀初期の風をうつして黒く詰んだ地によく合い、別の作は金象嵌の截断銘を負い、重要の一刀は二ツ胴落を切ってよく斬れる鋼としての評を示す。最も珍しい銘の一つが入道銘で、初代晩年の刀に切られ、説明は「入道銘は頗る珍しい」とし「典型作の一口」とする。指定作は記録に乏しく動きも稀で、六口が重要に止まりそれ以上はなく、山野勘十郎久英の截断銘を負う寛永七年紀の金象嵌の刀は宮内庁の御物として伝わり、性質上市場には出ない。所在の知れる私蔵の国清はそれゆえ常時というより折々の出会いで、祖の手の健全で堂々たる一口が真摯な蒐集に届くのは時に、そして最もよく本領の中直刃と黒い北国の地においてである。

鑑定

祖を自らの後継と広い堀川の流れに対して読む。直刃の本領が乱れ刃の作域と対をなし、杢交じりの黒い越前がねが両作域の下に一貫する。説明は代の技量を端的に序列づけ、初代を最も技量高く二代をこれに次ぐとし、銘によって祖を分かつ。「一」の字を添えない長銘が初代と読まれる。初・二代の明確な区分は難しいと認められ今後の研究に俟つとする。

山城守藤原国清は越前国清の祖で、同名のうち最も技量が高く、説明は初代を第一、二代をこれに次ぐと置く。信州松本の人で、三代目島田助宗の子と伝え初め吉右衛門といい、上洛して堀川国広の門に学んで国清と改め、国広没後は越後高田の松平家に仕え、主君に従って越前福井に移り、寛永四年に山城大掾、翌寛永五年に山城守を受領し、菊花紋を茎に切ることを許された。最も得意とするのは直刃で、地沸つく肌立つ板目の上の中直刃を、匂深く小沸つき金筋・砂流しがかかり匂口の沈みごころに焼く。この穏やかな本領に対し、のたれを基調に互の目を交えた乱れ刃も焼き、会心の作では焼巾広く華やかに乱れて、説明はこれを二代康継の出来口を想わせるとする。地鉄は杢を交えた黒い北国の鋼、説明が彼の特色と読む越前がねで、長銘・南蛮鉄の添銘・金象嵌の截断銘が越前鍛冶の新刀初期の風をうつす。

鑑定の決め手

作品の33%

作品の17%

作品の83%

作品の33%

作風の変遷

本領、最も得意とする直刃

長銘とその上に切る菊花紋。目釘孔の下の長銘、その上に菊紋、生ぶ茎・先栗尻。「一」の字を添えない長銘は初代と読まれる

説明がその得意と呼ぶ作域は直刃で、最も多く焼く本領である。処々流れる肌立つ板目に地沸がつき地景の入る地の上に、中直刃を小足・葉を交えて焼き、匂深く小沸厚くつき、刃縁僅かにほつれて喰違刃を交え、細かに金筋・砂流しがかかって匂口が沈みごころとなる。帽子は直ぐに小丸、やや深く返って先僅かに掃きかける。説明はこの穏やかな直刃を本領と読み、常より一際匂深く沸が厚く地鉄の精微なときに本領が現れて、黒い北国の鋼がよく示されるとする。

姿 Sugata
地鉄 Jigane
刃文 Hamon
帽子 Bōshi

乱れ刃の作域、のたれと互の目

会心の作と康継の余響。説明が二代康継の出来口を想わせるとする幅広の互の目乱れで、祖の佳作では放胆で迫力がある

直刃の本領のかたわらに説明は乱れ刃もあると記し、一部の作がこれを負う。小のたれに互の目を交えるのを基調に、物打辺で刃が角がかり、沸が厚く処々荒めとなり、砂流し・金筋が交わって直刃と同じく匂深い。幅広の刀では焼巾が広がって華やかな大互の目となり、説明はこれを放胆で迫力があるとし二代康継の出来口を想わせるとする。地鉄はそこで杢交じりの黒い越前がねがよく表れる。脇指の一口は大互の目に開いて足さかんに入り匂深く小沸つく。乱れ刃は副の作域で、最も得意とする直刃に対する別作域として常に挙げられる。

地鉄 Jigane
刃文 Hamon
帽子 Bōshi
研究

経歴は説明の殆ど定型句で、信州松本の人、三代目助宗の子と伝え初め吉右衛門、堀川国広の門に学んで国清と改め、松平家に仕えて越前福井に移り、寛永四年に山城大掾、翌年に山城守を受領し菊花紋を許された、とする。

代の技量の序列は明言される。名跡が数代継承された同名のうち初代が最も技量が高く、次いで二代が達者であり、この一群は初代と鑑せられる作で成る。

銘が代別の手段である。「一」の字を添えない長銘は初代と読まれ、菊紋の下の「一」の字は二代以降と読まれるが、説明は初・二代の明確な区分が現時点では難しいと明言し今後の研究に俟つとする。

指定

国宝—
重要文化財—
重要美術品—
御物1
特別重要刀剣—
重要刀剣6

名工ランク

0.04 (指定作品7点)

刀工の上位23%

伝来

伝来記録1件 の鑑定作品における Kunikiyo

伝来ランク

名家所蔵1点、伝来記録1件

刀工の上位100%

素点:1.77 / 10

刀姿

評価作品7点の分布

銘

評価作品7点の銘の種類

販売中

系譜

師匠Kunihiro
Kunikiyo
弟子
  1. 1.國清Kunikiyo2 販売中14指定

Horikawa派

Horikawa派の他の刀工

  1. 1.國廣Kunihiro6 販売中148指定
  2. 2.國路Kunimichi8 販売中74指定
  3. 3.國貞Kunisada4 販売中88指定
  4. 4.國儔Kunitomo1 販売中27指定
  5. 5.正弘Masahiro3 販売中14指定
  6. 6.國安Kuniyasu17指定
  7. 7.國助Kunisuke2 販売中50指定
  8. 8.弘幸Hiroyuki17指定
  9. 9.國清Kunikiyo2 販売中14指定
  10. 10.國幸Kuniyuki1 販売中6指定
  11. 11.國正Kunimasa6指定
  12. 12.吉武Yoshitake2 販売中4指定